By: C

7月 27 2015

Category: Gecko, Goniurosaurus, 飼育全般

Aperture:f/29
Focal Length:90mm
ISO:640
Shutter:1/250 sec
Camera:NIKON D800
Goniurosaurus yingdeensis CB2015

去年ぐらいから感じていたのですが、そろそろ孵化用タッパーの何個かが限界のようです。中には十年ぐらい使っているものもあるようなので、無理ないかもしれませんが……あれ、ということはこの製品はけっこうなロングセラーなのか…………ちょっとびっくり。いやまぁ良いタッパーだと思いますし、愛用品が常に購入できるのはありがたいことですが。

 ちなみに『しっかりパックU』というのを管理人さんは気に入って使っています。すべてのポリプロピレン製品がそうであるように、ドリルだと穴あけするとき割れやすいので、15Wだかの安い半田ごてで、上の写真ぐらいのテキトーな感じで穴をあけてます(健康にわるい)。たぶんコテ先はφ4mmじゃないかな。このサイトにでてくる孵化直後の写真に写っているのはだいたいそうです。GonatodesとかLygodactylusとかの極小の連中は別ですが、この穴サイズで、GoniurosaurusもUroplatusもRhacodactylusもスジオもシュウダもコーンスネークもベニナメラもタカサゴナメラもラプラタムスラーナも、まぁなんだ、大きいのも小さいのも、僕が増やしたほぼすべてインキュベートしてます。

 たぶんですが、もうちょっと穴の数を減らしても問題ないと思います。管理人は全周ですが、向かい合う2辺だけっていう人もいるのでは。あんまり人のをつぶさに見せてもらったことないんで、知らないのですが。なにしろ上の写真もそうですが、全周に穴あけすることにしているものの、でもメモリのところはなんか見栄えが悪くなからやっていないとか、まぁけっこう適当なので(笑)
 管理人が全周にぐるりとあけているのは、このタッパーだけでインキュベートさせてるわけではなく、特大プラケの蓋にハエ侵入防止シートをかませて部屋の片隅に放置してインキュベートというスタイルなので、つまりそこの部分でも通気性下がるしなぁ、というのもあります。このへんは人それぞれでしょう。そもそも、このタッパーを愛用しているのは、特大プラケの中にちょうど4個入るから、という理由なのですよね。
 別に他のタッパーでもデリカップでもなんでも使えますし、その時々で、小分けにしたいときなんかは実際そういうのも使いますし。結局のところはその容器と環境でインキュベートするのに適した水分を培養基に含ませればどうとでもなりますから。まぁ、何を使うか、卵をどれぐらい埋めるか、とかそういったところでも変わってくるでしょうが………そういえば、こういうインキュベートの方法って、このサイトでもまとめたことなかった気がするな……あったっけな………いやまぁ、文章化するの難しいですよね、このへん(余談だけど、上の写真を見て、「ちょっと水多かったかな……」とか考えております(笑) たしか途中で加えたんだけど、くわえすぎたですな。個人的には、途中で手を加える必要があるときは、最初のがよくなかったんだと思います。入れたら孵化まで何もしないでよいのが理想かな、と。まぁ、今回は孵化したから結果オーライw)。

直射日光に当てるとポリプロピレンやポリエチレンは短期間でダメになってしまうことが知られていますが、室内で使っているかぎりは、十年やそこらでは、そんなにダメになるってことはないと思ってたのですが、ダメになっちゃったのはなんでかな。爬虫類用の紫外線蛍光灯の影響とかあったりするのかな。といっても、今回ダメになったのは柔らかいフタのほう、ポリエチレンのほうだけで、ポリプロピレンの本体のほうは、そこまで傷んだ感じもないですが。まだ十年はいけそう。色が変わったぐらいでは気にならないですが、フタが硬くなっちゃって割れてくるとさすがに無理があります……

割れるより前に何かやれば回復させられたのでしょうか。ABSだとワイドハイターEXで黄変を回復させられるのは有名ですが、タッパーの蓋のポリスチレンとかも、方法としてなんかあったりしませんかね。

………まぁ、それに使う薬剤を購入する代金で、タッパーを数個購入できるのでは?というのは、なやましい問題ですが。でも、日本はプラスティックのリサイクルがあんまできてない気がしますからねー。管理人のところも御多分に洩れずそうで、燃やしちゃうみたいなんで、捨てちゃって良いのかな?感が………まぁ、今回のタッパーは十年は使ったので、じゅうぶんな気がしなくはないですけども………