幻想熱帯雨林へ戻る

2005/03/01

 雨に降られて三千里、ぼんやり生きること螢の如しと云われる管理人です(文章として一見間違ってなさそうでありながら、かつ意味が不明な文章を書いてみました<この意図自体が意味不明です)

 と、いうわけで、戻って初っ端の日記で見事に滑ってる感があるのですが、此処は常に滑り続けていながら、フラーレン新素材の如く摩擦が生じていない(≒常に寒い)ので、正常であると言えるような、言えないような、というか、そうだとすると大夫哀しい情勢であるような気がしてきた………

 …………
 …………
 …………えー、あー、そんな感じで、帰宅したわけなんですけど、まぁ数日後にまたすぐ出掛けますので!

 だからー、更新はねー、数日したらまた暫くお休み風味なわけですよー。

 出掛けてる間なにやってきたかは、次回の出掛けから戻って、かつネタに枯渇したらやるかもな感じです(≒おおよそ、常にネタに枯渇してるんで、たぶん書きます。というか、リクエストあるみたいだし・・・・)。

 去年中頃からの懸案事項も一段落付きましたし、此から暫くはサイト制作出来るかなーとか思っていたりするのですよ。

 ぼやぼや機械でも作ったりとかいじったりとか。外装格好良くしてみたりとかしたいし。

 予告編↓



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ(JOJO風効果音)

 さてさて、問題はどれぐらい使えるかってところかなー。ざっと使った感じ悪くないと思うけど、やはり一ヶ月ぐらい使って塩梅見てからでないと公開は出来ませんしね………

 まぁ、見事に失敗したら、此処に書いてネタにでもしないと僕が浮かばれないので、結果が失敗であれ成功であれ、いずれにしろ必ず書きますので気長にお待ち下さいw


 まぁ、普段なら此処で、はい明日〜とやりたいところなんですが、数日更新休んだわけですので、今宵は大盤振る舞いで二枚出してみよーかと思うのです<みみっちい



 ってなわけで、今日のレガさん。
 透明でかわいいですね〜(うっとり<此処まで来ると変人なので、皆様は程ほどにしとくべきかと思うですよ

 そろそろ活発に動き出したいお年頃みたいですが、あと一回ぐらいはそのまま放置な感じでしょか。色薄いし。


 どうでもいいけど、ポエキロって実は人気ないですよね・・・・・・(遠い目

2005/03/02




 此なんですけど、壮絶に使えない事が判明しましたよ☆(一日で敗北宣言)


 あはははははははははははは!

 圧力が全然足りないのですよー。やはりダイヤフラム式はダメだ!
 ………仕様書の圧力数値は、外部から圧力が加わらない場合のみでしたか………しくしく。
 ……かといってULKA社のを輸入する術はないし………ジャンク屋とかを当たって、業務用のヤツからとってくるしかないのかなぁ。

 う〜ん、出掛けから戻ったら、暫くパーツ漁りに走ることになりそうだなぁとか思う今日この頃。

 圧力を求める場合、騒音はつきものっぽいので、静音性はパーツに求めずに筐体に振動吸収と騒音吸収素材を用いる事でクリアすべきっぽいですな。問題はそうした場合の放熱ですが、連続稼働は一分間以下に設定すれば其処の問題は気にしなくてもよいか………

 メンドイな………やめよーかなー(w




 写真協力を得たので、近日(ホントか?)追加予定。
 左上からアラニス、アモトポ、キャンパニャ、ハイランドホワイト。
 生息地データとか以前に、個体群の情報自体、詳しくない事に気付く……ってか、アラニスとかは色々話あったんですけど、もう大夫忘れちゃったんですよねぇ………やっぱり、文章としてメモっておかないとダメですなぁ。

2005/03/03

 ヤドク用ビバリウムとして制作してた水槽が割れてた………orz

 排水用の穴にパイプを取り付けてあって、これが出っ張ってたのですが、どーもそれに気付かずに動かした母がそのままドンっと置いちゃったらしい。

 まー、一瞬動揺したものの、割れちゃったものはどーしょーもないし、まぁいいかぁ、と比較的数分で冷静になる。。。。。放置してた僕も悪いのだし。

 然しまぁ、最近、どうも、微妙な出来事が続いているせいか、我ながら立ち直りが早い気がする。

 ぐあーっと落ち込むのだけど、数分で切り替わっちゃうというか。まぁ、生き物死んだとか、そういう落ち込みではなくて、別のレベルの事だからかもしれないですが。

 それとも、表層レベルでは落ち着いてるものの、内面的にはなんか色々鬱屈して貯まっているのかもしれませんがw



 今年も産みましたー。

 が、今年は殖やさず休ませる予定だったんですがね………(汗
 う〜、そんな本格的にクーリングせんかったのじゃが………

 まぁいいけど………

 でもまぁ、去年ちょっと体力落とし気味だった個体には産ませない予定。全部で10ぐらい仔をとれれば、良しとしようかな、とか思ってます。

 全然更新してない極東蜥蜴擬頁ですが(以下略(滝汗))

2005/03/04

 はい、ではでは予告通り僕は再び旅立ちますですよ〜。

 寅さんのように死ななければ帰ります。
 …………ん? あ、場所が違うか。でもまぁ、近いかもだから気にしない!

 取り敢えず、戻ってからやるつもりだったけど、前回の分の話を軽く致しましょうか。


 いつ頃だったかよくわかんないけど、なんか唐突に思い立った壮大にして無意味かつ誰も欲さないかもしれないが故に別に壮大でもない感じの計画があったのです。

 その名も、

「南西諸島にはどんなムカデが居るのか調べてみよう計画」

 …………や、別に計画名は考えたわけじゃないから。格好良くしたきゃなんか英訳して短縮すればいいさ!

 まぁ、所謂西表島石垣島宮古島だけじゃなく、ちびっちゃい島も探してみましょうかぁ〜

 というノリな訳です。黒島とか竹富島とかもいずれは…………由布島とか、アレは、まぁ、なんだがw


 今回は、第一弾として与那国島+波照間島に行ってきたのですが。

 最終的にはアレです、島別にこんなの居ましたよー、みたいな、『琉球蜈蚣地全図』とかテキトウに名付けた頁でも作ろうかなーとか思っているのですが、当然乍ら、趣味でやるので、此の計画壮絶に時間掛かりまくります(日本全土は流石に独力じゃ無理ですなw 伊能忠敬じゃあるまいし・・・・・)。
 旅費とか自分で出すわけなんで………まぁ、数年は掛かるですよ、絶対………まぁ、軽く作って、旅に出て調べるたびにチビチビ更新するというスタイルでやってく心算ですけども。

 一応、今回がそう考えてから出掛ける第一回目でしたが、まぁ、今まで西表、宮古、石垣、伊良部などで見たのとか写真とか、ないわけじゃないので、正確には一回目じゃないのですが、思い付いてからは一回目ということでw

 閑話休題

 蜈蚣ですが、別にオオムカデ属に絞らずに、ジムカデだろうが何だろうか調査対象という感じです。オオムカデだったら、まぁだいたいsubsubで、色違いが島事にどうなっているか、を調べておわりになっちゃいますから。
 ただ、僕は直ぐにサンプルにする気はさらさらなく、やっぱり飼育しますけども………そりゃ、死んじゃったら、アルコール漬けにするかもだけど。



 スタンダード・オブ・スタンダード・タイプ(笑)
 所謂subsubでいいのかなぁ、これも。このタイプは伊良部、宮古島、と、あと確か西表でも見ているので、各島嶼に、コレと同じか、多少の差異があるタイプで存在するのだと思う。頭の色が緑色で、全体的にまぁ、微妙w  大きさもそんな大きくはならない。ちなみに、完璧にsubsubな形のは別にいる。これはちょっとトビズやアオズ寄りな感はありますな。

 ま、南西諸島の連中は、実はsubsubもトビズも、どれも結構微妙なのが多いと思うのですw 個人的には、漆黒の高野山とかのトビズの方が綺麗だと思うw




 ジムカデの一種。やたらデカイのでなんか好評だったw
 ジムカデの割に5〜6cmあります。といっても伸びた状態で、普段はもっと短いです。でも、4cmは堅い。
 種に関しては、死んだ後に双眼実体顕微鏡とかで調べてみるしかないかもですなぁ。ま、取り敢えず戻ったらどの辺の種か、アタリぐらいは調べてみますか。



 subsub。バージョン違い。バージョン違いは結構います。宮古にも此とも上の方のとも違うのはいたし、西表、石垣となるとまた変わってくる。
 此は与那国産。頭が赤く、また曳航肢が赤い上に、足まで赤いということで、カラーリング的に微妙揃いの南西諸島系としては、中々綺麗w。
 今後どう成長していくかが興味深い。たぶん、サイズ的にはそんなに大きくならないと思う。
 そう言えば、与那国って、以前は與那國って書いたのですね。今回、訪れたら、前回は行けなかった民俗資料館だったかが開いていたので入ってみたところ、「与那国語辞典」なる自費出版本を見付けて、ついつい購入してしまいましたですよw

 おおとりは此↓



Otostigmus sp.

 結局よくわからんw
 理由は、全体の雰囲気と外形から、Otostigmusじゃないかって話になっているのだけど、国内で確認されているOtostigmus属は、

スジアオムカデ/Otostigmus striatus Takakuwa, 1940
ミドリハツエムカデ/Otostigmus glaber Chamberlin, 1920
ツクイムカデ/Otostigmus multispinosus Takakuwa, 1937
ノコバゼムカデ/Otostigmus scaber Porat 1876

 ………の、四つ、かな。
 このうち、Otostigmus scaberは写真が存在していて、オンリシダムカデみたいなヤツで、コレとは違うので消去。

 ミドリハツエムカデ/Otostigmus glaber Chamberlin, 1920

 は、体長は35mm内外だそうなので、写真の個体はそれより大きい感があるが、まだ断定は出来ず。体色は青緑で触角は褐色を帯び、18節で2個の基節と第3節のいくぶんかは、無毛で光沢がある。
 この時点で、写真のは触覚の節が17節なので、本種ではないと分かり、コレも消去。

 となると、ツクイムカデ/Otostigmus multispinosus Takakuwa, 1937か、
スジアオムカデ/Otostigmus striatus Takakuwa, 1940なのだけど、スジアオムカデに関しては、背中に不明瞭ながら鋸歯状のぎざぎざが出るはず。
 で、上の写真では分かりづらいのだけど、(ほぼ同じアングルであるがw)こちらこちらこちらの三枚でよーく見ると(ってか肉眼でみると)、僅かに背中に隆起が見られるのですな。ということで、今の所、スジアオムカデが有力か!

 と言いたいところなのだけど、スジアオムカデに関しては、トカラ、奄美での確認があるけど、八重山では未報告になっているので難しい。でも台湾にはいる筈だから、八重山にいてもオカシクはない。此が初って可能性はなきににしも非ず。可能性としてはね?

 ツクイムカデ/Otostigmus multispinosusに関しては、背中がどうなっているのかという部分の記述がなく、背中の不明瞭な隆起が目安にならないが、色彩の概要は近いとも言える。大きさが40mm内外っみたいなので、写真のはやや大きい感もあるが許容範囲内と言えなくもないかもしれない。

 もしツクイムカデなら、胸板に二条の縦横線がある筈で、此はそうっぽいか?と思わないでものないのだが、うらっかわの写真は不明瞭にしか撮れなかったのでなんともいえない(爆
 最終歩肢前腿節の腹面に刺毛を有する筈なのだが、これもどーも小さいし写真は不明瞭にしかとれんからわからん………(なんとなくだが、この刺毛はなさげだから、ちゃうんじゃないかという気がしないでもないのだが………)。

 という理由で、特徴的にはスジアオムカデなんじゃないか?と思わないでもないものの、スジアオムカデは八重山での報告例がないとのことで、じゃー、ツクイムカデなのか? いやでもちょっとちがわない? じゃぁどっちさ! そもそもなんでこの辺の調査って19745年とかで止まってるのさぁぁぁぁぁ!

 …………と、いうわけで、もうわからんよ、ぜんぜん♪ということが分かって頂けましたでしょうか<言い訳

 ま、戻ったらもう少し詳細に調べる心算。或いは、標本になってからじゃないとわからないかもだけど(ムカデをルーペで観察するのは色々無理がw)

 ちなみに、此の、アオムカデ属/Otostigmusに関しては、多足類読本とかでも属の見分け方が書いてあるだけで、各種に関しては書いてないのですよね、確か。まぁ謎なこと窮まりなし! この辺は、どうも台湾の方に論文あるっぽいのですが。うー。


 ふぅ。
 たぶん、此処まで読んだ時点で、皆様「もうどうでもよいよ……」とか思い始めているんじゃないかという感があるけど、そのへん気にしない方向でw


 オマケのマダラ



 Isometrus maculatusらしい。Isometrus europaeusという学名は、まぁシノニム抹消になったのかね。
 石垣、西表、与那国と存在するので、どの島にもチビチビと生息しているのかもしれませんなぁ。しかし、ブラーミニメクラやヤエヤマサソリとちがって、此奴は単為じゃない筈………ふーむ?


 はい、今回はこんなところで。戻って来たら、また〜(ってか、今回のは大夫ネタ凝縮してるので、もう大夫ネタ切れなんだけどw)

2005/03/08

 はい今晩和。流石の僕も疲労でちょっと倒れるかもなので予め披露しておいて休んじゃった時の言い訳にします!(笑

 次々回ぐらい(次回だと無理だと思うので)以降予告!


 オンリシダムカデ/Rhysida longipes brevicornis (亜成体)



 Rhysida longipes brevicornis (幼体)


 カラーバリエーション&長いジムカデ


 西表産メナシムカデ

 西表産メナシムカデ(抱卵中)種は調査中(分かるのかなぁ(汗



 目下調査中。アオムカデ属だとは思うが。。。同属他種も捕獲したっぽいのだが、なにぶん小さく同定難航中………ってか論文なぞ手に入らぬ!(ーー;


 石垣産メナシムカデ(種調査中.....が、調査したからってわかるもんでもないw)



 期待する人がいるのかどうかはしらんけど、ぼやぼや行きます(笑

 でも、今はとにかく寝かせてください………ってか、明日からやらなきゃならないことがががががあああああ<ふらふらしすぎたツケが来ようとしてますw

2005/03/09

 筋肉痛です、こんばんわ。琉球蜈蚣地全図への道は険しく遠いようです。

 ま、それはさておき、沖縄へ行ってムカデを調べてきた(捕獲しないで逃がしたのも少なくないので。此処では調べる、としときます)ネタがあるので、暫くは、この辺の事を小出しにしていく感じになるかもしれませんし、何か思い付いた事があれば他の事を書きます。
 いつまで琉球ネタが続くかは、僕にも分かりません。そんな計画性のある生き方をしてないですからね。ははははははは!(笑うところだっただろうか?)

 此処を読んで、「ああ、沖縄に行って、わたしもムカデを捕獲しようかなー」等と考える奇特な人がいる…………とは、これっぽっちも思えないんだけど、まぁ一応書いておこうと思うのですが。


 え〜と、石垣島とか西表島には、そのなんてーか、

 

 こんなのがいます♪
 いやぁ、かわいい&かっこいいね!
 エレガンスなハブさん/Trimeresurus elegans ですよ。世界中で八重山諸島にしか生息してない貴重な種です。

 此はクチキやシダの葉っぱをひっくり返していたら、その下から出て来たの図であります。寒い時期はそうですが、暖かい時期は当然外に出ています。ので、探す時は注意しましょうねーw

 まぁ、スネークフックでもあれば、ホンハブじゃないし、へーきとは思いますけど。ひょいと持ち上げて、探さない方向に放り投げてしまえばよし。


 …………あとねぇ、朽ち木を好むムカデでもない限りは、結構乾燥した岩の下とかにいるからー。サトウキビ畑の近くの石でもひっくり返せば出て来ますよ。大抵オオムカデ属のムカデだけど。

 まぁ、此処はムカデ捕獲方法をレクチャーするサイトでもないので、これ以上は別に書きませんが、一応、サキシマハブには一応さり気なく気を付けておいてくださいねーと書いておきます。流石に、此読んでムカデを採りに行った人がサキシマハブに噛まれたら寝覚めが悪い。
 でもまぁ、その場合も、不注意で噛まれた貴方が悪いんであって、サキシマハブは悪くないのですからね、其処の所、肝に銘じた上で南西諸島は訪れましょう。



 …………なんか交接してた……
 ………………………雄雌だったのか………<見てなかったらしい

2005/03/10

 まぁ、そもそもムカデというのは大所帯なのです。唇脚綱/Chilopodaといったって、オオムカデ目、ジムカデ目、ゲジ目、イシムカデ目とあります。

 ペットルートに乗るのは基本的にこの中の、オオムカデ属(オオムカデ目/Scolopendromorpha・オオムカデ科/(Scolopendromorpha・オオムカデ 属/Scolopendra )な訳で、それにしたって日本で亜種含めて二十余種、世界に五百種以上。

 此は、

・取り敢えずデカイ
・他に比べて寿命が長い

 ってのが主な理由でしょう。余談ですが、アオムカデ属/Otostigmusもリシダムカデ属/Rhysidaもオオムカデ科です。
 此の、オオムカデ目に絞った場合の五百五十余種は、バリエーションまでは考慮に入れてませんから、地域個体群変異まで含めたら、一体どれ程になるのか………


 まぁ、今後ちょっと話に出てくるかもしれないメナシムカデ科の連中というのは、オオムカデとは科からして違うのです。もう足の数が違うのです。ちょっと多いのですな。
 此の手の連中は、ペットルートに乗ったこともあるけど、まぁ基本的にのらんと考えて頂きたいし、寿命も長そうでもないので、乗ってても僕は買わないだろうねぇ………とかおもいます(笑

 日本にも亜種含めて六十余種以上生息してるとされるメナシムカデ科。結構分布は広くて、セスジアカムカデなんかが有名な風味ですね。
 ちなみに、今日明日話に出てくるのは、メナシムカデ属ではなく、アカムカデ属ってのになります。

 メナシムカデ科 (Cryptopidae)
  メナシムカデ属 (Cryptops)
  アカムカデ属 (Scolopocryptops)

 メナシムカデ科は名前の通り目が退化しちゃっていて目がございません。光とか感じてないのかなーとか思うのですが、どうなんでしょうねぇ。まあ、肌とかで暖かさとか感じてたりするのかもしれません。

 まぁ、兎に角、この辺の仲間はマイナーっってか、もう情報があんまりナイのですよねぇ。属の見分け方とか書いてあるぐらいで、種とかは、名前だけで判別方法なんざわからないわけですよ。

 だからねぇ、数少ない情報と生息地周辺に居る情報と、独断と偏見でお送りしますからね。間違っているやもしれないわけですが、其処はもう諦めて頂きたい!!
 だから、写真の名前は、殆どがcfになりますよw

 …………ってか、この辺の研究者って国内いるのかねぇ…………


 ってな訳で、メナシムカデ第一弾!(ってか、第二弾迄しか今回ないけどね?w)



 まぁ、先日も出した写真でありますがw
セスジアカムカデ/Scolopocryptops rubiginosus (L. Koch, 1878) かなぁとも思ったんですが、曳航肢から、違うと思うのでございますです。あと、南西諸島ということもありますので、たぶん、Scolopocyptops capillipedatus(Takakuwa, 1938) だと思う次第です。
 南西諸島には、亜種のナガトゲアシアカムカデ/Scolopocyptops capillipedatus inouei (Miyosi, 1956) ってのもいるらしいのですが、トゲの有無からしてたぶんこっちじゃないと思います。や、まぁ、ワカランというのが正直なところなんですけどw

 此、持って帰って来ていないのですよ。



 此の時期は卵持ってたりしたんで、あまりさわっちゃうのもねぇというのもありましたしね………

 あと、なんか本島の方にも同じのいるそうなので、結構普通に広く分布するんでしょう。ただ、亜種と基亜種が島で分かれているのか、両方いるのかがわからん………たぶん、島で分かれてるんだと思うのですが。亜種は沖縄本島が採集地らしいのですが、五十年ほど前の事で、それ以後のデータがないのですよねぇ………

 なんで、この辺のは五十年ぐらい前以降調査されてないんだろ………

 基亜種に和名はないっぽいですが、まぁナガトゲアシアカムカデでいいんじゃないですかね…………

 大きさ的には7cm〜6cm程度ですが、頭の赤と鼈甲のような透明感のある背中、そして透き通る脚に曳航肢と、中々魅力的なんではないかと思う次第で御座いますですよー。

2005/03/11

 メナシムカデ第二弾(ってか此で打ち止めだけどねw)………

 の、前に、ムカデの美しさについて語ってみようかと思ったんですが、どうも論理が破綻してしまったので止めます。
 ま〜、アレですかねぇ。ムカデの美しさをより引き出して鑑賞するムカデ道の話でもしようかなぁ………

 (※ムカデ道
 ムカデをより美しく格好良く、かつ安全に鑑賞すべく編み出された技術に儀礼と作法が加わったもの。例えば、器は、まず此を良く吟味し、ムカデの色合いを引き立てるものよう吟味すべし。頭や脚の色が赤の蜈蚣ならば、器は黒がよいが、背中が黒い場合は取り合わせとして木目調の茶が優れている。透明感が強いタイプや、青系のムカデの場合、白磁をよしとし、安全の為に釉薬は滑らかに、かつ器の形状は円形のものと至上とする。
 光源は、ムカデにダメージを与えない様、熱を発さないものと用いるが、最高なのは春の晴天の光。視線方向はムカデの居る水平面に対し55℃の高さで、光は視線から左へ120℃の方向から当てる。
 基本的に、ムカデの咄嗟の動きに適宜対応出来る様、座っては行わない、等。作法としては、鑑賞の際はムカデの入っているケースを三回転と半廻すが、このとき中の蜈蚣が驚かぬ様、極めて速やかにかつ滑らかに振動させずに動かさねばならない、等、技術的に中々難しい。発足時期は定かではない。)


 ……………………こほん。
 さて、そんな訳で、皆様にも、「そろそろ春だなぁ………」という事が感じて頂けたものと思います!

 今日の文章は、梅の花も咲き誇り、遠からず来る春の訪れを文章で如何に表現するかという抽象的試みな訳です。決して、僕の頭がナチュラルにイカレてる訳ではありません。総ては春の為せるワザ! 憎いよ春っ! 小粋だね春! 桜も咲けば君の素晴らしさは完璧ですとも!


 と、まぁ、常に僕の頭の中身は常春と言われていますが、現実世界も本当のところ、ホントにもう春近しなので、蛇も起こさないといけませんなぁ…………………………………………って、時間経つの早っ(滝汗

 では、メナシムカデの話です。

 Scolopocryptops cf. curtus (Takakuwa, 1939)



 おそらくこの種でよいんじゃないかと思う次第な僕なのです。大きさ的には50mm程度でそんな大きくないのですが、此、中々に色合いがよいです。

 全身、触覚から曳航肢、歩脚まで、均一に赤みを帯びた飴色をしていて、全体の印象が迚もよい。単色系ムカデでも、かなり綺麗な部類に入るのではないかと思うのです。

 光の加減や方向、当て方によっては、透徹とした赤に見えたりもします。



 いや〜、美しいですね〜
 ちなみに曳航肢が一本ないのは、捕獲した時からです。
 曳航肢欠けってのは、自然下だと結構見かけます。一本なかったり両方無かったり。
 あと、謎なのは節が欠けてるのに生きてるのとか見かけました………傷はふさがってるんで、僕が探す時に傷つけた訳じゃないんですが、生きてたんですよねぇ。節が欠けて、何故生きていられるのか、内臓とか平気なのかは謎です。ひょっとしたら、怪我をして傷が渇いてはいたけど、弱って遠からず死ぬところだったのかもしれません。捕獲してないからなんとも(それは波照間島で見たのですがね………)



 こうして見ると、脚の多さが分かります。ぱっと見、オオムカデと大夫違う印象なのですが、”ムカデ”というイメージでは、此方の方が、僕の感覚的にはしっくり来ます。
 子どもの頃から見かけているムカデが、圧倒的にオオムカデよりも、ジムカデ、イシムカデの方が多いからかもしれません。



 光の加減を落とすと、渋柿で仕上げ年を経た木材の様です。
 う〜ん、美しい………寿命がどれ程かは分かりませんが、メスで産んで呉れないものだろうか………(笑)

 尚、見かけたのは一匹のみ。ま、調査範囲も期間も狭いので、それをして生息数が多いとか少ないとかは決めがたいところですが。

 石垣島にて。たぶん、周辺島嶼にもいるんでしょう。

2005/03/12

 今晩和、また、なんかケージ制作意欲が湧いてきたので、設計に入ろうと思う次第です。中クラス樹上性ヤモリ用、かな(極東蜥蜴擬は、林冠でこそありませんが、林床の樹上性でしょう?w)。

 ミスティングと排水、通気とバスキング、加えて温室ファンを利用して、高温に成りすぎている場合は強制排気する仕組みにしますかね………と、すると、遣う蛍光灯サイズからして、幅は120cmがベストか………む〜。

 う〜む、ヤドクも同じ様に、連結型のケージ作っちゃえそうな気がするんですよねぇ………どうしようかな………

 そういえば、バリアビリスが諦めた頃に産卵していました。僕にはもう、何がキーになってるのかわけわかりません………orz
 なにがなんだと言うのか………うー。偶然に頼るんじゃなく、何をどうしたら殖えるのか、その仕組みを把握しないと、どうも僕の場合納得が行かない………


 却説。今日はムカデの話はお休みして、タランチュラの話。

 バイーア・スカーレット/Lasiodora kulugi

 何故か良く分からないけれども、同属で筆頭の人気がある種。同属の中でもカナリ有名。ブラジリアン・ファイアーと世界最重量を争ってるとかもう決着付いたとか。

 なんにしろ、世界最大級タランチュラの一つではあります。

 現時点で、日本にはCBが三回入荷してるようです(WCは除く)

 一度は1998年
 次が2003年
 そして、2004年
 という話です。僕自身、記憶があるのは1998年のと2004年ので、2003年のは気付いてなかったか、忘却の彼方なんですけど。

 ちなみに、2003年に出回ったのと、2004年に出回ったのは、おそらく別血統。

 我が家にいるのは、メスのデカイのが1998年のCBです。で、2004年に、オスを求めて二匹ほど購入しといたのです。1998年より大夫値下がりしていたしね………

 そして、俄に信じがたい事なのですが、メスが出たですよ………



 Lasiodora kulugi female juv(40mm)

 この属は、ホントにメスとオスが分かり易いです。このサイズにして、完璧に分かります。腹部もそうなのですが、オスは同じサイズで、毛深いのです。



 Lasiodora kulugi male juv(40mm)

 …………いやぁ、分かり易いですなぁ。

 とはいえ、小さい頃はとんと分からないのも此亦事実。ま、15mmぐらいから、かなり高確率で雌雄判別出来るかもしれません。

 にしても、A氏の所のもメスになったそうなので、今度はメス化率高すぎですw
 ラッシー軍団は、メスが出ずらいという逸話もあったのですが、どうなっているのやら………

 にしても、ラッシーとアカンソは、産卵数が多いが故に値段の下落がキビシイですね。サンタレムなんかよい蜘蛛なのになぁ………

 此のクルギーも、一回誰かが繁殖させてしまえば、おそらく日本中の需要を賄って余りある事でしょうw

 ま、今年ガンガンデカクするとして、今年末か、来年かな、挑戦出来るのは………

2005/03/13

 久々に〜

 なんか遣る気が急遽沸いた訳じゃないけど、気分的に乗ってたのか、前々からやろーかにゃー(ノルェージャンフォレスト風)とか思ってた、新餌頁としてハエ培地の話とかガリガリと書いていたのです。

 ビール酵母って普通売ってないよ!とか。
 コーンミールも実はあんまり製菓素材としてメジャーじゃない、とか。
 イースト(パン酵母)は、実は迚も入手し辛いわ!とか。ええ。



 …………全部書き上がったところで、なんかエディタが飛んで、全部消えました。



 あはははははははははははははははは!!!




 …………
 ……………………
 ………………………………

 …………今日はそっとしておいてください(ノД`)


Scolopendra subspinipes cf. japonica var



 西表産、頭が赤く、脚も赤いが、曳航肢は黄土色のもの。



 与那国産の、頭から脚、曳航肢まで赤いもの



 波照間産だが、最もスタンダードとも言える、脚が黄色で頭と曳航肢が緑っぽい色をしたもの(写真の個体では欠損しているが)。宮古、伊良部島でもこのタイプを見ている。



 西表。頭が何故か黒っぽい。かつ曳航肢が赤で、脚がクリームイエローのもの。この辺、どういう風に産まれるのかが気になる。つまり、ブッシュバイパーやムチヘビのように、ヴァリアブルに産まれるのか、それとも兄弟は皆揃って同じなのか。一度、どれかが産卵してくれて、かつその子どもを総て育ててみないと、此は分からないですな(子どものうちは、脚の色がはっきりしないから)

 Scolopendra subspinipes subspinipesかとも思ったのですが、曳航肢からすると、どちらかというとアオズな気がする………んですが、断言しかねるのでcfで(笑)

 飼育して、いずれどれかが死んでサンプルになったら、調べます。

2005/03/14


 色々追いつめられておりますですよ♪<危機感を感じさせない配慮w





 簡単に言うと、なんか連合軍が結成され、僕に「一日三回食事を摂らせる防衛網」が敷設されたとのこと。

 …………三食って、人間が食せる回数なのだろうか?<本気で言ってるアタリ、かなり病んでますが、実際、僕には三回食べるのは想像出来ないのですが…………



 あと一回でエサ食べます

2005/03/15

 白鳥は優雅に水上を滑るようにしていて、その実、水面下では脚を激しく打ち張っていると言います。

 成功する人、優雅に見える人でも、裏で努力を怠らない、という比喩なんですが。
 僕の経験上、成功する人はその努力を苦だと認識してない気もします。一日睡眠時間三時間半の勉強時間を七年続けてる友人を知ってますが(日曜日は七時間〜八時間寝る様です)、彼は別にそれを労苦と思ってはいないようです。ちょっと風邪ひくと大変だなぁと思う事もあるようなのですが、ソレが普通だと認識してしまうと、基準がズレてしまうのでしょうね。

 当サイトも、完成度はかなり失敗してると言えますが、実はその裏で繰り広げられる試行錯誤と死闘の数々はプロジェクトXに引けを取るぐらいにはあるのです。




 …………ごめんなさい、ちょっと誇張しました。「いや、まったくホワイトデーって、返すのが大変でさ、困っちゃうよ、はははは」ってなぐらい誇張しました。ああっ、石なげないでっ(ノД`) ジョークですよっ。一度言ってみたかっただけですよ〜。

 …………そうですね、ええと、その、まぁ、プロジェクトaに引けをとるぐらいです(<まだ引けを取るのかい)

 とにもかくにも、語る事の出来ない数々のエピソード(早い話が没ネタ)が堆く積み上げられ、そろそろトロパイオンの頂きにも届きそうな勢いなのです(グリフィスの城にはちょっと届きそうもないです)。

 此処で、過去の没ネタをダイジェストで掘り起こしてみようと思います。メモ書きから。
 ツマランという人は、あまりにネタがなくて四苦八苦し過去の遺物にすら縋る僕の滑稽さを笑うがいいさ! ちくしょー!!!!<被害妄想な人の典型


・たらこは、なぜたらこなのかに関する調査と考察
 (なまこのこは、くちこ、ボラのこは数の子であるにも関わらず、たらこだけがたらの子である。この差別化はいったい何なのか。副題「ウニよ、何故おまえはウニなのか(ウニ子ではなく)」)

・ムカデの美しさについて数学的アプローチで証明してみようという試み
 (歴史上で最も美しい数式は、

(eix=cosx+i・sinx)という公式に、、x = πを代入して得られる等式、

[ eiπ + 1 = 0 ] =[ eiπ = -1 ]

 だそうです。此処で、トビズムカデ数(338602)を………(以下あまりにもトリッキーかつ意味不明なのが此の十倍ぐらい続くので削除))

・極限の料理に関する考察
 (お米が洗剤で研いであった料理を食べさせられた時、人はどう反応すべきかという話。正直に言うと女性の敵だと怒られる場合あり。手作り料理を残すと女性の敵になる場合があり、かつ、此を男性に相談すると、手料理を作って貰えるヤツは男の敵だ!と云われる場合あり。結果、全世界を敵に回す可能性がある危険な話だったりする(ダイジェストだけで十分意味不明だなァ………)

・どっかの蛇の個体群ごとの鱗の違いについて
 (此はとある法律のあおりを食ってお蔵入りw)

・このサイトでも用語集を復活させよーかなーという話

・「気胸のようですね」と云われたのを「…………桔梗でしたか。僕は水仙だと思ってました」「…………あ、燕子花も好きです」とぼける話(この話はフィクションです)


たみてしに逆でのたっ思と?なかうどてっのむ読に右らか左、くなとんな・

 想像以上に読み辛かったです。



 …………ふむ

 没にするには、没にするだけの理由があったんだなー、という感じですね。
 特に二番目のムカデの美しさを証明する、は、途中までエライ訳のワカラン数式が入り乱れる謎なものでしたし。

 まぁ、それでも、こうやって一回誤魔化して稼げたので無駄ではなかった!(全然誤魔化せてないという意見もあり)

 はいではおやすみなさい。



 イシムカデの同定は………(滝汗

 イシムカデ目、ヂムカデ目、オホムカデ目とかいう謎な本(三冊セット)があるらしいのですが、価格が五万ぐらいするのですよねぇ。そもそも昭和十五年発行だそうですが………どんな内容なのかな。内容によっては、買ってもいいけれど(<正気か)

2005/03/16

 こんばんわ、鯔(ボラ)の子はからすみであり、数の子はニシンの子だという指摘を受けました(昨日のやつ)。


 ………
 …………
 ……………
 ………………し、知ってたよ?
 子持ち昆布が、昆布に産卵されたものをとってきた訳じゃなく加工したものだって知ったのは結構歳経てからだけど、コレは知ってたよ?

 ほら、アレですよ、ちょこっと引っ掛けを作ってですね、「ここ間違いですよ♪」という心温まるハートフルなメールとかを期待しただけ嘘ですごめんなさい素で間違えました。

 あ、いや、元の文章ではね、ちゃんとニシンの子として調べてあるわけ!でもさぁ、全部読みかえしたわけでもコピペ(コピー&ペースト)でもないから、内容を頭の中で再現して書くじゃないですか。其の時にナチュラルに「え〜と、数の子は………ボラの子どもだったか」とか思っちゃったわけ! ごめん! 僕が悪かった!

 特に此処を読んでるちびっこさん(注:何故か当サイトはキッズgooサーチが結構な数来ているのです。此処に移転してからは知らないけど、前の場所ではそうだった)には悪いことをしました!
 テストで「次のさかなの親は何かこたえなさい」という問題があって、「数の子の親は………ええと、ボラだった……よね?」とか間違えさせてしまって、あまつさえそれが進路に影響したりしたら僕はもう申し訳なくて黄泉平坂を転げ落ちてお詫びするしかっ。


 …………何故だろう、一生懸命お詫びすればするほど、僕が不真面目であるような印象を与えてしまっている気がする………(´_`)ナゼ??



 エレガンスさんin石垣島2005
 よく見ると、模様面白かったな、コレ・・・・・

2005/03/17

 子持ち昆布が、加工食品であると知ったのは、実は比較的最近な気がします………(遠い目)

 子持ち昆布って、ほら、なんかカットしてあるじゃないですか。だからね、アレを見て、加工品って書いてあっても、「圧縮して均一にしてる」「カットすることとか、卵が取れないように寒天かなんかで更に固める」のを加工だと思ってたのですよ。
 わかるよな? わかりますよね?  ってか寧ろ分かれ! ああいやゴメンなさい、わかってください!<最早懇願調


 ってかですねー、此処にはそこそこ人が来てるわけだしー。
 誰か一人ぐらいは、子持ち昆布が加工食品だって知らなかった人が居るはずだ!(ドドーン!

 寧ろ昨日のを見て「え………子持ち昆布って加工食品だったの?」と気付いた方がいたに違いない!
 ってことは、僕はその人が将来無知だと笑われる可能性を消したのであり、むしろ賞賛されてもよいんでないかな?なんて思うわけですよ。

 馬鹿な勘違いで人から笑われようと、それを物陰から「ああ、わたしも同じ勘違いしてたなー」と気付いてる人が一人でもいれば、それは人助けになっているわけです。すばらしい。はらしょー、ぶらぼー!

 ってな訳で、「そもそも、子持ち昆布が自然にああなると思うとはねぇ………(苦笑」とか思った自分に正直すぎる人は、胸に秘めたまま決して僕に言わないように。凹むから。僕が。物凄い勢いで(なんか嫌な思い出があるようです)。

 誰だって、こうした人には今更聞けない疑問とか、そもそも気付いてすらいない誤解とかあるんじゃないでしょうか。
 鳥肉を毎日、鶏の肉だと知らずに、今日は何の鳥なのかなぁと思って食べていたという人を僕は知っています。知っていると、なんだそりゃ、なんですけど、よく考えてみると、そりゃ誰もいちいち指摘する訳でもないですから、そんな誤解も無理からぬことと思うんですよ。

 ですから、今更聞けないなぁ………なんて事柄がある人は、思い切って人に聞いてみるとよいかと思うですよ。喩え人に笑われたとしても、誰かの助けになっているかもしれないのですから…………








 …………ところで、子持ち昆布を最初に見たとき、昆布ってこうやって殖えるのかな、と思ったのって、僕だけじゃないよね??

2005/03/18


 梅が咲いていたりします。


 此の梅、僕が子どもの頃にアリに大々的にヤラレ、いよいよ枯れるかぁ〜と思いきや、淡々と生きております。梅にはどうも実が沢山なる年と、少しの年があるようで、交互、或いは、取れる、取れない、取れない、取れる、みたいな感じになるようです。取れる時はもう、中々にすごい量で、毎回「これは最後の命を燃やし尽くそうとしているのか??」と思ってしまいます。

 が、今の所枯れる気配はなく、今年も花を咲かせた模様。

 ま〜、この木には寄生虫がついたのを割り箸でべしべし一匹ずつ潰したりという結構手間暇かけた思い入れがある木なので、出来れば僕より後に枯れて頂きたいところ………


 …………ちなみに、父が子どもの頃から既に、「なんかもうすぐ枯れそう」という状態だったらしいですが…………




 あ、ムカデの話はコツコツ準備中。もう少し掛かりそうな感じですな(調べに)
 今日、まぁなんかムカデ突きながら色々話してたんですが、その方が持ってたカメラがやたら接写に強く、綺麗な写真が撮影出来てたので、これでもう触覚の節数とか数えられそうな感じです。気門も綺麗に撮影出来てたし。ムカデ接写撮影用として、あのカメラ買おうかなw

2005/03/19


 とあるムカデの写真



 四角い部分は、明るさを上げてコントラストをはっきりとさせたもの。
 此の部分の節と、二つとなりの左上にある節に見えるのが気門と思われる。

 此の形で、オオムカデ科の中でもどの属か、アタリが付けられる訳ですが、呼吸してる時は変形することもあるので、まぁ難しいような気がしないでもない。

 で、この辺のムカデの再整理


・ミドリハツエムカデ/Otostigmus glaber Chamberlin, 1920

 触覚:18節。2個の基節と第3節のいくぶんかは、無毛で光沢がある。
 体色:青緑で、触覚は褐色を帯びる。35mm前後。
 背板:滑らかで隆起線はない。
 備考:顎肢節の歯板の歯は各側に3または4個ある。そのうちの2歯は結合している。

 此のムカデの触覚の節は17節。何個体か見て、どれも十七節なので、切れている訳ではないと思う。ので、ミドリハツエではないと思われる。


・ツクイムカデ/Otostigmus multispinosus Takakuwa, 1937

 触覚=17節、基部三節は無毛で平滑。
 体色:体色は青緑色で、歩肢は少し薄い緑色、体長40mm
 背板=不明
 備考:顎肢節の歯板は各側2+2の歯を有する。
 胸板は第19節まで2条の縦横線があり、20節目は短く、くぼみはない。
 基側板は相当に長い。
 最終歩肢前腿節には腹面に、2列、内方に2列、各列5個以上の刺毛を有する
 分布:台湾、八重山、宮古、沖縄諸島、、奄美、トカラ、九州


・ノコバゼムカデ/Otostigmus scaber Porat 1876
 触覚:不明
 体色:不明
 背板:不明
 備考:ツクイムカデの近縁種
 分布:台湾、八重山、宮古、沖縄諸島、、奄美、トカラ、九州

・スジアオムカデ/Otostigmus striatus Takakuwa, 1940
触覚:17節
体色:不明
背板:鋸歯状のぎざぎざは不明瞭



 …………ふ〜む。
 ノコバゼではないと思う(ヤツとされる写真が正しいとすると………)
 で、問題は、ツクイムカデが如何なるものであるかということ。ただ、此処で気になるのは、背中について何も触れていないという点。

 ミドリハツエではわざわざ背中が滑らかだと書いてある。そして、Otostigmus scaberなどは相当に背中がぎざぎざしている。で、同属他種で数少ない写真を参照すると、そういう連中のを数枚見る(無論滑らかなのもいるのだが)。

 もし、「Otostigmus属のムカデとは、基本的に背中に稜線が入るムカデである」とするならば…………ミドリハツエムカデも、同じ様なものである可能性が高い気がする。ただ、此はやはり、ちゃんとしたデータから得たいところ………

 裏側を色々ルーペで観察して見るのと、高桑氏の書籍とやらを閲覧させて頂くしか手はないかな………


 …………なんで僕、こんなことやってんでしょ…………(汗

2005/03/20

 今日から、少し不定期になるかも(≒飽きたら辞める)ですが、ハエ培地自作への道(遥かなるフライベース)という連載でもやろうかと思うのです。

 いやほら………先日、書き上げたのが全部消えちゃったじゃないですか?

 アレ書き直す気が全然しないわけですよー。

 だからね、こう毎日コツコツ書いて、んでもってそれを再編集してしまおうっていう目論見なわけです。あたかもソレは積立貯蓄のよう〜。るる〜。

 セコイって言うな、堅実って言えー。

 ってな訳で、培地の話。

 ところで  此処で告白しますとワタクシ。ハエの培地がどんな原理でどんなものがハエによいのか、全然わかってません(どぎゃーん(JOJO風))


 あ〜、なに? いや、材料とか分かってるのですよー。うん。
 基本はですね、

   酵母+糖類+穀類(?)

 だと思うのです。だいたいの処方箋(レシピ)がこんな構成だし。
 +寒天+保存剤かな。
 ただ、昔の本には、外でふらふら飛んでる蝿を、バナナを入れた瓶で捕獲してー。んで、ポテトとバナナと砂糖を混ぜたものを煮込んで餌にするとかあった気がするのですよね。酵母は無かった。

 でもまぁ、その辺は進化したと考えるとよいと思います。(ビール酵母はアミノ酸とかミネラル源なんでしょう。実際、コーンミールと糖質のみで殖やすことも可能です。しかしまぁ、餌の餌には拘りましょうということで?


 予め断っておきますが、自作培地って別に作る意味はあんまり無いのですよねぇ………いや、正直なところ、ハエの殖やす数がそんなに多くないならば、大量に材料買い込んでしまうとその保存の方が大変で、結局全部使えなかったら無駄になってしまうわけだし。

 そんな訳で、此の自作培地制作ってのは、「売っている培地の素晴らしさを再確認する」若しくは、「我、餌道の深淵を極めんと欲す………(キラーン」という向けなのです。

 材料を集めたりするだけでもかなりの労力を要しますので、其処の所(オトクだよーとか、オススメだよ〜という訳では断じてない)をご理解頂いた上で読み進んでくださいな(笑


 ってな訳で、各材料集めに行こうかと思います。

 此処は、簡単な穀物か糖類から始めてもよいんですけど、まぁ新シリーズってのは、最初の掴みが大切ですから、一番入手が難しい「酵母」から行ってみようかと思います!

 はい、酵母。
 基本は、ビール酵母か、パン酵母です。
 パン酵母はイーストって呼ばれてますね。
 だいたいですねー、ネットとかで検索したり、人に聞いたりするとですねー、まぁ、ビール酵母かイーストを入手して〜とか書いてあると思うのですよ。この辺は、98年頃から全然変わってないと思う。だいたい検索して出てくるのは研究者とかの方の培養の仕方なのです。

 で、じゃぁビール酵母探してみようかな? と思って探してみてください。

 多分、普通に売ってなくて躓きます(笑


 いやね、僕も探したさー。でも、98年頃だと、全然酵母なんか売ってなかった。オンラインは勿論オフラインでもなかった。製菓材料のところになんか、ありゃしません。少なくとも、数店舗専門店含めて見回ったけど、そんなものを見かけた事はなかったです。

 健康食品の流れでビール酵母が注目されるより前だったし。まぁ、医薬品としてはあったけれど……イーストだって、普通は売ってないし、ドライイーストならあるけど、大量には売って無くて単価が高い。イーストは一時期パン作りブームかなんかの時に売ってたぐらいじゃないでしょうか。何れにしろ、一般的に小売り販売されるシロモノではないのです。意味がないから。

 この辺の事情は現在に於いても、何ら変化しておりません。

 ジャぱんを作る事に魂燃やしてる知り合いでもいれば、海洋酵母だろうがなんだろうが手に入るかもですが、少なくとも普通の人生歩んでいる人に、いきなりイースト入手してきて、と頼んでも無理ってものがあります。

 ビール酵母も然り。健康食品用のビール酵母が以前よりも入手し易くなったかな?という程度で、此らは培地として遣うにはちょっとなんかなぁという所があります。

 我々が使いたいような、業務用の食品添加用だとか、動物飼料に混ぜる向けのグレードの、それも大袋なんてのは、一般流通ルートには出ないのです。だってまぁ、そんなの商品として売り出せるものではないし………この辺、例えば「麦を麦殻ついたまま20kgで買いたい」とかに近いかもしれませんね。そんなん、売ってますかね? 思いつきでたとえ話を出しましたが………米屋なら入手可能なのかな? それでも、普通脱穀してあると思うんですがね………


 閑話休題


 研究者の方とかは、出入りの業者に頼めばそりゃ入手出来るでしょうが、一般人となると、コレが難しいのですよ、とても。

 で、ま、難しいのだ!ということを言ったところで、少し話を逸らしてビール酵母のことを少しだけ掘り下げておきましょう。

 ビール酵母は、ビールを製造する際に出る副産物だ、というのが簡単なところでしょうか。<簡単すぎ

 豆腐で言うところのオカラみたいなものだと思うとよいでしょう。オカラは漢字で雪花菜ですよ☆<どうでもいい

 と、言う訳で、ビール酵母の販売元はつまるところビール会社さんです。規制緩和でビール製造は地元でも出来るようになった訳ですが、まぁその辺はさておき。ビール会社と言えば、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーということころでしょうか(オリオンでもいいけどねw)。

 ビール酵母では、アサヒビール、キリンビール、サッポロビールを良く目にし、サントリーはあまり見ません。なんででしょう。僕の探し方が偏っているのかもしれません。

 アサヒビールのものは現在では人間用の衛星基準以上のものがメインで動物飼料用はないそうです。全く出ないということはないと思うのですが、その辺は謎。白い粉で、SPHERO AQUAで遣ってるのはたぶんこれ(少なくとも以前はこれだったのでしょう、一時期ビール酵母として取り扱ってたのはこの会社の)。
 健康食品向けとして錠剤、粉末があります。業務用食品添加向けとして販売されてると思われる一番安いタイプが、グラム単価が1〜0.9円ぐらいでしょうか。一袋は20kg。

 キリンビールのものは、健康食品として加工されたもの、食品用脱苦味乾燥ビール酵母BY-G(食品添加用)、乾燥ビール酵母A(食品グレード)、乾燥ビール酵母B(飼料グレード)と四種類あります。

 価格的には、乾燥ビール酵母A(食品グレード)、乾燥ビール酵母B(飼料グレード)が上記アサヒのものより安くなっており、g単価0.3-0.4円というところ。B品も価格はほぼ同じなので、B品に拘る必要性はありません。A品の方がいいと思います、折角だし。

 サッポロは、健康食品向け以外は、主にアユ、フナ、ウナギなどの水産飼料に配合して販売している模様で、飼料或いは業務用食品添加向けはあるのか無いのか今一つなぞ(サッポロエージェンシーなどに電話した感じ、よく分からない風味の従業員の方が受け答えてましたが、ビール酵母単体での販売はないとか言ってました。ホントかどうか知りませんがw)

 ってな訳で、ビール酵母でオススメなのは、アサヒのビール酵母か、キリンの乾燥ビール酵母Aグレードということになります。

 ビール酵母による質の差は、今の所比べてやってみないとわからんというところです。
 結局のところ、餌はケチるな!と僕は常々思っているのです。餌云々が、繁殖にダイレクトに影響してくると思うから。 ただ、試してもないので、どっちがよいとか悪いとかは言えませんですな。

 ですが、まぁ、最初に書いた様に、コレらは基本的に売っていません。

 僕は電話を掛けまくり最終的に卸し問屋を通じて購入しようと目論んだりとあったのですが、結局のところ個人向けではありません。つまり、個人には問屋に連絡付けようが購入できん!ちゅーことなのですな。

 懇意にしている店に頼めば、或いは可能かもですが………



 ビール酵母は、普通は手に入らないのでした、ちゃんちゃん♪



 …………で、終わると、流石に此の頁の存在意義に関わるというか、閲覧者に喧嘩を売ることになるのでw

  一応、個人で購入出来る方法を探してみました(皆褒めれー)

 ビール酵母はサッポロが水産飼料に遣っていると書きましたが、ビール酵母は栄養価がよいので、魚の養殖以外にも、それ単体で、ミジンコの養殖に遣うみたいなんですな。

 ちゅーわけで、フナ、コイなんかを扱う大きい店では、ミジンコの餌として売っている場合があります。フナとかコイの人は規模がデカイのか、20kg袋で販売していることもあるのですよ。グラム単価0.4円程度になりますが、それでも十分なんじゃないでしょうか。

 例えば、此処

 

 成田養魚園

 お買い物>錦鯉飼料>仔魚・稚魚用飼料

 他にも、探せばあるでしょう。
 コレとか。基本は鯉関連の水産ってことかですかねぇ。
 次回は、それ以外のものを。保存剤の話か、寒天か、糖か。

 次回って言ったからって、明日ってわけではないので悪しからず(笑
 ただし、今回より確実に短いと思うというか、今回で八割方重要な部分は出し切ってしまった気がしますですよ、ぼかぁw

2005/03/21

 なんだか半ば強制的に何処か彼方へ連れていかれそうな感じになっております………

 いやー、「水曜どうでしょう」の大泉さんの気分が少し分かってきたですよw




 培地の話は不定期連載なので、亦今度w
 っていうか、好い加減休まないと躰がヤバイよーな気がする今日この頃〜<いつもとか言うなー。いつも以上にという意味なのですよ!w

2005/03/22

 培地は、基本的に「穀類+酵母+糖類」で構成されてるらしい、と前回書きました。

 此は、つまり、かみ砕けば「蛋白質+糖」なんだと思います。ビール酵母には、トウモロコシやポテトに含有される蛋白質を補うアミノ酸補給源としての意味合いがあるのでしょう。黄粉(大豆粉)を入れるとよいという話があったのですが、大豆蛋白には、トウモロコシ蛋白に含まれないアミノ酸が含まれているので、その補給ということなのだと思います。

 イーストにしろ、ドライイーストにしろ、各種ビール酵母にしろ、無論コストは大切ですが、餌昆虫を育成する餌なのですから、如何に栄養状態のよいハエを大量に育成出来るかが、コスト以上に重要なポイントであることは論を俟たないでしょう。
 なんにしろ、多様な蛋白質を含ませるに越したことはない………んでしょうね。かといって、偏ってもなんですが………じゃぁ、何がベストなのかと問われると、僕自身はまだ色々試しているところだとしか言いようがないのですが……

 今日は糖源の話をしようかなとも思ったのですが、気が変わったので、別の話です。
 寒天などの糊料についてすこし。

 上記材料を混ぜただけでもハエの培地には成り得ますが、それではほぼ液体であり、ハエを取り出す為に容器を反転させた時、ぼたぼたと落ちてきてしまうことになります。また、あまりにもベタベタした培地だと、種ハエが其処にくっついてしまい脱出出来なくなり、繁殖効率が下がります。

 まぁ、他にも色々な理由があるんだと思いますが、培地は何かしら糊料をもちいて、液体状態から固体に近い状態へ固めるようにするのが普通です。

 東京都保健福祉事務局によると、増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料は、「増粘安定剤は使い方によって、少量で高い粘性を示す場合には「増粘剤」、液体のものをゼリー状に固める作用(ゲル化)を目的として使う場合には「ゲル化剤」、粘性を高めて食品成分を均一に安定させる効果を目的として使う場合は「安定剤」と呼んで」区別されるようです。

 ゼリーには、増粘多糖類で固められたものと、ゼラチンで固められたものがあります。たらみのゼリーは増粘多糖類、ブルボンのゼリーは、ゼラチンで固められています(99年頃調べた時はそうだった)。尚、寒天の場合は寒天と記述され、寒天をゼラチンとは書きません。ジャムに遣われるものはペクチンですが、これは粘度や弾性を上げるものの、ゼラチン等のように固める迄には到らないようです。

 他にも、グァーガム、キサンタンガム、カラギナンなどが菓子類に遣われています。

 一般に入手し易いのは、

・寒天(テングサ)
・ゼラチン(現在は豚由来のみ、かな? 脊髄から作ります。以前は主に牛由来だったので、牛アレルギーの子どもなどは、此が遣われた食品を食べることが出来なかったりとかあったです。今はBSE問題から、豚にシフトした模様。この辺、ちょっと笑い話があるのですが、まぁ今回は割愛)

 でしょう。
 此処で不思議なのは、ゼラチンを培地として遣う、という記述が、見受けられない事です。価格として、寒天の方が優勢という訳でもないのですが、ゼラチンを遣う、という記述を殆ど見ません。
 此は推測の域を出ませんが、ポリプロピレン容器を遣って培養する場合、ゼラチンで固めると、ゼリーよろしく、逆さまにした時そのままつるんと出て来てしまう、からかもしれません(苦笑)

 入手はし辛いですが、植物性由来(海藻抽出物〜のものとしてカラギナンもあります。此は、増粘多糖類と呼称されるものですが、種類があり、組み合わせにより異なった質感が得られるので菓子やアイスクリームに於いて力を発揮しているようです。ただし、入手が中々難しいので、培地として遣うのはちょっと難しい気がします。

 寒天にしろゼラチンにしろ――というか、多くの糊料に共通して言えるのは、六十度前後で融解させ、冷却することで固化するという性質を有しているということです。

 すなわち、此らの用途は調理培地に限定されます。但し、寒天は粉末が細かいと辛うじて、20度の水でもそれなりの効力を示しますが………

 寒天にしろ、ゼラチンにしろ、小袋は販売されていますが、大袋は基本的に小売りされていません。そりゃ、こんなものを大量に消費する個人なんてそうそう居ませんから、当然ですが………

 インターネット全盛を迎え、最も入手がし易くなったのがこの寒天だと言えます。1998年頃は、この寒天の入手が一番困難だったのです。特に粉末寒天は、小袋が販売の基本で、大きい缶入りというのが普通は販売していませんでした。
 懇意にしていた和菓子屋に頼んで、寒天の大缶を購入したした懐かしき日々。(るるる〜♪)
 しかも、寒天って実はそんなに安くない。そりゃ海草な訳ですし、大量生産している酵母やコーンミールとは単価が変わってくるのは致し方ないところ、納得なんですけどね。

 なんでこんな苦労話書いたかってね、皆様。今はねぇ、もう買うの楽なわけ(笑)
 インターネットショッピングが発達し、其処に参加する企業が増え、業務用のものすら取り扱われる昨今。ちょちょいと検索しますれば、もう見つかるのですよ。

 〜寒天ひとすじ五十年〜
 北原産業株式会社


 此処の所のお買い物をクリックすれば、まぁ、その先に業務用寒天1kgってのがあるです。しかもなんか半額になってるしw

 そんな訳で、寒天の大袋は、インターネットで検索すりゃー、あっという間に見つかりますよ?というお話でしたー。あー、なんて探し甲斐のないw

 でもでも、店舗で探そうとすると、今でもやっぱり大変です。インターネットを遣わないご家庭では、今でも入手しづらいことでしょう。昔は、もう、アレです、電話でたらい回しにされまくって入手しましたw
 でもまぁ、此処を読んでいるにもかかわらずインターネット環境ないです!ということは有り得ないので、インターネット環境がない場合の入手法については別に書かないでもよいですよね。端的に言うと、北原産業に電話すれば手に入るんですけども………


 ▼オマケの話▼

 水を加えるだけで作れる簡易培地を作りたいな〜などと願う僕のような極めて怠惰な人間にしてみると、お湯を沸かさねばならない寒天は、やや使い勝手がよろしくないと言えます。水で固められない事もないのですが、やはり今一つです。

 水を加えるだけで或る程度の粘度と弾性を確保するには、何を用いるべきか。
 今の所何がよいかはまだ分かってないのですが、とある天然食物繊維あたりがよいのでは〜というご指摘を受けました。
 調べてみて、やー、こんなものがあるのかーと僕などは全然知らない系統の食品に遣われていたので(苦笑)、思いつきもしなかった…………

 取り敢えず、純粋な粉末が或る程度入手出来るかどうかを調べてみよーかなーとか思っております。でも、コスト的に、寒天よか高いでしょうね。間違いなく。

 ヒントは、アレです、パきっと折ると、光やつ(違

 いや、ま、入手出来て遣えると思ったらご紹介しますです。

2005/03/23

 今日は、やたら甘い親子丼を食べました。

 いや〜………

 なんていうか、ひたすら甘かった…………

 僕は結構な甘いモノ好きで、甘いモノは比較的普通に食せるのですが………


 甘いモノが好きとはいっても、もともと甘いお菓子が好きなのであり、普通の料理を甘く味付けしたものは、ただただキビシイだけだと今日知りました。

 いや、此を読んでも想像出来ないかもしれないけど、甘いだけで恐ろしく辛いんですよ!

 砂糖とお塩を入れ間違えちゃいました〜、みたいな料理とか、味付け間違った料理は過去幾度と無く食べて来たんですが、「ひたすら砂糖を入れすぎて甘くなった料理」というのは考えてみると初遭遇。そして、今までの中で、かなり上位にランクインする厳しさでした………いや、不味い訳ではないのです、不味いわけでは………だけど、物凄くキビシイんです、食べるのが………これぞ、筆舌にし難いというものなのか…………


 たかだか甘い親子丼を食べただけで此ほど苦しんだ僕が、「喫茶マウンテン」へ行ったなら、遭難は必至ですな…………一度行ってみようかな〜、行ってみたいな〜、とか今までは”軽い気持ち”で思っていたけれど、今日を限りに行く気は一切無くなった!!!!!


 でもまぁ、僕は行きませんが、愛・地球博へ行かれる方は、一度、マウンテンに行ってみてもよいかもしれません。どんなに胸焼けしたとしても、僕は責任は取りませんけれどもね?(酷


 忘れ去られた頃に漸く御目見得なバリアビリス(笑
 でもフラッシュでちょっと色飛び気味・・・・



 然しまぁ、厳然たる差がありますね。

 ベントリ(イエロー、レッド、オレンジ)と、イミテーター・インターメディウスやバリアビリスの間には。

 繁殖の難しさというか………まぁ端的に言えば産卵数が違うとも言えてしまうのですが、それ以前に、中々産まないから、合わせ技で、数が採れない。

 ベントリ系は、年間ワンペアから三十〜採れると思うのですが(母体に負担を掛けない事を考えると、産卵を抑制して、このぐらいがベターと思う)、バリアビリスは、この調子では年間十行くか、行かないかという状態ですか………


 …………いえ、あなたが下手なだけじゃないの?、とか言われると、ぐうの音も出ないですが………(苦笑


 産卵数は、そういう種なのだと考えれば普通なのですが、産卵回数が少ないのは、僕の腕の問題な気がしますからね………まぁ、なんか足りないのでしょうなぁ………む〜

2005/03/24

 捕まえた時の大きさ、約3mm(笑



 脱皮して、5mmぐらいになったかな〜(笑

 たぶんオオゲジですね、此は〜。のんびりと飼育していくとしよう………

 このサイズが三月上旬に居たということは、南西諸島でのオオゲジやムカデの孵化時期は、二月下旬〜三月上旬なのだと思います。

 ということは、目覚めて交接しているのは、おそらく一月下旬から二月上旬なのでしょうか。

 と、言いたいところなのですが、それにしては、孵化直後ぐらいのサイズのリシダもいたし、孵化して数ヶ月経った頃に見える微妙なサイズのリシダもいたので、結構不可解なところもあります。

 案外、カエルのように、十二月〜三月ぐらいまで、結構幅広く繁殖しているのかもしれませんね。

2005/03/24

 或る夜……紅茶を飲みながら月を眺めてると、何故か目頭が熱くなってきました。





 …………花粉ですな(ぇ....


 そんな感じで今晩和。今日もふらふら生きている事、海月の如しと言われる管理人であります。ああ、くらげに海の月なんて漢字を充てた人は風流すぎるっていうかちょっと発想凄すぎます。

 そういえば、世の中にはシリコンを用いて、物凄くリアルなクラゲを作る人がいるそうです。
 透明なシリコン・シーラントは、遣った事のある人ならば分かると思うのですが、迚もアレをして加工し易いというシロモノではありません。それなのに、ソレで巧みにクラゲを成形しうる技術が此の世には存在するというのです。きっと半透明の声とかを聞いてるのでしょう(元ネタが分かった人は、一生黙っているように)。

 今度写真を撮って来てくれ!と頼んでおいたので、暫くしたら投稿があるかもしれません。が、そんな彼は今なんか思い切り風邪引いてるみたいなので、当分は無理かもしれませんなー。


 捕まえた時の大きさ、約3mm(笑



 脱皮して、5mmぐらいになったかな〜(笑

 たぶんオオゲジですね、此は〜。のんびりと飼育していくとしよう………

 このサイズが三月上旬に居たということは、南西諸島でのオオゲジやムカデの孵化時期は、二月下旬〜三月上旬なのだと思います。

 ということは、目覚めて交接しているのは、おそらく一月下旬から二月上旬なのでしょうか。

 と、言いたいところなのですが、それにしては、孵化直後ぐらいのサイズのリシダもいたし、孵化して数ヶ月経った頃に見える微妙なサイズのリシダもいたので、結構不可解なところもあります。

 案外、カエルのように、十二月〜三月ぐらいまでと、繁殖時期が結構幅広いのかもしれませんね。

2005/03/25

 管理人さんはスゴイ頭痛と熱でかなり凹み中なので今日は短め!

 少し前に食べた時の写真



 此も、苛烈熾烈なるジャンケン勝負の末に僕が勝ち取ったえびせんべい達なわけですが。
 これらは、桂新堂というお店のえびせんべいです。
 此が中々よいのですが、値段も中々です(苦笑

 ただ、このお店の真骨頂は、「蝦焼菓」と書いて「さやか」と読ませたり、「えび姫」という、一見するとまんまストレートだけど、冷静に考えると、小さいから姫なんだとしたら、「姫えび」なんじゃないのか、とか、そういう面白さにあるようなないような?

 いや、まぁ、ちょっと冗談言ってみましたが、僕は此のえびせんべいが好きだったりします。
 滅多に買えませんので、買ってちびちび食べるんですがね。

 病気っぽいし、ちょっと食べてもいいよね………確かこの辺に買ってとっておいたのが………アレ? おかしいな、僕の分がまだ残っていた筈………ん? ああ、母上、僕のせんべい知りません? 桂新堂の。まだ甘エビと桜エビが残っていた筈なんですが…………って、何故目を逸らすのですか? 母上? ははーうーえー?(エコー)




 …………ふて寝します (T_T)

2005/03/26

 なんだか、有理数は無限に存在するかの如く、「ギリギリライン」が更に細かく(深く?)なっている気がします。案外、人間って平気なものなのですねぇ………

 とはいえ、別に苦痛なのが好きなわけではないので、やはり風邪なのは厳しいところ………まぁ、今回のは幸い薬が効くところを見るとインフルエンザではない気がする(合併症を抑える意味でインフルエンザでも薬を出す事はあるですよ、念のため)ので、まぁ数日ガチっと眠って治したいところ………

 にしても、斯様に具合が悪くなると、やはりメンテナンスの容易さは重要だなぁと思うというか、ハエ培地は調理培地だけでなく簡易培地も開発しときたいなぁとか思う今日この頃なのです。

 年がら年中具合が悪く見える僕ですが、悪い中でも、今回みたいな時は本当に極めて最低限なことしか出来ない状況であり、特にハエ培地は、調理培地だったりしたら匂いで気分が悪くなるのですよ………orz

 急ぎ、簡易培地も考えますかねぇ。アレのコツは糖源とかだと思ってるのですが………なんだかんだで、頭の中に予想処方箋はあるものの、試してないし………

 その前に、冬だからまだ大丈夫と思っているうちにそろそろ四月、蛇棚を好い加減作らないとヤバイのが最優先事項かなぁ(滝汗

 …………や、取り敢えず「体調治すのが先でしょう!!!!!」と各所からおしかりを受けており(どうも、寝床を抜け出して色々やってたら、連絡網が敷かれていたらしく、多方面から怒られた………)、

 「もしも寝てなかったら、今度という今度は赦さない」
 「愛想が尽きる事はないかもしれないけれど、あなたの人権を尊重する気が尽きるかも(≒強制的になんでも喰わせるという事ラシイ)」
 
 などなどの、明かなる嬉しくない脅迫を受けておりますので、今宵ってか暫くは大人しくしているであります。

 このサイト、一応、家族その他には殆どバレていないので、こそこそ更新しているわけですよー。いやぁー、ちょっとスリルがありますね〜。

 寝床から抜け出しているのを見つかったら、大変ですよ。もうねぇ、管理人さんはかなりギリギリな緊張感を以て此を書いている訳で、読んでる皆様も、その恐ろしさに身震いして欲しいぐらいですよー。

 …………む………う………う〜あ〜、なんか、文字を読んでたら目眩がしてきもちわるいな………(ーー;;;
 …………え〜、う〜。なんか一応、オチを考えようと思ってたんですが、素でなんか気分悪くなってきたので今宵は此で寝ることにします………申し訳ない………

 あ〜。

 此がホントの寝オチですか♪<風邪で思考が回ってないせなのです。寛大なお心で一つご容赦をっ。

2005/03/27


 「G線上のアリア」

 って曲がありますよね。僕はあの曲が大好きです。ちなみに、G戦場ヘヴンズドアも大好きです。

 夢の中でやたらあの曲が流れていて目が覚めたんですが、起きたらどうやらうなされていたらしいのです、僕。

 で、G線上のアリアを聞いていたから、別にうなされてた筈もないのだけど………でも、なんであの曲なのかな。最近聞いた覚えもないのだけど………ぼやくと、、

「それ、G(ギリギリ)線(ライン)上のアリアだったんじゃないの?」

 と、なんとも微妙に意味不明な返答が帰ってきたのですが、物凄く納得してしまったので僕の負けな気がしました。

2005/03/28

 今宵は何故か梅を。
 や、僕は梅と桜をこよなく愛する人間でありますよ? 手入れしてるしー。
 今年はけっこう良く咲いた様な気がします。

 明日から暫くは、タラ写真出して誤魔化す方向で!(今年の風邪はタチが悪いね………)



 しだれうめ。
 
 垂れ梅か、枝垂れ梅か、枝下梅か。

 どれが格好よいですかねぇ。

2005/03/29

 今日は写真の大盤振る舞いで御座いますよ。
 ってかヤドクの話で御座いますですからにー

 ってなわけで〜

 僕は、今、WildSkyに入っているベントリのワイルドのレッドは、ベントリのレッドではなく、オレンジであると思いますです。

 此は、去年末に日本国内に入ってきたワイルドのベントリと同じタイプで、四年前(だっけ??)の五月に国内で出回ったワイルドベントリのレッドとはまた別物です。


↓2004年末に国内に来ているペルー産のWC_Orange



 や、実際見たので、間違いないです。アレはレッドではなく、オレンジの方でした。

 何故此に拘るのかと言いますと、別に此の色はオレンジであってレッドと呼ぶに相応しくない!とかそういうこと以前に、ベントリのレッドと呼ぶべき色彩が別に存在するからです。

 個人的に、名前の混在は、個体識別に於いて混同されない場合には気にしないのですが(例えば、アズレウスはコバルトヤドクガエルでもいいし、アズレウスでもいいし、ルリヤドクでもいいと思う。ガラクトノータスの白いのは、ソリッドホワイト推奨だけど、ムーンシャインでも別に問題があるわけではない)、今回のは、別にレッドと呼ぶべき個体がおりますので、僕としては気にしていく次第なわけですよ。

 でないと、似ているので、混ざったりってのが有り得るじゃないですかー。

↓CB2004 Red (CBは、この場合、CaptiveBreedであると同時に、CarmineBreedでもありますw)


  写真の個体は、写真を撮った方向とかもあってラインが細く見えますが、ラインが太い個体も勿論います。というか、太い個体の方が多い(細いって言っても、フレンチギアナ系のベントリイエローのような細さでは全然ないですが)。
 例えば、此の親は、

↓WC_Red


 こんな色をしている。此でもまだ微妙に、色が上手く撮れていないのですがね、これ………

 写真ではフラッシュ焚いちゃうと色飛びが起こってしまい分かりづらいかもですが、それでもなんとなく分かって頂けるかと思います。
 僕が言う「レッド」と、今回来ている「レッド(僕が、以下オレンジと呼ぶもの)」は、実物は歴然と異なるので混同することは有り得ないです。見れば誰でも分かる。

 ちなみに、以前来ていたアマゾニカスとされるものと、色合いもラインの太さも、上記の二つはどちらも異なります。
 デュエルマニーは喉の模様を知らないのですが、少なくともアレは脇腹のラインが無くて、アミメが腹部まで上がってくるというものだったので、やはり異なります。ただ、デュエルマニーの「赤」は、今回ベントリのレッドと呼んでる方の赤さと、ほぼ同じである気がしますが。ま、色だけの話ですけどね。

 却説。

 此処で皆様気になる所として、「その、レッドとやらとオレンジとやらは、区別する必要があるのかい?」というのがあるかと思います。

 つまるところ、レッドやオレンジという色彩は、確実に別物であると言えるだけの要素であるのかどうか。

 ≒別々の個体群であるのかどうか。

 もしも、レッド×レッドで、オレンジも出てくるような、或いはオレンジ×オレンジでレッドが出てくるような事があるのなら、此の二つを区別する必要性はありません。

 実際、この二つの個体群は極めて良く似ていて、模様はほぼ同じです(喉の模様も、見た感じちょっと違う気がしないでもないけれど個体差の範疇に収まるレベルだし、背中側の模様はそっくり。足の青の鮮やかさに、やや差異があるきがしますが、やはりそんな大きな差異ではない)。


 此だけ見ると、独立した個体群ではないのではないか?という気がしないもでないのですが、オレンジが来た時、レッドは二十余の中に一匹も混ざっていなかったのです。レッドが来た時も、此はうろ覚えではありますが、今回来ている様なオレンジは居なかったと思う(ただ、これは情報として信用性が低い。大分前だし、そんなに注視していなかったから………)


 もしもレッドとオレンジが同じ個体群で、同じ場所に生息していて混ざっているとか、ヴァリアブルだとか、単なる個体差(傾向)だというのなら、レッドも其処に或る程度混ざっていて然るべきだし、そもそも色合いの個体差に、もっと幅というか違いがあっておかしくない。オレンジとレッドの中間個体や、黄色に近いオレンジや、赤の強いオレンジがいていいはず。けれど、総てが同じレベルのオレンジしかいない。

 欧州の話で、オレンジ×オレンジで、オレンジとレッドが両方出たって記述があって、此が気に掛かっては居ます。

 ただ、実際来たWCを見ると、色合いはどの個体も差異は微小で、赤い個体は一匹も混ざっていなかった。

 加えて云うと、自分でレッドを殖やして見たところ、赤い色に、多少の幅は認められるモノの、今回ワイルドで来ているオレンジと呼ばれる程にオレンジだなぁ〜という個体は今の所一匹も出ていないのです。成長するとオレンジっぽいかなと思っていた個体でも、しっかりと赤くなる。

 幅は極めて狭く、総てレッドだと言って過言ではない。少なくとも、一番オレンジっぽいっかな?という個体でも、ベントリのオレンジのオレンジさには程遠いのです。


 そして、去年から今年に掛けて、我が家で入手したWCオレンジが殖えていて(というか、入手から間もないから、まぁ此は持ち腹だろうと思っていて、だからサイトでもあんまり書かなかったのですが)、此処最近、丁度上陸を始めた所なのですが………もうちょっと成長してからじゃないと断言しかねるものの、現時点での色合いから判断するに、すべての個体がオレンジで、赤いタイプのものは見受けられません。此方は、赤に偏っているものも見受けられない。

 どうも見ていると、ベントリの幼体というのは、成長に従い赤みが増すようで、レッドの方は上陸直後ではオレンジっぽい色をしています。

 且つ、オレンジの方は、オレンジっぽい黄色(ベントリイエローの黄色とはまた質感が異なる黄色)をしているので、此から赤みが増してオレンジになるのだと予測されます。

↓CB2005_Red上陸直後


↓CB2005_Orange上陸直後



↓CB2005_Orange上陸前(上とは別個体ですが)


 此らは、今回上陸した(しようとしている)七個体総てに共通する傾向です。殆ど黄色く見えますが、だんだん、一番最初に出した様なオレンジになっていくのでしょう。その検証には、あと三ヶ月もあれば事足りる筈です。

 加えて、先日、ベントリのオレンジに於いて、第二回の卵も得られたので、そっちでも同じ結果が得られれば、

「ベントリのレッドとオレンジは、別々の個体群である」

 と考えて、差し支えは殆ど無いだろう、と思います。

 少なくとも、僕はその確信が出来て、別々と認識するし、別々に系統を維持して繁殖させて行くでしょう。


 …………
 …………只、無論、

「中間地域には、レッドとオレンジが混在する地域が存在する」

 可能性は捨て切れません。見てきた訳じゃないですからね。そうなると、その地域では、レッドとオレンジの遺伝性はどうなるのかが気になるところであり………ひょっとしたら、その地域に於いて、オレンジ×オレンジでレッドが出るなんてことがあるのかもしれません。

 ですので、もしも次にWCの入荷があったなら、僕は、その便と今回のをすぐに混ぜる事はせず、まずはそのWCの中でペア組を取り、その子らを見て、どういう系統のものか調べてから、既存の血統群と混ぜるかどうかを決めるかと思います。

 尤も、其れは先の事ですし可能性ですから、今は考えないでもいいでしょう。

 ただ、僕は、現時点で日本に来ているベントリの「レッド」と「オレンジ」は、別個体群として認識して、混ぜる事なく独立して殖やす可きだと思いますです。

 と、言うわけで、去年末、及び今年になって来ているWCのベントリは「オレンジ」であり「レッド」ではないということをばし!と言いたかったが為に、この様に長い文章を書くことになりましたでございます。

 いやぁ、興味のない人には「どうでもいいわそんなこと!」と思われたことでしょう。興味もないのに此処まで読んだ貴方はエライ!(笑)

 興味があって愉しんで頂けた方がおられましたら嬉しきところに御座いますです。

 いやぁ、なにげにですね、この文章、さり気なく実践した繁殖データとか集めてからでないと断言調で書けなかったので、或る意味、此処数年に渡る力作と言えなくもないような〜………

 でも、トークなので、一日で流れてしまいますが(笑)

 あ、でも、一応、勿体ないので、もう少し整理して(オレンジベビーの経過を含めて)新カエル頁の方に載せたいかな。

 …………こうして、どんどん書くことが殖えていく…………ぁぅぁぅぁぁぁ(ToT)<自分で墓穴を掘りまくっているだけではありますが………
 

 …………このまま、メンドイなーとか思っているうちに忘れて、埋もれさせちゃうかもしれませんな(爆

2005/03/30

 昨日大夫気を入れて書いたので、暫くはぼやっとたいむ〜

 僕は、ぼんやりすることに掛けては達人級なので、何時間でもぼやっと出来るのでございます。


 ぼーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 あ、なんか気付いたら夜だ。

 やば(汗)

 そんな日でした(ぇぇ!?。


Poecilotheria formosa


 僕が一番好きかもしれないポエキロさん。背甲に入る紫銀色は、同属中筆頭と云って過言ではありますまい。


 ちなみに、あー、なんだっけ………ツマベニナメラが飼育が容易だとか書いてあった雑紙の同じ号に紹介されてるのは、スリランカ・オーナメンタルであって、サレム・オーナメンタルではないので、御注意下さい。ええ……(遠い目<いろいろな感情が混ざったらしい

 あ、そういえば、ポエキロまた新種見つかったみたいですね。
 詳しい経緯とか此から情報収集するので詳しくはまだ知りませんが。まだ記載はされてない……のかな。
 原産地はまたもやインドだそうです。広いね、インド。

 見た感じ、比較的特徴だったものはないか???……と思わないでもないですが、背甲の模様が結構独特? もうちょっと鮮明な写真を見たいところです。

 最大サイズとか詳しい事はまだ不明なので、取り敢えずぼちぼち情報収集してみようかと思います。


 独逸じゃもう繁殖させたみたいですがヽ(´ー`)ノ 

2005/03/31

 なんか、躰が不調なようです。全く回復の兆しが見えないというか、寧ろ日々悪化している感じです。感覚的というか、頭ではまだ大丈夫だと思っているのですが、気付くと倒れていて、予想以上に寝てしまいます。

 とはいえ、頭脳は明晰でありまして、困ったところ。起きているけど動けない時などは、とても暇なのです。
 昨日は横たわったまま動けなかったので、なんか歌をつくってみたりしてました。それが何故か、今日も頭を離れません。


▼なまこの歌

 なまこ なまこ わたしはなまこ
 今日ものったり 海の底でころがります
 海の上は嵐でも 海の底はとっても静か
 のんびり砂はみ むにょむにょ進む
 なまこは今日も元気です

 なまこ なまこ 深海なまこ
 今日ものんびり、海溝を進みます
 沈没船が降ってきて 今日はちょっと騒々しい
 つぶされなくて よかったよかった
 なまこは今日も元気です

 なまこ なまこ ゆめなまこ
 今日ものんびり ゆらゆら泳ぎます
 泳げるなまこはわたしだけ ちょっとお得ななまこです
 あてなく彷徨う わたしは旅人
 今日のなまこは詩人です



 こんな感じで、リフレイン中。

 …………
 ……………
 ………………うむ、僕の頭脳が全く問題ない、ということが示せた処で、今日はここまで!!


 コロンビア・レッサーブラック
 どっかにメスいないものか………そういえば、久々にコロンビアの窓口が少し開いた模様。此の機会にWCのメスは流通しませんかねぇ。