Goniurosaurus catbaensis (2016.06.26)

ちょっと遅れ気味ではありましたが、今年もなんとか、まずは1クラッチ目。無事孵化してくれるといいのですが。

これ、掘り出したわけじゃなくて、ウェットシェルター(スドーさんのやつ)を持ち上げたらコレですからね。前も書いたかもですけど、そういう風に産むからって別に乾燥に強いとかじゃなくて、あっさり乾燥に弱くて凹みますので、すぐに見つけてすぐにインキュベーターに入れてやる必要があります。

kadoorieorumの記載論文だったと思うのですけれど、石灰岩の隙間に産卵する、というような記述がありましたが、あっちはあれはあれで土があればそこに埋めます。が、これは頑なに埋めないので、これはホントにそういう性質なのでしょう。

これも書いたかもですが、カットバ島は年間通して80%程度の湿度を維持している島だという話ですし、孵卵の期間にあたるであろう五月から九月ぐらいまでは、ひと月の1/3は雨(月間150-200mmとか)だそうだから、埋めてしまうと溺れてしまうのでしょうかね。その対策として岩の隙間とかに産むというのは理にかなっているのかな、という気はします(という風に考えるには、比較対象のほかの種類がいるところの湿度や降雨量のデータが必要でしょうが、それは別に知らないのわからないのでした〜 <調べてから書きなさいよ)。まぁ、岩の間に生んでいるのはkadoorieorumの話で、catbaensisに関して言えば、産卵しているのはどういうところか、記述されているのをまだ見たことはないですが……。

これが、産卵場所がないがゆえに長々と抱卵して母体に負担をかけるとかであれば、対策を講じねばなりませんが、たぶんげっそり痩せるのはそういう種類だからで、産卵場所がないからといってずっと抱卵して我慢しているというわけではないのではないか、という気はします(根拠っぽいものを示すにはもうちょっと検証が必要ですが。ただ、卵自体は、ちょっと凹んだぐらいでは、実は湿度の高い環境にしてやれば元どおり膨らんで、そのまま孵化しますから、大きいのも保水量を多くしようということなのかもしれない? いまテキトー考えたことですが?)。なので、いまのところはコレでいいのかなぁと思っていたり。まぁ、違うかもしれませんが。

石灰岩で岩組みしてやったら、その隙間に産むのかな、とは思いますし、そういうのやってみたくもあるんですが、現時点ではビバリウムとかではなく引き出し式のケースで飼育しているので、移動のときに岩が転がって個体が押しつぶされてしまったら本末転倒ですからねぇ。CBがわさわさいるような感じに余裕ができたらやってみたいかな。

ところで、それをやろうにも、先日、一匹いるCB2015がオスであることが判明し、CB2014もオスであり、CB2012もオスであり………これで晴れて手元にいるCBのすべてがオスだという素敵なことになっており、もう、なんというか、そんなに日頃の行い悪いのかな………といじけたくもなりましたが、まぁ我が身を振り返ると、日頃の行いは悪かった気がしたので、納得したのでありました。