2004/10/01


 愈々厳しい……(−−;



 バリアビリス裏。
 はて、ノミナのベントリに似てるような気が………???

2004/10/02

 中々に厳しい。

 でも、まぁ、なんていうか、こういう修行をしているのだと思えば、なんとなく気も休まる様な気がしないでもないですが、こういう風な考えに到ってる時点で人としてどうかなぁというのはあるかもしれない。

 ただ、此処数日のは修行とか試練通り越して罰の領域に到達してそうな気がしないでもないですが……ううう



 Euprepiophis conspicillatus にしてく可きなのかね。ああ、ちなみに此は愛知だそうですよ。愛知と愛媛だと愛媛に軍配があがるね、文字の美しさでは(意味不明

 まぁ、学名変更というのは、別にチェックしとかなくてもよいのかもですが、ネットで巡回する人なんかは、少なくとも検索掛ける時は、新学名も必要になってくるので覚えておくとよさげな感じかもしれませぬ。

 個人的にOrthriophisはまだ揺れそうな気がする………

2004/10/03

 窮極の到達点とは、一つであるのか、複数であるのか?

 方向が同じなら、窮極は一つでしょう。然し、方向性が異なるなら、異なる数だけ極限の境地が存在するのではないでしょうか。

 己が目指す方向性に於いて、まだまだ極まってないなぁと僕などは思うので、飽きるということはなく(疲れる事はありますが)、日々向上を目指すのみ。他の方向性には興味もないのでどうでもよいのですが、ただ、最近ふと思うのは、自分の目指している方向はどういうものなのか、ということです。

 飼育することってのは、もう子供の頃からやってる訳で、動機すら忘れてしまい、日常の習慣に組み込まれてしまっており………そもそも、誰かを、何かを目指していた訳ではない。ただ経験の蓄積の結果として現在があるに過ぎない。
 只、今迄に歩いてきた己の足跡の延長線上に見える場所を、目指す処と考えているだけで、そもそも、目指していた訳でもなく、今も目指している訳でもなく、ただ何れ到達するかもしれない、と思っているだけなのかもしれません。

 訳分かりませんか(苦笑
 まぁ、なんていうか、最近、飼育するのが中々に面白くなって来てるのですよ。

 まだまだ、僕は飽きるってことが無いらしく。自分でも呆れる程に、幾らでも自分で愉しみってのは見出す事が出来るのだなぁと思っていたりするのです。

 例えば、色々なケージを作ってみるのも、飼育の愉しみの一つなのだなぁと。
 此はもともと、工作が好きだったし、得意だったからかもしれませんが、それだけれはなく、結局のところ、飼育することが、何かを創造するという要素を含んでいる(少なくとも僕の場合は)からで、つまるところ、同じ方向性の愉しみが其処にあるからかもしれないと思ったりします。

 さてさて。
 自然環境を、限られた狭い空間で再現することも、飼育ケースの極致の一つではありますが。効率を重視し、ストックすることも、時として必要な場合もあるかもしれない訳で。
 ま、そんな製品はハープラックぐらいですよね。そいや、近々、アレはロットアップだと聞きましたがホントでしょうか。あんまり人気ないのかなぁ? ま、売ってるシーン自体殆ど見ませんでしたが、アレ。スコープさんぐらい?(最近は売ってないのかな。ハープケージは見なくなったけど。スドーさんの製品は幾つかコンスタントに使ってるのだけど、メーカー通販やってないし、カタログから選んで店に注文せねばならなくて、入手迄に時間掛かるよね……ハープチップとかアスペンの大地とかさ)

 兎にも角にも。
 無いのなら、作ってみましょう、収納棚(鶯の方が鴬より格好いいよね)。




 例によって基本構造のみな方向で。ってか、そんな大したものでもないんですけどね(苦笑
 ケースに丁度よいサイズの棚を作るってだけだし。ただまぁ、やってみるとそこそこ大変なんですけれども…………ま、今回のは習作かな。
 今回色々と対策を講じてみたけど、やはり、乾燥系には使えるけど多湿系には微妙だと思う、この構造は。素材が痛みやすいってのもそうですが、やはり通気性の問題が大きいです。

 此の次のとして、通気性を高めた多湿環境にも問題なく対応出来る構造のを作ってみる予定(構想はある……というか、まぁパクリですが(爆) 此も基本的にはパクリですしな。あはははは)

 数値は、面倒だから例によって無しな方向で。まぁケースは、タッパーでも良し、プラケに穴をあけたものでもよいし、スリットの入ってるプラケならなおのことよし。なんにしろ、一度作ると、それ以外の寸法のものには使えないのは例によって同じなので、ケースは沢山買い置きしておくか、スタンダードなものを使用しましょう。

 今回、僕は無印のCDケースだかなんだかを使用。

 数値ですが、厚さだけ書くと、側面の支柱になる板は12mm、棚板支えとなる小さい板の部分は5mm(6mmだったかも)、棚板は9mmだったよーな気がする。まぁ、数値なんて飾りですよ。偉い人にはそれが分からないのです。

 (丁度よいので、このネタで暫く引っ張ります)

2004/10/04

 PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル、何処行っても売ってないなぁと思ったら、なんか値上がり現象起こしてますか………_| ̄|○

 いいよいいよ! 通常版買うさ! という訳で初っ端から負けてる感じの管理人です。此の手の豪華版はどうにか成らないのでしょうか。最近業績悪化なのも分かりますけどね。踊らされる人が悪いとも言えますけども(>踊らされてる人の一人)。
 ただまぁ、最近は、限定版あんまり買わなくなった気がします………その代わり、新刊の買う数が増えたというか≒出費は変動してません。

 却説。
 此処も結構長く続いています。僕が倒れそうな日も続いてます。まぁこれは、僕の場合は倒れそうな日の方が普通の日より多いので、倒れそうな日にサボると殆どの日をサボることになるからですが。
 毎日更新してるから平気だと思われるやもしれませんが、ぶっちゃけ、此を更新する以外は蒲団の上で七転八倒してただけという日もあったのです(そんな状態でも更新してるのは最早なんかに憑かれてるとしか言い様がない)。

 何故かそういう日の更新は不思議と長文で、寧ろ別の健康な日の方が写真一枚だして誤魔化しという場合もあるのが世の中不思議ですが。

 長く続いてるのは何故なのか自分でもよく分かりませんが、長く続けられてるるコツの一つとして、その一つとして、どうでもよい詰まらないことをさも意味がありそうな感じに書く、というのがあります。ハッタリですね。
 同じものでも視点を変えてみると、違った側面が見えてくる、という言い方もありますが、此方の方は僕は成功した試しがなく何時も滑ってますからねぇ………(他のコツは、過去書いたものをさっさと忘れること、あまり考えないこと、特に読んで面白いかどうかは絶対に考えない、などなど。非常に後ろ向き(爆))

 どうでもよいことをそれっぽく書く手法の一つとして、図を出すってのがあります。写真ではなく、なんか図をつけるとそれっぽく見えたりするのです。はっきり言って図解なんかしなくてもよいんでないの? ということでも図解すると、あら不思議、なんかよい感じに見えてくるような気がするようなしないような?

 そんな訳で、昨日の続き。



 昨日のやつの、ばらけた図。
 はい。もうアレでですね、もうこんなの書かなくてもみんな構造なんか昨日の見りゃわかりますよね。無駄ですねー。んなことは僕が一番分かってるわ! ほっとけ!<いきなり逆ギレ

 奥に付けてる板は、後ろに落ちない様に、という配慮。棚板の奥行きは、ケースの奥行き+後ろの板の厚さ+αというところでしょうか。多少ゆとりがあってよいと思う………

 例えば、今回は奥行き270mmのケースだったので、後ろの止め板の厚さは9mmのものの余り(棚板を切り出した時の残りですねー)を使用することも考え、棚板は300mmに設定。
 横幅はケースの横幅135mm+(ケース両側の隙間10mm*2)×ケースの数+10mm、側面の棚を支える板の厚さ*2を目安に。組み立てとかの関係から、今回は600mm以内に収めてみました。

 ちなみに材質はなんでもよいですが、今回のは寸法に緻密さがいるので、木材を使う場合は湿度変化で歪みがあまり生じない密なものを使いましょう。成長速度が速い植物の木材は基本的に湿度で反りやすいです。

 僕は今回は合板を使用。
 シナ合板です。シナ共芯合板である必要性はなかったし………
 ホルムアルデヒドF☆☆☆☆のもの。
 ラワンではなくシナにしたのは、此方の方がすべすべしている肌触りなので、摩擦係数はひくかろう、ということです。値段も少し違うだけだし………

 (明日にも続くのですか?(何故疑問形かと言えば愈々流石の僕も厳しくなってるから。今日はもう倒れる!))

2004/10/05

 花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは
 雨にむかひて月をこひ、たれこめて春の行方知らぬも、なほ哀に情ふかし。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見所おほけれ―――


 桜の花は、その真っ盛りをみるだけでのものであろうか。月は曇りなく冴え渡るものだけをみるものであろうか? ――いやそうではありますまい?(徒然草のどっか。何段かは忘れた)


 春夏秋冬の変遷、季節の狭間でたゆたい消えていく生き物たちの栄光盛衰を眺めてこそ、見えるものもある。
 例えば桜一つとっても、花が咲くだけが桜ではありません。たとえば、朧月夜の枯葉桜もまた、見上げると銀色の輝を、葉の表面に冷たく張り付いた露が反射させ、銀色にあかたかも咲き誇っているかのように見えることもある。

 毎日が同じではないあからこそ面白い。何も最盛を極めるばかりが生き様ではないのです。

 ………そんな訳で、こうして具合が悪化しているのも、また、なんて言うか、たぶんそういうものだと思えば楽しめそうな気がしないでもないのです。
 健康なだけでは、見えないものも見えて来ることもあるのだから………(と、言うわけで、心が折れない様に一生懸命言い訳考え中)

 …………あー、検査結果明日だなぁ………(遠い目




 柱。側面に貼り付ける板は、実質棚の支えになります。
 釘や螺子で棚板を固定する方法の場合、薄い棚板ではなく、12mm以上の厚さがあった方がよさそうな気がします。

 今回、この方式をとったのは、棚と棚の間の高さを厳密に設定出来るからです。後ろに落ちない様にくっつける部分の、棒状の合板の欠片は高さ20mmにカットしてあります。此を棚板の代わりとして、逐一間に挟み、ぎりぎり迄の精度で望みましょう。鉛筆でちゃんとラインを引くのは基本です。
 貼り付けは四方をステンレスの釘で打ち付けたものですが、間には木工用ボンドを全面に塗ってあります。塗り具合で脇から零れてしまうので、その辺も考慮して量を調節しましょう。零れたのを拭き取るのは、あまり宜しくないのです(後で油をしみこませるから)。

 a.は、前に来る柱の状態で、bは、後ろの柱です。a.に貼り付ける板よりも、10mm削ってあります。此は、後ろに落ち込まない様にする板を、此処に嵌め込む方式をとるからです。(昨日の完成図などでは、柱は全てa.になっていて、横に渡す棒の方の長さをカットする方式でしたが。

 どの方式でも其程問題はありません。僕の場合、こうしておくと、奥付の部分が両脇から螺子止めも可能だな、という理由でやりましたが、予め四方の釘の右下部分をズラしておけばよいと言えばそうですし。この辺は好みでしょう。

 棚板を受ける薄い木片の厚さは通常5mm〜6mm程度で十分です。少なくとも、横に載せる板が撓む様な素材ではなく硬い素材で、長さが60cm程度以下であるならば大丈夫でしょう。
 もう少し大きい―――90cmクラスのものが欲しい、という場合には、この厚さを9mmぐらいまでは上げた方がよいと思いますが………



 製作した棚板。誤って、板を10mm余計にカットするというミスをした為、後ろ側の棚板製作でやや時間が掛かってしまいました。

 
 次回は、続けば、耐水性を上げる為の油塗りのお話などを。

2004/10/06

 今晩和。入院はしないですみそうです。
 ただ、肺炎にはなっていたらしい。現時点では微妙に違うようですが、過去、いつの時点か分かりませんが、なっていたようです。今年のどっかで。うーむ、記憶にない(汗
 というか、こう日常的に具合が悪いので、気付かなかったようですな………はい。
 まぁ、肺炎は誰しもが成りうるものですが、高山に登る時とかダイビングする時はもとより、フィールディング全般に於いて、直接的に影響するので、気を付けましょう。スタミナ無くなるしね。


 閑話休題(ちょっと誤用)。
 耐水性や撥水性ってのは、木製の飼育ケースを作る事の多い僕としては重要な問題です。木材を使わなきゃいいじゃない? という意見もありましょうが、まぁ手軽に加工出来る材料が木材しかないので致し方ないのですよ(苦笑)

 そういう製品があると言うなら買ってもよいけど、探した感じないし。

 ま、そんなことはさておき、耐水性の話。
 色々方法はあると思いますが、僕は油を染み込ませる方式を好んで使います。中には耐水ペンキを塗るだとか、そういう話も聞きましたが。僕はそうれはどうかなぁという気がしたので。

 実際、屋外の木材製品に塗布する用の油ってのは結構売ってます。内容物を見て問題なさげなのを選ぶとよいでしょう。

 此はどんな油にも言えることですが、染み込んだ紙などを放置しておくと自然発火することがあるそうなので、水に沈めて濡らしてから燃えるゴミとして廃棄しましょー。(この辺は商品の注意書きを読みつつ自己責任でよろしう!)

 僕は純粋な、桐油と荏油を使用しました。前者は防虫性があるということでしたが、此はシロアリが忌避するということらしいです。耐水性では荏油と同じようなものらしいので、臭いが軽い荏油の方がいいかもしれません。荏油ってのは、荏胡麻 油の事でして、まぁ、なんというか、ゴマ油の臭いがします(苦笑

 個人的には、桐油の方が好きかも………ゴマ油はどうも食品を彷彿させてしまい、よいイメージがないなぁ(苦笑

 ちなみに、桐油というのは、油桐という植物の種子からとりだしたものであるらしい。古くから中国で栽培され、日本でも栽培されていて(たぶん中国から来たんでしょうな)、所謂雨傘、雨合羽、提灯に使われている油が此なのだそうです。行燈の中の油というのも此らしいが、猫叉はなんだって桐などを嘗めてたのか。荏油ならまだ分かるんだけど………荏油も燃やす油に使われてたのかな?

 なんにしろ、その防水性はお墨付きであると言えそうです。臭いもそれほど強くないですしね。塗った直後は少しあるけれど、乾燥させて、手入れして、完全に乾燥させる二週間〜以上が過ぎれば殆ど気にならないレベルです。中に入れる生き物にどう影響するかは未知数ですが、今の所蜥蜴擬はさほど気にした様子もなし。タランチュラも気にした様子はない(笑

 油は樹木内部に浸透し、乾燥することで硬質化するらしい。
 通常、油は一度塗りをし、二十四時間放置して乾燥させる。今回は一度塗りしかしなかったが、霧をよく吹いたりする多湿のビバリウムでは、一度塗りではなく、二度、三度塗りをするとよいと思う。(二度塗りでいいかな)。合板だと、二層目まで浸透させた方がいいでしょう。素材にもよりますが、吸収しやすいようで、一度目の段階でやや厚めに塗っておくと浸透する模様。ただし、一時間〜二時間でまだ表面に残っている分は襤褸切れなどで拭き取りますが(でないと上手く乾燥しないので)。
 一度塗りと二度塗りの間は必ず二十四時間以上空けること。そして、完全に油が乾燥し、木材内部で硬質化して理想的な撥水性を発揮し始めるには、二週間〜三週間(その時の気温とか湿度によるんだろう)掛かるのだそうです。気長な話ですね〜。




 今回使用した木材。設計に於いては、切り出す規格とされる板のサイズに見合った寸法であることも理想的な条件。つまり、450*910や910*1820と云った、ホームセンターで販売される板の寸法内に収まり、かつ出来れば面積の80〜90%を使用するのが理想的。
 とはいえ、毎回毎回上手くはいかないので、だんだん端があまってきてしまうこともある。そういう場合は、以前作ったもののパーツサイズを覚えておき、それら少しずつ端材から取り出しておけば、何時の間にか一式揃っていたりする。まぁ此は裏技的なもので、出来れば一回のカットで終わらせたいものではあるが(管理したり記録保存したりって僕は苦手なんですよ(笑))。

(油についてはまた明日にも少し続くかも。面倒だったら続かないかも(実に好い加減))

2004/10/07

 日本は木造建築の文化です。地震が多かったので、石造りのものはそうそう作れなかったというのもありますし、木材が石材よりも簡単に、豊富に入手出来たということもあるでしょう。なんにしろ、日本の建築物はすべて木で出来ていました。
 其処までなら問題なかったのですが、日本はどうにも雨が多い。梅雨という雨ばっかりの時期もあります。
 そういう気候的要因が絡み合い、防腐防水は自然発達したのでしょう。無論、大陸から伝来したという部分もありますが。渋柿とかは日本古来ですしね〜。まぁ、伝来したものを発展させたり融和させたりして独自のものとするのが、日本の御家芸ですから(笑

 自然油として工芸に使われる油の種類は多いみたいですが、現在多く使われ入手も容易なのは、

 桐油(乾性油)
 亜麻仁油(乾性油)=リンシードオイル
 荏油(乾性油)

 椿油(不乾性油)
 胡桃油(乾性油)=ウォルナッツオイル
 菜種油(半乾性油)

 と云った処のようです。他にも油絵に使われるものも含めると自然油というのは沢山あるのですが、木工で用いられる一般的なのは上記のところでしょう。マンダリンやリュート、コラシオーネ製作ではリンシードオイルを使ったものです(さり気ない管理人の趣味が此処に明かされる(笑))

 乾性油、不乾性油、半乾性油というのは、それぞれ、空気中に放置した時に辿る過程が違うことから名前がついています。
 乾燥、と云うと水が抜けることをイメージしてしまいますが(蒸発乾燥)、乾性油は空気中に出されると、酸化重合反応を起こし、固化することで乾燥します(固化乾燥)。例えばコンクリートなんかも化学反応で固化するんですよね(僕は長らく水が蒸発するから乾燥するのだと思っていたものですが(笑))

 乾性油が皮膜を作り木材を保護するのに対し、不乾性油や半乾性油というものは浸透して木材の内部を保護します。屋内の木材工芸品などによく使われ、此らを浸透させたものは長い年月を経て磨き上げられると独特の艶を持つようになるそうです。今回は、此らの半乾性油、不乾性油は、あまり関係ないと言えるでしょう。

 また、防腐剤としては日本古来の渋柿ってのがあるんですが、どんなもんか微妙です。ちょっと試してから書くことにします。


■桐油(乾性油)

 アブラギリという植物の種子から精製された油で、圧搾法により色合いが異なる。冷圧法で抽出したものの法が色が薄い。温圧法の法が、より酸化が進んでいるものであると言えるみたい。

 もともとは中国の植物だそうだが、どうも、国産桐油と支那原産桐油では性質が異なるという。現在は南米他多くの地域で栽培されていて、それぞれ微妙に性質が異なるというから、栽培環境により変化するのだろう。考えてみれば当たり前かもしれないが。

 古くから日本で使われ、雨合羽、傘、行燈などに使われている。泉鏡花の本だったと思うが、桐油合羽という言葉が出て来て、何だろう?と思って調べた事があったなぁ、なんて事を思い出したり。高野聖だったかな。

 防虫(シロアリ、シミなど)、防黴、防腐、防水効果に優れているという。塗り重ねても殆ど色が出ないので、木材そのもの色合いを生かしたい場合には有効であるらしい。酸化しても手触りにはあまり変化がないのだとか。

 防水性では最も強いとされる。どろりとしており、まさに油という感じがする。仕上がりは、どことなくざらついた肌触り。

■ 亜麻仁油(乾性油)=リンシードオイル

 油絵でよく用いられている。西洋では日にさらしたり、熱したりして性質を変化させて使うこともある。純粋なリンシードオイルは木製の楽器に使われたりもする。年月と共に黄変することで知られるが、手触りが中々によくなり、長年使うと艶も出てくるのだとか。
 どの油にも言えることではあるけど、完全に乾燥するには長い年月が掛かる。
 特に、純粋な亜麻仁油は食器にも使われていた事が示すように、有害性が皆無な代わりに固化が遅いと云われる。油絵の世界では、リンシードオイルが完全に乾燥し、絵画が自然科学的完成を見るには数十年掛かると云われているのだとかいないのだといあ。
 まぁ此は木材に塗るわけで、ちょっと違うけど。完全に中まで乾燥するのには時間が掛かるかもしれないが、表層的には一週間もあればよいでしょう。
 特にぁ今回のような用途ではそんなに長い間待ってはいられないわけだし。表面は比較的早く固まるので、まぁ二三週間で使えるだろうってのはそういう事です。

 防虫性は認められていませんが、防カビ性が高く、また撥水性がよいので、船の一部など水がよくかかる場所にも使われたとか。更に精製したものはより深く木材に浸透し、此が固化することで、湿度による木材の反りを抑制させる効果があり、反りが致命的になる部分にこの手法が使われたとか。

 乾燥剤(大抵重金属化合物)が入っているものは、今回のような用途には使うべきではないと思う。さらりとした油で、塗りやすいと云えば塗りやすい。


■荏油(乾性油)

 つまるところ、荏胡麻油。
 乾燥油の中で最も乾燥速度が速い(酸化重合反応が進みやすい)。性質は亜麻仁油に近いが、やや臭う。その上、赤っぽく変色していく。此故に、油絵の世界などでは使われることはなく、また楽器などにもあまり使われないが、今回の様な色合いを気にしない木工用途には向くとも言える。
 仕上がりの肌触りはすべすべしていて悪くない。さらりとした油で塗りやすく、臭いも香ばしく気になるものではないし、時間が経てばこの臭いも薄らいでいく。


■胡桃油(乾性油)=ウォルナッツオイル

 黄変などの色の変化が殆どなく、木工のつや出しにはよい。ロウケツ染めの木工細工などではよく使われるみたい。
 ロウケツ染めの本には、胡桃油を塗るのではなく、胡桃を布でくるんで押しつけることで薄く塗るという方法でしたが。まぁ、こんなので大きいケースを塗るのは酷というものでしょう。使いたいなら、抽出したものを使えばいいでしょう。ただ、食器にも使えるので、今回のような用途にも向きそうですが………ただし、どうも被膜が弱い傾向があるようで、防水性の観点からはあまり優秀とは云えない模様。油は用途にあったものを、ということで、今回の用途には不適と云えるかもしれません。

■椿油(不乾性油) 今回は関係なさそうなので書かない。
■菜種油(半乾性油) 今回は関係なさそうなので書かない。

 椿油や菜種油は、前述しましたが、まぁ乾性油ではないので今回のには不向きでしょう。手触りがよく、とくに椿油は長年を経ることで艶が増すことで知られているみたいですから、杖とか机には向いているのでしょうが。鯨油に関しては入手出来ぬし昔の事だから別によいでしょう………他の獣油の類も。防寒具とか革製品の保護に使う方向だし、あれらは。

 ま、この辺のことは、気が向いたら深く調べますよー。はい。(うっわ、適当すぎだ〜)

 塗装方法ですが、所謂オイルフィニッシュ(塗り、暫くしたら拭き取る)では深く浸透しないので、今回の様な用途にはやや不向きな気がします。

 油専門店の方に伺ったところ、桐油などを塗る場合は、

「刷毛で塗るのではなく、布に付けて擦り込むように全体に塗布に塗り込む」ようにするとよいのだそうです。その状態で乾燥させ、翌日に同じ要領で二度塗りをすれば、防水では十分だろう、とのこと。
 二種類の油を混ぜるという方式はどうでしょう? と訊ねたところ、「うちでは試してないので分かりませんが、あんまり意味はないんじゃないでしょうか」とのこと。ふーむー。
 乾燥させるという方式がよさそうな気がします。
 
 まぁ後は各自で調べるなり実践するなりするがいい!<メンドクなったらしい(爆)
 桐油高いから亜麻仁油にする!という方はそうすりゃいいし。油について聞いたお店の人は荏胡麻油をよく使うと云ってたし。まぁ好きに選択すればよいでしょう。

 あと、この辺の油の欠点というか性質として、当然ながら被膜は永久じゃないので、定期的にメンテナンスしなきゃいけないのだそうですよー。はい。どれぐらいの期間で要メンテナンスになるのかは分かりませんが(使用環境にもよるだろうし)。

 因みに、乾性油すべての性質として、乾燥する前(乾燥していく過程)で熱を持ちます。この時、例えば塗装面などは熱が発散していく為、発火することはありません。ただ、このとき、熱が籠もるような状況――油で濡れた布を被せてしまったり、木材と木材が折り重なっていたり、或いは下に敷いておいた新聞紙を丸めて放置した場合などは、それぞれ熱が籠もり、発火する事があるわけです。

 木材を乾燥させるときは風通しのよい場所で、折り重なることのないように固定して設置すること。油を拭くのに使った布や新聞紙は水にしっかりと浸してから廃棄することが重要です。

 今回は、山中油店さんにお世話になったので、リンクを貼っておきましょう(笑)
 取り敢えず、僕は一升瓶で桐油を注文……まぁ、こんくらいは使うだろう<普通は500mlでよい様な気もする………


 …………今回長かったなぁ。二回に分ければ良かったか………

2004/10/08

 昨日長かったから、今日はお休み。このまま明日も休まないようにしなきゃ(笑

 新刊で出ていたD.Gray-Manの単行本、表紙外して見たら、表紙がコムイ班長になってて笑った。表紙外すと別の絵、というのは月刊誌連載では偶にあるけど、週間連載で中表紙の絵変更をやるとは(前にもなんかであったとは思うけど思い出せないな)……二巻以降も出来るのかなー。

 にしても、やはり面白い漫画は一巻の頃からよいなぁ。というか、今回のは一話目の完成度が週間連載漫画の中で近年稀に見る完成度である気がする。一話のまま終わっても問題ない(いや、終わられても困るが)出来というか。
 何よりノリがよいので、このまま、一巻の頃のままのノリで行って欲しいものです。
 ……ってか、よくジャンプで連載してると思う、此……いや、よいのだけど(笑

 そんな感じでまったり〜。のんびり〜。ぐんにゃり〜。ふ〜む。さて、洋書でも読むか………(最近読む速度が落ちてます)
 なんとなく泉鏡花を読み返し中。この人のは、何冊か昭和三十年頃出版のを持ってるのですが、やはり古い方がよいな………古すぎると流石に読めませんが、かといって最近のは漢字が少なすぎる。

 雰囲気が壊れるのですよ………なんていうか、小説って、枠組みもそうだし、字体もそうだし、漢字の字体も含めて一つの作品だと思う訳で。平仮名ばっかりでは雰囲気が変わってしまう。幻想的でない。実によろしくない。

 とはいえ、まぁ、漢字ばっかだと売れないんだろうなぁ。その辺が難しいところだ……まぁ、古書店廻りして、少し集めて来ますかねぇ<この様に、新旧の本を集める様になると、蔵書数に限りが無くなってきます

 新潟精機のページの中にある此ら(ページ下の方参照)(トップページ)

 は、見た感じ、なんですか………ミスティングシステムに使える用な気がするのですよね……一応、適応流体は二酸化炭素と空気ってことになってますが。そもそも、この製品と同じものなのではなかろうか?

 いやま、実物も見たんですがね。プラスティック部分のカラーが色つきである事以外は同じなんでないかなぁ。6mm径のと4mm径のがあるところも。

 まぁ、少なくともADAの二酸化炭素添加に使うやつのパーツと同じなのは間違いないと思いますがー。

 だとすれば問題なく使えるような気がする……空気漏れなきゃ水も漏れないし。たぶん錆びないだろうし………

 まぁ、値段は少し安いぐらいなんで、此方を敢えて選ぶ理由もないのですが、見たことのない継手やバルブもあるので、結構よいかな、と。一応、一個、T分岐を手に入れてみたので、後で試してみましょうか………

 まぁ、既存のがあるんだから、そっちに頼ればいいと言えばそうなのですが、 一応、やはり先のことも見据えて、代替え方法は見付けておかなきゃってのもありますし。

 この辺とか使えそうだな……

 ただ、やはり問題はポンプ本体ですかね………水を送る機械の代替品がない。
 エアコンプレッサーじゃ意味ないし………真逆オイルコンプレッサーを使う訳にも行かぬし。
 ……うーむー。どうしたもんだろ。
 どこかに代用出来るものはないものか………

2004/10/09

 骨組みは出来たのでケースを細工………というか、正確には、此方のケースを基にして、枠組みの方を設計したのであるが。



 アクリルケースには色々あるが、接着が不可な製品ってのがあるようです。詳しくは富士アクリル工業研磨による製品の違いに明るいので、其方をご参照頂きたい。

 製品によっては、「接着不可」だとか書いてあるので見分けが出来る。水槽を改造して何かを作りたい場合は、基とするアクリル水槽は安いかどうかではなく、接着可能かどうかで見分けないとダメってことですね(僕の中では結構重要)

 まぁ、こんなアクリルケースを使わずに、単純にプラケを基にして棚を作ればこんな作業は要らないのですが、今回はアクリルケースが安く手に入ったなぁということもあって作ったので少々おつきあい下さいな。




 アクリル専用接着剤。アクリルとアクリルを接着させるには此が一番だ!と言うので買ってみたら、確かに素晴らしかった。所謂瞬間接着剤みたい。ただ、アクリル壁面につくと、すぐ渇くが白っぽく霞んでしまい、その靄みたいのはとれないので注意が必要………



 5mm各のアクリル角材をカットし、端は油目のヤスリで角取りして綺麗にした上で接着。
 最初は置くの方にあるようにレールにしたのだが、実は下のような四方にちょこっとくっつけるのでも問題がなかったようだ………この方がアクリル角材代が掛からないので、こっちの方がよいような気もする。

 ちなみに、今回のアクリルケースは、角材の足をつけないとスライドが上手くいかないので、最初の段階からこうすることは決まっていた。ゴム製の足がついていたのだが、スライドする上では邪魔以外の何者でもない(そもそも滑り止めの足なのだ)。ちなみに、両面テープのようなものでくっついていたらしく、容易に剥がれた。

 足をつけたケースの高さはだいたい124mmほど。125mmよりも僅かにひくい、という数値だった為、棚と棚の間は125mmになったわけである。125という綺麗な数値になったのは偶然だろう………普通は、ケースの高さ+1mmでよいと思う。このケースの高さを測る作業は、ズレが生じるとあとあと後悔するので、フラットな台の上にケースを載せ、その上にフラットな板をのせ、板と板の間を垂直かどうかに注意を払いながら正確に計測するとよいでしょう。




 空気穴を開ける。等間隔、綺麗に明けるのは、卓上ボール盤でもない限り難しい………
 アクリルを開ける時は、力をあまり入れずに回転速度に頼りつつ、気長にやるのが重要だと思う。力を入れると結局割れるだけだ。穴を開けたら、油目の棒ヤスリでバリ取りをしてもよいだろうけど、必要もなさそうな気もする。

 ドリルはアクリル用のもの、6mm径を使った。使ってるうちに、結構摩擦熱で高温になるので、火傷しないように注意。

2004/10/10

 骨組みがしっかり出来ていて、油を塗って拭き取り、二週間が経過したら愈々組み立て。

 今回の設計したものだと、隙間に嵌め込んで仮組が出来るので、組み立てには其程注意すべきところもないでしょう………

 螺子は9mm板ということで2.5mm径のハイブロー螺子38mmだかを使用。ただし、ねじ込むのは手動です。木工用ボンドなどは使いません。

 螺子廻しは電動の方が楽なのですが、方向が垂直でないと簡単に逸れて板を貫いてしまうので………手動で少しずつやり、正確性を求めた方がよいかと思います。勿論、電動螺子廻しの扱いに慣れているから大丈夫!というのなら、それは構いませんが。

 螺子の数は、四本の柱×五段×二カ所で、四十本。此をねじ込むのは結構骨が折れますが、何かの片手間に(例えばPCのデフラグの合間に)やるとかして、気長にやりましょう。




 完成図。アクリルケースが一個しか入ってないのは、加工を施したケースはまだ五個ぐらいだから(w
 いやぁ、十個穴空けするのはキツイよー。

 にしても………ん〜、やっぱり、棚板は別の素材にすべきだったかもしれないなぁ(苦笑

 まぁ、此はタラでも入れますかね………

 じゃぁ、あの油の話は無駄かい!というと、まぁそうでもなく、現時点で制作中の樹上性ヤモリ(トカゲ)ケージに活用出来ると思う次第であったりする今日この頃です(言い訳

2004/10/11

 今晩和。よい夜ですね。眠れなくて♪

 先週、具合は順調に悪化していました。
 これは、ほぼ当初の予測通りでありました。

 そして、予測から外れていないので、このまま行くと入院の危機を迎えるものの、医師と看護婦さんの説得をどうにかかいくぐり、入院を回避しつつ更に悪化するもどうにか回復するという経過を辿るだろうと僕は予測を立て、此の信憑性はカナリ高いと思っておりました。

 事実、検査結果を鑑み、僕は入院しないで済みました。僕の予測能力の高さを裏付けた結果と言えましょう。

 現在、体調は中々ステキなレベルでステキな方向に悪化しており非常に躰が怠いです。然し、此は当初の予定通りです。
 そして当初の予定では、明日か明後日ぐらいには好転する筈。今までの予測は正しかったので、今回も予測通りに行くだろうから、はやく良くならないかなぁと思いつつ、ぼんやり過ごす今日この頃であったりします(論理的色々間違っている予測の例)

 と、此処まで考えたところで、今年は色々な予測が上手く行ってないという事実を思い出しました(孵化予定日を過ぎても全然孵化しない卵とか)。

 …………まぁ、他のは兎も角、きっと体調の予測は上手くいってる筈だから、きっと、たぶん、まぁ、おそらく(仮定が多い)数日中に回復するでしょー。ほら、動物性蛋白質も摂取していることだし。

 …………う〜む〜………寝よ(<色々不安になってきたので寝て誤魔化すことにしたらしい)。



 なにか気に入らない事があるらしく叫ぶの図

2004/10/12

 まぁ、大分色々と情報も蓄積してきたし、タランチュラのページにも誤謬(という程でもないが………)があるしで、作り直す時期かもしれないなーとは思うのですが。

 さて、次ぎはどんなデザインにするかなぁというんところで何時も躓く今日この頃であったりします。

 一ページにだーーーーと学名並べてしまいますかね。その方が楽だし………

 そんな訳でぼんやりぐんにゃり作業中ー。

 でも、今日よい蛇棚の製作方法教えてもらったので、そっちを作りに走る可能性が高く、それを作ってる間はサイト製作は進まないかも(爆

 ってか、ヤドクのオタマの世話をどうにか簡略化しないと、何も出来ないな、実際……どうしたものか………

 


 そろそろ仕上がってきた感があるので、バリアビリスも繁殖プログラムを組もうかな…………

2004/10/13

 色々追いつめられつつ、ケースを色々作ってます。なんていうか、作らないと収容出来なくなってきつつある………(滝汗
 取り敢えず、手元に残すと決めた分だけで相当あるし………

 そんな忙しい中、なんかヒルヤモリが脱走してたのですよっ。何事かっ。ケースの何処から抜け出たのか、物凄い不思議です。隙間があるタイプじゃなく、チャックで開け閉めするタイプなんですが………
 チャックはちゃんと締めてあったのに………チャックを自分で開けて、自分で締めて出たのでしょうか????

 エライ謎です。ミステリーです。ひょっとしたら多次元宇宙かなんかで並行に移動して出て来たのかもしれません(<もはやどうでもいいと思ってるらしい)

 まぁ無事捕獲出来ましたので、取り敢えずプラケに収容しときました。
 うーむ、然しまぁ、ヒルヤモをプラケで飼育するほど詰まらないこともないので、早々に、此方向けのケースも作らなくては………うむむむ、やることがまた一つ増えた。。


 ……なんか、最近ケースの自作の事ばかり考えている気が……



 多湿系ヤモリのケース。側面はアルミメッシュ、天井には鉢底網を使用。
 蛍光灯やバスキングライトを当てるつもりなら、ステンレスメッシュの方がよいでしょうね、言う迄もなく。そもそももっと広くとるべきでしょう。

2004/10/14

 ステキな頭痛と共に、なにやら秋の到来はスギ花粉も運んできてくれたらしく、花粉症らしきものになった上に、なんか台風の影響(気圧変化)により肺腑が軋んで喘息らしきものになっております。

 先日迄は違ったのですが、気道粘膜系の風邪であるらしく(その手の諸症状が出ている)、まぁ薬は飲んだのですが、此だけ合わせ技で来られると、流石に体調が悪化するのに慣れてる僕でも凹みました。

 もうなんていうか怠くって何もする気にもなれません〜ヽ(´ー`)ノ

 樹上性ヤモリケースの製作日記でも付けようとかと思ったけど、まぁいいや………完成したら完成図出すだけでも別によいよね。一作目だし。

 蛇棚は早速材料を購入するも、板が重くて現時点では持ち上げられないというステキ現象が起きているので(高熱のせいで筋力が落ちているものと推察)、製作はまた次週に!


 …………ひょっとしてこれは、月曜日に、二十メートルほどを全力疾走したせいなのでしょうかっΣ( ̄□ ̄; <極少数の人にしか分からないネタ


 …………可能性として有り得るだけになんだかな(爆

2004/10/16

 風邪です。はい、そんな訳で、暫くは写真だして終わりだからね!

 暫くは棚製作に傾注してるか寝てるか倒れてるか草臥れてるか気絶してるかのどれかです(それは人としてどうか)。



 此のクオリティのを固定して行きたいものです(模様も面白いと思うし)……今年ブリードに使った個体らに比べると、まだやや小さく、躰が出来てないと思うので、此の子供を採るのは、来年ではなく、再来年かな………

2004/10/17


 どうやら本気で悪化している模様。



 今宵は此にて倒れます。ううう………

2004/10/18

 水面下で色々準備中…………………(そして準備のまま終わったコトの如何に多い事か(爆))

 取り敢えず、蜥蜴擬引き出しケースを先に作ることにしました。
 (理由は、スジオ用蛇棚は大きくて体力を使うから。まだそんな大仕事出来るほど体力回復してないっぽい≒そもそも板が持てん! あと寸法を細かく見直し中というのもある)

 小さい蛇になら使えるかもしれないけど、隙間がどれぐらいになるかは組み立てて見ないと何とも言えない(現時点では2mm〜3mmになると思うが)。

 まぁ、幼蛇は、やはりプラケが一番だと言えるかもしれませんね。脱走されないし。或いは、ハープケージか。
 やはり初動成長で大きくしておかないと後が辛いし、狭いケージだと抑制掛かってしまいますしね(ナミヘビの場合は)………取り敢えず、全ては作ってからか。

 将来の種親候補をいつ迄もタッパーってのは拙いから、急がねば(苦笑)



 Pantherophis guttatus Lavender cross Snow  二、三年後に期待。

2004/10/19

 最近集中力が散漫になっています。というか、物事に長く集中出来ない。どっかの研究者が弾き出した十五分間しか集中出来ないという話もありますが、それはこの際無視しておきます。

 まだ年のせいだというコトはなかろーと思ったので、此は最近ぼんやりと生きていすぎるのではないかと疑ってみたりしました。これは宜しくありません。ぼんやりと生きるのが目標な僕ですが、ぼやっとした人間でありたい訳ではないのです(此処重要)

 そこで、集中力の鍛錬をするにはどうしたらよいか、と知人訊ねたところ、「なめこのみそ汁からなめこを塗り箸で取り出して食べるとよいわよ」と教えて呉れました。

 そんなものが鍛錬になるのか? とも思ったのですが、確かに持ち難かった記憶があるし、そんなものなのかもしれん、と思い、今宵ナメコのみそ汁を作り塗り箸で挑戦したのですが、二十分経っても一つも取れません。三十分すぎたところでみそ汁は冷め切り、作った人に怒られました。

 「全然鍛錬にならないよ! むしろ怒られた!」と電話したところ
 「…………ホントにやるとは思わなかったわ。すこしは疑いなさいよ!」と何故か怒られ(此が社会問題になっている逆ギレというヤツでしょうか)
 「まぁ、精神の鍛錬にはなったんじゃないかしら? 忍耐力と言うか」と言われました。

 忍耐力の鍛錬になっていたかどうかは定かではありませんが、少なくとも僕は全身の自制心を総動員し、かつ寛容なること瀬戸内海の如しと言われる広き心で怒りを収め(決して、その前の鍛錬で忍耐力がついていたから出来たからではないと思う)、その場は電話を切りました。

 然し、遣る方ないこの怒りをどうして呉れよう!と一頻り考え、誰か他の人に同じことを吹き込んで憂さ晴らしをしようか、とも思ったのですが。

 「いや……不幸の連鎖は何処かで断ち切らねばならない………」

 と思い直し(皆、此処で、なんという人格の出来た人間なのかと僕に感心してもよいですよ?)、己がナメコと塗り箸の最後の犠牲者となることを祈りつつ、冷めたみそ汁を飲み干したのでした。

 新発見。
 冷めたみそ汁はぐんにゃりとしててびみょー。その上、作った人も迚も怒るので頂けない(<発見という程のことか)。

 ナメコを塗り箸で取るという作業は、やってる本人に加えて、見てる人を苛々させる効果がある、広域発散型精神兵器だった、というお話(恐っ。KGBかCIAが目を付けていそうです)。

 …………此処に書かれるトークは、概ね事実から書かれております。その事実に、書き上げた後に、流石の僕もちょっと己の人生を見直した方がいいのではと思ったり思わなかったり。でも、まぁいいやと思ったり。<刹那的かついいかげん




 ハイナンは三パターン〜四パターンはあると思う(老成とかじゃなく)。この辺は個体差と言うより地域変異的なものを感じるので(持ち腹の遺伝性からして)、混ぜないで行くべきではないかと。
 そもそも海南島ってのは相当にデカイ島なわけで、地図を見れば分かりますが、あれだけの起伏があるなら、当然のように地域変異が生じるでしょう。沖縄のクロイワトカゲモドキだって北部と南部があるわけだし。
 ま、実際に、どういう風に違うかは写真撮ってないので、またいずれ説明するかも(笑

 ………と、それだけなのもナンなので、単純に言葉で。まずバンドを含めた皮膚全体の質感が異なる気がする。さらりと滑らかなすべすべタイプと、突起のあるものに分けられる(写真は突起がある方)。で、すべすべ肌な方は、たいていバンドの色がライムイエローというべき薄い色をしてる。
 で、突起の方にはオレンジとイエローのバンドがあって、成長した時にバンドの間に入る模様で違いがあると思う………のだけど、この辺は成長過程を見つつ判断を下していかないといけないと思うので断言は避けたい次第。

 完全なホワイトバンドがいたけれど、アレは黄色色素が抜けてるのか、雌親から生まれた子供は小さい頃から白かった。残念乍ら此の個体は僕の手元にはいないので何とも言えないが………

 取り敢えず、外見が違うもの同士は掛け合わせちゃまずいよね〜。という話。例によって、まぁ僕は個体群にゃうるさいのです(ヤドク飼育者や和物愛好家なんてみんなそんなもんでしょう)。まぁ、ゴニなんてものを飼う人もまた、そんなのは心得てる変わり者揃いだと思いますけれども(笑

2004/10/20

 心頭滅却すれば、火もまた涼し

 世界が、
 此処にある世界ではなく、己が感知するものにより組み立てられたもの、すなわち観測され脳内で構築された世界こそが、世界であるとするならば。

 己をして滅却し暑さを感じなくなれば、世界から暑さは無くなるのです。

 自己滅却により、大概の問題は結構方が付きます(とはいえ、問題が片づくのはあくまで個人の中の世界のみ、ですが。まぁ今回のはそもそも焦点はそこだし)。

 物理的に焼け死ぬことや乾き死ぬこと迄は解決出来ませんが、熱の苦しみや乾きの苦しみを感じないでいることは可能であり、それが可能である以上、それを可能とした人には、事実上苦しみは”無い”ことになるわけです。何故なら苦しみも哀しみも、我々が生み出すものであり、我々の外には無いのですから。

 此は別に屁理屈や妄想とかじゃなく………そういう理屈です。僕が思い付いたものでもない。過去の方がそう言ったというだけのことでして。
 ただ、まぁ、宗教関係は触れると奥が深いので危険なので触れませんが(笑) 特に禅はね……(苦笑

 武術の方面でも此は言われてるコトで、呼吸法だとか、躰の操作で、精神まで操れてしまうことはあまり一般的に認められるコトではないようですが、実際に、そういう術はある、と武術家の方でおっしゃてる方がいました。
 曰く、要諦は日々の鍛錬と呼吸法にあるそうですが、それにより恐怖を殺した世界には、恐怖心というものそれ自体がない、のだそうで。
 過去の武術家も立ち合いの際にはそうした世界に入ったのだろう、とのこと。(此は脳内麻薬や興奮物質によるものとはまた別なものみたいです。変性意識ともちょっと違う。能で言う平常心のようなものでしょうか)。

 無論、そういう世界に入っている瞬間以外は、やはり恐怖はあるのだそうですけれども………平静、それを成し遂げているならば、その人は、やはり恐怖というものの存在しない世界に生きている。

 外界を殺すのではなく、内面の世界を殺すこと。
 はらいはてたるうわの空、とまでは行く必要はないでしょうが。適度に色々なものを殺すのは、便利な気がします。勿論、内面世界の話ですけれども。

 ま、つまるところ、どうしようも解決方法が見当たらない時は、その問題そのものを”殺して”しまう。それが出来なくても、そこから発する苦痛や苦悩などを殺してしまえば、問題を俯瞰して解決する方法が見えてくるかもしれないなーとか思ったり思わなかったり。


 と、いうわけで、僕は今、迫り来る頭痛と吐き気と高熱と目眩を、自己滅却することにより消し去り、具合の悪さが生み出す苦痛を殺して、苦痛なき世界に到ろうと瞑想中です。

 未熟故、三昧に到るのにも大夫掛かりそうです。五年ぐらいでどうにかならんかしら<まず無理というか、健康になる方が簡単という説も?

 (思うに、普段今よりか軽いときは、あまり意識しないで、感じないようにしちゃってるから高熱でも普通に動けるのかもしれませんね、僕)




 数日前のを上から撮った写真ですが。
 今気付きましたが、此、完尾ですねぇ。WCなのに。ふむ。

2004/10/21

 台風の影響で通信網が一部麻痺している模様。
 よって、今夜の更新にノイズが入るおそれがあります。

 ま、それはさておき、本題に入りましょう。実は今日、傘をさして道を歩いていると、向こうから和傘をさした女性が此方に向かって歩いて来たのです。僕はびっくりして//..,□□□□@[.[□□□□□□□□

.d///daniok***Aldpq,we@p□□□□omjpdo?¥

 と、訊ねたところ、

 「実は、これには□□□□□□□□□、で□□□□□□□□□□□□まして。□□□□□□□□□□□□なのです」
「というと、□□□□□□□□わけですか」
「ええ、、□□□□□□□□□□□□」
 □□ □□□、□□□□□□□□□、 □□□□、□□□□□□」
「なるほど、□□□□□□□□□□□□ということですか……」
 
 ううむ、世の中には色々な人がいるなぁと思った雨の日で御座いました。

 (一部、読めな□部分があるか□□れませんが、それはまぁ、天候によるものですから、致し方ないことなので見逃して下さいね〜。)

 はい。ではおやすみなさい〜



 北へ旅立ってもらったホンジュラン・ミルク。此でWCらしい。なんかやたら綺麗であった………そして向こうですぐに食べたそうな。

 そう言えば、あまり興味なかったから調べもしなかったし気にもしなかったけど、日本ってミルクやマウンテンキングって人気ないのかな。一部好きな人はいるみたいだけど、あまり見ないって印象はやっぱり拭えないような。よい蛇だと思うのだけどな。

 ま、僕はスジオとかで手一杯で、こっちに手を広げる予定はないけど。


2004/10/22

 怠け心が世界を進化させるのか。

 今宵、愈々、飼育シーンは次ぎの階梯へ………(意味不明


 と、言うわけで、

「自動給水水槽+ミスティングシステム+排水設備」


 という三種の神器を完成させた管理人です。ま、別に目新しくもない設備ですけど(w
 僕は長らく此やってなかったからなぁ………ミスティングシステム導入したのすら今年からですからね………(しかも購入はしてあったのに取り付けてなかったという………)

 色々と資材は購入してあったけど見事放置しておりまして、まぁ、主に昨日と一昨日だけで作りました。
 今まで遣る気起きなかったからやってなかっただけで、やってみたらあっという間ですな(爆)
 (但し、貯水槽自体の細工は大分前にやってあったからだけど。シリコン乾燥までを考えると数日はやはりかかると考えるべきか)。

 只、今回のシステム、一部納得してないところもあるので、いずれ作り替える予定ではありますが。
 ん〜、浄水器を複数に通せるようにしたいってのと、水槽内の曝気攪拌をもっと効率よくする為に、備長炭層を作った貯水槽にしたいこと、それからミスティングシステムへの供給口に再考の余地があるかな………と。

 水温維持は室温ごと管理しているので僕は問題ないと判断しましたが、やっぱりヒーター入れた方がいいような気もするし。難しいところ。

 取り敢えず、僕は今日からバケツでの水捨てから解放されたので、ちょっと嬉しかったりします。

 此で楽になってきたし、管理出来る蛇の数が少し増えるかなー。<救い様のない人間の典型



 たぶん、T+
 下手すりゃ、というか、まぁぶっちゃけHypoの方が綺麗だと思う(苦笑)
 ただ、過去ラベンダーフェイスのものを見た記憶があるので(それは痩せっていうより羸せててヤバイ感じのメスであったが)、幾つかあるのかもしれない。
 これはラベンダーと言うよりもブラウン、キャラメルと言った風合い。同じ遺伝子で個体や育成環境により差異が生じてる可能性は勿論あるし、似た表現形を呈するだけという可能性も勿論ある。まぁ僕はこの個体しか飼ってないからわからない。

 シュウダの色彩変異は、アルビノ(固定済み)、T+アルビノ(未固定?)、ハイポ(未固定?)、リューシスティック(未固定)、エギザンティック(去年頃にヘテロが採れたと聞いたが依然写真見ないので存在してるかどうか不明。でもまぁ存在しててもヘンではないが)、というところですか。
 キャリコがいたと耳にした記憶もあるけど定かではないので外し。スケールレスは非遺伝性だろうから論外。模様変異もあったと思うけど、あれも遺伝性わからないし、どうなったか分からないから外しておこう。

2004/10/23

 今更ながら、RSS (RDF Site Summary) Plug-inを入れてみました。
 う〜む、今まで気にはなってたけど、入れてなかったけど、入れてみると中々に面白いですね、此。便利なものだね。さり気なくオールアバウトもやっているようだ。
 WWWCで巡回するのが定番になっていたけど、サイトによっては此方の方が便利ではあるし……面白い。

 ただ、個人が更新履歴を此で記述するのは面倒というか現実的でない気もしますね………自動的に書き出させるとかしないと。ま、ニュース系サイトを巡回するときに便利というだけで、個人でサイトを作る側として何か、此に対してアプローチしようという気にはならいないような………なんていうか、僕の場合、更新履歴を此で公開してもしょうがないし(苦笑<更新してないから(爆)

 まぁ、此のスペースはblogを置けるし、技術的に出来ない訳じゃない(置けるかどうか試してみて実際に動かしたし。使わないから消しちゃった)けど、遣る気ないので今後暫くは此の形式のままかと。

 まぁ、このサイト、代わり映えはしないですよね、前々から。実は、一つ上のプランだとphp使えるので、面白いかなぁと移転前に少し考えたんですけど、今の所どうもモチベーションが上がらないから、まぁいいやー、とか思ってやめたという経緯があったりします。気分次第でphpをやりたくなるかもしれません(w

 ちなみに現時点で140MBほど使ってるそうです。色々削ったと思ったけど、何処にそんなにデータがあるのやら……蛇関係を上げたら、一気に300MB突破してしまいそうだな。やはり一枚あたりの画像が大きいのがいけないのかなぁ。



 多湿系「守宮、蜥蜴擬、樹上性蛇」用ケージに組み込む事を考え、霧吹きのノズルを購入してみました。
 また、エルボ型のPISCO継ぎ手も購入してみたのですが………(つまり、自動でミスティングを行うという計画)

 大丈夫かと思ったんですが、実際に水を通してみると、繋いだ部分との隙間から水漏れが生じてしまいます。螺子の口径が、微妙に違っていた模様。圧が掛かるので、余程ぴったりでないとあかんよーで。ううむ、なんてこったい。

 然し、此に適合するジョイントは存在する筈! でないと此買ったのが無駄になっちゃうし。

 ということで、明日はジョイントを探す旅に出ようと思います。

 ちなみに、此方のミスティングは、タイマーを別口にして、電動型霧吹きを稼働させ、それに接続して行う予定(霧吹きの貯水槽には、メインの貯水槽から給水を行う)
 理由はあんまりないですが(w

 う〜ん、まぁ、電磁弁を使ってヤドクと一緒に管理して霧吹き量を調節するのも一興とは思うんですけどね。ただ外国製品に頼り切りというのもどうかと思うので、やはり国内代用品を見出していかないとな〜とか思いまして。水中モーターとかと、此の手のポンプってのは、駆動形式が違うのですよね………(苦笑

 まぁ、その辺はジョイント部分とかの問題が解決したら追々考えて行きますか………

2004/10/24




 微妙に色が出て来たっぽい。

2004/10/25

 今日も程良く堕落しております。だらだらと、ぐてぐてと。

 去年だったと思うのですが、山陰で黒色色素欠損のマムシが見つかったのは覚えておられるでしょうか。
 写真付きの記事は保存してあるんですが、まぁ著作権の関係上出せませんが、此が中々に綺麗で、固定してくれないものかなぁ、まぁ毒蛇だし日本じゃ難しいし、このまま死ぬことになるのだろうか、等と思った記憶があるのですが。

 カナダに渡っていた様です。もう一枚

 此が、あのとき見つかった個体なのか、それとも別口で見つかった個体なのかは不明ですが。そうそう出ないし、あのときの個体だったと思うのが妥当なのだろうか。はて。
 なんにしろ、此出してるのは、SARS騒動で一時有名になった(そして大半の人間は直ぐに忘れ去ったであろう)カナダ・トロントにあるショップみたいですね。

 誰が入手するんだか知りませんが、是非固定して欲しいものです。

 日本産蛇のアルビノ、というとアオダイショウが有名ですが、それ以外の蛇でどうでしょう。

 イワサキセタカには赤いのがいるそうですが、アレはアルビノではなく、そういう個体の傾向があるってだけなのかな。サンプル数が少ないので何とも言えませんけど。
 意外に毒蛇は島モノであるせいかアルビノ出現率が高いようで、アルビノの金ハブ、エギザンティックなのかナンなのか実物見てないので分かりませんが銀ハブは有名ですし、ヒメハブ、サキシマハブにはハイポが比較的出現し易いと聞きます。ただ、アルビノは不明ですが……

 毒蛇以外の普通の蛇でのアルビノ………というと、サキシママダラのアルビノが見つかっていたと思いますが、アレは固定されたのでしょうか? サキシママダラは繁殖自体なかなか手強いと思うのですけれども。
 ヒバカリ、その他では見つかっていてよさそうなものですが、聞いた記憶ないですね。ヤマカガシは見つかっていましたが………固定はされなかったそうで。

 他にもシマヘビのアルビノが見つかったという話を風の噂で耳にしましたが、真偽の程は不明で、その後の消息も杳として知れません。
 ジムグリのアルビノに関しては目撃の記録が更に古く、そもそも飼育すること自体難しい蛇でありますから、固定には到らなかった様です。尤も、この辺、隠れ仙人風達人が飼育していて繁殖させていたとしても、僕はあんまり驚きませんけども(笑)




 アオダイショウは産地による違いがそこそこあるのですが、見極められる程に明確な違いはない気がします。ひょっとしたら分かる人もいないとも限りませんが(この世界、彼岸の領域に達してる方が多すぎる(笑)<自分はまだこっち側にいるつもりです。)。

 ただ、写真だと全然異なった色合いに見えてしまうという欠点がありますので、写真での見極めとなるとどうかな。この辺、DNA調べてどれぐらいの違いがあるのか見てみたい気はしますね。

 アオダイショウはどうにも渋い色合いのせいか敬遠されがちですが、同時に未だ「○○周辺には格別美しいものがいるらしい」という伝説が時折流布されるように、一部の方々には根強い人気を誇っているようです。ちなみに、そういうどこそこには緑の綺麗な個体群があるみたいな噂が真であったという話は、僕は聞かないです(笑

 唯一の例外が、国後産の個体群でしょうか。国後産総てがそうな訳ではなく、国後産でも地味な普通なのもいるようで。とはいえ、それが本当に国後産なのかは微妙な場合がありますが………
 まぁ(色々な意味で危険なので検閲削除(笑) 分かる人にはピンと来ると思う)という個体を見たことあるのですが、やはり普通でした。ただ、微妙にグリーンっぽいのもいるよ、と聞いたこともあります。それは実物見せて貰ってませんので何とも言えませんが。

 然し、格別美しいものがいるのは確かで、此は、海外経由で輸入され国内でも殖やされているようです(まだそんなに数殖やされてないと思うけど)。

 アレはアオダイショウの中で他の追随を許さぬ美しさがあると思います。僕も懐許せば欲しいところ(w

 色彩変異というか、模様変異には幾つか知られ、パターンレス(ストライプ?)やアルビノが一般的ですが、個人的にアオダイショウの変異形で一番美しいと思うのはシルバーと呼ばれている変異です。

 此はどういう色素変異なのか今一つ分からないのですが(リューシスティックとは違う様であるし、たぶんハイポでもないと思う……そういえば、アオダイショウでハイポって聞かないけど、出たら綺麗だと思うんだけどな〜)、単一劣勢遺伝形質で、親になると全身が皓く美しい銀色を呈するというもの(ってか、子供の頃から綺麗なんですけどね)。
 もともとは野生下で見つかったものを(群馬だったか何処だったか正確なところは忘れたけど、確か関東地方の何処かだったと思う……)、とある方が固定したのですが、あまり表に出るのがお好きでないのか、子供は主に海外に売っていた様で、僕自身は二年か三年前に子供を見てたのですが、国内では殆ど参照されてなかったと思います。まぁ、勿論、情報通な方は知っておられるようですが。

 今年のHBMにヘテロが出る様ですね。

 思い入れのある蛇ではありますが、蛇飼育数の上限を考えると、アオダイショウは3ペアぐらいまでが限界だから、厳選しないと………

 ちなみに、個人的に、アルビノは其程興味なかったりします(笑

 そう言えば、アルビノ×アルビノだと上手く子供が採れないと聞いたことがあります。此は実際にそうだという意見をよく聞き、アルビノ×ヘテロアルビノでアルビノを出すのが普通みたいです。
 まぁ、二人ぐらいにしか聞いたことないですが………この辺、真偽のほどはどうなんでしょうね。

2004/10/26


 ハードウェアハッキング大作戦

 という本が出るらしい。(from SlashDot RSS)

 色々と興味深いと思うのは、やはり飼育シーンに使えるかもと思うからで。常々、飼育の場に色々な機材を入れてみたいなぁと思っているのです。

 映像を24時間記録し続けたり、というのもそうだし(それぐらいなら既存の製品群で可能でしょうが)、ケース毎に霧吹きの量を細かく設定したり、一律で動かしたりってのが出来たら面白そうな気がする。
 大量のタイマーや電磁弁を使って細かくやるって方法もありますけど、出来ればPCから操れる風になっていた方が楽でしょう……変えるってのは、季節感を出す為の操作としてやるということなので。
 データを雨期、乾期として保存しておけば、一律してやったり出来るし、ケースのどれかだけを乾期にしたり、現時点で各ケースをどういう状態にしてるのか参照出来たら、それはそれで面白そうだし………(ただ、最終的に自分の指先と肌、匂いでケースの中の状態は把握しているので………機械操作による限界というのは常に存在するでしょうが………ミスティングシステムを使っていても、繁殖用ケースは毎日自分でチェックして手動の霧吹きで足りない分は補ったりってのはありますからね………)

 他にも、長期出掛ける際に、外から飼育部屋の温度湿度などのデータを参照出来たりしたら、面白そうではないですか(急に温度が上がっていても、対応出来ないので意味ないといえばないですが、少なくとも数値が普通なのを見て安心することは出来る)。

 技術的には、リモコンを操作出来る様にすればいいわけだから、温度操作や湿度操作も簡単でしょうから、此をネット経由で色々操作出来るようにしておけば便利かも、とは思いますが………

 然し、データを収集、蓄積して発信出来るだけのものならともかく、能動的に操作出来る様にしたものを、ネットに接続出来る環境にしておくと、どうにも問題が発生しそうで気になるところではあります。

 プログラムの起動に暗号鍵を使うとしてもやはり不安は残りますからね。まぁ、空想を巡らすだけに終わりそうです。縦しんば作っても、使おうという気にはなれませんね………セキュリティの知識は其程僕はないから………

 ただ、この辺はケースを完全に整備してからの話になりそうですが、各ケース毎の温度及び湿度等のデータを蓄積してみたいとは常々思っていたりします。水物ならpHとかね。
 それ以外の数値は(紫外線量とか……)センサが特殊で高くなるので、微妙になりますが……。
 この辺のは、ただの数値データなので、データ量としては大した量ではないだろうし………まぁ、なんの役に立つのかって気はしますが、繁殖記録と附き合わせれば、よりよい繁殖プログラムを立てる一助になるかもしれないし。
 ただ、飼育部屋に置くことになるであろう端末の寿命は短くなりそうですが(苦笑

 あと、やろうやろうと思って全然出来ていない、ヤドクガエルの鳴き声の録音ってのもやりたいですしね………

 ううむ、思い付く事は幾らでもあるのですが、中々実現するには時間も体力も財力も続かないなぁ。難しいところです(苦笑



 考えたら、上陸後のケースがない………Σ( ̄□ ̄;

 三個ほど制作中のがあるけど、シリコンの臭いが中々抜けないので使えないのだ。なんてこったいっ。
 致し方ないので、えきすとりーむ・プラケ(排水加工及びミスティングシステム完備なのでエキストリーム。排水加工だけだとハイパー・プラケになる<どうでもいい)に再び御出陣頂く事にした。
 あまり頼りすぎると、ヤドクを総てプラケで飼育しだしたりするので危険である。(此処だけの話、過去、半分ぐらいの数はそうやって飼育してたのだ……)
 ま、育成段階ではよいかもしれないけれど………

2004/10/27

 色々なサイトを巡ってみたのだけど、どうしてもElaphe再分類のpdfが見つからない……うーむ、うーむ、余程閉ざされた場所にあるのかな。むー。
 何故かNajaとかLampropeltisとかRattleSnakeとかは良く見つかり、集めたpdfファイルは五十以上………中々に愉快で、拾い読みしてたら、気付いた時にはら夜が明けてた………なにやってんだろ、ボク……_| ̄|○

 (オマケ。何故かクビワトカゲとかが検索にひっかかった。………ディッカーソン・クビワトカゲ、蒼すぎ!(笑 こっちらへんを見た時も蒼いなーと思ってたが、此は特に蒼いな………塗ってる可能性もあるが、この辺はナチュラルにこの色である可能性が普通にありそうなので侮れぬ。国内ではちいさき方が飼育しておられるようだが、一匹だけらしい……)

 ま、それはさておき。
 とあるシュウダの顔付きが、どうにもメスに思えなかったので、再度調べてみたらオスと判明(笑)

 導入直後には殆ど調べない(そりゃ落ち着かせて生かすのが前提だから、雌雄なんか後で考える問題である。気にはなるけど)ので、売ってた時の事をほぼ信じていたが、まぁこういう事は比較的良くある。オスがメスという事は稀で、大抵はメスがオスな事が多いけれども……(遠い目)

 まぁ、此の手の蛇は、オスだろうがメスだろうが、というかそんなことは気にせず状態重視で買う事が多く、結果的に一年ぐらいトリートメントして、調子良さそうなのをチェックして雌雄揃ってたら繁殖挑戦するかぁ、という流れなので、この時点で同性ばかりだと大変凹むのですけれども。然もペア販売だったなんて場合は、なんとも気分的に微妙なものになります(どうせ違うかもとは思ってたけどマジかよ………と)。

 最悪なのは、オスとメスで買ったらオス、オスだった場合で、メス、メスだった場合は何故か許してしまえる気分になる不思議。


 ま、兎にも角にも、やはり、シュウダは顔で比較的雌雄の判別出来ると考えてよさそうな気がする………ってことは、調べてないアレとアレはメスなのかーと云う事になり、やはり飼育してるシュウダはメスばかりだなーということに気付く……(苦笑)

 然し、此は別にメスになりやすいとかではなく………寧ろ、近年国内で殖やしている方のところでは「何故かオスしか産まれないんだよねぇ。温度じゃない。環境を三つぐらいに分けてるけどオスしか産まれないんだから」とのこと……なんともなんとやら。

 閑話休題。
 然し、幼体の頃だと其程、風貌による雌雄差を感じたことはない気がする……けど、まぁ其程、その点を意識して観察したこともないので、見てみれば分かるのかもしれない。




 う〜ん、此は……メス、かな? 目大きいから顔の比率がちょっと変わってくるし、やっぱり幼体だと分かりづらいな。

2004/10/28


 賞味期限が切れたけど捨てるのも勿体ないので、なんとなく、引き出しに入れておいた生卵。

 いつごろ入れたのかとメモを見てみると、どうやら三年ぐらい前です。

 結論からいうと、此処まで放置すると中身が乾燥しちゃうんですよねぇ(割ってはいませんが、まぁ知ってる。ってか持つと軽いし………)

 なんにも使えやしませんよ………

 そういえば、鶏の卵は、まぁ湿度とかにもよるのでしょうが、一年ぐらいで乾燥するそうですが、ダチョウの卵だったりしたら、中身が乾燥するのにどれぐらい掛かるんでしょうね………アレ、一個六千円もするのでそんな挑戦はしませんけれども(笑)

 買ったら、普通にオムレツ作りたいね、ダチョウの卵は……エミューでもいいけど。




 背中に乗せてる写真が欲しいなァ………と思ったので、卵をビバリウム内で孵化させることにしたら、まんまと背負ってくれたのを発見。計画通りに行ってらっきー、と思い、更に調子に乗って手乗りにしてみたの図?(意味不明)

 いや、まぁ、最初から手乗りにして撮影しようと思った訳じゃないですけどね(笑)

 偶然です。そもそも、人間の手は彼らには熱すぎるので真似はしない方がよいでしょう<手乗り
 それに、こんな風に手に載せたら、何処にジャンプされるか分からなくて危険なので、カエルの移動には小さいケースに入れて移動するのがセオリーですし。
 ただ、背負っている親は、オタマジャクシがあるからか、全力で跳躍することがない気がします。
 いえ、私見ですけどね。でも、結構そうなんじゃないかなぁと……そうでないと、こんな手乗りは長く続かないと思うので。逃げたがるものですから。まぁ、そもそも殆ど触りませんから、断言しかねますが………


 そんな訳で、調子に乗って、手乗り写真は沢山撮ったのだけど、そしたら、ビバリウム内にいる間に写真撮るのを忘れていたことに、写真を取り込んでから気付いてがっくりとしたり<素でバカです、この人

2004/10/29

 ううむ、クリーパー、早くこないかなー<ぼやき

 そんな訳で、色々追いつめられております。

 あ〜、近々スジオページを作ろうかと思って(というか大夫前に思って)、ひとりボンヤリコツコツと進めていたのですが、一つ疑問が。

 Orthriophis t. taeniurus
 此新分類の学名なんですけど、まぁ今暫くは此については触れない方がよいので、此処で密やかに書くに留めますが……(スジオ好きならこう言えば分かりますよね? という訳で、今暫くはElaphe taeniura でよいのですよ?)

 まぁ、それはさておき、なんか、taeniura以外の亜種の語尾が変わっていないように見受けられるのですが、此は、何故なのでしょう。今回の分類では、種の分類迄しかされなかったから………ということなのかなぁ。

 基本的に、学名の決まり事として、属名+種小名に使われる単語は、女性詞、中性詞、男性詞に揃えられる筈――なんですよね。昔聞いた話だと。

 ただ、ちょっとこれには疑問があって、此、科はどうなってんだろう?というのがあるのですけれども。つまり、同じ科や亜科であっても、属によって男性詞の属と女性詞の属と中性詞の属がある。タランチュラはありますよね。>例として、PoecilotheriaとPamphobeteusが挙げられますよね。科名とは揃えなくてよいのかなぁ………???

 ま、そんなこともあり、一応、語尾が変わるだろうと思ってたんだけど、新分類を適用してるサイトでも、語尾変えてないし………(Orthriophis taeniurus yunnanensisだったり、Orthriophis taeniurus ridleyiだったり………)

 まぁ、語尾変わると学名で読んでた連中が微妙に変わっちゃうので、亜種名に関しては、今まで通り付け加える方式で行こうと思います。其処の処も分類が進んで変わってきたら、うちでもそれに倣うことにしますけどね………

 (更に謎なのが、Oreophis porphyraceus。此に関しては、基亜種がOreophis porphyraceus porphyraceusとなり、Oreophis porphyraceus laticinctus (過去はElaphe porphyracea laticincta)も、語尾が変更されたものが使われているようなのに、Oreophis porphyraceus pulchra やOreophis porphyraceus vaillanti に関しては変更がないのです………謎だ。まぁ、飼育のシーンで、此らの学名を使うチャンスなど殆どないのですけれども………まぁ、人生はまだもう少しあるので、この辺を飼育するチャンスを虎視眈々と狙う僕だったり(笑))

 ま、学名がどうこう、というのは、飼育自体には全然関係ないんですけど、何故か気になってしまいますねぇ。僕がタランチュラ飼育者だから、なのかな<タラは学名覚えるのは基本中の基本だし、コロコロ変わるから追ってかないと、わけわかんなくなること多いから………

2004/10/30


 ムーン・フェイスさん



 はい、皆々様に、管理人が如何に現在追いつめられているかが分かったであろうところで今宵はおしまい! 僕は寝る! 容赦なく果断なく兎も角寝るっていうか倒れる!
 止めるな皆の衆!<色々なというか、あらゆる意味でダメになってる模様

2004/10/31

 え〜、ハイユウヤドク/D.histrionicusについて。

 なんか、ハイユウヤドクガエルのハイユウは、俳優らしいです。

 histrionicusのもとになってるラテン語が演じるとかそういう意味があるからだとか。(ラテン語辞書ないので、まだ調べていないが……聞いた相手が相手なので、きっとそうなのだろう………まぁ、後で一応調べるが………)。


 しかし!!!!!


 このサイトでは、背釉矢毒蛙で行く!!!!
 何故か。

 その方が格好いいからだ!!!!!!!


 反論は却下!<誰も反論してませんが………

 いや、最近の和名は、英名をそのまま変えたのだけとか、地名をそのまま載せただけとか、果ては牛肉ですか?というような微妙なのが多すぎる。

 ハイユウヤドクガエルに関しては、もとは俳優だったのかもしれないが、今後は背釉で良し! その方がしっくり来るし格好いい!(と、今回のことを教えてくれた人も同意していたし!)
 (そもそも、学名に倣わなきゃいけないなら、キオビは白黒矢毒蛙になるもの)

 少なくとも、僕は今後も背釉で行くので。
 俳優なんか使いません。
 そんなコトになるぐらいなら、ヒストリオニカスと呼ぶ! 俳優矢毒蛙なんて書くぐらいなら、ハイユウヤドクという名前自体を僕の中で無かったことにする方がまだマシですわい!

 どうせなら写真出した上で書きたかったけど、全部ピンボケだったので写真はなしとゆーことで。

 いままでは、勘違いをしていて、背釉にしていたのだけど………本来はそうじゃない、というのを分かった上で、敢えて、僕は漢字には背釉を当てて行きます(あ〜、こういうのを、確信犯って言うんですかね〜(笑))。

 はい、そゆことで!(久々に大文字を使ったなー。っていうか、大半の人間にはどうでも良さそうなことだなー)