玉蜀黍畑の唄/CornSnakeSongs

iconハイブリッドコーンスネーク/Hybrid Corn

iconCreamsicle=( Cornsnake×Great Plains Ratsnake ) + Amelanistic


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 コーンスネークと、Great Plains Ratsnake/グレートプレインラット=Pantherophis emoryiとのハイブリッドのうち、アルビノのもの。それぞれにアルビノが存在するが、アルビノコーンスネークとアルビノグレートプレインラットスネークを掛け合わせると、すべてがアルビノのハイブリッド個体、すなわちクリームシクルが出てくる。

 外見ノーマルのGreat Plains Ratsnakeとのハイブリッドは、名前はないのだろうかという疑問はあるのだが、どうも無いようである。何故だろう………でも、ふと思うに、クリームシクルは見たことあるけれど、ノーマルのコーン×グレートプレインラットって見たことなかったかも。写真ではあったかな。そういえば、グレートプレインラットのチョコレートってどうなったんですかね。

iconHarvest=( Cornsnake×Great Plains Ratsnake ) + Amelanistic+ Select


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 コーンスネークと、Great Plains Ratsnakeとのハイブリッド。
 作出にあたり、コーンのアルビノとしてサングロウ/Sunglowを使ったもの。サングロウにCreamsicleを掛け合わせた((75% Cornsnake+25%Great Plains Ratsnake)もまた、此の名前で流通しているようである。このサングロウが、ハイポの意味で使われているハイビノであるのか、コーンスネークの品種でいうサングロウであるのかは、よくわからない。

iconPumpkin=( Cornsnake×Great Plains Ratsnake ) + Amelanistic


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 パンプキン/pumpkinというのはハロウィーンで使われるカボチャの品種で、日本で食べている南瓜はsquash
 日本のカボチャは切らないとカボチャ色にならないが、パンプキンには切らなくても外側がパンプキン色になる品種もあるので、その色合いをしてそう呼んでるのだろうかと推察される。
 コーンスネークのHypomelanisticを導入した、Great Plains Ratsnakeとのハイブリッド。
 Great Plains RatsnakeにもHypomelanisticが存在するが、それとコーンのHypomelanisticを掛け合わせて出るかどうかは審らかではない。ただし、少なくともコーンスネークのHypomelanistic-Aは用いられている。

iconJungle CornCornsnake+California Kingsnake


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 ジャングルコーンは、CornsnakePantherophis guttatus)と、北米に棲息するCalifornia KingsnakeLampropeltis getula californiae)のハイブリッドスネークを指す。
 分類学的に離れているが、ジャングルコーンには生殖能力があるので、ジャングルコーン同士からジャングルコーンを繁殖させることも可能であるが、大抵はコーンとカリフォルニアキングスネークの交配により作出されている。
 カリフォルニア・キングスネークを含めたキングスネークには蛇食性があるため、この交配にはリスクが付きまとう。単純に見合わせただけでは、コーンが食べられて終わり、ということになるので、そのあたりがブリーダーの手腕の見せ所であるようだ。

 どういったコーンを使うか、また、相手方のカリフォルニア・キングスネーク(以下、略してカリキン)がどういったタイプかにより、様々なジャングルコーンが存在する。また、ジャングルコーン×コーンや、ジャングルコーン×カリキンなどの、血の割合が異なるものも、纏めて”ジャングルコーン”という括りになる。ただ、此の手のハイブリッドコーンは、どういった作出方法をしたか、少なくとも、その血の割合がどうなっているのか、というのは最低限表示されるべき情報なので、大抵ブリーダーやショップは公開している。

 性格は、50%:50%の比率だとカリキン寄りになり、ぱかすかと咬んで、ぱたぱたと動くのだという。その分、餌付きはよく、餌食いもよいのだとか。

 ジャングルコーンの魅力は、曰く、その白と黄色と赤のトリカラーにあるのだという。個人的には、カリキンの艶やかな鱗の質感も面白いと思う。

iconAlbino Jungle CornLocality+Select


Albino Jungle Corn (75% Cornsnake+25%California Kingsnake) baby

 アルビノジャングルコーンは、CornsnakePantherophis guttatus)と、北米に棲息するCalifornia KingsnakeLampropeltis getula californiae)のハイブリッドスネークのアルビノを指す。
 コーンスネークのアルビノと、カリフォルニアキングスネークのアルビノを交配すると、全てアルビノジャングルコーンが産まれる。

 性格は、話によるとカリフォルニア・スネーク寄りになるらしい。どちらがオスで、どちらがメスでも、基本的に呼び名は変わらないようで、つまりは区別されていないようだ。ラベンダーにしたりハイポにしたり、いろいろ作られいるようだ。

iconスケールレス/Scale Less


No Photograph

 厳密には、ハイブリッドであることがスケールレスの成立要素となっている訳ではないので、此のページに含める事には些か躊躇いがあるが、ハイブリッドではないのかと言えば、それも正確ではなくなるので、ここに含めた。

 此の品種がハイブリッドとされる理由は、その誕生が2002年の欧州はフランスで、コーンスネーク(Pantherophis guttatus)とエモリーラット(Pantherophis emoryi)との交配、つまりクリームシクルを作る過程で、偶発的にスケールレスが誕生したことによるらしい。

 その後はコーンスネークに戻す方向で交配され、現在までにアネリスリスティックやアメラニスティックのスケールレスが誕生している。アメリカにいるものは、欧州から輸入されたものであるようだ。

 遺伝性としては劣性遺伝であり、腹板などは欠損しないようで、つまり地表を動く上では問題がなく、皮膚が弱いとはいっても飼育する分には問題なく飼育できるレベルであるという。

 スケールレス自体は、いくつかの蛇で確認されているし、ナミヘビでも幾つかで存在が確認されているが、固定されているものは、そんなに無いのでは?(管理人が知る限りでは、固定されたのはボールパイソン、テキサスラット、パフアダー、あとニシダイヤガラガラもいなかったかな。存在したという話ならば、もういくつか居たかと。シュウダとか)。

(LastUpdate:(2009/11/23))