ハブモドキ/Macropisthodon rudis rudis (Taiwan,2014,05)

前から思っていたんですけど、こやつはなんでハブモドキなんですかね?

キールも立っているし、模様からして、こいつはラッセルバイパーを真似てるんじゃないかなぁ、という感じじゃないですか。そして、英名はFalse Viperとなっている。

これがそのまま来るなら、Viperの日本語訳は何か、ってことになるというか、ハブという日本語は英語でいうどこらへんの範囲に対応しているのかということになると思うんですが、このへんどういう定義になってるのでしょうか………………

ぱっと思いつくバイパーの連中で日本語訳になったときハブになってるのって、ヤジリハブ、マツゲハブ、アオハブ、ヨロイハブ………あんま詳しくないですが、まぁこういう連中ですよね。もっとあると思いますけど。

ですが、英語のバイパーって、クサリヘビって訳す連中にも使われていますよね。
たとえばホーンドバイパーはツノクサリヘビだし、それこそ、ラッセルバイパーはラッセルクサリヘビだったはずです。(ブッシュバイパーとかって、あれは日本語になると何になるんだろうか…………ブッシュマスターとかも気になる。まぁ、そもそも別に無理に訳さないでも、ブッシュバイパーはブッシュバイパーのまんまでいいと思いますけど)

まぁ、このへん、訳すときにこうしましょう、みたいな取り決め(定義)がちゃんとあるのか、ないのか、よく知らないので、それはそれでおいておきましょう(あるなら知りたいとは思いますが)。それが分からなくても、今回の件はあんまり関係ないからです。

というのも、先述したように、こいつってラッセルバイパーを真似てるわけですよね?
それで、ラッセルバイパーは、訳すならば、ラッセルクサリヘビって呼ぶのが普通みたいです。
だったら、こいつはクサリヘビモドキ、になるのが自然だと思うわけです。

なのになぜハブモドキなんでしょう…………?

ラッセルバイパーをラッセルハブって呼ぶことがあるっていうなら、ハブモドキってのも、まだ分からなくもないんですが、そういう呼び方はしないような気がします。

じゃぁ、こいつの”ハブ”はどっから来てるのか。

1.じつはラッセルバイパーを真似てるのでは、というのが間違いで、日本語で○○ハブっていう風に呼ばれる種類に、これが真似てると思われるやつがいる(単なる管理人の知識不足説)

2.最初にハブモドキって呼んだ人が、勘違いしたorあんまり考えてなかった(何に擬態しているのか深く考えずViperをハブと訳した、錯誤、あるいはラッセルバイパーだとは思ったがハブと訳した、など。まぁ、人は間違えるものです説)

3.その人には、これがハブに似ていると思えたからそう呼んだ(英語訳は無関係。我が道を行っただけ説)

4.フロッピーディスク時代の名残。(ハブモドキとクサリヘビモドキだと、まぁクサリヘビのほうが適当なんだけど、でもハブモドキのほうが文字数が少なくてすむから、短いほうにしとこう。2000年問題と同じような感じ説)

…………うむ、面白いボケも思いつかないので、めんどいからこのへんでやめよう。(´_`)y-~~~ ←焼き鳥の串(意味不明)

余談ですが、これを書くにあたって、ふと僕ぐらいでもそう思うのだから、同じ疑問を持っている人がいるんじゃないか、と検索してみたら、Grovelingなサイトがヒットして、うん、まぁ、そうか、と思った今日この頃でした。(あるいはこれについて話したことがあったか、その記事を読んだことをなんとなく覚えていたのかな?)

ところで、False ViperとMock viperってどう違うのでしょうかね。いえ、英語のニュアンスという意味で。使い分けがある筈なので、それに倣って訳すのがよいのだろうと思うのですが、英語ではこの二つの単語、どういう風に使い分けているのかな。