幻想熱帯雨林へ戻る

2005/07/01

 ステキな勢いで悪化中………

 というか、今日はいろいろやって燃え尽きた…………



2005/07/02

 なんとなく生きております、こんばんわ。

 最近はのんびり読書タイム………よい陽気です。然し、後を振り向くと本来時間を圧縮しないと成し遂げること不可能と思える作業量が積層しております。<つまり絶賛現実逃避中なわけです

 やー、いよいよ新しい月ですね。ええと、今は二月ぐらいでしたっけ?
 ああ、そろそろ桜も咲いて来るかもって感じですね

 ←このへんの画像とか


 …………
 …………………
 ………………………
 ………………………………はい、現実逃避は此処までにして、ちょっと作業してきます………いや、来週ちょっと出掛ける為にはいろいろやっとかないと………ううう<基本的に自業自得なんで同情は無用
 

Uroplatus phantasticus egg



 ほぼ完全な球形。
 孵化するのでしょうかね。
 ふむ……此の種は、僕としては初ですな。

 個人的にこの仲間では、小型の、60cm水槽クラスのヴィヴァリウムで飼育出来るところが好みです。大型種も、其れに準じて大きいケースが用意出来るならばよいだろうと思うですけれどもね………数ケース用意するのは中々に難しい。

 小型種である本種などならば、ペアならば60cm規格、トリオ以上ならば60*45*45でありましょうか。

 レイアウトして植物を植え込みトビムシやシロワラジムシを放って飼育するというスタイル。

 気になるのは、そうしたレイアウト環境で生み付けられた卵に気付かなかった場合、それはワラジムシによって卵が食べられてしまったりとかするのだろうかという点でしょうか。

 試した事がないのですが、どうなのでしょう。ミルワームとかだったら食べられてしまいそうですが………うーむ。かといって、チャレンジする気にもなりませんしね。難しいところです。

2005/07/02

 ねむい………




 去年は血統維持用として大半は保持していたりするので、案外疲れます。


 此の個体たちは、僕が特に気に入っているタイプの仔。


 現時点ではかなりよい感じに育っているのでありますが………さてさて、どうなるかな。



 飼育環境の再整備により、この辺にも余裕が出来て来ましたので、もう少し許容量が増えそうです。

 アラネとかも多めに手元に残せるようになるでしょうか………しかし、此らと違って、アラネは将来の見通しがし辛いのが微妙な点ですね。其処を見通してこそ、なのでしょうけれど。


 此の仲間、今年も相変わらず、ルイーが微妙っぽいです。
 たぶん、今年も二桁には届きますまい………なにかが足りないのでありましょうが。 



 ああ、そうそう、パーライトでも比較的問題なく発生しているようです(笑
 まぁ、孵化するかどうかは、まだ分かりませんけども。

 でも、ヤシガラに埋めるかパーライトに埋めるかの差なので、正直ヤシガラに埋めるんでよい気がしております………なんとなくですが………

2005/07/03

 個人的に、東南アジアのナメラってのはステキなのが多いと思うであります。
 あんまり来ないけど。

 ぼんやりとこの辺ちびちびと飼育しているのですが、当然乍らペアが中々揃いません。まぁ気長にやっています。
 待ち始めて数年経つのもいますが、そんなのは気にしちゃいけません。
 そもそも来たという話すら殆ど聞かずにもっと長く待ってるのとかだっているのですから(苦笑



 この辺とか好きなんですがねー。実にいい。よくわかんないけどともかくいい。

 個人的には、この辺の蛇は品質が高いか、ハイポメラニスティックあたりまでがよい様な気がします。
 アルビノになってしまうと、ちょっと魅力が下がる。まぁそれでも気に入ってる蛇ならば飼うのでしょうがw

 個人的に東南アジアナメラで特に気に入っているのは、チモールナメラだったりするのですが、此は未だ飼育したことが御座いません(見たことはあるけど)。

 まぁ、この辺に傾注して魂を燃やしまくっている方が大夫日本にはいるようなので、誰か殖やすのをぼんやり待つのもよいですがね………


 …………この本欲しいな〜………

2005/07/04

 Chimaira社のヤドク本ってどーなったんですかねー。もう七月ですけども………順調に伸びているのでしょーか。ISBNコード忘れたから調べられん………DRACOの最新刊か、赤いヤドク本の後の方に書いてあるので、調べたい方はその辺でAmazon検索かけるがよろしいかと。ああ、ちなみにjpじゃなくてdeかcomあたりで。

 現在私大変具合がよろしくないというか、もう倒れる寸前というか一般的に言うともう倒れて病床に臥せっている状況だったりするんであります。

 そんな状況で生んでた卵を回収しそびれまして凹み中です。やー、僕が倒れている状況になると産むとは………久々のキオビだったんですけどね(ちなみにイエローの方)。

 そんな感じで夜はぼんやりと蒲団に入りつつ本を読みバックグラウンドで映画を流しているのでありますが<寝ろよ、先日買ったウェールズの山のDVDの紹介文として、傑作コメディと書いてあったのに、ちょっとびっくりした今日この頃です。

 此はコメディなんでしょうか………全く異なると思うのでありますが………此を書いた人は、ハーラン・エリスンの世界の中心で愛を叫んだ獣をラブストーリーだと言うのと同じぐらいの勘違いをしてるんじゃないかと思わずにいられません。

 笑いがあったらコメディになると言うならば、山口県に生息してる虫の生涯とかもコメディになるというのでしょうか(意味する処が分かった人は、気付かなかったことにしてください)

 それにしても最近DVDがなんか夏なせいかお安いです。ハリソン・フォードの逃亡者とかマイノリティ・リポートなんかが1000円しないとはー(後者は千円したかもしれん)。一度見た映画なのですが何となく買ってしまう。買ってもあんまり見てないDVDとか沢山あるのですけども………

 そういえば、少し前は生き物関係のビデオって結構あった気がしますが(や、海外で)、最近はどーなんですかね。
 海外のビデオというのは確か規格が違うので日本の機械じゃそもそも再生出来なかったものですが、昨今はDVDになってるとしたらその辺の問題はなさそーな気がします(まぁリージョンコードはこの際別問題として)。

 衛星放送だと色々と面白いのをやってるよーなので、見てみたいのですが…………まぁ、素直に衛星放送に入るのが一番なのでしょーけども、ううむ………工事とか要るとなると………むずかしいとこです。





2005/07/05

 そんな訳で、もうなんかアレです、苛ついたのでバキっとトップ頁変更した感じです。本来はタランチュラ用として作っていたものですが。
 今回から構造がかなり単純になっております。もうアレです。気にしないことにする! 今まで数年、拘ってきましたが、もう疲れたから、いいや、別に………(遠い目)

 まぁ、もう少し素材をカリカリと制作して完成形な気がしますが、ちょっと疲れた頭ではよい感じなのが浮かばないので大夫先でありましょー。

 僕の記憶では、tableタグを遣うと、tableの中身を読み込む迄は表示されないという仕組みになっていた気がします。tableタグを遣いつつ、ファイルサイズは今までと其程変わっていないので、多分ナロウ・バンドの人々には読み辛い事極まりないかと思いますが………まぁ、日本のブロードバンド普及率も大夫上がってきた様なので気にしない様にしますです。まぁ、画像ファイルを切れば、遅くても問題ないんじゃないかな。此のサイトが重い最大の理由は画像をぺしぺし貼っているからですし。

 そんな訳でぼんやりしつつ今晩和。こんなの作っていて、あんた本当に病気か?と思った方も多いかと思いますが、其処を問うては無粋というものでありますよ♪

 そうそう、昨日まで気付いてなかったんですけど、Chimaira社の本ってひょっとして重刷掛かったんじゃないでしょうか。soldoutだったところに価格が書いてあるところとか見ると。

 今まで重刷はされないというのが一般的認識だったChimaira社ですが………いやぁ、重刷掛かったとしたら素晴らしいかも!
 クスシヘビ本とか持ってないんですよね。読んだ事はあるんですが。当時は立ち読みしただけだったから………
 あとインドのヤツとか読みたかったんですよねー。

 たぶん飼う事はないけどベーレンパイソンの本も読みたいですしなぁ………いや、環境要素を学んでおくのは、あの辺の高山系ナメラを飼育する上でも役立つ気がするのでありますよ。立たないかもしれないけれど(苦笑

 さっさと本専用のキャッシュカードさっさと作らねばなぁ………

 …………ところで、先日押入を整理していたら段ボール箱を見付けました。一番下の段にぎっしりと詰まった段ボール箱………なんとなく嫌な予感がして中を確認すると、どーやら総て書籍の様です………


 ……………………どうやら、僕の蔵書は極めて危険な領域に達そうしているようであります。蒲団圧縮袋みたく、こう、書籍を十分の一ぐらいの空間に圧縮できるシロモノはないものですかね………

2005/07/06



 Goniurosaurus lichtenfelderi hainanensis 2005CB

 と、言う訳で、第一号さん。初脱ぎ中。
 ふむ、前々から、亜種の差はなんであるのか、詳細な文献欲しいところなんですけども、何処にあるんでしょね。知ってる方は教えて下さると有り難し(笑

 しっかし、去年の育ていて大夫大きくなっているので全然忘れてましたが、此奴ら産まれた時はこんな小さいんでしたか………いやはや。まぁ、小さいと言っても、そこそこありますが。<わけわかんないよ

 ふむ、まぁ暫くは様子見てぼやぼや飼育しましょうかねぇ〜。

2005/07/07



 ふ、写真を見た瞬間にいま、昨日のと同じだから更新まだしてないな、と思った人がひとりはいるに違いない!ふはははは! 我の勝利じゃ!


 …………と、いう訳で閲覧している方々がポポロッカな勢いで引いたところで今晩和。

 Goniurosaurus lichtenfelderi hainanensis 2005CB二匹目です。や、今日孵化してたのですよ。
 もしも模様が普通だったら、此奴は絶対に写真に撮影されることなく一年ぐらい飼育された後に思い出したように忘れたように写真撮影が為されていたことでしょう(笑

 乱れ模様というのは、過去にも何匹か見た記憶があります。あと、バンドが完全に白い(黄色くない)ものとかも見たっけな。今どこにいるのかは知りませんが。

 まぁ、正直、模様が乱れてどうなのかなぁというのが此の仲間の間ではある気がしないでもないです。完全にストライプになっている個体群とかいるなら面白いかもですが………

 コレの親は極めて普通で、去年産まれた中にも取り立てて模様が崩れてるものはなかったので、発生理由がよくわかりません。まぁ色々あるんでしょう。ランダム的に。




 そういえば、今日は七夕であります。ホームスターの発売日は今日の予定だったのに延びたようです。がっかりです。
 と、言うわけで、七夕なので僕はちょっと出掛けて来るので、暫く更新が止まります。ええと、まぁ数日かな?

 全然理由になってないじゃん!と皆様思うかもだけど、たぶん誰かひとりぐらいは「七夕だから出掛けるってことはひょっとして管理人さんは彦星?」とか思ってくれる心優しき方がいるに違いない!<いねーよ。というか全国の織り姫彦星ファンに謝れ

 いやまぁ、そういう風に誤魔化される人もいるかもしれないから、誤魔化されない人はちょっと自分の疑い深さを見つめ直すべきだと思うのです。
 水月を見るが如く湖面にたゆたう月に自分の心をこう、投影してですね、よーく見てみると、まぁたぶん、自分が疑い深いんじゃなく普通な人間なんだと分かるんじゃないかと思ったりとか思わなかったりとか。

 ………ああ、一応、その、純真無垢な方が信じるといけないので断っておきますと、僕は彦星じゃないですよ?
 …………………………言うまでもないかもだけど、敢えて言うけど、織り姫でもないよ?<星に打たれて死んでしまえ


 …………いや〜、このイタイ文章が数日にわたって表紙を飾ってるかと思うとアレです、帰って来るのが嫌になりそうな気分です(笑

 でもたぶん、書いたことなんかすぐ忘れてしまうから、数日後にはすっかり忘れて戻ってくるかと思うのですが………ああ、そうなると、アレですね、コレは、戻ってきたら速やかに更新しないでは居られない様にするための、自分への戒めとかそういう感じになるですね。
 どんなに疲れていても、たぶんコレを数日後の僕が読んだら、居たたまれなくなって、兎に角更新しようとするでしょう。うむ、そういう効果はありそうです。閉鎖したくなるかもしれませんが(笑

 コレを書いている現在、僕が如何に追い詰められているかというのが良く分かって頂けたかと思うのですが、まだ出掛ける準備を何もしていません。はい。たぶんこのまま行くと、出掛ける数時間前にやることになりそうです。やれやれ………取り敢えず、天気が穏やかな事を祈る今日この頃です。沈むと困るので………

 ではでは〜

2005/07/11

 琉球蜈蚣地全図・新章 〜君は財宝の島を見たか〜



 最高僻地5級地


 行政区分で、これ以上の僻地は存在しない。しかし、結構古くから知られていて縄文の頃から人はいたといわれ、しかもなんか日本書紀にも記述があるらしい場所である。そういう意味では関東とかその辺より歴史は古いかもしれない(そうじゃないかもしれないけど。家の日本書紀を手に取ってみたが見付ける前に挫折(苦笑) 見付けたらまた書きます<ぇ)


 鍾乳洞の壁面を自在に闊歩する巨大多足生物たち。(15cmぐらいのオオゲジが沢山いた)

 夜、暗い電波塔を歩くと、背後に誰もいないのに足音が………オカヤドカリがカタツムリの殻を背負ってかりかりと歩く音はさながら人間の足音のようなのです

 粛々と流れる沢を見下ろすと、突如その中から巨大な生物が!オオウナギ始めて見たですがびっくりしました

 という感じのを経験して参りました(誇張は全然してないw。

 でですね〜、写真家に帰って見てたんですけども、アレです、今回、同行のH氏、E氏に写真撮るのを主に任せてたので、びみょーなのしかない(笑)

 ので、その辺の写真貰う迄は、まあ、ぼやぼやちびちび書く感じで。



 そんな訳で、わたくし、アレです、トカラ列島は宝島へ行って来ました。アレです、ひとつなぎの財宝を見付ける為です。キャプテン・クックは言ったのです、財宝をそこに隠したのだと(本当らしい)。
 吐喝喇列島です。そう、奄美大島の北、屋久島の南の西のほーにある島々です。蜈蚣では奄美、吐喝喇まで分布というものが多く、主に自然は奄美と屋久島の中間層とされているのだとか。

 僕としては、「なんで奄美諸島が琉球なんだよ!」「なんで吐喝喇が琉球に含まれてるの? あなた認識がまちがっていなくって?」と罵られるに違いないと思っていた琉球蜈蚣地全図(まぁ、公開当初はホントは深く考えてなかっただけなんですが)、とくに罵られることも怒られることもなく現在に至っております。このまま何事もなくというか、まぁ言われても気にしないでやってこうと思う次第なのですがー。


 そう、そんな訳で、吐喝喇にどんな蜈蚣がいるか。それは重要なポイントなのです。リュウキュウオビムカデの類は存在するのか。ツクイムカデは鹿児島枕崎の確認例があるが、それならば吐喝喇にいても然るべきです。蜈蚣の分布を知る上で、吐喝喇は調査の対象から外せない―――そんな島々なのです<僕の中だけでだけどね? 気にしないで。どうせ誰も研究してないもん………僕が趣味で研究してて勝手にそう思ってるだけですもん……orz


 そして、数時間の飛行機の旅の後、十数時間の船旅に耐え(なんか波は二メートル半ぐらいあって、まぁこんくらいならあまり揺れないらしい。ずっと寝てたけど)、島での滞在時間実に十六時間弱。しかも再び二十時間ぐらいかけて家まで戻る。全行程のウチ実に四分の三は移動時間という微妙な旅の果てに。


 わたしは、トカラの地、宝島にて、蜈蚣を探したのであります。そして――――





 そして、









 見・つ・か・り・ま・せ・ん・で・し・た〜ヽ(T〜T)ノ




 以上!


  琉球蜈蚣地全図・新章 〜君は財宝の島を見たか〜 








 …………いや、別に逆転とかスタッフロール後の展開とかそういうのはないですよ?

 やー、ホントにね、全然見つからなかったのです。一匹も。

 ジムカデとかそういうのもみつかりませんでしたであります、少佐!
 でも現地の人の話では、結構デカイのがいるそーであります! だからまぁなんか見つからなかったんですようあああああああああああああん!(ノД`)

 あー、そうそう、奄美サソリモドキもいなかった。

 なんか、石や板をひっくり返すたびに出てくるのは、なんていうか、カニばっかりなのであります。まぁ綺麗なカニでしたが………

 まぁ、夜間は蜈蚣より蛇の方探しちゃったりはしたけど、かなり真面目に昼間は蜈蚣を探しました、僕は。ヤスデは見たんですが、蜈蚣はいなかった………どーも、前日大雨だったので、なんかお好みの場所に移動してたのかもしれません。ともかくおらんかったのですよ………カニばっかし………




 そんな訳で、ぼんやりモードで第一弾。
 コガネムシを食べるのでコガネグモ。雄雌がペアになっております。大きさ的にはそんなに大きくないんじゃないかと思います。餌としては甲虫が沢山いたので結構幸せに生きているのやもしれず。ちなみにサムライスパイダーで有名な加治木町は鹿児島県。トカラより北東ってところですか。

 僕は、以前姫が育てたコガネグモというのを見せてもらったことがあるのですが、写真のはそれよりも一回りばかり小振りな感じでした。姫が育てたのより尚大きいものが存在するそうだから、びっくりです。この辺、やっぱり写真で見るより実物見た方が立体感あって格好いいと思います(僕の撮影技術がヘタなのがその最たる理由だという事実には気付かないふりをしてくださいね?(笑))

2005/07/12



 普通、僕は島に行くと、昼間は景勝地や観光地をふらふらして写真を撮り、その地の特産品を食べたりしてぼんやりし、夕方から寝て、夜中に活動を始めるというスケジュールを取ります。
 が、今回のトカラ列島は、

 金曜日 23:50 鹿児島港南埠頭出航(22:00から乗船可能)
  ↓
 土曜日 13:10 宝島着(途中、幾つかの島にも行きます)
  ↓
 日曜日 07:00 宝島出発
  ↓
 日曜日 20:00 鹿児島南埠頭着

 というスケジュールになっております。フェリーが一週間に二回しかないのです。

 フェリー自体は、
 鹿児島、口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島、奄美大島と島に停泊し、折り返す感じになっています。

 宝島にフェリーが停泊し、奄美から往復して戻ってくるまでの時間が約16時間。この間に色々なことをこなすというスケジュールな訳です。
 もしもコレを逃した場合、三日後にしか船は来ません。あと、島事に定期航路はないようです(宝島から小宝島ぐらいなら、宿の人に頼めば船を出してくれることもありますが………波さえなければ)。



 フェリーとしま停泊中

 今回はそのスケジュールの関係上、昼間にうろうろというのが出来なかった訳です。昼間に夜に移動する予定の場所をざっと下見をして、それでもう夕方だったので………まぁ、次回は下見が出来ているので、観光地も色々行けるでしょうかね。
 この辺の話は、まぁ後日琉球蜈蚣地全図の方に詳しく書くかもしれません。

 唯一、観光地っぽいところと言えば観音堂というところへ行きましたが。奥行きが60mほどある鍾乳洞なのですが、まぁ、だいたい30メートルぐらい進んで怖くなって止めました。ちなみに、此処はオオゲジやら巨大なマダラゴキブリやらがいて、マダラゴキブリでかい!と喜々として集めてる同行者がいたりしました。


 周囲に沢山いるアオカナ



 体の部分だけで10cmオーバークラスのオオゲジが複数いた


 まぁ、昼間はこの後電波塔へ行き



 オオシマトカゲ

 とかを見たり土塊をいじくってカニを見たりとかしておりました。

 でもって、夜の話は、また明日(笑)


 ああ、そうそう、今回、写真はE氏に提供してもらったのを多く遣ってます。僕が撮影したのとの見分けは、「おお、綺麗な写真だ」と思ったらE氏のだと思えばよいかと(実際そうなんだもん(苦笑)

2005/07/13

 誤算だったこと。え〜、旅行で体力ゲージを大夫消耗したらしく、起きてるのが辛いです(笑)

 リュウキュウカジカスペシャル



 一番下のはメスか……?
 そんな訳で、繁殖期だからなのかヤタラ金色なオスがステキであります。金色なのは別に吐喝喇に限った事ではないようなのですが………、少なくともヤエヤマで金色のを見た記憶がないよーな気がします。やたら「うわ、黄色いなぁ!」と驚きましたし。

 昼間は赤黒い感じのばかり見てたんですが、夜には金色のオスのカジカがぴょこぴょこと綺麗でありました。
 季節的にこの色なのか、一年中こうなのか………マンテラのブルーレッグみたいな感じに色が気分や温度や発情期とかで変わる可能性は極めて高いので、まぁ周年飼育とかしてみて経過を見てみないとなんとも言えないかと思いますが、まぁ一時期にしか見られない色だとしてもこの色は捨てがたいってぐらい綺麗です。

 カニでもやたら黄色い(全身余すところなく黄色で目だけ黒い)やつが沢山いたのですが………そういえば、水がある場所の水底は、茶色な感じの土壌らしく、そこに居た黄色いカニは、微妙に保護色になっていました。カジカガエルもそういう戦略なんでしょうか。

 しかし、水中ならともかく、水場周辺の葉っぱの上とかにいると、目立ってしようがなかったですが………(苦笑

2005/07/14

 真面目なノリで特定外来のこと書こうかなーと思って書いてたら長くなった上に分かりづらくなってしまったので、ちょっともう少し纏めてからにしましょう。にしても、以前此の件に触れたの、丁度半年前の2005/01/13なんですね。コレについて考え始めたのは丁度一年ほど前ですか。いやはや、なんともなんとやら………月日が経つのはやいものでありますな。

 閑話休題

 吐喝喇波布/Protobothrops tokarensis

 昔はTrimeresurus tokarensisだったです。Trimeresurus属は、アオハブとかいる属でしたっけか。シロクチアオハブとかスリランカアオハブとかこの属だよね(移動してないよね? まぁこの分野は詳しくは追ってないのでそんな知らないんですが)。

 で、確かDNA解析で、トカラハブ及びホンハブ(クメハブ含む)は大陸内部のハブに遺伝的に近いグループで、南洋をルーツとしてないっぽいねぇという研究結果が出たのです。サキシマハブはタイワンの方に近くて、ハブとは大夫遺伝的差異があるのだとか。ヒメハブはどーなってんだか覚えてないけど、まぁ分布域からしたらハブの方でしょうね。

 そういえば、リュウキュウカジカも、南琉球と北琉球では遺伝子的に大夫開きがあるというのも乗ってました。確か、今年の三月か四月に沖縄行った時の飛行機の中の雑誌に書いてあった(笑 Coralwayでしたっけ?

 トカラハブは、宝島と子宝島にのみ生息するハブです。渡瀬線というのは、生物学上の境界線の事ですが、これより南方に分布します。北部にはいませんし、南部にもいません。二つの島だけらしいです。或いは他の悪石などにもいたのかもしれませんが、絶滅したということでしょうか。宝島では、結構昔に大々的に駆除したとかしないとか。

 宝島は与那国島の半分以下、子宝は更に小さいです。まぁ島の人には厄介な生命体なのでしょうが、世界中で此処にしか存在してない生物なのだと思うと感慨深いものがあります。個体数はどんぐらいなのでしょうねぇ。百単位だったら笑える(笑えないけど)

 或る意味、絶滅に最も近い位置をクメハブと一緒に競ってる感じかもしれません。一般人的にはどうでもよい事なんでしょうけれども。絶滅した方がよい、という意見もよく耳にしますしね……いやホントに(苦笑)

 黒色系と淡色系が知られています。正確に言うなら、黒ハブと白ハブと呼ばれる二種類がいて、さらにその中間的なのもいるというところでしょうか。

 模様が殆ど消失するもの↓を白ハブとするなら、やや体が橙色をうっすらと帯びて模様があるもの、全体的に鼠色的な印象を受けるものもいました。ぶっちゃけ、鼠色のは「なんか綺麗じゃないねぇ」とか突きながら話していて、写真を撮影してなかったような気がします(爆

 …………実際、写真ないし………

 白ハブと呼べる白さのものは、全体の二割ほど、黒ハブと呼べるものは一割。残りは白ハブにまぁ見えないこともない鼠色っぽいのとか微妙なの、という感じですが、全体的に白ハブのカテゴリに属する連中が多く、黒ハブはかなり少ないです。六分の一〜十分の一と言われている感じです。
 幼体時期はどんな色なのかは謎ですが、40cmぐらいの小さい白ハブを見ましたので、ひょっとするとあんまり色変わったりとかそういうのはないのかもしれません。産まれてくる個体がバリアブルなのか、或いはカラスヘビみたいに劣勢遺伝なのかも不明です(なんでもハブはハブ研究所とかでも繁殖例がないという話。持ち腹ぐらいならあるんじゃないかと思いますが)


 模様までかなり消失している白ハブ

 ちなみに水はあんまり好きでないのか、側溝の水の中にぽちゃんと入れてみたら慌てて脱出しようとしておりました<ぉぃ

 動きは比較的俊敏(サキシマハブとかと比べて)、体が柔軟で大きいことも手伝い射程距離が長いです。体の2/3ぐらいが射程距離。つまり、一メートルほどの個体の場合、60cmぐらいは余裕で圏内です。ジャンプするということではなく上半身を鞭のように撓らせ伸ばし、牙を”打つ”という攻撃方法です。ただし、フックなどで押しつける動作をするとフックに噛み付くので、まぁ、森の中で踏みつけたら咬まれると、そういうことでしょうか。これ、トカラハブに限らずサキシマハブとかにも共通して言えることだと思いますけども(笑

 あ〜、なんか荒いと書きましたけど、それはこっちがいたずらしよーとした場合の話で、普通に此方を見付けた場合、ヤツは速やかに逃げようとします。車で流していて、見付けて車を止めるまでの間に向こうも光を感じてか、あわてて森の方へ逃げようとする感じ。

 それをえいや、まてい!とフックで引っ掛けアスファルトのところに引きずり出し、写真撮影すべくいじくりまわすと大変怒りっぽくぎゃーぎゃーと噛み付こうとするということです(笑) そうなると、まぁちょっと荒いです。でも、いじくらなきゃ、基本的に大人しく逃げまどうタイプだと言えそうです。

 上の写真を見て頂けると分かりますが、引きずり出されて尚、逃げようと一生懸命な感じであります。
 この、一生懸命逃げるヤツをフックでまたんかい!と長く留めたりして撮影会とか悪逆非道な真似してますと、くわっ!と噛み付こうとしたりするわけです。

 まぁ、そりゃ怒りたくもなるさぁというものでしょうけれども、当人にしてみれば(笑

 この辺、同行のH氏とかが慣れていたのでいじって撮影とか遣ってますが、一般的に慣れてない人がやるのは大変危険なので真似しないよーに。今更でありますが……

 ひとりがフックやら何やらで牽制し、他の人たちが撮影する、という感じで撮影しております。


 最初はシロハブでも出てきてくれれば嬉しいなぁというところだったのに、シロハブが沢山見られてからは、もう飽きてきてしまって、後半はシロハブや鼠色のシロハブは「ああん………ああ、白いですね」とスルーされ(笑)

 「黒ハブよ〜、出て来い〜、出て来い〜」とクロハブのみに傾注。念を飛ばしつつなんか呪文のように「クロハブ出てこい〜」と歌い出す怪しい集団(主に歌ってたのは僕だったような気がしないでもないが)。




 そして、いよいよ夜も更けて来たしもう終わりか………という最後の最後の頃に発見した個体がコレ(確かE氏がめっけた)。
  クロハブさん戦闘態勢。かわいらしいです。

 ああ、そういえば、この時は僕が反対側で黒っぽいのを見付けて、いたっぽい!と言って車を止めてもらって降りたんですが、其の時既に見付けてたのは逃げ去ってしまっていたのですよ。で、車の反対側から降りたE氏が車から降りてみたら、足下にいやがった!というのがコレです。まぁ、つまり、どゆことかというと、車を降りる時は気を付けましょうということでしょうか(笑)

 見た時はチョコレート? 焦げ茶? という感じで漆黒ではなかったのですが、コレは中々に黒い!と撮影会に相成りました。
 こうして写真で見ると案外黒いし、どーもコレがクロハブでよいんでないかと思ってみたりしている今日この頃です(笑

 尚、シロハブは瞳が銀色なのですが、此方は瞳が金色をしています。不思議です。


 因みに毒性はそんなに高くないらしいです。宿のご主人はトカラハブに何度も咬まれてると言われてましたが、まぁ数日腫れてすごく痛い、という程度だったようです。まぁ、それをして毒性が低いとか高いとかを判断するのは微妙でしょうけども。例えば、まぁ僕ぐらいにヘタレた人間だと咬まれると厳しいかもしれないですし。

 ですが、まぁ毒性は弱いってことで抗毒血清は作られていません。また後遺症が残る例も事もないようです。ただまぁ、数日から一週間ほど腫れるようです。

 そういう風に別に死なないと言うことは別にして、壮絶に痛いといいます。
 サキシマハブが致死率は低いものの後遺症の生じるパーセンテージが高い(ハブと同程度)ことで有名ですが、なによりも激痛の度合いはハブに引けを取らないのだとか(普通、痛みのあまり意識が落ちるとか。)。

 トカラハブも、サキシマハブ程ではないにしろ、まぁきっと物凄く痛いんでしょう。痛い対象としてハブやサキシマハブよか痛くないとか言うのは簡単ですが、あっちは全身がエライことになったりとかあるわけで………

 そんな訳で、出掛ける際には咬まれるかもなわけで、あんまりこういうのを見学に行くのはオススメ致しませんという風に纏めておこうかな、という今日この頃です(笑)

 今回のように自らちょっかいを掛けにいって写真撮影とかしてるので、咬まれても僕が全面的に悪いってことになってしまいますからねぇ…………


 ああ、そうそう、そう言えば、宝島は、NTTドコモは圏内だったんですが、auは島の何処にいても圏外でありました……宝島っていうか、吐喝喇列島は全部そうっぽいです。ああ、ほら、山の中で咬まれたりとかして助けを呼ぼうにも、auじゃダメだよ?という話ですか(笑)

 ってか、一人歩きはね、ちょっと微妙と思うですよ。

2005/07/15

 そろそろ吐喝喇の話するのも飽きてきましたね………な、ええと、第四回か第三回かそんぐらい<好い加減すぎる
 というか、読んでる皆様は飽きてませんか。飽きてないならいいです。取り敢えず僕は飽きてませんので、飽きるまでは書きます<一行目は?

 え? もう飽きた? …………そうですか。

 …………でも続きます(ぇ

 ところで、風邪が普通に悪化してヘタレてます。熱計ったら、体温計が39.6度を指し示していました。体温計はあんまり信用しない、と家訓として僕が決めているので気にしないことにします。
 取り敢えず、先程まで全身から物凄く汗が出てきて熱い程だったのですが、なんか今はぴたりと汗が止まり、加えて云うと寒くなってきました。コレを書いたら速やかに眠ろうと思います。誰か葛湯とか作ってくれないかな……



 吐喝喇を訪れて宿に荷物を置きつつ、ハブは出てますかねぇという話を宿のご主人に尋ねた時、謎なことを言われました。今の時期か、もう少しすると、赤い色をしたハブの子供がそこら辺でよく見られる、と。

 トカラハブというのは、幼体時は赤色をしているのだろうか?と、其の時は普通に思ったのですが、夜になって40cmぐらいのシロハブを見て、そんなことはなさそうだと思ったりしました。

 とすると、赤いヘビというのは何の事なのか………50cmぐらいのサイズのものだと思しきクロハブや赤っぽいハブの死体も見たので、それらの事だったのかもしれません。まぁ、黒いのは真っ黒だったので、アレを赤く見えるかどうかは分かりませんが。

 ――――ところで、宝島にはトカラハブ以外にもヘビがいます。奄美タカチホがいるかどうかは不明ですし、ブラーミニメクラヘビがいるかどうかも不明ですが、少なくとも、リュウキュウアオヘビはうろついています。



 ミミズを基本的に専門で食べるヘビだと聞いていますが、その動きは俊敏にしてパワフルです。土竜は良質の蛋白質だと言いますが、それは確かなのかもしれません(笑

 背中側は暗い鶯色で、腹部は淡い黄色。喉元の中央は白くすらなります。大変美しいヘビです。この個体でも、まだ小さいと言えるかもしれません。

 路上轢殺体を含め、リュウキュウアオヘビは………ええと、四匹、かな、見かけました。


Cyclophiops semicarinatus

 此方は幼蛇。孵化直後というよりも、少し育っている感じがします。見ての通り、首の後ぐらいあとからはオレンジ色に発色しており腹部もオレンジ色です。
 見たことはないのですが、或いは、幼蛇の時は完全に全身が橙色なのかもしれません。

 と、すると、宿屋の人が言っていた赤い小さいハブというのは、真逆コレと見間違えてのことでは―――なんて疑念が頭を過ぎりました。

 見かけたら殺す、という風になっているハブでありますが、誤認で殺されてる他のヘビっていうケースも、少なくなさそうに思える今日この頃です。別に、だからどうとは言いませんが。

 それはそうと、この辺中々綺麗だったので、ちょっと飼育してみたくなりました。

 そんな訳で、ミミズコンポストの事とか考えてみようかな、とか思った今日この頃ですが………

 ふと疑問に思って調べてみるとですね、沖縄の、というか、渡瀬線をこれまた境界線にして、ミミズも種類が様変わりするようなのであります。

 沖縄には十数種のミミズがいますが、それらは、本土のミミズは重ならないと言うのです。いや、属は同じフトミミズ属のがいるんですけどもね。

 それでもまぁ、この辺が食べるミミズは、沖縄のものなわけじゃないですか。そうなると、そのそいつが食べてる種を養殖したくなるのが人情というものではありませんか?

 そもそも、本州のものは周年飼育出来ない事が知られています。冬は死滅してしまう種が結構いるわけです。そうでないシマミミズ(ミミズコンポストに遣われる)は、喰いが悪いことで知られます。

 ………沖縄のミミズはどうなのでしょうか。一年中見る気がするんですが、ミミズ。確か一月に石垣に行った時も、ミミズは見たような記憶があるのですが………もしも記憶違いでないならば、冬でも生き延びて繁殖するような、そんなミミズがいるんじゃないでしょうか。

 そ〜なると、そのミミズが好むタイプの土壌はどんななのかとか、その辺から考えないとアレですが………そこさえ分かればあとは、ミミズコンポストの技術を流用して………とか考えるとちょっと愉しくなってきます。

 ミミズあれこれさんところの日本産フトミミズ属の125既知種リストってのを見ると、やっぱそうですね………ふむ、取り敢えずのターゲットは、Pheretima diffringensPheretima rokefelleriPheretima rokefelleriあたりかな。理由は、台湾との共通種ってところ。台湾にもアオヘビいますからねぇ。台湾アオヘビってのが。

 理想は周年繁殖が可能で、成長が早く、シマミミズを育成するのに遣われるミミズコンポストの技術が流用出来て(つまりそういう閉鎖領域で飼育繁殖し易い)、かつ、適温が24度〜28度ぐらいであり、低温になると死滅するというタイプ。
 ま、上記三種は、南方系種とされるので、結構行けるんじゃないかと思いたい………(笑

 取り敢えず、次回沖縄に訪れた際には、ミミズの採集も考えて見ましょうかね。

2005/07/16

 ヴィンランド・サガの一巻を読んでぼんやりしております。目が離せない一作でありますな、此は。

 思うに植物層の写真をもっと撮影してくるべきだったなーと今更乍らに思っています。吐喝喇、というか、子宝島と宝島は渡瀬線のすぐ南なわけで、南方と屋久島がミックスされた不思議な感じになっておりましたし……どうも、生き物にばかり目がいって、植物層を見るのがどうも苦手な今日この頃なのですが、やはりまぁ植物あるところに生き物あり、な訳でありますから、その辺にも目を向けたいものであります。

 そういえば、屋久島にはジムグリがいるという話があります。いや実際いるらしく、その上なんか綺麗だと聞き及びます。屋久島は99年か98年か、どっちか忘れましたが訪れたきりなのですが、ジムグリを探しにもう一度行くのも一興かもしれません。ただ、見つからないと物凄く凹むのが島行きですので、探す対象がジムグリとなるとなぁ………どうなんでしょうか………中々見つからない可能性も高そうでちょっと躊躇いがありますな。

 で、まぁ、屋久島よりも南にはジムグリはなんでも居ないのだそうであります。

 屋久島の南方、吐喝喇列島の悪石島と子宝島の間に、生物地理上の境界線があるとされ、これを命名者の名前をとって渡瀬線と言うのだとか。同じ様なものとして、津軽境界線ことブラキストン線とか、まぁあるようです。詳しくはそんな知らないのでありますが、まぁ単語だけ知ってるとちょっと面白いかもです。

 ちなみに渡瀬線以北と以南では陸貝とかの生態が様変わりすることでも知られているのですが、まぁ陸貝に関してはE氏に任せておきます。

 それにしても吐喝喇のマダラゴキブリはトカラマダラゴキブリだとかいう話で、居るもの居るものすべてが変わってるという気がします。





 しかしまぁ、訪れることをオススメ出来るかというと、やはりまぁ微妙な気がしないでもないですが。とんぼ返りしないとなると、そこそこ長く滞在することになりますし。

 八重山に行く方が、或る意味面白いと言えないこともない、と思うのですよ。
 ただ個人的に、旅行というのは、行って楽しい場所があるというよりは、楽しむスキルがあるかどうかで旅行ってのは変わってくると思うのでありますが。

 僕としては吐喝喇行きは大変愉しかったので、まぁ今こうしてスケジュールに追い詰められたり熱で呻ったりしていても、まぁ良かったな、と思っていたりします(笑

 ところで、日本でもGoogleMapが公開されました。

 衛星写真による八重山の図は、中々おもしろいものがあります。開発の度合いとか(苦笑)

 検索は、例えば石垣島、とかだとヒットしませんが、石垣市だとヒットします。吐喝喇ではヒットしませんが、宝島だとヒットします。まぁいろいろやって遊んでみると愉しいのでオススメです。

2005/07/17

 借りた本をぼんやりと読んでみたり………それはそうと、このキーボードが物凄く欲しいです。
 問題があるとすれば、僕はキーボードの寿命がだいたい一年以下な人なので、そこのところでしょうか………文字の打ちすぎというよりも、まぁ打つ力が強すぎるからだと思うのですけども。

 いや〜、PC周りで久々にぐぐっと来る感じの製品であります。

 そう言えば、これLCDらしいですけども、富士通の電子ペーパーを遣うとかなり夢の商品になる気が!

 …………まぁ、売れるかどうかわかりませんけど……

 

 なんかオレンジヘッドになるタイプ。地肌の色にかかわらず、各模様で、それぞれ、こういう頭の色が多少変わるみたいなのって存在する気がします。
 以前、同一入荷便で、模様はほぼ同じ個体が沢山いる中で、頭部にオレンジが入る〜薄く入る〜オレンジがない、みたいな感じで幅がある感じで色々いましたし。どんな風に遺伝するのかは分かりませんが。まぁ傾向かな。

 色変にしなくても、こういった特徴を強化していく選別交配による改良も楽しめる気がします。気の長い話ではありますけれど(苦笑


 時に、昨日部屋片付けをしていてベッドの角にごぎゃべき!という感じでぶつけた指、一晩たちゃ直るであろうと思ってたらなんか膨らんで内出血してる上に痛くてなんか歩くのに難儀であります。これわ、罅かなんか入ったっぽい。折れてはいないと思うけど………

 そんな感じで風邪も悪化し病院が近付いて参りましたので、入院しなくてすむよーに、成る可く寝て具合良くなっておこうと思う今日この頃であります。であでは。

2005/07/18

 もう終わったのかなーと思ったころで復活する吐喝喇特集。でもそろそろ終了です。




 オオウナギさん。見たのは始めてだった気がします。

 此方はそんな大きくない方だったと思いますが、大きいので150-180はありそうな感じのを見ました。海から遡上して来た感じだったのでしょうか………

 なんというか、大きい生物というのは、ただそれだけで見ていて愉しくなりますね。
 昆虫や蟲のような小さな世界に垣間見える繊細な輝きも、時として強く我々の心を捉えて放しませんが、ただ大きい生物が出現するという単純明快な現象が与える衝撃と存在感というのもまた想像を超えるものがある気がします。

 此を見て、オオサンショウウオを見に行こうかなぁ、とか思った今日この頃なのでありました。

 あ、ちなみに此、美味しくないらしいです(笑


 そんな感じで、一連の吐喝喇特集はひとまず此にて終了です。他に思い出した事だとか書きたい事とかは、琉球蜈蚣地全図の方にでも書くとしましょうかね………

 ではでは、取り敢えず今宵はこれにて〜

2005/07/19


 ゆめーみるー、ちからー


 onちゃんです。やー、かわいらしい〜。当サイトのマスコットキャラだと偽りたいところですが、そうするとHTVさんに怒られるのでそういう真似はしません。

 ところで、左足の薬指を先日ごぎゃべきばきっ、とぶつけた話はしたかと思うのですが、本日再び同じ場所をごきゃっ、とぶつけたところ、めちゃくちゃ痛かった上に、ようやく内出血が引いてた指が、なんか心なしか1.3倍ぐらいの太さに腫れたので、どーもヒビだったところにトドメを差して折ってしまったんじゃないかという感じです。或いは、軽いヒビだったのを重いヒビにしたか。

 そんな訳で、まぁ指の骨が折れちゃったので今日の更新はこんな感じで休み。

 ほら、タイピングし辛いから。そういう理由。


 ではでは♪(騙されてくれる心優しき人はどれぐらいいるのかな〜)

2005/07/21

 足の指の骨がヒビ入ったか折れたか、まぁちょっと痛いことになってしまったという話をしたかと思いますが、最近記憶違いが多いので、ひょっとしたらしていなかった可能性もあります。

 今こうして書いた文章を読んで、皆様は各々、「いや、確かに前書いてたよ」とか「書いてなかったんじゃないかしら」と思っておられるかと思うのでありますが、その記憶は本当に正しいと胸を張って言い切れますでしょうか。
 ひょっとして、別のサイトで見た事とか、アイロンをかけていた時に後で流れていた昼メロの中でそんなシーンがあったとか、二年前に読みかけて途中で止まったままの小説の中にそんなシーンがあって、それが偶然ちょっと此のサイトの雰囲気に似ていたので混ざっちゃって、そんな気になっているという事は考えられませんか?

 ――――まぁ、皆々様におきましては、おそらく、最初に思った通りで間違いないのだと思いますが。此が僕になりますと、中々最近記憶があやふやだとかナントカそういう問題以前に、まったく記憶にないのであります。なので、基本的に、周囲の人間がそうだと言うことを真実として信じることにしています。


 アレは昨夜の事でした。僕が食卓にいつも座る席に、薬の袋が置いてあったのです。漢方薬二種類を、一つの袋に纏めたものです。何故、この様なものが封があいた状態で此処にあるのか―――僕は訊ねました、此は何であるかと。

 それは、あなたが開けたまま、飲み忘れた薬ではないか。と、言われました。
 調べてみると、二種類の漢方薬が混ざっているのが分かります。然しその物体が、僕には大変不可思議なものに見えました。
 僕が此の薬を飲むならば現在、風邪薬とビタミン剤他数種類を加えた上で飲む筈だ、という確信が僕の中にあったからです。

 此はひょっとすると、僕を暗殺しようとしている人間が、僕の記憶があやふやなのをよいことに、毒を混ぜた薬をこうして紛らわしく置いたものやもしれぬ。

 僕はこの様に主張し、此の薬を飲むのを拒否しようとしたのでありますが、

 もったいないから、馬鹿なこと言ってないで飲みなさい、と言われてしまいました。

 ―――これは、怪しい。よもや、毒を盛ったのは当人ではあるまいか、と疑念が浮かびました。ドラマなんかだとよくあります。毒を盛ったものを飲むのを今か今かと固唾を呑んで内面では心穏やかではないのですが、表面上は相手を気遣う、みたいな。

 然し。世間的に疎まれたりとかそういう事は有り得るだろうし、自分の知らないところで恨みとかまぁ買ってるかもですが、世間一般的に「殺す程でもないんだよねぇ………」という感じの微妙な価値加減を目指しているわたくしでありますので、積極的に殺される様な事はないんでないか、とも思えます。別に遺産とかもないですし……

 沈思黙考の末、もし此に毒が入っているのだとしたら、今後も色々なところに毒が入るだろうから、回避出来ぬことに変わりはないか………という結論に達し、飲むことにしました。

 あれから一晩が経ちましたが、喘息がちょっと出てるぐらいで命に別状はないようです。然し。遅効性の毒かもしれませんので安心は出来ません。あと百五十年ぐらい経過を見ないと安心出来なさそうな感じです。

 そんな感じで事の顛末を、今日、お弁当を食べながら話していたら、「…………あと百五十年は生きられないんじゃないかしら………」と言われました。何故そんな事が断定出来るのでしょうか。可能性を最初に切り捨てられるのは何故なのか。………真逆、このお弁当にも何か盛ってあるのでは………?

 と、まぁ一瞬考えたのですが、ご飯を提供してくれる方々を疑うと、たぶん僕は三日から一週間ってことはなくても一ヶ月ぐらいで死ぬので、疑うのは止めて食べることにしました。夏場はおかずが痛みやすいのでちょっと味付けが濃いめだそうです。美味しかったですが。

 まぁ、こんな風に疑り深いわたくしですが、たぶん三日後には疑ってた事実もすっかり忘れられるぐらいのボケ能力を持っているので、案外平和に暮らしております。ぼや〜っとして色々なことを忘れられるのも、一つの技芸ではあるまいかと思う今日この頃です。
 問題があるとすれば、怪我をしているのを忘れて、左足をべきっ、とぶつけてしまうことでしょうか。今日三度目となる激突を経たら、なんか指から皺がなくなってました(腫れて)。…………やっぱ整形外科行こうかなぁ………(でも、明日には整形外科に行こうかな、と思ったことも忘れてるかと思います)

2005/07/22

 先程まで部屋片付けをしておりましたところ、本十五冊ほどを積み重ねたものを取り落としまして、このままでは地面に激突して本が傷んでしまう!と思ったぼくは、咄嗟に足をすべりこませ衝撃を受け流すことに成功したのでありますが、遣った足が左足だったので、暫し悶絶することになったとかならなかったとか。

 …………此処まで来るとアレです、何処かで誰かが不運のまじないでも僕に仕掛けているのではないかと疑いたくなるほどです。或いは僕が注意力のないおっちょこちょいな人間だという可能性もありますが、黒魔術的攻撃を仕掛けられている可能性に比べればそんな可能性は微々たるものなのでこの際無視してよいような気がします。
 取り敢えず黒魔術の攻撃を回避するにはどうすれば良かったんだろうかと小首を傾げ、ハシバミでも探しに行こうと思ったはよいのですが、ハシバミが果たしていかなる植物だったか思い出せず、植物図鑑を手にとってハシバミのことを調べることにしました。そして調べた頃には、なんかハシバミ探しに行くのは面倒になったなぁと思ったので、此を書いている次第です。というか、足痛いからあんまり出掛けたくないですし。

 …………うむ、なんかアレですね、ここ数日のは実に読んでいる方の半分が「いよいよ壊れたんじゃあるまいか」と心配になり、残り半分が「ああ、いつもの調子が戻ってきたようだ。今までが普通を装いすぎていたからな」と思っているころかと思うのですが。
 取り敢えず僕は熱が38度ぐらいあって体重が下降気味なのが原因ではないかと訴えたい(あと黒魔術のこうげきねー)

 まぁ、そんな熱なのでふらふらぐらぐらしておりまして、ひまわり畑に行くのも現在延期中です。困ったことです。

 そう言えば先日、
 
「向日葵畑を見に行きたい」、

 と言う意味合いだったのですが、少し言葉の選びを間違えて、

「花畑を見に行きたいな………」

 と零したところ、懇意にしている喫茶店のウェイトレスさんが、彼女にしては珍しく(あまり動揺を表に出さない人なのです)物凄く動揺するとともに、なにか居たたまれないような表情になったあげく、「なにか嫌なことでもあったんですか?」と訊ねて来たのです。
 僕は少し考え、「いや、もう夏だし………頃合いじゃないかと思ってさ………」と受け答えました(思えば、具合悪かったのでちょっと表情暗かったかもしれません)。

 彼女は必死な表情で、「そんな、夏だからって! そんなの理由にならないわ。あなたがそんな悩む程の事なら、わたしじゃ力になれないかもだけど、聞くことぐらいは出来るから、話してみてください、お願いですから、独りで悩むのは良くないわ!」とやけに優しいことを言います。僕はなかなか友人に恵まれているな〜とか思いつつ、然し、彼女は何をこんなに必死になっているのだろう、と思ったりしたわけですが。

 …………
 …………その後、喫茶店を出た時、僕は何故か御盆で叩かれた脳天と、絞められた首の痛みによろよろしていたとか。店主曰く、「あんたが悪い」とのことなので、どうやら全面的多次元的に僕が悪いようです。次回行ったら、スペシャルドリンクが待っていると言われました。よく分かりませんが、楽しみなのですが、何故か楽しみにしてはいけないような気がしないでもないような。何故でしょう。

 世間一般では向日葵畑を見学に行くのはメジャーではないのかもしれません。でもひまわりミシュランってサイトあるし、比較的認知されてるかと思ったのですが。

 まぁ、分析してみるに、最大の失敗は、向日葵畑を花畑と表現したことだったようではあります。向日葵は花ではないと言うのか、という主張は、活火山に貫通焼夷弾を叩き込むような真似だったことを、襟首を捕まれて強烈にシェイクされるという罰を以て識った今日この頃でありました。

 口は災いの元というか、なんというか。副操縦士のジャックさんに「ハーイ・ジャック! (今日の気分はどうだい?」と語りかけたら、管制塔で聞いてた人が「ハイジャック!?」と誤解したのも、むべなるかな、と思った今日この頃でありましたとか(<実話らしい)。

2005/07/23

 ぼんやりと〜。

 格好いいアングルというのを模索中。



 や、ムカデとかタランチュラとか、スジオだとかシュウダだとか、そのへんのナメラだと、この角度この方向がいい!とか、なんかこの辺にアケビの蔓を用意して此にこんな感じで絡ませるとエキセントリック!とか、君はどの方向からも最高さ……とかそいうのがあるんですけど、コーンには特にそう言うのがないので、まぁ取り敢えず、どんな風に見たときに最も主観的に美しいと感じるのかをですね、こう、探求しているのであります。


 …………まぁ、此は今一つでしたな………枠内に収まるようにテキトーに撮影したやつでしたが……次回は、もう少し方向とかを考えつつ、樹木の枝とか入れて、なんかやってみましょうかね。

2005/07/24

 ぼやぼやと、宝石辞典とか、以前買った本を探しているのですが見当たりません。困ったことです。たぶん本棚にある二百余の中のどれかと思うのですが、厚さを失念してしまったので、カバーがされた状態ではどれがどれだか分からない訳です。
 把握出来ている時は、本棚のどの位置にあるのが何の本であるのか、カバーがしてあろうが分かるのですが、暫く手に取らないと忘れてしまうようになるとは………記憶力が落ちたんですかねぇ………

 ラピスラズリの組成とか歴史をいまぼやぼやと調べているところだったりします。
 
 宝石を所持することには今一つ興味はないのですが、其れを透かして見える過去の歴史なんかが、僕は好きだったりします。歴史ある宝飾品は、自分が生まれて来るよりも遥か昔から斯うして存在していたのか、と思うと感慨深いものがあるなぁというか。

 あと、同じ名前でも、古代と現代では意味する石が異なるというのも興味深い事実かと思います。サファイアは古くから識られていますが、その多くは、現在でいうラピスラズリだと言われています。この辺が、誕生石でサファイアとラピスラズリが国によって混在している理由だとか。誕生石は聖書に遡るらしいですが………

 ところでラピスラズリ、Lapis-Lazuliとは、青い石、或いは空の石、という意味合いの言葉であるとか。共にラテン語だと聞いていますが………Lapisが石を意味し、Lazuliは青、空を意味する言葉なんだそうです。此の語源はLAZWARDという「青い」という意味のペルシア語(アラビア語)らしいのですが………この辺になってくると、言語成立の歴史とかを年表に並べてみないと頭が混乱してきそうです。ところで、このLAZWARD、スペイン/ポルトガル語のazul、イタリア語のazzurro、英語のazure、フランス語でいうazurの語源になったと言います。実はヤドクガエルの頁のアズレウスのところで少し触れていますが、LAZWARDは此らの由来となることで、藍銅鉱/Azulite、Lasulite=天藍石、Lazurite=青金石といった言葉の由来にもなったと言われています。

 宝石で言うラピスラズリの産地は主にアフガニスタンに産するものだそうです。近年はシベリア、チリ、米国はコロラド州などでも見つかっているそうですが、歴史に出てくるラピスラズリの総てはアフガニスタン産のものだと思ってよいのだとか。
 Lapis-Lazuliというのは単一の組成を持つ石ではなく、前述したラズライト/天藍石=Lazulite青金石=Lazurite、ソーダライト/方ソーダ石、藍方石、カルサイト/方解石、パイライト/黄鉄鉱といった幾つもの石が混ざり合った石です。宝石名がラピスラズリならば、此の鉱物名がLazurite/ラズライトになるのだとか。いやもう複雑です。日本では、現在は青金石と言われていますが、古風に言うのなら瑠璃ということになります。

 …………まぁ、そんな感じで、ラピスラズリの歴史に触れたりしつつ書いてたら、現在書いているアズレウスの頁が半分以上鉱物の話で埋まってしまってしまい、流石に此はヤドクガエルの頁としてなんか問題があるような無いような…………という感じで、削るべきか悩んでるところだったりします。
 全種について、学名で掘り下げてる訳じゃないですし…………………まぁ、ventrimaculatusとか、trivittatusとかは、意味そのまんまなので、掘り下げようがないとも言えますが。

2005/07/25

 何というか、正直この頁というのは、読み手がどんな人なのかサッパリ見当も付いてません。まぁ、個人のそういうのが普通なんだと思いますが………

 ただ、正直なところ、検索かけて来てる内容が、ヤドクガエルが一ヶ月で八件しかない(海外からの学名検索は除く。国内の学名検索入れて二十弱ですか)、とかいう状況だと、まぁもう何したらよいんだかよく分からないなぁというか、未だ検索数で圧倒的にタコに負けるという現状に、アクアリウムの世界と、テラリウムの世界の絶対的な差を感じずにいられません。
 言ってはなんですが、タランチュラの部分は検索が引っ掛からない(古いので……)とかあって、当サイトではタコと餌図鑑が二大勢力です。ちなみに餌図鑑で一番人気はトビムシ、次いでワラジムシ、ハニーワームとなっております。

 そういえば、グソクムシが水槽内で殖えるという話を聞いて、物凄く飼育したい今日この頃です。まぁ、海水からは半分身を引いた(タコとサメだけやってる)身なので、手を出すかは微妙ですが。

 話がズレました。まぁ、何というか、何を書くのベターなのかよく分からないのですが、取り敢えずリクエストもない現状なので、好き勝手に書こうかな、という今までとかわらぬ感じで行こう、というか、読者が付いて来られないならばそれもまた一興! という風に行こうと思います。
 漫画ネタとか、本ネタとか、そういう話は遠慮してたところがあるんですが、そろそろ内容選んでいると書くのが難しいぐらい追い詰められている(単純に僕の蓄積が足りないとも言えますが)ので、唐突に白川静先生の本はどうこう、とか語り出すかもしれません。

 ネットにしろ本にしろ、興味なければ読まない、という自由があるわけで、読みたくなければその日は読まなきゃよいだけでしょうし。というか、まぁ、面白くなきゃ皆様普通に読むの止めますよね。僕だってそうだし。

 己の好きなことだけやっていればいいのが趣味だとするなら、此に反して”勉強”というのは嫌いだろうが、興味なかろうが”やらねばならない”事が含まれるという意味で異なります。喩え数学が好きな人でも、嫌いな数学の分野というのはあると思うのですよ。しかし、数学を専攻する上で、最低限数学的な知識としての武器を身につけていなければ先に進めない。だから、なんでもかんでも覚えなくてはいけません。覚え、手段を身につけなければ闘うこともおぼつかないわけですから。

 勉学の極みにいるのが教養人だとか知識人だとするなら、或る程度の枠の限定はあるにしろ、”何でもかんでも知っている”或いは”なんでもかんでも識ろうとする”姿勢こそが、知識人が知識人たる所以なのだと思います。や、テレビに知識人として出ている人総てがそうだと言うのではなく、僕の中に於ける知識人とはそういうものだ、ということです。
 此に近いのですが、絶対的に異なるのが趣味人で、此はその知識の度合いは物凄いかもしれないけれども、自分の好きなことを識っている、というものだと思います。

 無論、この境界線が曖昧な方々もいらっしゃるのは重々承知ではありますけど。世の中には「なんでもかんでも好きだ!」という趣味が全方面に向いた万有博士のような怪物もいるのかもしれませんし………

 それはさておき、まぁ此処を読んでる方の大多数であるところの、生き物を飼育している人は、好きでそれを遣っているのだと思います。それはまぁそれでよいのでありますが。ただ、趣味の分野であっても、最低限勉強するべき事というのはあるのではないかと思うのです。

 アクアリウムの世界で言うなら、亜硝酸がどうこうとか、溶存酸素量だとか、pHがどうこうという話は、興味ないし面白くもないし、むしろ化学なんか嫌いだ!という人であろうとも、飼育をする上では覚えなければいけない知識です。最初に魚を飼育し始めた時だとか、何かを殖やそうと思ったとき、僕は好む好まざるに関係なく、色々なことを勉強しなくてはなりませんでした。それは前述した亜硝酸とはなんぞやとか、生物濾過の仕組みだとか、塩素を中和するだとか、そういう事です。そうしたことを覚える作業は、後々こそ必要と己から感じて自発的に取り組み始めようになり異なっていったかもしれませんが、最初は確かに所謂”勉強”のようなものだったのだと思います。

 アクアリウムでは、そういう、「勉強しなければならないこと」というのが、十余年前の過去の頃から、思い出してみるに、その頃から確かに、存在していたと思います。

 生き物を飼うということは、趣味に位置付けられるものかもしれません。
 然し、其れを成立させる為に、あらゆる事を学ぼうという姿勢がある人間、或いは、学ばないと立ち行かないと気付いた人間でないと、上達は望めない、というのが、生物を飼育するにあたり現実として存在する壁である気がします(確かに例外的に、直感と才覚だけで、理論を別にして再現してしまう人もいるかもしれませんが、そんな例外のことは此処では考慮しません)。

 思うに、テラリウムの世界では……というか、爬虫類両棲類蟲類などなどを飼育をしようと思った時に、この必要最低限な知識だとか勉強だとか、そういうのの指針となるようなものが、テキストとして存在してない気がします(両棲類は比較的アクアリウムと親和性が高いと思いますが)。


 僕はアクアリウムから流れて来た――というか、まぁ、その始まりはそこら辺のオタマジャクシから始まったのでありますが、”科学的に”飼育するという姿勢を身につけたのはアクアリウムに触れてからだったので、こう表現して差し支えはないでしょう――人間だったので、比較的スムースに、テラリウムの飼育でも同じような姿勢で取り組めたのですが。

 もしも最初からテラリウムの生物から飼育したいな、と僕が思っていたとしたら、自分がどのような姿勢で飼育に臨んでいたのか、僕は想像することが出来ません。こうして思うに、アクアリウムで培ったものというのは、知識だとか経験だとか、そういうもの以上に、どういう風に飼育に臨むかという姿勢、思考方法といったものだったのかもしれません。

 アクアリウムで言う、”水を作る”作業と同じように、テラリウムで言うならば”空気を作る”という作業が必要な生物もいるでしょう。例えば湿潤でありながら淀みなく新鮮な空気が必要なヤドクガエルだとか、多湿系のリクガメであるとか、樹上棲アガマであるとか。同じように土を作る必要がある生き物もいるでしょう。潜り系のスキンクだとかヤモリだとか、ナメラであるとか。ヤスデなんか最たるものです。土イコール餌でもあるわけですから。

 此を殆ど意識する必要のない生物というのは、つまり、我々人間が生活している環境と、ほぼ同じ環境で生息している生き物なのでしょう。たとえばコーンスネークなんかはその部類なのだと思います。

 水を作る必要性やその有効性を識っている人ならば、上記のように書いた文章を読んで「ああ、確かにそうだな」と首肯するかもしれません。が、全く知識がない状態では、当然ですが、何を言ってるのか分からないだろうな、と思います。それは無理のないことで当然のことですが。

 そういう風な視点から、「此を読めば或る程度は分かる」或いは、「分からなくても、どういう風に考えればいいのかの方向性が漠然と掴める」、という感じの文章を目指して(この辺を自覚しないで、なんとなく無自覚な状態で書いて滑って失敗したのが現在のヤドクガエルのテキストなのだと思います。環境要素どうたらいうやつ)、現在まぁ、ぼやぼやとちびちびと書いている、ヤドクガエルの飼育の部分とか、ゴニの飼育とか、ヘビの飼育のテキストを再考したり書き直したりしているのですが、今一つ僕には才覚がないようで、上手く纏まりません。

 書いて消したり、消して書いたり。アクアリウムの経験があろうが無かろうが、此を読めば分かる、という文章を書こうとすると、あまりにも書くことが膨大すぎる――というか、正確には、削るべき部分がどこで、絶対に必要な根幹部分が何処か、整理出来る程には僕が理解していない、のか。

 この辺、自分の中で理論化出来るということと、理論体系として纏めるということは、当たり前のことですが全く違うことで、後者の斯くも難しいものか、と嘆息する今日この頃です。
 難しいというか、まぁ、自分に身に付いている能力以上のことを遣ろうとしてるからかもしれませんが。


 ――――とまぁ、こんな風に小難しげに考えたふりをしつつ、書こうと目標立てているものの、あっさり明日あたりには「やっぱムリだー」と諦めて、理論化せずに実践方法を列記するだけにしちゃうかもしれません。

 無論、この実践情報というのも意味があるものだと思いますしね。実践のデータが公開されていればいるほど、多岐多様なケースがあればあるほど、それらを読み解くことで、何が必要なのか見えてくるものだと思うので。

 そんな訳で、進捗状況はとても話せたものじゃないなぁ………というお話でした。当サイトは、そんな感じで何処までも好い加減な管理人が書いております。まぁ、信用性という意味では、タランチュラの頁を書かねば書かねばとぼやきつつ、一年以上放置している時点で、既に無いに等しいことが周知の事実になってしまっていると言えるかもしれませんが(苦笑

2005/07/26

 ところで(昨日の続き)、僕自身はロジックよりもフィーリング(感性)でやってる人間です。基本ベースは感性と直感であり、それを自信や確信のレベルにまで高める補強剤として経験と論理(理論)を用いてる、というところでしょうか。

 現実を見るに、飼育技術というのは感性的なものに頼らざるを得ません。然し、感性的な判断を完全に排して、理論だけでまとめ上げる事が不可能かと言うとそうではなく、それを可能にしたのが養殖技術なんじゃないかと思います。
 アレは実践的な技術手順(テクスト)と、設備装置を用意することで――(実際はそうした設備を遣う上で覚えなきゃならないことが山ほどあるのでありますし、やはり状態を見る目が必要とは聞き及びますが、まぁ便宜的ということで)――誰にでも出来るようなシステムを完成させたと言えます。

 芸術や美術は、感性の極みです。然し、美大というのは古くから存在しています。それは感性を磨く場ではなく、技術を磨く場としてではありますが(尤も、優れた感性の持ち主同士が同じ場に集うことで触発し合う、という事もあるでしょうが。つぶし合うこともあるでしょうけれども(苦笑))、技術論を身につけることの有用性は、敢えて説く迄もないのではないかと思うのですが、如何でしょうか。

 ん〜、そういえば、感性や勘というのは、理論や理屈を学ぶと鈍るという意見もありますが、そんな程度で鈍ってしまう程度の直感など、そもそも信用出来ませんから気にすることはないと思います。


 ところで、理論や技術ではなく、感性そのもので説明してしまう、という方法論もあるにはあります。例えばヤドクガエルの飼育で、松園氏が唱える、「カエルの気持ちを考える」とか「カエルを尊敬する」、というのは、この範疇でしょう。
 感性で生物の状態を見極める目を習得する事が出来れば其れに勝るものは、確かにないと僕も思います。

 が、ヤドクガエルのように、或る程度の飼育設備や実践方法が明確なカタチで提示されているのはレアなケースであって、だからこそ感性的な説明で事足りるのだと思います。

 実際、その、野生個体のヤドクガエルとなると、その飼育の難しさは繁殖個体に比べて飛躍的に跳ね上がる傾向があります。無論簡単なのもいるのですが、レティキュラータスなどは、便によっては極悪の極みです。どのぐらいあれが厳しいかというと、タカサゴナメラぐらいだと個人的には思います。便によっては飼育出来ることもある、というところとか(苦笑)


 僕がどうして斯うした論理的な技術論の確立に対して意欲的というか、拘っているのかと言えば―――ふむ、まぁ、たぶん今まで大夫殺したからですかね………いや、ナメラとか………

 ただ現実問題として、ナメラとかそっち方面をやったりしてると、「そんな普遍的な方法論なんかないわ!」という感じになっちゃうのでありますが、そこを敢えて、在ると信じて考えてみよーという感じな試みだったりする気がします。しかし、鑑みるに、経験値があと一万ポイントぐらい足りてない気がしますが………やっぱ、あれですかねぇ、こうやいてぼやいてみたことですし、誰かが纏めるのを僕はぼんやり待つことにしようかなぁ…………

 或いは、あれですな、「まず、飛行機のチケットを買って現地へ飛び、危険を顧みずに夜うろついて見つかることを祈ります」みたいな感じで始めるべきかもしれません(笑)

 「捕獲する時は掴むのではなく、手の平の上を滑らせるように扱うこと。輸送時は直射日光は厳禁で、温度計で常に温度を確認し………」とか、「輸出の手続きは各国によって違うので云々」とかか。

 ううむ、それもよいかもしれないなぁ………然し、それをやると、あれですね、ヤドクガエルなんかだと、「原産国のうちブラジルは輸出厳禁です」とか、じゃぁなんで出回ってるのだろう………と不思議なことになってしまう国が多かったりとか(コスタリカとかもそうだしねぇ)、サイテス申請が大変だったりとか、「この辺にはちょっと武装した勢力や山賊さんなんかがいるので、行く時は注意が必要です。見つかったら殺されてしまうので、出発前に遺書を用意するのを忘れずに」みたいな注意書きが必要になるかも………いや、冗談じゃなく、実際そうなところがなんともなんとやら………

2005/07/27

 部屋片付けしてたら、賞味期限が一年前の午後の紅茶が出てきました。ペットボトルです。

 未開封で、特に変色しているようには見えません。もっとも、午後の紅茶なんて最近見てませんので、レモンティーがストレートティーの色になっていたとしても、その変化に気付けない可能性もあります。基本的にストレートティーばかり飲んでいるのですが、レモンティーというのは薄くなるのでしたかね………<人としてちょっと記憶力まずいです

 そんなこんなで、流石に飲むのは躊躇われました。


 然し、捨てるのも惜しい………<間違った方向にセコイ

 一頻り考えた僕は、結論を出すのは先にして、ひとまず午後の紅茶を冷蔵庫に入れておくことにしたのです。それが昨日のこと。



 そしてですね……


 今日みたら………その……


 ………なんか………量が減っていたのです………


 ……………………

 ………………………………………どうしよう( ̄_ ̄; ;


 流石に此は拙い………動揺が接近中の台風の如くぐるぐると渦巻く感じであります。然し、黙っている訳にもいきません。僕は意を決して、尋ねました。


「ねぇ、此処に入れてあった午後の紅茶、誰か飲んだ?」


母「ああ、それなら、朝あなたに出したのがそうよ」


ががーん!Σ( ̄□ ̄;



 …………どうやら、飲んだのは僕だけの模様(母は暖かい緑茶派だから。冷たいお茶を欲しがるのは僕とか父で、父が作ってあった麦茶を総て飲んでしまったから、僕には午後の紅茶が出たらしい)。


 …………全く気付かなかったというか、味が記憶にないんですが………此は、アレですか、紅茶だと舌が認識しなかった可能性があります………その、つまり、かなり味が変わってた………とか………?


 恐ろしいので、改めて味が変わっているか、臭いが変化しているか等を確認することも出来ず、取り敢えず残りは捨てることにしました。
 二十四時間経って、取り敢えず不調らしきものは出ていないようですが………もともと高熱で、なんかぐらぐらする感じで全体が怠いので、変化に気付いていない可能性も捨てきれません。更に悪化し、明日あたりに更新がぴたっと停止したりとか、中々ヤドクとかタラ頁が公開されなかったりしたら、それは賞味期限切れの午後の紅茶を飲んだせいなんじゃないかと、此処に記しておこうかと思うわけです。<どさくさに紛れてなんか入れてますな

2005/07/28

 最近難しい事考えすぎたせいか、熱が出ました。


 …………いや、あんたいつも高熱じゃんとか思ったあなた!

 僕が熱出たって云った時はもー、かなりあるのー。「ミルクを温めると赤ん坊にはちょっと熱すぎるかもしれない感じ」と表されるぐらいなのであります!
 冬は暖房代わりによいと言われる僕ですが、体温高すぎる時は「ちょっと熱湯入れすぎたわ、水でうすめなきゃ」って感じの湯たんぽだと言われ忌避されるよーになるのです。冷静に考えてその温度では死んでるような気もしますが、比喩なのでしょうから別に文句はいいませんけど(僕の場合、身の回りの人々に文句を言うと直接的に死にかねないので、なんとなく文句を言わないでぼんやり生きる術を獲得しております。や、機嫌損ねてお弁当貰えなかったら死ぬもの<コンビニとかでなんか買うとかいう発想はないらしい。ま、そもそもあんまり不満とかそういうの感じる性格じゃないみたいなんですが)。
 にしても、思い返してみるに、勝手に人を暖房器具扱いしておいてなんたる理不尽かと思う今日この頃。しかし、夏はそれにわをかけてないがしろにされる(部屋にいると非経済的だ、等)ので、理不尽な目に遭うのには比較的慣れている僕なのでありましたとか。

 時に僕は、飼育部屋にはエアコンをわしわしと利かせているのですが、自分の部屋にはちっちゃな扇風機しかありません。扇風機というのは、まぁ、風をまわすだけのものなので、密閉された部屋だと今一つ微妙です。湿度が高いと汗も蒸発しませんし………や、まぁ、除湿器はあるんで湿度は低いですが(本があるので)、そもそも僕はあまり汗をかかない体質っぽいので。

 まぁ、なんにしろ、風を扇風機が循環させるとですねぇ、
      うぃんど      熱風
        ↓        ↓

 扇風機>>>>>僕>>>部屋を循環


 という感じになって、だんだん部屋の気温が上昇………今日部屋の温度計で気温を見たら、外気温より遥かに高い温度に。


 此はちょっと、人が死ぬ温度ではなかろうか………ちょっと暖かめの人間の体温ぐらいあるんですが………


 で、気付いたら体重が二キロほど下がっていた僕は(まぁ別に今日一日で減った訳ではないでしょうが)、慌ててお茶を沢山飲んだとか。此の時期、部屋でサウナしてると死ぬ危険があるので(普通に熱中症になる。夜とか)、熱い地域の方はお気をつけ下さい。

2005/07/29

 HDDを新しくしたりしましたー。しかし、ちょっと熱すぎやしませんかMaxtorさん………うーん、最近の大容量は、みんなこんな感じなのでしょーか??(-_-;

 色々と排熱の方法考えねばなりませんなぁ………

 しかしまぁ、なんというか、そろそろ夏ですねぇ………(遠い目<色々と間違った発言

 もう夏ですね、大夫夏ですねぇ、などと色々な言葉があるかもしれませんが、個人的には電気代が○万円を超えると、「ああ……夏か………夏が来たんだ………(泣」と思う気がします。ただ、此処一ヶ月の電気代は実はそんな高くなく(過渡期は、エアコンが実働一台なので。冬と夏が高い)、本格的に危険なのは此からの一ヶ月なのですが………

 まぁ、その事実に気付くのはそろそろ夏が終わりに近付く頃なので、請求書を見て「あ〜、夏だったんだな」と気付くというのが正しいかもしれません。いろいろ間違ってますが。

 そういえば、夏と言えば、昨日は土用の丑の日でしたね。僕はウナギ食べておりませんが………水曜日に食べてしまったのですが、この話題は昨日出すべきでしたな………失敗失敗……

 ウナギはなんかもう絶滅しそーだーとかまぁ色々あるので、あんまり食べちゃ良くないよーな気もしないでもないのですが、そうだと分かってはいるものの僕は大好物だったりします。余談ですが、僕がウナギ好きだと言うと、「ぇぇ!?」「裏切られた!」などと言われます<脂っぽいものは総じて苦手だと思われているらしい………

 日本の料理と言うと、どうも寿司とか天麩羅というイメージが流布してしまってるらしい今日この頃ですが(まぁ別にいいけども………)、西欧の方に鰻重を振る舞うと、なんかやたら感動するのが面白いので、知り合いに海外の人がいる方は御馳走してみるとよいかもです。ハモもその部類なんですけども。

 ただ、もともとウナギに対する知識がある(=海外で日本料理の鰻重以外の方法でウナギを食べたことのある)人でないと、反応は今一つかもしれません。なんていうか、切り身の魚しか見たことない子供が、魚の全景が想像出来ないみたいな感じでしょうか………もともとは食べづらい魚であるウナギを、かくも見事に調理するとは!という処に技と粋があるわけなので…………………そう考えると、たまたま僕の知り合いが数人感動しただけかもですな。

 そうそう、養殖研究所のシラスウナギの完全養殖の頁には動画があるので、見てみると面白いかもです。ではでは。

2005/07/30

 ひょうたんを買ってみましたー。

 手の平に載るぐらいのやつです。


 や〜、なんていうか、バリアビリスとかイミテーターとかって、フィルムケースが使えないじゃないですか。(知ってる人は此処で頷き、知らなかった人は此処でびっくりするとよいですよ?)
 うむ、まぁなんにしろ、なんかヤツらは産まないのです、フィルムケースには(その割には陶器をなんか組み合わせた謎なところに産むことがあるのでわけわからんが………)。

 そんな訳で、取り出し可能で、産卵しそうな感じのマテリアルを探していたのであります。ネオレゲリアの鉢植えってのも考えたのですが、アレは何処に潜んでるかまったく予測不可能なので危険です。一匹潜んでただけなら問題ないですが、二匹潜んでると危険すぎることになります。後悔先に立たずであります。

 そんな訳で、ぷくぷく姿なバリアビリスを先日見かけまして、ああ、今年に入って始めて(<マジ)見たな〜と思ったついでに、好い加減、産む場所を真面目に考えなきゃな、と思ったりしたりしまして。

 その後、ぼやぼやと歩いていたら、養老の滝というお店を見かけまして、ああ、養老の滝って、いい昔話だけど、なんか居酒屋になってるのを見るとちょっと微妙だな〜、とか思いつつ、そういえば昔は瓢箪にお酒入れたりしてたんだよね………ふむ………ああ、そういえば瓢箪のちっちゃいのは使えるカシラ? とか思い至ったのが少し前。

 で、ふらふらと歩いていたら売ってるのを見かけ、そう思い至った事を思い出し、買ってきた次第です。案外腐敗速度も遅いだろうし、結構よいのではないのではないかな? とか思いつつ、色々なサイズを物色してみました。小型種〜中型種まで使ってみようと思います。

 ただ、こういうモノを使うときの注意としては、中に水が溜まるのはよいのですが、澱む感じだと腐敗した水がたまりすぎちゃって、寧ろ中に入ったヤドクガエルがヤバイことになる事があります。

 ……そう…まぁ、あるんですよ……ええ………まぁ、可能性としての話ですけどね!
 そう、可能性ですよ、可能性。可能性ですってば!!!!!!(血涙<なんか思い出してはいけないことを思い出したらしい。

 そんな訳で、取り敢えず僕が人柱として使ってみますので、結果が出るまではあまりオススメはしませんです。そんな感じで、瓢箪を取り敢えず煮てみたり(なんとなく殺菌な感じ?<意味ないよ)

 上手く行ったら書くかもですが、上手く行かなかったらそのまま忘却の彼方へさようなら、となるでありましょう。というか、もう日々失敗例を積み重ね積み上げた上に城を見るのです。さぁ、捧げると一言、唱えるがいい!という感じです。

 ……………………ごめん、いまのなし。あそこまで大層ではないです。はい。

 まぁつまり、失敗したら何も書かないので、触れないでくださいまし、ということです。でも、成功しても、書くと言ったことをぼんやり忘れていて、一年ぐらい書かないかもしれません。だから、指摘したほうがいいかもしれません。

 取り敢えず、煮て加工した瓢箪を、ビバリウムの中に入れるのを忘れなかったらの話ではありますが(既に三日ほど経過しております)

2005/07/31

 件の問題にふと忘れた頃に触れてみる。つらつらと。

 クリプトポリジウムクリプトスポリジウムに関しては、飼育下のものから沖縄のものに感染する可能性という話だけじゃなく、既に沖縄のホオグロヤモリから検出されており、これが沖縄の個体群に感染する可能性が示唆されてたよーな気がする。だから、何に影響を及ぼすか正直皆目見当も付かないわけだし、既に影響が出ているとも言えるので、此に対する対策が必要だと考えたとして、論理的に破綻してはいない。
 既に可能性や問題が提起されている以上、此に対して明確な対策を講じているという姿勢を見せない限り、意見としては通りづらいと思われるような気がします。つまり、可能性が低すぎる、だから規制には当たらない、だけでは厳しいかもしれない………。

 但し。
 基本的に法律の世界では、いちゃもんつけた方が証明する義務があります。絶対ではありませんが。
 此はつまり、「こうこうこういうだ」という事実を証明する場合、それを訴えたものが立証せねばならないという事です。「可能性として、無いとは言えない」というのは、ぶっちゃけあらゆることに言えてしまうので、論理として成り立たないということになってます(いや此はもう国際的にそう)。

 そんな訳で、証明する義務は指定する方にあるわけです。

 然し、ただ、特定外来に関しましては………第一陣で結構微妙なところが指定に到っているのが難しいところ。つまり、厳密な法解釈だとか、裁判の判断に委ねられている訳ではないところが難しい。証明するのも、それを判断するのも同じ人だってことなのですよね。

 余談ですが、個人的見解ではありますが、僕は陪審員制度に反対です。法律的に正しいというのは、法律の基本原則に論理的に反さないという事です。人道に反さないだとか人情に反さないだとかは関係ありません。法律の論理に委ねるならば僕は納得がいくのですが、多数の意見や人情を理由に判断を下すということに、僕はそもそも懐疑的なのです。陪審員制度というのは、法律的に正しくなくないことでも、司法的に正しい判断として下せてしまうところが、僕は仕組みとして正しくないと思うのです。
 法律が何もかもを遍く処断出来るとも思いませんが、人が人を裁けると思うほどに、僕は人間の精神が高みにあるとも思っていません。或いは千年先の人間精神ならば可能なのかもしれませんが、現時点では法の論理の方が妥当性があると思う次第です。陪審員制度が機能しなくてはならなかった歴史的背景があった事実は否定しませんけども。

 例えば、キョクトウサソリは科で指定されちゃいましたが………キョクトウサソリ科で致死例があるのは数種そりゃいますが、致死例が皆無というかほぼ無毒に近いよーなのがいるのも知られている訳ですが。まぁまとめて一緒くたになりましたな。これは極東サソリの中での見分けが出来ないから、という理由です。見分けられないのは、主に行政府側の人間ですが、これはまぁ、或る意味ムリからぬ事と言えなくもないような気がします。そりゃね………見分けろってのが酷かもと言われればそうなので………ただ、ムリだから規制出来ない、じゃなく全部やっちゃうところがなんというか………という感じですが………

 そもそも、国内死亡例が出た訳でも、帰化実績があるわけでもないわけですがー。規制なんもないからしとけー、みたいな、ちょっと法律の趣旨から異なる理由で規制されちゃった感あるのですが(傍聴してたのと議事録の違いがちょっと面白い今日この頃です♪)、まぁ現実として、帰化実績がなかったり、海外で帰化して問題になっている(=帰化能力が高い)訳でもないのに、指定されたのが、キョクトウサソリに於けるポイント。

 つまり、本来の法律趣旨とちょっと違っても、「や、これなんか問題だし、他に対応する法律ないみたいし、この法律で理由つけて規制しちゃった方がよいんじゃないかな?」みたいな発想で指定しようと思えば、出来てしまうということでもあります。(因みに、そういう旨の発言が専門委員及び環境省事務局から出ているので、此は僕の妄想ではありませんですよ。ああ、まぁ、爬虫類専門家会合じゃありませんが<誤解するといけないので一応書いておきますが ちなみに議事録には最初から載ってませんが………)

 いや、キョクトウサソリ科の場合は致死性があるのがいるだろう!だから無理もないよ!と普通の方は思うかもしれません。
 勿論そうです。然し、致死性の欠片もないことが学術的に分かっている属も少なくないのです。

 故に、正確には。
 致死例があるのは別にして(規制事由として基本方針に論理的に逆らってないという意味で別に出来る)、”致死例が無く、毒が弱い種であると分かっている極東サソリ科のサソリでも指定された”という事実がポイントなのです。

 僕はこの辺にポイント絞ってパブコメ出したんだったか、出さなかったんだか………出したような記憶あるのですが、パブコメ印刷するときに元データどっかにやっちゃったのでアレですな………ううむ、印刷したのは送っちゃったしな(苦笑) たぶん、出した気がします。科に絞るのはおかしい、という論調だったかな。とかいって出してなかったらアレですが………

 それで、此処で冒頭に戻るのですが、”感染していた事実があった”というのが、この場合現実として立ちはだかるのでありますな。

 勿論、それがごく一部の個体なのでしょうが、キョクトウサソリ科が属が違っても見分けが出来ないから全部取り敢えず纏めて指定になったように、健康な個体と感染している個体は、”行政府の側の人間”では、”見分けは出来ない”訳ですからね。
 健康診断表でも出せとか、そういう事が出来る法律ではないので、やるなら全面禁止にすることになるわけです。
 
 ただ、クリプトに関してはヒョウモンだけがキャリアーではないのは確かにそうなのですが………それを言うと、まさしく芋づる式に、じゃー、全部かね? となったとしても僕はさほどオドロキませんので………(前も書きましたが、○○もいるのに何故此だけ?と言えば、じゃ、○○も規制に追加します、となるだけと思う〜)。
 
 然しまぁ、もしも、病原体の媒体になるから特定外来種に規制する!という事なら、真っ先にしなきゃいけないのはダニだとか、マラリアを媒介する蚊だとかそういうことになるよーな気がすることはするんですがね。論理的に。しかし、第一陣でも蚊の類が指定されたりとかはないし、予定もまだないようですし………そもそも、そういう理由で指定するのは基本方針的に違うんじゃなかったかなぁ(もう忘れてしまいましたが)。
 だからまぁ、問題提起として出したんじゃないかと言う気がします。指定できるかどうかは別にして、少なくとも大夫此で話題になった……………………んだろうか?(苦笑) いや、まぁ、特定外来を気にしてる人って、もとからクリプトとか気にしてた人じゃないかという気がするような。

 ダニと言えば、外国産クワガタに付着していたダニが、国内産のクワガタ(カブトムシだったか?)が死ぬ病気を持ってるということが分かったという話があるそうな。
 此を理由に、外国産クワガタを指定するのは理由としては、基本的に間違っている(基本方針に照らし合わせて考えるに)と思う。ただ、遺伝的攪乱がありますので、そっちを指摘されたら指定されるんでないかと思う(既に実績在るからね)。

 病原体の直接的な媒体でもないヒョウモンを、それだけで指定するのは、法律の趣旨的にも難しいと思うのですが………指定の判断が、前述もしましたが究めて事務局に委ねられているところが大きいのがこの法律のポイントで、専門家会合の判断機能は、現時点では、正直大して機能していないと個人的に思っています。専門家会合の専門委員の方にしてみれば異論はあるでしょうが………
 というか、或いは、現在の政府というのは、総て此見たくして動いているのかな。そうだとしたら、ちょっと困った感じだなと思ってしまいますが。
 力関係で言ったら、事務局の方が上だし、そもそも自分の役割をやや勘違いしてる方もいるし(確信犯的に間違っているというか………)、パブリックコメントが果たして正常に機能しているかは疑問(ただ、第一陣に関しては、ブラックバスに関連することで事務局の人間が相当精神的に厳しかったんだろうとも思うのですが………や、まぁそこまで斟酌せねばならん理由はないといえばないですがね)。
 加えて云うと、個々人の差もあるのでしょうが、委員がかなり微妙だというのも気になります。その分野の専門家でもないのに、その分野の専門家として名を連ねてる場合もあるし、生物学の専門家は、法律に明るいわけではないので、法律に照らし合わせてムリかどうかなんてのは考えないでしょう。まぁ、個人的に科学の専門家の思考が科学的でも論理的でもないのにはやや驚きましたが………論理的思考ってのは学習するものだし、あまり日本では馴染みがないものだからですかねぇ。まぁ、論理的思考が必ずしも正しいとか絶対という訳でもないのですが……あまりに感情的に結論出し過ぎなところがあるような………

 ――――ただ、主に事務局が仕切ってる感があるので、そこまで積極的にどうこう、という専門家がいるかどうかは分かりませんが。まぁ、植物とかあっちは別にして………

 爬虫類の委員は、正直その中ではまともな方だと思います(この言葉に驚くかもですが、無脊椎動物の会合とか他の会合を傍聴した感じ、本気でそう思ったのでありますよ。尤も、僕を良く知る人は、こう言ってはいるものの感情を制御をしてるだけで、内心は苛烈なのも御存知かもですが(苦笑)。
 あと、それから多少人事も変わったようで、事務局も少し変化があったような無かったような。どうなんでしょ、このへん………

 まぁ、考えたところでどうしようもないし、何が出来るか微妙だし、出来ることと言えば不安になることぐらいなんですよね………僕はまぁ、この一年、もうこれ以上ないぐらい振り回されてクタクタになった経緯もあって、此について触れるのはちょっと躊躇うところがないわけではないのですけども、まぁ、此が表示されたということは、気分的に書いた方がいいかなという方に天秤が傾いた日があったということでしょう。

 個人的な見解を述べるなら、ヒョウモンは将来的に見て、特定外来法で規制されることは無いんじゃないかなぁと思います。ただ、僕の見解なんざ、なんの意味もありませんからね………気休めにもなりませんけど。委員が言ってたところで気休めにならなかったのですから(苦笑

 …………しかし、特定外来法で規制される事はないかもしれませんが、クリプトに関しては、今後、他の法律で取り締まられる可能性もあるだろうな、と思います。
 
 現時点では法律はないですが、媒介する病気に対する法律が出来てもおかしくはないでしょう………ってか、鳥インフルエンザの時のなんでしたっけ、潰れた会社。なんとか物産でしたっけ。忘れましたけど。
 ああいうような真似がヒョウモンの流通で、普通に起こってたのも事実みたいですしねー。僕も見かけたことありますし。
 だから、何の網も掛からないということはないかと思います。此に関しては、早急に何かの対応が必要だろうと感じているでしょうから。そうなった時……WCの流通がどうなるのか……気になるところではあります。

 ところで、河口湖はブラックバスの養殖オーケイになったというのは本当でしょうか。探した感じニュースソースが見当たらなかったのですが(環境省の公式アナウンスが見つからない)、河口湖、西湖、山中湖、芦ノ湖で特例として三年間認めるとの話ですが………う〜ん………

 クワガタは指定見送りになったようですが、此は放逐されることを懸念してとのことですが………なんていうか、この法律、輸入禁止と飼育禁止を別段階として基準として設けるべきだったのではないでしょうかね………まぁ、初期の段階でそれを設けてしまうと、ブラックバスの問題とかでどっちに揺れるかとかあったでしょうから、難しいのですが。五年後かなんかの改正時に視野に入れて欲しいものですね。地域別の指定とかも含めて………基本方針のパブコメの時に此はもう出したことなんですけども。

 個人的に、こうした法律は出来てしまった以上は、少しでもまともな運営になるよう努力してもらおうというスタンスなのでありますが、なんか現時点では方向性として非常に微妙な気がしてしまうのですが………気のせいなのか、どうなのか………

 取り敢えず、第二回に関してもパブコメは出すと致しましょうかね。言うまでもないですが、ヒョウモンは候補リストに入ってませんので、それに関して送る必要性はありません(笑)<一応
 ヒョウモンは、あくまで検討されているものとしての話ですから。

 今回候補になっているもの、ざっと見て、個人的に興味があるものは少ないのですが、指定する理由付けが不足、不明瞭なものには疑問を呈し、賛同する部分にはしとくということで。公式記録としても残る筈だし。
 しっかし、在来種(天然記念物含む)と交雑するとかいうことが、今回幾つか指定の理由として挙がっているのですが(モモンガね)………同じ理屈理由で、例えば、コイチョウイボイモリとかシセンイボイモリとかも、沖縄のイボイモリ(県指定天然記念物)と交雑する可能性があるってことで指定するのでしょうかね………まぁ、イボイモリという性質上、逃がしたものが………という可能性は低いかもしれませんが、既に生息域と重なって帰化しているか、居ないかだとかは、指定に際しあまり考慮されないようですし………

 ただ、それを言い始めると正直際限がないわけで、結局のところ、目を付けられる何らかの契機があるかないか、なのかもしれませんね。
 この辺は、正直、個々人の振る舞いに期待するしかないのでしょうが………(苦笑


(附記2005-08-02)

 僕が、上記を通して、特定外来法に対して、主張しようと思ったのは、

・法的に曖昧すぎるのではないかということ
・専門家会合の専門委員の選考基準が全くないことに対する不満
(・パブリックコメントが持つ本来の意味は。現在のそれは本来的な意味で機能しているのかどうか)

 という感じです。

 各々の種の選定の是非に関しては、正直僕は興味がありません。何が選定されるかだとか、されないだとか、そういう事は二の次です。

 重要なのは、

 ”法律的に論理的に矛盾なく、かつ基本方針にあるように、科学的見解に基づき選定が為されているかどうか”

 此が為されているならば、僕が文句を言う余地などないと、僕は受け入れます。此を受け入れない事は、僕自身の社会に対するスタンスを崩す事になりますので。

 僕は幾つかに於いて科学的ではなかった、或いは、方針に従うならば検討されるべき事柄が検討されずに指定に到った、と思ってるので、其処の処に疑問を呈したい、という感じでしょうか。
 何故かと言えば、そういう風な指定を見逃すということは、今後もそうやって指定されるということであるという以前に、法律の運営上好ましくないからです。
 この法律が必要であるか必要でないかと言えば、必要であると思いますから、そういう観点とかも含めて、出来れば瑕疵のないよう機能して欲しいと思うのですよ。世の中、まずは始動させることが大切、という物事は往々にしてあります。重要なのは、後々振り返って、ここのところは拙かったかな、ってことがあったら見直すという事なんじゃないかな、というか。

 ………ただ、こういう視点で僕がものを言ってるのは、全体的に俯瞰してそう思ったからであって………両棲類爬虫類に限定して言うなら、比較的、科学的にも論理的に間違ったものは指定されていなかったと思います。(但し、未判定に就いては甚だ疑問なのですが……。)

 そういう意味で、両性爬虫類の方々は、或る程度安心してもよいかもしれません。が、出た杭は打たれることはお忘れ無く、ということでしょうか………


 ところで、最後のを括弧にしたのは、パブリックコメントの答申が形式上の手続きとしてでなく本来の意味で活用されるか、という問題は、此はちょっと数万通も送るような事態があったという事実、国民側から喧嘩を売ってしまった経緯から、第一回は正常に機能しなくても無理もなかった、という個人的な、同情的な意見から来るものです(そのあおりを総ての種が受けた気がする………)。尤も、勿論、そんなのは仕事である以上、当然のことだという意見が、意見としては正しいとも思いますが。
 個人的に、第一陣が魚類で、他総てが第二陣だったら、多分選定種は大夫変わってきてたんじゃないかな、とか思っていたりします。まぁ、此から学べるのは、考えないパブリックコメントは寧ろ邪魔でしかないという事でしょうか。パブリックコメントのダメなテンプレートは、だいたい過去のパブリックコメント答申を見れば分かります。まともなのは十余件しかありませんので。そんな訳で此に関しては微妙だな、ということで、最初から思考から排除しています。

 加えて云うなら、クワガタなど放逐を気にして指定出来ないその法律の構造的な欠陥への不満(というか、輸入禁止と飼育禁止の二重構造にすべきだったと思う)、ブラックバスに特例を認めたという事実に対する法律そのものへの疑問(そもそも養殖して放流せずとも、僕は釣れなくなるほど少なくなるとは思わない)、第一陣はそもそもが緊急を要する種であるリストであった筈なのに、駆除の公示が為されなかった種が居るのは何故なのか――――この辺の事もあるのですが、この辺は法律の基本構造に関する事なので、五年後(じゃなかったかもしれません。先日は五年後と書きましたが)の法律の見直し時に問題とすべき事柄なので、現在の議論の卓上には上げません。