幻想熱帯雨林へ戻る

2006/04/04

 どうもこんばんわ〜(何事もなかったかのように)

 必要に駆られてディスプレイを変えたんですが、1600*1200の環境で見ると800固定は見苦しいなぁ………ということに気付き、あっさり横幅をパーセンテージに変更しました<ぇぇぇ

 いや、まぁ、人生そんなものですよ………(遠い目)<意味がわからん

 近々ちょっと電気工事の予定とかがあって、飼育部屋にも影響あるのでその対策に追われていたりします。面倒このうえない事でありますが、此処で対策をちゃんと講じておかないと、エアコン停止!とかなったらちょっと困るですからね………

 そんな訳で、春めいて参りましたね〜……………いや、僕の頭の中の事ではありませんよ? 季節の事です。桜とかが咲くとか咲きそうとかそういう話です。僕の頭の中は一年通して常春と云われております。

 此からの季節はエアコンが暖房の設定温度を下げていったり、冷房に切り替えたりという見極めが必要な時期なので、なんとも難しいですね。天気の予想気温を眺める日々が始まりそうです。

 其れに併せて、春と云えば、いよいよ今年の蛇のお見合いシーズン。
 我が家でも前準備に追われております。冬眠開けの餌遣りをやり、ぎっしりと買ったばかりだった冷蔵庫の中身が一回の給餌で三分の一ほど減ったのをみて、ちょっと人生を考えたくなったりとか。

 まぁ、それは考えないようにしつつ、去年の失敗を糧に同じ轍は踏まぬようにしつつ今年も頑張ろうと思います。思えば去年殖やしたヤツの大半は現在も飼育している訳ですが………もし計画通り成功したらどうなるんだろう………(−−;

 まぁ、そんなのは嬉しい悲鳴というやつであって、そうそう上手くなんか行かないでしょうけどもね。半分上手く行けば上々かな………とか考えてます。

 そういえば、アルビノのベントリレッドのオタマは、やっぱり成長不良になってしまいますねぇ。アルビノが出るのは初めてではないのですが、今回は初期の成長が早かったのでちょっと期待していたのですが、後半の成長が明かに遅い。この分では、正常に上陸はしないでしょう。極めて残念………

 二つほど、未成功だったヤドクガエルの卵が採れたのですが、こちらも発生せずと途中で発生が止まってしまいました。しかしまぁ、採れただけでも一歩前進かな。

 で、なんでそれらの写真がないか、と云えば、例によってデジカメが動かないからであったりします。北の方のカメラは十回に一回は撮影出来るらしいですが、僕のは二十回に一回ぐらいか撮影出来ないというか………何故かシャッターボタンを押すと電源がオフになるという謎現象を起こして僕を苦しめてくれてやがります。

 …………ああ、新しいデジカメ欲しいなぁ………_| ̄|○

 でも、新しいディスプレイ買っちゃったから、暫くは金欠なのでありました………まぁ、優先度では、やはりしょうがないところがあります。僕のようにディスプレイに向かっている時間の長い方は、よい液晶ディスプレイ使った方がよいと思いますですよ。想像していた以上に、目の疲れが段違いでした。まぁ、僕の場合は、もともと目が良くない(というか、乱視が酷い)ってのもあるかもしれませんが………



2006/04/05

 僕は飼育部屋には二台エアコンをつけていたりします。まぁ、エアコンの故障でさよなら〜みたいなことにならないようにという事です。エライ大変でしたけどね(いや懐への直撃が尋常ではなかった………)。

 その時に、アンペア数を上げたのですね。かなり余裕のある数値で契約をしました。その時にもともと使っていた配電盤を取り外し、その上に大きい配電盤がぺたっと設置されることになりました。


 そして、二年の歳月が流れ………


 いや………その………なんと云うか………今度電気工事があるわけで、その関連でその辺開けるかな〜とか思って、一応中をチェックしようと思ったのですよ。汚れてるとも思えなかったけど、埃ぐらいは除去しておくかと。

 で、ぱかっと配電盤をあけたら、途端に、はらはらと鳥の羽のよーなものが散ったのです。


 「????? なんだこれ??」

 と、思ってよ〜〜く配電盤を見てみたところ。


 …………いやー、クマネズミさんが配電盤の中で理由は感電死なのかなんなのか謎ですがご臨終なさってましてね………すっかり乾燥して白骨化してたんですけど(毛は残るのね〜………)………それと至近距離(約20cm)の距離で見つめ合ってしまったのでありました。相手には目がなかったですけどね!<冗談を言ったつもりか


 …………いやー、これは凹むわ………_| ̄|○


 冬でもねぇ、温かいわけで、だから入ろうとしたのでありましょうがね。

 そういえば、去年、飼育部屋は、どこも清潔にしている筈なのにハエが飛んでいて、入ってくる筈もないし、一体なんでだろう………とか思いつつ、ハエの培地の一つに、コオロギがあけたと思しき穴があり、そのハエがその中に入っているのを見付けて、アレ?此処で殖えたのかなぁ?、これが原因かなぁ?と小首を傾げていた時期があったのでした。

 そりゃねー、こんなことになってたら、幾ら飼育部屋の中身が清潔でもハエが湧くですよ………しくしくしく(>_<)

 でも、高い位置にあるからか、近くが換気扇だからか………殆ど臭わなかったなぁ。腐敗臭には流石に敏感なので、気付く筈なんですが………感電死したときに火がはいって(?)、それで腐臭の質が違ったのか、なんなのか………理由はよく分かりませんが、臭った記憶はないので、気付くの遅れましたです。

 まぁ、そんなことよりもなによりも、「発火しなくて良かったなぁ………」と、思い切り焦った次第です。発火することは稀だって訊きましたけどもね………発火はせずとも、そのショックでブレーカーが上がっちゃったりしてたら、洒落になりませんよね(そういう事があるのかどうかは知りませんが………あったとしたら………あの時期は慥か秋口から冬だった筈………(遠い目))


 まぁ、そんな訳で、「エアコンの関係で配電盤を大きくした」なんて方は、後の穴がきっちりと塞がれているかどうかチェックすることをお奨めします………既にある配電盤の場合どうなってるかは、工事した人次第と思いますが………。


 なんにしろ、色々な意味で精神的にびっくり……それのお陰で一日潰れるしとかあって、最近微妙に運の無さを感じます。或いは、エアコントラブルにならなかった部分に運を使ったのか。或いは、去年の終わりぐらいとか今年とかに具合が良くないのもその辺で運を使いまくったせいかも! …………いや、冗談ですが。

 まぁ、色々とありましたが、エアコンが止まらなくてホント良かった……!と思った今日この頃なのでありました。
 そういうのの理由で止まることは稀だそうですが、それでも可能性としてそんなのが存在したというだけで怖い……通電センサーとサーバ使って、何かトラブルが生じたら携帯電話アドレスとかにメールが送信されるような仕組みをホントに作るべきなんではないかという気がして来ましたよ、ホントに………でもなぁ、サーバをわざわざ立てると、それを防禦するのが大変だしなぁ(汗)


 まぁ、構想で終わりそうな予感(苦笑)




 …………あ、余談ですが、その写真はあるんですが<あるのかよ

 誰も見たくないだろうと思うので(僕も見たくない………)、封印しておきます(苦笑)

2006/04/06

 デジカメの不調は相変わらずですが、まぁだましだまし使っています。μ720あたりが欲しいな………水の中でも撮影出来るそうなので。

 然し、なんかお金をちびちびと貯めて、そろそろ貯まったな、という頃になると、なんか電話が掛かるのです。

 西の方にあるショップからは「ヤドクのアレ、いよいよ来ますよ〜」と。前々から欲しいなぁ〜とか話してたような、そりゃ買うわ!みたいのが来るわけですよ………そもそもヤドクなんて一回買い逃すと次までに三年とか開くことがあるのは骨身に染みるほど分かっているので買っちゃう訳です。それも三匹とか四匹とか! でもでも、ペアが揃うかどうか相性とかもあるから二匹なんて有り得ないじゃないですか。四匹って言っちゃうのは致し方ないと思うんです。誰が僕を責められようか!(家族には内緒にしてるから責められないのですよ♪ フフフフ<わー、最悪だー)

 とはいえ、ヤドクの入荷する季節というのは結構決まっているので、それ以外の時期は安全だったりします。だからその季節を狙ってお金を貯めるのです。コツコツと。
 然し!
 12月とか1月とか本来何も来ないんでないの〜、みたいな時期だろうと関係なく電話が掛かってくる事もあり………曰く、

 「あのさ〜、○○欲しければ入れられるんだけど、どう? ペアで(orトリオでor雌だけで)」

 と。

 …………たとえば、去年ですと、コレ↓とか。この間だとコレとか。




 …………いや〜…………まぁ、別に後悔はこれっぽっちもしてませんけども。
 奇しくも、このへんはもう輸入できないし………(遠い目)フフフフフフフフ(この辺のことを考えると管理人さんは暗くなるので触れないように〜)


 そんな感じに、僕が色々な意味でお世話になっているショップさんの一つであるところのハープサプライさんがブログを開設されたそうです。入れるものが毎回”間違った意味で(?)”面白すぎるせいか、自称負け組街道驀進中。大丈夫、僕は自称だけじゃなくて実体もそうだと知っ(ごきゃっ!<撲殺音 カナカナカナカナ〜


 ……………………え〜、そんな訳で「ブログ開設したよ〜。宣伝してくれたらSenticolis triaspis triaspisとかPantherophis guttatus intermontana とかをプレゼントするよ!」というメールが来てたので紹介して見ました。


 ………いや、当然ながら大部分、僕の捏造大幅意訳ですけどね。便利な言葉だなぁ、意訳。
 いや、書いてはなかったけど、行間にそんな感じのが籠められているに違いないと思いまして?

 あ、個人的にはhelena monticollarisとか(この辺が流通した話を聞かぬが………)、変なクリボーとかもお願いしたいかも……クリボーよいですよね、クリボー………<愈々何処へ行こうとしているのやら……

 そんな訳で、最近写真が少ないのは主に僕のせいではないんじゃないかな、とか誤魔化そうとしてみて全然出来ていない事に気付いたところで今日はこのへんで!

2006/04/07




 久々にタラでも。これはクルギーさん。明かに雄ですね〜。いや、これは雄狙いで二匹購入したうちの一匹なので、問題なしです。たぶん、次か次ぐらいに最終脱皮でしょうか。ファイアーレッドと同じぐらいで雄になるだろうから………。

 同じサイズでも、雌だと、


 こういう雰囲気。全然別物ですね。分かり易すぎです。既に雌がいるから心穏やかですが、チビの頃から一匹だけ育てて成長させて雄の雰囲気出たら凹むだろうな………

 ラッシー軍団はかなり早く(おそらく1cmを超えたぐらいから)、確実に雌雄が見分けられるのですが、場合によっては幼体でもカナリの確率で見分けられるんじゃないかな、と思っていたりします。実践したことないけど、今度、雄っぽいの選んでブラジリアン・ファイアーレッドの雄買ってみようかな………(雌居るので)

 にしても、ラッシーさんはやはりよいですな。

 普段は淡々と飼育しているタラですが、こうして久々に撮影してみて写真を見たりしてみて、ああ、どうやら自分は、かなり好きなのだなと今更ながらに思ったりしてる今日この頃です。何がよいのかなんて分かりませんが、何かがよいのでしょうね。

2006/04/08

 難しい事を考えると、ねむくなりませんか?

 いや、よくあると思うんですよね………脳は糖を消費するっていうし。難しい事を考え続けてると、脳は疲れますから休息を必要とする筈なのです。鯨じゃないんだし、右脳と左脳を別々に眠らせられる筈もなく………眠くなるのは致し方ない。自然の流れです。

 そんな訳で、最近僕が常にねむそうにしてぼや〜っとしてるのは、難しい事を考えているせいだ、という論理展開には一部の隙もないと思うのですが、如何でしょうか。


 …………え? 春眠暁を覚えずでは、ですと?


 ……………………あ〜うん………専門用語ではそういう言い方もあったかもしれませんな。



 これは雌でしょうな。ピンボケはご愛敬。けっして僕の手がふるえているからではないですよ?

 それはさておき、こういうアングルはハンディカメラでこそ出来る芸当で、一眼レフでは不可能なんですよね。結局のところハンディカメラも欲しくなるだろうから、まずは(資金がないから)ハンディカメラから買っておこうかなぁ………まぁ、今より画素数上がるでしょうし。

2006/04/09





 そろそろ新しい蛇棚を作らねばなぁと思っているのですが………

 今回考えているのは幼蛇用のもの。加工がちょっと面倒だったり。
 あ、面白いので、今回のには渋柿を使ってみようと思っています。経年でどの様に変化していくかが興味深いところです。油は亜麻仁油や荏胡麻油もあるんですが、コストパフォーマンスから考えると桐油で結果を見た方がいい気もしますね。

 最近付いたのですが、桐油の一年半ぐらいしたやつの表面を、乾拭きでもよいですし、ざらつきが強いならば肌理の細かいヤスリを掛けるのでもよいですが、そういった加工を施すと、かなり滑らかな肌触りに仕上がるようです。

 塗り込んで一ヶ月やそこらではこうは行かなかったので、多少長い時間が必要なのかと思われますが、肌触りの滑らかさは桐油なのに意外なほどによいです。撥水もよいし、中々よい感じですよ。ただ、亜麻仁油とかとの比べが出来てないので、其処の所が微妙ですが………何がベストかは、比べてみないとなんとも言えませんしね。ただまぁ、桐油は、少なくとも悪いってことはないようです、ということで。

 しかしまぁ、固まる迄の時間が一年では、一般的には不評かもしれませんが………

 どうも、最近なんだか気長になってきていて、完成まで一年で仕上がれば上々かな、とか思っています。苔を育てているせいかもしれません。一年じゃ、理想的な育ち具合になりませんから、苔はw

2006/04/10

 

 プミラは成長速度が速く、大きさも手頃でよい植物ですが、強健すぎるところもあり、ともかく密に茂ってくるので定期的なトリミングが欠かせません。でも、使い所が多い植物でもあると思います。たとえば、地面に這わせて積み重ねると、地面とその隙間に湿度が保持され、其処にカエルが潜む絶好の場所になるようですし?

 理想的な生え方になるように、常日頃剪定しておかないと、最終的にごちゃごちゃしてしまうので、数ヶ月に一度鋏みを入れるのではなく、月に一回ぐらいの割合でチェックしたいところ。

 …………いや、したいところ、と書いてますが、まぁ普通に出来てないんですけどね(苦笑)

 ヤシパネルの場合、このプミラを表面に這わせてトコトン密集させておくと、根が内部で複雑に絡み合い、形を保持するのに一役買うような気がします。まぁ、僕は、ヤシパネルは今後は使う予定あんまりないのですが………

 植物の剪定時には、カエルが何処にいるかが悩み所。細かい刺激で飛び出してきて、行方不明になったら目も当てられません………剪定時は袖をまくりあげ、鋏みも小さいものを使用し、常にカエルが飛び出てこないかに気を払いつつ速やかに、然し冷静に行わねばなりません………

 と、こうやって考えると、成長が早すぎる植物を入れるのは、微妙に考え物ではありますね。なるべくあまり剪定の必要のない植物を入れたいです。が、代わり映えしないビバリウムほど詰まらないものはなく………その辺の天秤の揺れ動く様は気分次第でありますから、あまり深く考えないようにしています。
 しかし、どーしようもないぐらい成長が早いワイヤープランツのようなのは、さすがにやめておいたほうがいいと思いますけども………

 色々と、常日頃探してはいるのですが。う〜ん。

2006/04/13

 


 今年は何処までやれるやら。

 なんか、脱皮のタイミングが不揃いな連中が多いです。う〜ん………なんでだろ。

 なんにしろ、毎年のことですが、此処から成功まで気が抜けません……というか、まぁ、飼育自体にも気は抜けませんから一年中気を抜いてられませんけど………(冬眠時もチェックしないとアレだし………)

 ………え〜と、取り敢えず11日に交尾させたから、産卵は約四十日後……だったかな? と、なると産卵は来月末ですか………

 産卵日とかは、まぁ毎日観察してればどうでもよいと言えばそうですが、僕の場合、四月〜十月の間に時折、数日から一週間ほど家を明けることが多々あるので、把握しておいた方がよいのですよね。

 僕が出掛ける予定があるときに産卵されないように………ということはしませんが、いよいよ産卵が近いが出掛けねばならないという場合は、産卵場所が乾燥しないような仕組みを仕掛けてから出掛けるとか、出来ますから。

 まぁ、外見から分かりそうなものだろうとか言われると何ですけど………


 あ、今気付いたけど、今年もまだインキュベーター作ってない(汗)
 産卵迄に完成させなきゃだ………(とかいいつつ、設計も草案しか出来てない状況だったり)

2006/04/15

 ロシアからだと、四週間から六週間掛かるそうです。

 …………船便ってことですか………(−−;
 しかし、六週間とは………どういうルートで来るんですかね………よもや、たかだか本に此処まで手間取るとは思ってなかったのでちょっと予想外。


 いや、まぁ、いいですけど。来るなら。<ここ重要


 こちらはまだ。まぁ、気長に待ちますかね。こういうのはタイミングなので………

2006/04/20

 なんと言うか、僕は何かしらメモするときに、今ではさっぱりその理由が思い出せないのですが――つまり、何かそのまま書くのがめんどくさかったのか、それとも何か隠す必要性があったのか、暗号っぽくすると格好よいと思ったのか、なにを考えてそんなことしたのかすら、皆目思い出せないのですが――、非常に省略して書く事があります。

 最近の例では、タイ産sp(S!!)という表記が残っており、此なんか理由があって略したんだろうなぁとは思うのですが、(S!!)の意味が全く思い出せません(問題なのは、これがおそらくは一週間以内に書き記した事であるという事実でしょうか)。
 たぶん、というか間違いなく、此を書いた時の僕は、「後々、このS!!を見れば、何を考えていたか思い出せるだろう」と考え、キーワードとして書いたのでしょうが、僕は自分の(忘却する)能力を自分でも過小評価しているとしか思えません。だって全然思い出せないんですもん。

 いやまぁ、この辺はまだ甘いほうです。余人の及ぶところではない卓越したボケを発揮し、更に先が進むと、書いたという事実すら忘れます。

 先日も本につけてある紙のカバーに、

「水月、十番目の、湖面、空、面影、蜘蛛の糸の先」

 というメモが残っていたのですが、何を意味しているのかさっぱり分かりません。そして書いた事実自体が思い出せません。
 慥かに此の読み辛い、ミミズが水を求めてのたくったかのような壮絶な文字は僕のものに違いないという確信はあるのですが、書いたこと自体が思い出せないのですから、いわんや、キーワードを見て何かを思い出す事などをや、でありますよ。
 或いは、誰かが僕を陥れる為に一夜で偽造したのではあるまいか、とすら思えてきます。いや、きっとジョバンニなら一夜でやってくれます(限定ネタ)。
 まぁ、僕を陥れても何も出てきませんけども………

 しかし、上のは、まだ、思い出せないまでも、水月移写に関連する何かを考えていたのだろうかと想像することも出来ます。その辺で少しセーフです。
 最後の蜘蛛の糸は、たぶん賢淵譚あたりと関連してるんだろうと思うのですが……十番目の、というのが浮いていて、一時間ばかりぼんやりと考えたのですが、やっぱり分かりませんでした(余談ですが、その中身の本は折り紙ヒコーキ進化論で、剣術の本でもなんでもなかったので、本の内容とはたぶん関係なさそうです)。

 ですが、上級編に進みますと、理解の範疇を虚数方向に超越してるというか、単語の意味すら分かりません。

「なまことチーズの普遍的価値について。漢字の由来。チェーホフ。」
「卵を凍らせる方法を思い付いた。紅茶の卵の孵化設定における魚の重要性。」
「ラテンの血がさわぐー。爆弾台風。砂糖の灯台のつくりかた」
「缶詰を瓶詰めにすると保存期間はのびたりするのかに関する考察は、五番目の本棚の二段目」
「くらげの一生とワカメ。漱石のこと。ホウレン草のホウレンとは何か、多分、なまこは知っているのです」
「百物語は、一話に五分かかるとすると合計五百分なので、夜があけちゃう。幽霊来られないじゃないですか。どういうことですか、笹岡さん」



 …………だんだん、自分の正気が疑わしくなってきてるんですが………笹岡さんて誰?(記憶の限りそんな名前の知り合いはいない……)(−−;

 此を書いた当時の僕は、何に目覚めてたのかなぁ………。本を整理してるとこういう端書きが、紙カバーの端にちょこっと書いてあることが多くて、困ります。さらに、HDDを整理してたら、此のサイトの新規頁の下書きが沢山見つかったんですが、全く書いた覚えがないのとかが結構ありました。うーむ………

 こんな風に、物忘れが激しく………なんか、全然思い出せないけど、結構色々書いたりしているので、僕が更新を忘れたつもりになっていても、実は更新してるとかそーゆー事があってもよさそうだと思ったのですが、そーゆー甘いことはなく、普通に更新されてませんでしたね………

 まったく、小人さんは何処へ行ってしまったのかっ(靴屋さんが寝てると作ってくれるアレみたいの)

2006/04/21

 う〜ん………ざっと調べたのですが、ジョイントまわりだけでも二万以上の出費になりそうです(汗)

 いや、我が家はミスティングシステムを導入して久しいですが、ビバリウムの数が数なので、複数台使っています。ただ、最近、それはどうかなぁと思っているのですよね………それ自体は問題ないと言えばないですが、仕組みを変えたいと思っているのです。

 理由は幾つかあります。まず、僕が、年に何度か数日家を明けることです。年に短くて五日から、長いと一週間から二週間の時もあるかもですが、兎に角家を明けます。この時、ミスティングが確実に動作している事が保証されないと意味がありません。

 その時、もしも一台が一つの系に繋がっている仕組みだと、その機械が壊れた時に、その系は総てが止まってしまう事になります。他の台が動いていて、一台だけが止まっている場合、僕なら気付くでしょうが、他の人では気付けないかもしれない。一週間以上家から出掛ける時には、流石に軽いメンテナンスを頼むのですが、其の時に其処まで注意を払って貰うのは無理というものでしょう。
 使い始めて数年、壊れた事など一度もありませんから此は杞憂というものでしょうが、世の中そういうタイミングで壊れる事があるのが人生というもの。ってか最近ちょっと運がよいので、そろそろ何か悪いことあってもおかしくないような気が!

 リスク分散という意味では、出来れば、一つの系に二つのポンプを付けたいところなのですね。タイマーをそれぞれに使って、それぞれに、一日にミストする量の半分ずつを負担するようにする。この方式ならば、同時に壊れるという事が起きない限りは最低限のミストは確保される筈です(ポンプの手前に、逆止弁をつけることになるでしょう)。

 あと、小さいやつは蛇ケージにも使いたいところ。、frenataとかバシリスクとか、あの辺には使いたいのですよね、この辺のやつ。
 余談ですがヘラオヤモリはヤドクビバリウムで飼育しておりますが、普通に調子よいです(WCは検疫の関係上、ヤドクビバリウムには入れてませんですが。持ち腹で増えたCBのほうを入れている)。
 あと、出来ればゴニにも使えるとな〜<人はこうしてどんどん怠け者になっていくのか………(遠い目

 僕は殆どの部分を4mmで分岐させています。現時点でこれは問題が出ていませんが、もし大流量のポンプで長い距離を這わせる場合は(長い=二メートルあれば長い………のかな?)、出来れば6mmか8mmで全体に敷設し、ミストの直前で4mmに変換するのが理想な気がするのですよね。
 流量がすごく多いポンプの場合は8mmでしょうが、少ないものでは逆に全体に巡るまでに時間を要してしまい、タイマー設定が一分だとミスト始まってすぐに止まるとかありそうだし(苦笑)
 ポンプによって最適なのが違うかもしれません。この辺は試してみないと分からないな………(=僕はまだしてないという意味)。
 場合によっては………というか、まぁ、たぶん、分岐のパーツはすべて買い直しなので、上記ぐらい金がかかるなぁと嘆いている次第です。

 …………いや、ミストするビバリウムが多すぎなだけだろと言われると否定出来ないんですが(滝汗

 

 こないなものを入手する機会に恵まれまして〜
 有り難うございます>関係者各位
 いや、上と下とで違うポンプであり、入手経路も違うわけですが、纏めて写真撮っちゃったのでまとめて?<ぇぇぇぇ

 上のヤツはなんかデカイですが、取水と出水の口の捩子が調べたところ、Rc3/8になっています。

 余談ですが、R3/8とRc3/8の違いは、雄ネジか雌ネジかの違いだそーですよー。cがついているのが雌ネジ。つまり、ジョイントは、RcとRで、数字が同じなら合うとゆーことです。そんなん知ってるわーという方は読み流してください。え? 此処までもう読んじゃった? …………ああ、じゃ、まぁ、そういう場合は忘却するとよいかも〜

 ので取水の方には、PISCOで言うならPTJ10-03(10mm R3/8)あたりを使い(チューブが差し込めるタイプのジョイントですね)、出水の方は8mmか6mmチューブに変換するぐらいのエルボー型のジョイントとか使うとよいかと。

 6mmチューブに変換するタイプでネジがR3/8の製品は、PL6-03かな。ストレートのならPC6-03。

 ん〜、チューブの購入の最小単位が10mだから、此処だけ8mmにするとアレですね………ミストのノズルは4mmだし………いちいち其処で変換するのも微妙な気がする……違径ユニオンティーには8-4mmのものはないし………ああ、でも、コストを気にしなければ、PIG8-4あたりの違径ニップル使えばいいのかな………流量次第ではそっちの方がいいのかも。ん〜、規模次第ですかね………計算してみてから、試すべきかな(ん〜、ええと、断面積とかから算出するのですかね〜。まぁいいや、後でやろうw)

 そんな訳で、まぁ、どのサイズにするかは別にして、現時点のとは変える方向であることは決まってるので、その辺のT字分岐とか、一個四百円ちょいなんですが、二十個買うとそれだけで九千円ぐらいするわけで〜。チューブとか買い揃えると、最初に言ったような値段になりそうだという話なのでした。分岐パーツの購入は計画的に、というお話。


 …………単純に数が多いだけじゃないの?、とかその辺は気にしないように(僕は忘れるよう努めているのです)。


 余談ですが、十個以上のミストをするひとならばお奨め出来るかもって感じのやつなんですけど、国内の植物向け仕様のポンプの流用方法も去年あたりからずっと考えていて、まぁだいたい考え終わってあとは実践してみて問題点を洗いだそうって段階なんですが、肝心のポンプの購入資金の目途が立たずに先送りになってたりします。誰か人柱になってくれないかな、僕のかわりに(苦笑)

 使うポンプは工進のKV-250C。入手し易く、電気回路をいじらなくても使えるところが万人向けかと。
 問題は圧力が初期で1.0MPhaあるということ(メーカーに電話で問い合わせたら初期圧力は此ってゆわれたー)。

 PISCOジョイントの耐圧は0.98MPha。だから通常、ミスティングのポンプは0.68-0.75MPhaのものが使われているわけですな。よって圧力を下げなくてはならんので、そーなると減圧弁か〜という話なのだけども、減圧弁って結構するのですよね〜(送料込みで7000円ぐらいだったかな〜)

 まぁ、僕は気長なので気長にやるよていなので、忘れた頃に結果をぼんやりと書く感じなので、まぁ三年ぐらい待ってください<長っ(そして本気なところが救えない)

2006/04/22

 なんでアズマヒキガエルの写真がMade in Chinaなんだろうと考えつつ今晩和、ハイペリオンの没落やら順列都市やら万物理論やらを立て続けに読んでたら、頭がどーにかなりそうになりました。

 SFは何故か読むの疲れる………どれもSF好きな方からは、今更か!と言われそうなラインナップですが、いや、僕はSFはあまり読まない方なので………たま〜に思い出したかのように読んだり、ぱったり読まなくなったり。また読んだり読まなかったり?

 そろそろ買い貯めてた未読本が無くなりそうなので、次のを買ってこようかなぁとか思いつつも、資金がないので(自業自得ですが)昔のを何度も読みかえす事にしようと思います。でも、読むとうどんが食べられなくなりそうな(いや、僕は別になりませんでしたが)、シグルイの最新刊とかは買いますが。

 大丈夫、人は一日ぐらい御飯食べなくても平気なんですよ♪<やめれ



 ん………あ〜、当サイトではuacariで行く予定でありますですよ〜

 此奴の卵は白いですねー。そのへん見ても、ベントリと遠いのかな〜という気はしますな。イミテーターに近いのでしょーか。実際のところどうかは知りませんが………あ、そういえば、垂直壁面を産卵場所として好むところも似てますね。
 でも、ポトスを何枚も重ね合わせておくと隙間に産む(ポトスは平面ではなくて、茎の部分からの連なりの部分が微妙に凹んでるものが良く、そこのところに水分が溜まってるとよいかんじ〜)ところが違うかな。連中はそんなところ産みませんからな(少なくともインターメディウスは…)………あ、フィルムケースは好まないので使えません(各色試してみたけど、入ってることすら稀)。

 まぁ、アレです、殖やす時はま〜、なんて〜か、何処までも遜り、「姫様、このような場所は如何でございましょ〜か」みたいなノリで場所を用意しないといけませんな(別に姫じゃなくて王子でもよいのだけど語呂的に?)。

 卵の数は現時点では三個〜四個で推移しております。

 え? イミテーターと言えば、ずっと前から飼育してるインターメディウスはどうしたのかって?

 ……………………い、いや、生きてますよっ!? …………殖やせてないけど(−−;

 ……………………
 ………………………………
 ………………………………………こほん。

 はてさて発生するところまでは取り敢えず漕ぎ着けましたが、果たしてSLSが出ないで上陸するのかどうか………というか、孵化するのかもまだ分かりませんし、気長に行くしかないですね………取り敢えず、孵化しろ〜、孵化しろ〜と、神社にお参りでもしてこようかな。

 ……はて? カエルの場合は安産のお守りは産卵のところまで御利益があるのか、孵化のところまで御利益があるのか、どっちなんでしょう。神主さんに聞いてみようかな<怒られるからやめれ

2006/04/23

 …………今晩和。

 今宵は普通にもう眠いよーな怠いよーな。

 端的にいうと倒れそうなので倒れます。いや、寝てないだけなんですけどね……



 でもメンテはして培地は仕込んだです。

 いやぁ………今日ほど培地仕込みがイヤだなぁと思ったことは………まぁ、年に何回もあるような気もしますね(苦笑)


2006/04/24

 いいですか〜、今から先生が質問しますから、皆さん目を閉じて〜…………え?閉じたら画面が見えない? うるさいよ! そういう無粋なツッコミはしない!<逆ギレ


 …………こほん。

 え〜、気を取り直して、デザインがあんまり代わり映えしないなぁ、毎度毎度………、と思ったひと〜、手をあげなさい、おこらないから〜



 ん〜、ほうほう、なるほど、殆ど全員ですね〜。よし、あとで生徒指導室に来なさい(←怒ってない?)



 …………そんな感じで今晩和。

 最近テンションが高いのは消える前の最後の灯火ではないか、という疑念が各国がら上がっているようですが、言ってはなんですが、僕の思考の九割は常にこんな感じですので、あまり心配はいりません。むしろ此処最近が疲れていて普通な文章を書くことが多かったような気がする。

 まぁ、あれですね、具合が悪い時には周囲には体調を心配され、多少体調がよくなると頭の心配をされるということです<どこまでも迷惑すぎる人だ


 さてさて。

 デュビアを頂いて一ヶ月と二週間ぐらい。ん〜、だいたい好む環境や餌の塩梅は把握したので、此から半年ぐらいは、好むと思われる環境の中で温度変化をつけてそれが正しいか検討してみる期間ですかね………。

 でも、正直、僕のところの環境での実験ってあまり意味ないんですよね………いや、まぁ、どういう状態がベストか、把握することとかは出来るのですが。それを汎用性のあるデータとして纏められないというか。

 なにしろ、エアコンで部屋ごとの温度管理だから、室内でガラス温室を置いて、その中でやるのと環境が違いすぎる。例えば、床材は乾燥させてますが、部屋のあらゆるところに植物があり(ヤドクビバリウム用とか蘭とか、そういうの)、ヤドクのビバリウムがあり、ヘビのケージがあり、カメの水槽があり、タランチュラが沢山いるわけで、定期的にそれらに水遣りをしているのです(そして湿度が上がりすぎないように除湿器を回している<最悪だ)から、部屋全体の湿度は自然、それなりに安定しているのですね。冬でも。

 言ってはなんですが、自室だったらこんなの遣れません。本がダメになってしまいます。と、なると、飼育している部屋によって全然別のアプローチが必要になるのは自明。
 それを考えるたたき台として、やはりちゃんとした測定データが欲しくなります。温度だけじゃなくて、湿度も。

 まぁ、それがアレば万能って訳ではないにしても、温度グラフと湿度グラフぐらいは、一寸データとして保存してみたいなぁとか思い始め中なのです。いや、趣味で。

 うーむ、しかし、データロガーはなかなかステキ価格だしなぁ………まぁ、デュビアの記録をとるぐらいなら、このへんのでよい気もしますが、出来ればヤドクのビバリウムデータって一度とってみたかったんですよねー。ん〜、まぁ、上手く改造すれば小さく仕立てられそうだし、防水にすることも可能でしょうが…………どうしようかな。

 まぁそっちのデータをとるかとらないかは別にして、ツーサイクルかスリーサイクルぐらいしたら、餌図鑑に久々に追加したいですね………ん〜、まぁ、安定的な方法を確立する方法も含めて、一年二年かかりそうですが………

 ヤスデとワラジムシとコガネムシもあるし………
 あ、そうそう、プランクトンネット買おうと思ったんですが、やっぱあのへんは単位が結構な長さですねー。結果高くなってしまいます。当たり前っちゃ当たり前ですけど。

 ………カブトムシも考えてるんですが、アレは安全性が今一つワカンナイんですよね。いや、ほら、ジャイアントミルワームだと、なんか胃の中で暴れてどうこうってあるじゃないですか。いまにところ、うちのモニターに与えたところ(ちゃんと自家繁殖ですよ〜)、別に問題はなかったんですけども、牙は一応安全を考えて切ってやってるからなぁ………切らなくても平気な気はしますが、確証はまだないし。

 いや、たぶんですけど、スキンクとかも好きだと思うのですよ、このへん………ラセルタは好きだったし。まぁ、安定繁殖にはまだまだ課題が残りますが(土の再利用や安全な廃棄方法らも含めて………)

 あとはリクエストがあったグリンダルワームですが………ん〜、アレ、だいたい性質は分かったけど、どう考えても僕には不必要な気がするんですけど(笑) 取り敢えず、どっかから採集出来ないかやってみますかな………

 なんにしろ、最近、メインコンテンツの更新しないこと長すぎなので、ちょっとこの辺書いてお茶を濁しでもしないと、なんですからね〜(笑

2006/04/26

 Russian Journal of Herpetology届きましたですよ。

 四週間は掛かりませんでしたね………なんにしろ、来たので良かった良かった。まぁ、普通に届くものなのかもしれませんが………やはり最初は色々と不安もあった次第でして。

 そんな訳で、今更のように四年ぐらい前の
 MOLECULAR SYSTEMATICS AND PHYLOGENY OF OLD AND NEW WORLD RATSNAKESとか、

 去年の
 Home Area Recognition via Olfactory Cues in the Tropical Poison Frog Dendrobates auratus
 THE ORIENTAL COLUBRINE GENUS Coelognathus

 あたりからまずは読んでいきますかね………にしても、これは普通に愉しめるかどうかは、読む人次第でしょうかね………ってか論文だし…………(苦笑)
 暫くは英語漬けになりそうです。でも、丁度読む本が無かったところだから、時間が掛かる本が来るのはありがたい………かな?


 さてさて、今宵のお題は?



 こーゆー感じの糸の奥に………


 レガさんが卵嚢を持っておられます。


 このレガさん、実は2004年の12月末に卵を持った個体と同じ個体なんですな。そして此処で重要なのは、その間に脱皮をしていないし、その間に新しい雄を同居させた訳でもないということ。

 つまり、一回産卵してそれが有精卵で発生した後(此は回収しまして孵化しましたよ)、再び産んだのが今回ということです。

 正直、産むとは思ってなかったんで、見付けたとき(二週間ぐらい前だったかな)には、びっくりしたものです。えええ、なにまた産んでるの!?、みたいな………だって、僕は脱皮するものだと思って沢山餌あげてたんですもん。

 一度子供をとったことだし、別血統で殖やすならば兎も角、この血統では暫く殖やす必要もないし、普通に大きく育てることしか頭になかったわけで………まさしく青天の霹靂。見たことないですけど。

 そんな訳で、今回もし発生してるのか、どっちなんだろ?と小首を傾げていたのでした。前回より卵嚢小さいように見えるし、凋んでるようにも見える。はてさて………?



 取り敢えず、取り上げてみました。

 そして、表層を切り開き、くるりとひっくり返す要領で剥きます。ん〜、いや、表面の椰子殻とかが、中身のベビーにくっついたり、孵化器に入るとカビるかもしれないじゃないですか。写真にはちょっと付着しちゃってますけど。卵嚢は層になってる感じで編まれているので、中まで一度に切り開かずに、表面を円周の1/3ぐらい切って、そこを起点に綺麗に剥けるわけです。当然ながら、中身は卵とか幼体なので、中身には圧力は絶対にかけちゃダメですけど。表面をそっとひっぱりつつ……

 綺麗に剥いたのがこちら↓



 で。このあとに鋏を入れて、切り開いてみるわけですがー









 …………なんか、ちゃんと発生してました。(左下の糸疣が見えてるヤツが愉快な気がするw)

 ただ、数は少ないです。五十ちょいか、六十ぐらいか。少なくとも前回より少ない。前回のと合計しても百五十を超える事はないでしょう。つまり、ポエキロが一度に産卵するとされる最大数を超える数ではないのですね。

 ふ〜む………果たして、産卵数の最大数より少ない数しか産まなかった場合に、こうした二度の産卵が行われるのか。それとも数とは関係なく、何度か産卵することが出来るのか(つまり、産卵数が二百ぐらいが通常か或いは最大とされる種で、一度目に二百で次も二百ということがあり得るのか)までは、分かりません。

 でも、こう、脱皮すると、体内でこう産卵出来る準備が整うとか、そういうの聞いたことないですし……たぶん、前者な気がするんですが、まぁ確認は出来ませんので断言はしないでおきましょ〜(常に断言を避ける人なのです、ぼくは〜)

 しかしまぁ、卵の進み具合からして産んだのは先月末…………前回の産卵から一年と三ヶ月を経過しても尚、精子を貯めておいて産卵することが出来るというのは………まぁ、慥かに、其れぐらい期間が空いて産む事があるのは聞いていたにしても、ちょっとびっくり。
 いや、一年以上して産んだことは、それほど驚くに値しないかもしれませんが、一度産んだ後、脱皮しないで産卵したなら、再び有精卵が産めるってのは、予測はされていても実例を聞いた記憶がなかったんで、何処となく何気なくそこはかとなく新鮮だったわけですよ〜(や、何処かであっただろうとは思うけど、僕は知らなかったので)

 と、いうわけで、もし、一度産卵したけど卵食された!うわーん!という場合でも、ぐぐっと、いやいや、もう一度あるかもしれぬ!と諦めず不屈の精神で餌やってると、案外産むやもしれません。

 WCで蜘蛛を入手した場合とかは、取り敢えず沢山餌やっときましょう。一年ぐらいしてても、一度産卵して卵食したとしても、脱皮しなきゃ産めるのですから、そりゃー期待してみない手はないですよ、皆様(笑)

2006/04/27

 凄まじく今更感漂うけれども、出した事なかったので(長年、やろ〜かな〜、とか思いつつ写真撮るのが面倒で(人間の手は二本しかないのです)やってなかったやつ)。

 卵からの取り出し方 〜ピンセット編〜

 ああ、余談ですがピンセット編しかありません。まぁカミソリとかねぇ、良く聞くけどさー。怖いじゃないですか。カミソリ。ええ、いやもう嘗て手紙に入っていた時の記憶を思い出したりしたら怖くなって夜も眠れませんでありますよ! ………まぁ幸いそういう経験はないので今夜もぐっすり眠れますが?


 ベントリレッドのオタマさん


 えいや、とゼラチン質の部分にピンセットを差し入れる


 ゆっくり開く


 ピンセットの弾力に任せてもよいですが、もうちょっとこう力を入れて切り開く感じで。結構弾力あります。中途半端な開き方だと切れずに戻っちゃったりもするのです。写真では千切れてるのが分かるでしょうか


 切り開いたのと反対側の部分を摘む。中身は摘みません。


 持ち上げます


 持ち上げるとぴちぴち中でするのですが、切れてるので


 程なくぽとりと落ちます。落ちない時は、落ちろ〜、落ちろ〜と念じたところで落ちないものは落ちないです。もっかい下ろして、切り開く作業を繰り返しやってみるか………もしくは、切り開かれている自信があるなら、ゆらゆらと揺らしてたら落ちるかもしれません。


 いじょ〜。まぁ、思うにほっときゃ出てくるので、やる意味はあんまりない気がするのですがね〜。あまりにも出てこないなぁとか思うなら、やるがよいと思う次第でありますよ?



2006/04/28

 どうも風邪ひいてしまったようです。うむむむぅ…………



 さてさて、今年はどうなるか………今年は、予想(仮説っていうべきかな)が正しいかどうかの検証の年です。

 正しければ、繁殖方法の確立が一気に現実味を帯びます。外れたら、今回のは違ってたという結論が得られる訳で、まぁ、じゃ、改善すべきは別の場所にあるのかな、という事になるので、どちらにしても方法論を確立する一歩にはなる………と、よいのだけれど(苦笑)

2006/04/30



 P.striata

 個人的主観において、なんか今回の脱皮にてかなり綺麗になった気がします。綺麗というか、なんか格好いい。この前までは、なんかしょぼーというか、特徴も冴えも映えもないかなぁ、まぁ普通かな、という感じだったのですが、我をペーデとかと一緒にするなよ!な勢いで綺麗になった感が(ペーデは微妙だよね、アレ、すごく微妙だ。そもそもポエキロの魅力は黒白の減り張りにあるのに、やつはゴーストという名を冠してますからなぁ………いや、飼ってますけどもね………)。

 これが何故だろうと暫し観察して小首を傾げてみたのですが、思うに、脚の黒い部分の幅がレガリスと同じぐらいあって、あと白と黒の減り張りが強いからかなぁ、という気がしています。勿論、脱皮直後だけな可能性はありますけどね(笑)

 僕は此の種に関しては何故か雌を引く確率が非常に高く(苦笑)、いままで三匹入手してすべて雌になっているというミラクル(何がミラクルかは分かる人だけ分かってくだされw)を達成していたりします。ホントは雄になるのを期待して三匹目購入したのですが、世の中上手く行かないものです。サブフスカとかオルナータとかルフィラータは雄ばかり引くのに………(遠い目

 まぁ、なんにしても、此はなかなか僕好みなので、殖やしてみたくなっています。また機会を見て買おう。



 …………とこれで、これマイソールにいるからマイソールなのは別によいとして、何処の誰がマイソール・オレンジレッグ・オーナメンタルなんて言いだしたんですか。P.smithiをイエローバック・オーナメンタルと呼ぶのに並んで僕には不可解でなりません………
 いや…………慥かに、言われてみれば、第一脚と二脚は、三、四脚に比べて、オレンジっぽく見えなくもないカナ?という気はしないでもないですが………此をオレンジだと言いだしたら色々微妙なことになる気が。それともアレか、欧米人と我々ではやはり見ている色が異なるという事なのでしょうか(いや此は科学的にそーらしーですしー)

 でも、Acanthosuccuriaあたりの、オレンジという名前を冠する連中を思い出すと、まぁ、そういうのもアリかもしれないな…………と思わなくもないかも………<その納得の仕方はどうよ?