Epiperipatus barbadensis/Peripatus dominicae barbadensis

 最近というか、もうここ数年の話ですが、ほとんど蟲の撮影をしていません。なんか負ける気がするのです………ムカデとかとくに負けると思う。今、それなりの数いますが(といっても二十ちょいぐらいですか。まぁ捕まえたムカデとか、普通のやつばっかですけど。フェザーテールどうにか殖やせないもんかな………)、撮影したのは何匹いることか。
 どうにも撮影しようとか思うと噛まれる未来が見える………というのもありますが、ふと気付いたのですけど、飼育しているスペースがもうかなりな高密度なもので、取り出して安全に撮影できるようなスペースを作るのがたいへん、というのが撮影していない一番大きな要因かもしれませんね。(蟲とかは入り組んでいるヘビ棚とかヤモリ棚の隙間に入ったらもう………誰だったかが、確か工作関係の本だったような気がしますが「余剰スペースというのは、工作スペースや工作道具と同じぐらい重要である」みたいなことを言っていた気がしますが、全く以てその通りで、飼育には本来、飼育スペースのせめて半分ぐらいは余剰空間があるべきなのでしょうね。メンテナンスとかそっちのし易さが上がるということも含めて)

 さて、そんなこんなでカギムシさん。 HallucigeniaAysheaiaも、他にもいろいろいたけど絶滅しちゃったけど、こやつらだけは遺っていた!という、もう遺存種らしさのカタマリのよーなこの生き物のなんとステキなことか! どこをどう切り取ってもステキであり、ある意味、浪漫のカタマリとも言えましょう。まさしくワンダフルライフ!(たぶんこのサイトの読者はついてくる人ばっかしだと思うから気にしないで突っ走ります)。

 かなりびくびくしながら手をだしたのですが、飼育方法を教えて貰っていたこともあり、今のところ問題なく飼育できている感じ。バルバドスのものはホントに温度をそんな気にしないで飼えるんですね(うちは24-26℃ぐらいかな)。流石はバルバドス。グレープフルーツの原産地だけあるって感じだ………(<全く根拠になってないよね?)
 こやつは別に噛んだりとか走ったりとか、そういうことはないので、飼育できるとなれば気軽に撮影できます。いままではそーっとしとこう………と思って撮影していませんでしたが、そろそろ拡大写真とか撮影したいところです。
 ただ、飛ばす粘液が、かなり粘液じゃないというか、飛ばす時は粘液なのですが空気に触れるとばきっと固まるっぽいので、レンズを寄せて撮影するには、ガード用のプラスティックプレートとかが必要ですね。それがあっても難しそうな気がしますが、でも拡大しまくって撮影したい。特に顔とか。