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2006/11 目次

対応問題
霧女神の物語(1)<アホなタイトルだ……
サンボックス13
Euprepiophis conspicillatus Nagano"Suwa Basin"
霧女神の物語(2)改めGARDEN SPRAYER(2)
周波数の違い
霧女神の物語でもGARDEN SPRAYERの話でもどっちでもよいやと思い始めた第三回
いちいち文中で宣言する必要もないかなと気付いた霧女神の物語orGARDEN SPRAYERの話第四回
お気に召すまま、気の向くまま
線路はつづよ何処までも。けれどもこのお話はそろそろ終わりが近いかな、な霧女神の物語orGARDEN SPRAYERの話第五回
カナンスジオの話(オマケの霧女神の物語orGARDEN SPRAYERの話インターバル)
サーキュレーターの寿命ともったいないおばけ
回避不可能な
空気の力
防水ファン

2006/11/01

 今後のサイトの方針(?)をぼやぼやと考える。

 FireFox2.0がリリースされたようです。IE7.0もリリースが始まってますね、入れてませんが。
 そんな訳で、それぞれでどの様に見えるかを検証中です。CSS2に正確に準拠しているのはFireFoxなんですが……僕はSleipnir使いなので、まぁそこはよいとして。

 世にはいろいろな方がいて、中にはIEとかは嫌いだーという方もいらっしゃるのですよね。IE7.0のごにょごにょさはまぁ僕も思うところないわけなので、まだ入れてませんが………まぁ、いずれは入れるので、その時は何らかの対策を講じるべきかな……(苦笑)

 それはさておき、いろいろな条件が加わると、IE7.0では見られないサイトというのも今後存在してくるでしょう(IEとxhtml+xmlの問題によるもののとか。詳しい経緯に関しては調べていないので、例によって分からないことには沈黙しといた方が平和そうだから沈黙しておく方向で)。
 まぁ、そういうサイトは一般にはあまり関係がないものなのかもしれません。何故なら、例えば営利目的のサイトならば、強引にであろうと各ブラウザに対応させるでしょう。なぜならサービスを提供するのが目的であるサイトだからです。何かを買って欲しいと思っているサイトならば、「うちの環境じゃ見られないんだ!」とか文句を言われるより前に、見られるようにするだろうし、何処かから受注してウェブクリエイターなりが作っているなら、自発的にそうしないとクライアントから文句が来るか、仕事が自然来なくなって潰れてしまいそうですし(詳しいことは知らないので断言は出来ませんけど)

 ですから、閲覧が(ブラウザの問題なのですが)出来なくなるサイトというのは、何かしら強固な意志に基づきテキストを書いている個人或いは団体になります。言ってはなんですが、そういう場所を見たいと思うのは、マニアとまでは行かなくてもそこそこライトではない方だと思うので(OSがLinux………とまで行かずとも、まぁそれなりに)、そうなっていれば、そもそもIEは使わないか、併用するぐらいの事はしているでしょう。だから、Webが分断されてしまう(様に見える)のを別にすれば、問題は殆どないと言えるかもしれません。

 ところで、このサイトの立ち位置ですが、このサイトは営利目的ではない気がします。ですので、別段、各ブラウザに頑なに調整をする必要性はありません。見たい人が見ればよいし、見られない人は見ないでしょう。親切か、親切でないかは別にして。一応、ある時期からテキストの列びには気を遣い、盲人用の音声ブラウザでどうなるかということを意識はしていますが、それに対応させているわけではありません。読めるようにはなってるかなぁとは思うのですが………画像に古いところでは名前をわざわざつけてないからそこが問題になりますし、附けているものでも、日本語で書かれているタイプのものは、海外の方のところでは発声されないでしょう。だから、僕の親切さというのは、あくまでそこまでのものでしかありません(将来的には気が向けば考えるかもしれませんが)。

 そうなると、IEだけ気にしていればよいじゃないという気もします。僕はIEでは見られないサイトでも、見たいところはMozzilaで閲覧しますから、今の所困っていないのです。
 結局のところ、面白いテクストがあれば皆見るし、面白くなければ見ないということになります。ただ、閲覧者側にその手数を払わせる訳ですから、相応に面白いテクストでなければそうはなりません。僕が見ている幾つかのサイトは、そうした手間を払っても読みたいな、と思う価値があるわけなのです。テクストに読みたい価値があれば、誰かはそれを読もうとするでしょう。Webで読まれるか読まれないかは、すべてその文章に力があるかないかで判断出来る問題です。


 そういう訳で、僕は此処に書かれている文章が、閲覧者がそういう手間暇を掛けても読んでみたいと思う文章になっているのかどうかと言えば、さらさら自信がないので、両方に対応していく方針で(笑)

 そんなこともあって、ちょっと気になったのでフォントをプロポーショナルフォントではなくしてみたのですが、どうにも僕には読み辛いなぁ………む〜。linkでIEとFireFoxに割り振るかなぁ………

2006/11/02


 GARDEN SPRAYER MS-250C

 KV-250Cとは価格は違いますが、その仕様はほぼ同じであるようです。どこが違うかは、公式サイトのPDFかなんかで見比べてみ ると分かりますが、ノズルの違いです。そんな訳で、ポンプとして使おうと思う限りは、こちらでよいということになります。パーツの価格を見てみれば分かりますが、5000円ぐらい差が生じてくると思われます。

 と、言うわけで、欲しい人はMS-250Cの方を買えばよいんじゃないかな〜。ほら、名前もよいじゃないですか。「なんて製品?」「……ええと、霧女神」「…………そう」とかいう会話をしなくてすみますよ?w(まぁ、霧女神とか霧仙人とかそういうセンスは嫌いじゃないのだけどw)

 なんでもこの機種の初期圧力は1.0MPa(最大3.2)
 初期であろうと少々高すぎます。さてさて、これを如何にミスティングシステムに仕立てて行くか、つまり既存のミスティングシステムと組み合わせて使う場合はどうするのがよいか、というのが課題なわけですね。

 実際に圧力を見てみて…………どういう状況下でも、初期圧力設定だと1.0を越えない(リリース機構は備わっています)のか、どうなのかを調べるところから始めつつ…………まぁ、それでもなお高いので、その辺を調整しなくてはいけないのか、調整しないでもやっていく術があるのかどうかを模索していきますかね………

 ただ、tanakaさんから、ULKA(所謂ミスティングシステムに使われているイタリアのメーカーの製品)の圧力は聞いているので………下げずとも使えるんじゃないかな、と思ってはいるんですが。機構がどうなってるかにもよるし…………ん〜、一応流量計算しとこうかな………

 あと、まぁこれはヤドクにはやりませんが、園芸用の散水ノズルを使い、ミストとは少々違うけれども雨のようなものに仕立て上げる―――つまり、樹上棲のカエルや、トカゲ、カメレオン、ヤモリ、カメなどに使うシステムも、これでやれば流量が大きいので結構なのが出来るんじゃないでしょうか。そっちは、まぁ今の所遣る予定はないですけどね。

 さぁ、長きに渡り放置されてたわけですが!(記録を見るかぎり七月頃にはやろうと思って取り寄せを開始している。そして、このポンプの存在が気になりだしたのは、はて、去年だったか………まさか一昨年ということはないと思うのですがw)

 愈々出したので、いじくるぞー!…………と思ったのですが、思った端からジョイントが足りぬということに気付いたので、明日か明後日に違径ニップルあたりを揃えてこないとダメだ………既に注文してあったんですが、もう一つ間に噛ますヤツが必要だった模様………

 そんな訳で、まだ始まったばかりですが! いろいろとご協力頂いたりもしているので(圧力計とか)、サクサクと完成に漕ぎ着けたいな〜と思う今日この頃であります、はい。

 あ、フレキ管の耐圧数値調べなきゃ………水道圧よりずっと圧力高いから………まぁ、大丈夫とは思うのですが、一応ね………

2006/11/03


 サンボックス13

 今まで僕はアイリス・オーヤマのバックルボックスを使っていたのですが、それがマイナーチェンジで高さが変わってしまった、と嘆いていたのは記憶に古いところかと思います(笑:や、いつごろか忘れたけど、今年の初めですよね?)

 写真はサンボックスと呼ばれるもの。メーカーは三甲株式会社。たぶん。有名所では他に、矢崎化工のポリテナー、買ったことないのでメーカー知りませんがソフィアボックスなんかがありますね。積水化学は残念ながらクリアのポリプロピレンケースは作ってないようですが、簡単に改造し二つの製品を組み合わせることで、前引き扉式の上下分離ケースに仕立てられたりするのはちょっと有名な話ではないでしょうか(これは三甲の製品にも云えることですが………)。

 他にもいろいろあるようですね。先日は75cmクラスのものがあると聞きました。探したけど見つからなかったんですが………

 そんな訳で、棚を作る際に、僕はアイリス・オーヤマのバックルボックス使ってたんですけど、これがまぁマイナーチェンジで高さかわっちゃったから蛇棚に入らなくなってしまったのですねー。んで、前々から寸法近いよな………と思っていたこのサンボックスを見掛ける機会がありまして購入してみたところ、ジャストフィットだったので、なんか嬉しくなってしまった今日この頃なのであります(笑)


 それから、サンボックスの方が、内体積が僅かに大きいですね。此は、側面部がほぼ垂直に立ち上がっていることによるものです。水を入れて容量の差がどれぐらいなのか調べようと思ったんですが、アイリスの方には穴を開けてないやつを見付けることが出来なかったので(苦笑)、確かかどうか調べ切れていませんが………ほぼ広いのは錯覚ではなく確かなのではないかと思います。本当に微妙な差ですが、このクラスのサイズでは、僅かであっても結構差があるように感じますね。
 僕は吝嗇家なので、底面から斜めに上に広がる構造だと、どうも空間が勿体ない気がしてしまいますから、その辺もちょっと嬉しいかな(笑)

 ま、そんな訳で、これからはサンボックスを使っていってみようかな、と思う今日この頃なのでありました。

 唯一の問題は………売ってる場所が、自宅から結構離れてるんですよねぇ(汗) 電車乗る訳にも行かないし、十数個抱えてふらふらと歩くしかないのか………配送ってやってくれるのかな………

2006/11/07

 映画版DEATH NOTEの後編を見てきたんですが、主人公である夜神月の部屋の本棚に、国書刊行会出版の金枝篇っぽいものがあったように思うのですが、どうでしょう?<どうでしょうって言われても………(ちなみに当然ながら前編にもありました。テレビで見直すまで気付きませんでしたが)

 いや、その本があったってのが問題なのではなくて、気になったのですが、どうも帯が一般に売られているのと違うように思えたのですよね………映画の中のは第1巻(漢数字だったかな?)とか第6巻とか書いてあるように見えたんですが、僕が持っているのは第一巻だったら「失われた世界の復権」ってのが帯の背表紙には来るんです………あれは映画用に作ったものなのか、それとも金枝篇に見えたけど化粧箱の外見が似てるだけの別の本だったのか、はたまたなんかそういうタイプの帯もあるのでしょうか。

 意味不明にそんなことが無性に気になる今日この頃です。(ってか、そもそも既に六巻まで出てますかね? 僕は次は四巻がそろそろ出るんだったか、とか思ってたんですが………ひょっとして月日は気付かぬうちに早く流れているとか?(汗))

 そんなことを考えつつこんばんわ。


Euprepiophis conspicillatus Nagano "Suwa Basin" 

 ジムグリは殖やさないのですか?と訊ねられる事がありますが、ペア揃ってないのです………とお答えしております。………あ、いや、そういえば揃っているのもいましたか。今年寝かさなかったんですけどもね。岩手産のやつがペアだなぁ………ああ、写真あれ出した事ないのではないでしょうか(撮影したこともないような気がする。我が家はこういう個体が多い。例えば、僕はイエローヘッドモニターを飼育してたりします(笑)) まぁ、岩手産のは、上のヤツより地味だと思ってよいかと思いますよ?w
 あとは青森産のアカジムグリ(といっても、青森産のアカジムグリは幼体の時点で色合いに赤が全く存在しない)とか、京都産とか奈良産とか、えーと、あとは和歌山産とか飼育してます。

 でも、ペア揃ってないんですもの………なかなか揃うものではないのですよー。うー………そんな訳で、産地が分からないものは買わない貰わない管理人です。そういえば四国産のを譲っていただけるとゆー話もあったんですけど、音沙汰ないな………まぁ、連絡頂けるという話だったので、気長にぼやぼや待ってるんですけどね………

 そんな訳で、自分では限りなく捕獲しないので、友人の厚意に預かりこうして入手している次第なのでありました〜<ものすごくダメ人間ですが、本人は気付いてないようなのでそっとしておいてやってください


 ………はい? 岩手産も青森産も似たようなものだろうって? 区別つくのかって?

 ……………………ふ・ふははははっ、ははっ! 区別なんか正直つかないですよ?
 だからなんだっていうのかねっ!? <逆ギレ(というか、自分でぼけて自分でキレてるので逆ですらない)
 区別つかなかったら区別しないってのかい!? 取り敢えず捕獲した場所が明らかならば区別つかなくても区別はつけられるから区別するんですっ。


Euprepiophis conspicillatus Nagano "Suwa Basin"

 で、これは某長野県某地へ引っ越しされたEさん(仮名)から頂いたもの。腹部がこうなってました。市松模様ではなくて、並んでる感じ………頸から尻尾まで完璧こうで、ズレて一個飛んでるとかそういうのはなかったです。長野…というか、軽井沢では結構探したものの見付けたことがなく、長野産の個体の腹部が皆こうなのかどうかは分かりませんね(すくなくとも上から見た目はちょっと違うけど……)………こういうパターンは東北以北に多いと聞いたことがあったのですが(但し僕が飼育している岩手産は市松模様)………条紋ならば、隙間空かずに線になる筈だし、それとも違うのかなぁ………ヨクワカラン………近い産地でもちっと捕まえてみて、ブリーディングしてみないと何とも言えないでありますね………


 そういえば、DRACOであるとか何であるとか、まぁいろいろと独自路線で常軌を逸しているからそう呼ばれてるのかしらとか思われる某国で(<………)、ジムグリ本を制作していると聞いて数年たちますが、どーなってんですかね………

2006/11/08

霧女神の物語(第二回)改めGARDEN SPRAYERのお話第二回



 工業規格というものが出来てから、他の工場で作ったもの同士であっても綺麗に合致するようになったわけで、それは素晴らしいことであると思うのです。そのあたりの経緯を調べてみるとちょっと楽しいのですけど、此処はそういうサイトではないので、別のお話をしましょう。

 製品名の霧女神はKV-250Cの方であって、今回僕が使っているMS-250CはGARDEN SPRAYERという製品なので、今回からタイトルを変えました。決して、「はじめて見に来た人に、僕(管理人)の頭はどこかオカシイのではないか」という真実に気付かれ 疑念を持たれてじゃなかった、ええと、疑念を持たれて真実に気付かれしまう危険性があるんじゃないかということに思い至ったからであり、決して日和ったわけではないのですよ?

 ピッチが同じであれば基本的にネジはかみ合います。出水口はRc1/4であるようです。
 ここで問題となるのは、この規格、実は近しいものが二つあるようで………

 一つは、   (PF) G1/4 というもの。
 もう一つは、 (PT) R1/4 というもの。

 (PT)とは、管用テーパーねじ、(PF)とは、管用平行ねじを意味しますが、これは以前のJIS規格の名残で、現在ではGとRで区別されていますので、そっちだけ覚えておけばよいかと思います。

 これらはISO規格になりますが、微妙に異なります。機密性ではややテーパーねじの方が優れるようで、低真空〜中真空を使う場合には此方が用いられることが多いようです。管用平行ねじは、雄ネジと雌ネジの間にOリングなどを噛ますことで密閉性を確保しているのだとか。

 どちらにしろ、ピッチはほぼ同じということになっており、互換性があるとされますが、僅かですが、R(PT)の方が余裕がある構造になっています。その為、G(PF)規格の雄ネジをR(PT)規格の雌ネジに入れる場合はテーパーが一周厚く成る程度でよい具合なのですが、これが逆―――つまり、R(PT)規格の雄ネジをG(PF)規格の雌ネジに入れようとすると、問題が起きます。ピッチにあまり余裕がないからです。

 まぁ、そんなわけで、似たようなものを使う場合でも、部品選びには注意が必要かと思います。写真のものの場合、すべてがR規格。
 そして、ポンプの出水口は、これが実のところよく分かりません(苦笑) 説明書に書いてないんですよね………ただ、感じとしてはR規格ではなく、G規格であるように思います。なんでかっていうと、此処に繋ぐホースには、Oリングが附けられているからです。
 そんな訳で多少余裕があるのですが、この場合は、G(PF)規格の雄ネジをR(PT)規格の雌ネジに入れる場合に相当するので、それほど問題はありません。ちょっと余裕あるなぁ、ぐらいなので、テーパーを厚めに巻けばどうにかなりそうです。

 ところで、規格では雄ネジと雌ネジを区分けする為に、片方にアルファベットをつけます。R1/4ならば雄ネジ、Rc1/4ならば雌ネジです。G規格の場合は、おねじにアルファベットがつき、G1/4AないしG1/4Bという風になります。雌ネジには何もつかず、G1/4のまま。ABの差は、等級だそうです。
 テーパーねじの場合は、雄ネジがR、雌ネジがRcになります。Rpというのもあるようですが、あまり関係ないので気にしなくてもよいような気がします。なんでも、管用平行めねじではあるのですが、Gとは少し規格が違うのだとか………

 そうそう、水道は水道でまた別の規格になっています。変換自体は不可能ではないですが、長くなるのと本筋からずれるので割愛。興味或るかたは調べてみてくださいませ。



 こういう繋げ方もあり。PISCOのやつがR1/8なので、異径ニップルで同径ジョイントRc1/4-Rc1/4を変換して繋いでいます。でも、あまりこうやって繋ぐのは良くない気がしますので…………



 このように、異径ジョイントを使う方がよいでしょう………ってか、PISCOで通販する場合、同径って販売してましたっけね………?

 まぁ、今回は僕はこういう変則的な方法を使っていますが、ただ単にこれをチューブに変換したいだけならば、型番で言うところのPMFあたりを使えばよいでしょう。その先のチューブを12mmにすべきか10mmにすべきか8mmにすべきかは、今後考えねばならない問題です………何故かは、次回に続けます。



 取り敢えず、初期起動でどれぐらいの圧力なのかを調べてみないことには始まりません。調べる為だけの強引なセッティングですが、計測してみると致しましょう………

 余談ですが、何故これが強引だと言っているかと云えば、僕自身はこの機械を単純にミスティング用のみに使うだけでなく、普通に霧吹きとしても使って行きたいと考えているからです。二つに分岐させた上で、バルブを附けて、霧吹きとミスティングを好きな方使えるようにしたいわけですから………まぁ、そのあたりの分岐も考えねばなりませんね。

 ところでレギュレーターなりリリースバルブなりはいらないのか?という疑問ですが、現時点ではまだ購入してません。水道圧は0.5MPaぐらいだそうですが、このポンプの初期起動時の圧力数値は1.0MPa。最大で3.2MPaです。ちなみに、これらの金属パーツの公称耐圧数値は3.2MPaであり、附属していたチューブの耐圧は3.5MPaでした。ただし、 チューブフィッティング シリーズの耐圧数値は0.98MPaしかありません。
 ですから、何処かで減圧弁を用意するか、そうでなくてもリリースバルブを繋いでおかねば圧力が上がりすぎてしまうはず………はてさて、そこの問題をどうするか。

 取り敢えず、まずは圧力を計ってみるところから始めてみるとします………ということで、次回に続きますよ?(そして明日ではありませんですよ)

2006/11/10

 トリビアの泉で、とある文字を続けて書くと、その書いた時の音がリズムになって………というトリビアがあったような記憶があるのですが(和太鼓でしたっけ?)、じゃあ、「ビートルズのイエスタデイのメロディに聞こえる文章」とかをサイトに掲載したら、楽譜を無断で書いた事になるのだろうか、とか考えてしまった管理人です、こんばんは。

 ところで、此処では工作の方法は載せますが、その安全性までは保証しきれないところがあります(<冒頭の文章との繋がりは!?)。
 そも倫理的問題を別にすれば、此処には、たとえ卵胡椒爆弾の作り方をのせようが、自分で載るハンググライダーの作り方を載せようが、卵百珍にあるという黄身返しの方法を載せようが(これ、先日漸く分かったのですが、まだ模様の部分だけ返す方法が分かりません)、全く問題はないかと思います。そして、それを真似するのも当然自由なのですが、そうやって作ったハンググライダーに乗って墜落して怪我をしたとしても、それは作った側の問題であって、当方にはあんまり関係がないと思いたいところです。

 まぁ、悪意をもって、構造強度の数値をわざと少なく書いたり………明らかに此処に書いた方法を真似したら爆発します、みたいなのをやった場合は、そりゃちょっと酷くないですか………となるかもしれないけど、どうなんでしょう、やはりそこに責任は生ずるのでしょうか?
 テレビで紹介された………伊藤家の食卓でしたっけ? あれで紹介された方法を真似して大怪我を負った人がいたようであり………まぁ、やはり、責任は生ずるというのが昨今の一般的な認識なのかもしれません。

 嘗ては”生じない”という感じが多かっのではないかと思います。それは、インターネットなどと異なり、媒体が雑誌や書籍であり、しかもマイナーだったこともあって、そういう情報にアクセス出来るのは、試そうと試み自分で探す熱意がある人間が主であったことが要因の一つではないでしょうか。

 時代性を反映して、求められる責任が変化するのが自然ならば、此処もそれに合わせねばなりますまい…………


 とかなんとかまぁ、考えるよりも前に、なんですか、此処は一応、大丈夫っぽいなぁ〜と、分かった上で出してます。実用上というか、僕自身が実用して、これはよいなぁ、と思ったものしか出してません。

 でも、その安全性を保証出来るだけに検証を行っているかと言えば、それはやってないなぁというのが正直なところなのですね。

 例えば、日本は東西で供給されている電力の周波数が違います。東日本では50Hzで、西日本では60Hzです。一応、殆どの電化製品では此の違いが問題にならないようになってはいますが、単純なトランスなんかで動いている製品だと、この周波数の違いが、発揮するパワーの違いに反映されることがあるわけです。

 具体例を出しますと、KV-250Cという工進のポンプは、50Hzの噴霧量は2.0〜2.9L/分ですが、60Hzの時は、2.4〜3.2L/分になるのです。圧力はどうでしょう? 増すんじゃないでしょうか、60Hzの方が。

 こういう、50Hz環境と60Hz環境で生じる違いまでもは、僕には検証しきれないところがあります。耐圧ならば高い方を基準にしていればよいかもしれません。60Hzで大丈夫だったから、50Hzでも大丈夫でしょう、と言えるかもしれない。でも、冷やしたい方だと、例えばファンの回転数とかだと、どうでしょう、逆かもしれません。

 そんな訳で、僕は僕の環境では安全性を一応考えて大丈夫だと思っていますけれども、実際使うかどうかは皆様各自で考えて決定してください〜、ということなのであります。そうとしか言い様がありません。

 例えば、PISCOのチューブ・フィッティング・シリーズは、使用する際の耐圧数値は0.98MPaです。ですが、ULKAのポンプは1.4〜0.8MPaの圧力で動作するのだそうです(周波数で数値は違うかもしれません)
 0.98という数値自体を少しでも超えたら弾けるようなものは、そもそも耐圧数値としてこの数字を書ける筈もなく、だから少し高い数値ても問題はなかったります。そもそも、1.4MPaというのも、瞬間なのでしょう、チューブ・フィッティング・シリーズで使っても、問題は起こりません。
 そんな圧力の心配をし出すとするならば、そもそも水を入れて使うものではない製品を使っちゃってよいのか?という方が気になりだしてしまいます(水を入れて使うというシリーズもあるのですが、コスト高になります)

 でも、問題は起こりませんが、やはり、ちょっとトリッキーというか、正しくない使い方であることは否めないのです。
 だから、いや拙いんじゃないの………と思う方は、別の方法をとることも出来るでしょう(例えば減圧弁を用意したりして、0.65MPaに下げるとかね)。その場合は、自分で手を尽くして入手してみてください。

 でもまぁ、やらんでもよいんじゃないのかなぁ………と思ったなら、此処に書いてあるのの延長線上で行けるかと思います。


 そんな訳で、今回はインターバルなお話なのでした。

(オマケ)

 テーパーは、幅が結構あって、こういうパーツの場合は余分な長さが出て来ますので


 ぐるりと巻いたら、端の部分はカッターなりハサミなりで切り取ってしまうとよいかと思います

2006/11/11

 前回のはインターバルですので、今回は第三回な霧女神の物語。ああ、改めGARDEN SPRAYERのお話でしたか? まぁどちらでもよいのですが、第三回。まだまだ続きますよー。

 リリースバルブとは。
 圧力が一定の高さになると、弁が開くことで管内部の圧力を一定に保つバルブのことです。
 製品によってこの圧力が違っていて、固定のものもあれば、変更することが出来るものもあります。当然後者の方が高価ですね。単純に安全弁として機能するだけのものもあれば、開いた先に管をつけられるようになっているものもあります。周囲が水浸しになることよりも、内部圧力が上がって他のところが壊れる方がヤバイ!というような場合は、管が繋がるとかそんなことよりも、兎も角圧力が減らせるように開放型になってるものを使うことが多かったりするんじゃないでしょーか。
 とはいえ、飼育部屋でヘビの水入れから水を回収したバケツに足をひっかけてしまったことのある方ならば、飼育部屋が水浸しになることの精神的ダメージの重さたるやいかばかりか分かっていただけるでしょう。飼育部屋ではそんなもの使えませんね。使うならば管に繋いで、それを排水口に持って行けるようなものを使うべきです。

 KV-250CであろうとMS-250Cであろうと、リリースバルブは必要ないんじゃないかな………と以前書いていたのは、此の機構が機械自体に既に備わっているからです。



 左上が吸水口、左下が出水口、右にあるのが圧力を変化させるバー。では、真ん中あたりにある管みたいのは何さ………?

 というと、これがリリースバルブの出水口になっています。バーを上げることで、圧力を変化させ、このポンプでは最大3.2MPaの圧力まで出せるようになっています。ただし、始動位置とシールが貼ってあるように、起動時は一番圧力を下げていないといけません。
 これは、モーターを回転させて、ピストンを動かすことで水を送り出すブランジャ方式のポンプは、回転数が上がらないうちから圧力高めちゃうとその場でストップしてしまうからです。車のエンジンだってそうなっているんですよね? まぁそんな感じです。

 さて、此の機械は基本的にはミスター、霧吹きです。霧吹きの先の部分は、常に開放されているか?といえば、そんなことはないでしょう。最初は、霧吹きを出ないようにして起動するのが普通な筈です。
 しかし、何処にも水が流れていかないと、機械の中の圧力は高まってしまい………回転数が上がるどころの話ではなく、ストップしてしまうことになります。

 だから、此のポンプには、最初からリリース機能が備わっていて、始動位置にしてある状態では大凡1.0MPaの圧力に達した時点で此処から水がリリースされます。
 リリースされた水は、単純にポンプの中を巡っただけの水なので、貯水タンクに戻すので問題はないでしょう。製品の中にはそれ用のチューブもちゃんと附属しています。


 結束バンドで固定するらしいですよ


 なので、別段、減圧弁をつけたりリリースバルブをつけなくても、1.0MPaまでならば、このポンプだけで事足りると言えるでしょう。もしも此より下げたい………と思われるならば、出水口のところに、減圧弁を附けた上で、その先に繋げるようにすればよいかと思います。

 ところで、長々と話をひっぱっているような感じになってしまっていますが、本機は、果たしてどれぐらいの圧力で動作するのでしょうか? メーカーの公称初期起動数値は1.0MPaですが、それはどれぐらい確かなのか。圧力計に接続し、調べてみました。

 ブランジャ型とは、ピストンのようなものでぐわしゃぐわしゃと水を押し出すものなので、ダイヤフラム型のように、圧力が掛かると途端に送り出す力が下がってしまうようなものとは違いますが、その機構上、常に安定した一定の圧力を弾き出す訳ではありません。
 何故かというと、送り出すピストンが、戻る瞬間には、送り出す力が働かないからです。送り出した瞬間が最高だとすれば、ピストンが戻り、再び送り出す前の直前が最低の圧力になります。

 実は、これはULKAのポンプであろうと同じことで、あのポンプでも、針はブレるのだそうです。1.4〜0.8MPaあたりを、見えないような速度で針が激しく行き来するので、数値に幅をとってあるわけですね。

 と、いうわけで起動してみたところ




 圧力計壊れました。

 …………
 …………(−−; 
 いやー…………
 …………これは想定してなかったわー………


 …………い、いや、これは圧力が高くなりすぎて壊れた訳ではなく。
 あまりにも針が激しく振れた為、初期起動時に0の位置に打ってある針金に反動で叩き付けられ、曲がってしまったのですよ………まぁ、圧力計の機能自体は壊れてないので、針交換すれば直せますから、壊れたって程のことでもないんですけどね。

 …………ま、まぁ、すごく針は揺れるんですが、最大圧力は1.3程度、針が揺れていたことも考慮すると、1.25〜0.75MPaぐらいであるようです。

 なぜ、バルブを閉めきったのに針が振れるかというと、リリースバルブがこのポンプには組み込まれているからです。つまり、先が締め切られてしまうと、ポンプ内部での圧力が1.00以上に達した瞬間に、リリースされ、圧力が下がる。そしてもう一度ポンプが動くので圧力が上がり、またリリースされる………を、繰り返すので、送水口から先を締め切ったとしても、針は一カ所を指し示すのではなく、ずっと振れ続けるわけです。

 と、言うわけで、始動位置にバーがある以上、圧力はそのあたりで安定してくれ、これはかなり実用範囲ですね。ついでに、ちょっとバーを上げていったら圧力どうなるのかが気になり、バーを動かして圧力を1.6MPaぐらいまで上げてみたのですが、接続しているチューブの耐圧を超えるかもしれん、と思ったのでそこでやめてしまいました。何かの拍子にバーを動かしてしまわないようにする仕組みが必要かもしれません(輪ゴムとか(笑))

 ですので、昨日の話の続きではないですが、この数値が気になるな………という方は、減圧弁を購入し、0.8MPaぐらいまで下げると理想だと思います。ただし手に入りやすい減圧弁の多くは1.0MPa以下の環境下で使うようになっていて………2.0MPaを下げるというのは、入手するのが結構手間かもしれません………というか、管理人は、大変そうだから諦めた口なんですがね(苦笑)


 余談ですが、フレキ管の耐圧は、0.5MPaになっていると以前書きました。これは、水道圧が大凡、0.15〜0.4MPaの範囲になっているからです。塩ビパイプは接着剤を使えば繋げられますが、これも、想定している圧力は水道圧とおなじ程度です。そう考えると、ポンプなどの数字がやたら高いということが分かりますね(フレキ管ではなく水道管は1.7MPaが限界というか、破壊圧力だったかと思います。でも、まぁ、管によって違うのでしょうね)。

 むしろ、昨今、園芸用などでよくあるのですが、水道蛇口に接続し、タイマー制御で水道栓から水を直接散水システムに流し込んでしまう方が手軽であるかもしれません。水道圧は0.3MPa程度であることが多いので、少々弱いですが出来なくはなさそうです(但し試した事はないですが)。その場合気にすべきは接続だけですから………浄水器は、間に噛ませばよいですしね。

 いずれにしろ、ULKAと比べて、圧力は僅かに弱いぐらいですから、圧力の問題はクリア出来そうなことは分かりました。ただ、針の振動は、ULKAと比べてかなり強いような気がします。と、なってくると、ウォーター・ハンマーの危険性とかはないのかな………ということが思い浮かんだりしてきたのですが、どうなのでしょうか。(次回へ続きます。最近続いてるけど、気分なので、明日とは限りませんですよw)

2006/11/12

 あ、アルビノなのでしょーか、このレティキュラータスは……!
 うーむうーむ、飼育下繁殖で発生したアルビノってことでよいんですかね、これ。それで問題なく上陸するとは……! 過去、アルビノのオタマは何度か採れていますが、無事発生したものは少なく、また成長したものは更に少なく、変態上陸したものはありませんでしたが………
 遺伝子的に、大丈夫な位置がアルビノ化したってことなのか、うちの飼育方法が今一つでいままで失敗していただけということなのか………にしても、背中がベタ色赤で変わらないのが笑えます。

 というわけで、思わず久々に海外掲示板宛てのリンクなどを貼ってしまった今日この頃。そういえば、おたよりが来てまして(って書くとラジオのようですねw)、「あんた、圧力計が壊れたのはセットの方法が間違ってるからだよっ!」と呆れの声が届いております。

 …………ま、まぁ、そゆこともありますな。あ、ちなみに昨日まで、圧力をMPhaとかいう意味不明な表記にしてましたが、これはMPa(メガ・パスカル)の間違いです(苦笑) ヘクトパスカルだとhPaだしねぇ………なんでh入れたんだろ………最初にミスしたら、後々すべてコピペだから間違えるとう困った例ですね。すみませぬ………

 ちなみに、1.0MPa=1000kPa=10.19... kgf/cm2=10barです。水道などの減圧弁は、一次側の圧力が1.0MPa以下のものを0.65とかにするのが得意なんですよね………
 まぁ、大流量用で、高圧を定圧にするのもないわけではないのですが、問い合わせメンドいという理由でやっとりませんな〜………まぁ、気が向いたらやろうかと思います(笑)

 今回の場合、なんと言いますか……開度を調整してゆるゆると計測すべきだったなぁと思う昨今であります。

 つまり、どんな道具でも、繋ぐ順番が間違ったらいかんな〜ということです。トラブルが発生するほどの間違いではないにしても(針が曲がった程度ですので、軽微と言えなくもない。僕はそれでも嫌ですが)、こうするのが望ましいって接続方法はあるようで、その辺のことは考えて接続しないとダメみたいですねー。特に、開放のタイミング、開放の度合いなどは難しいところです。

 そう! 実は、今回こういう話の流れにするために、前回わざとミスをして圧力計が壊れたっっていう風な話にしたわけですよ………(´ー`)y-~~~





 …………いや、嘘ですけどね?(<この話の流れで誰が騙されるというのか………)


 さて、話を本筋にもどしますと〜。
 ウォーター・ハンマーとは、水撃現象いうそうですが、弁を急に閉めると、そこを通るべく流れてきていた水が行き場を無くし、急激に圧力が上昇することで発生するのだと言います。考えてみれば、確かにそういうの発生しそうですよね?


 水撃は一瞬ですが、ものすごい圧力になるので、耐圧を守って使ってるとかそーゆーこと関係なく破裂します。特に、配管の固定が甘かったり、配管が長かったり、曲がりくねったりしていると起こりやすいのだとか………


 となると、ミスティングシステムの配管などというのは長いことこの上ないですから、非常に問題になりそうな気がします………
 が、基本的にウォーター・ハンマー現象というのは、弁を閉じたその上流で起こるものなのだそうです。

 ミスティングシステムの場合、ポンプ自体の動きを止めるので、そのポンプ内部での水の動きは少々激しいものがあるでしょうが、少なくとも配管、チューブ・フィッティングから先の方に高い圧力が掛かることはないでしょう。急激に圧力は低下するでしょうが、その分、ミスターの先から空気が流れ込むだけで終わる筈です。
 むしろ、水撃現象を想定すべきは、電磁弁などを使う場合になります。一部のケースに関しては水を流す回数を減らそう………と考え、電磁弁を使っている場合、もしもポンプが稼働している真っ最中に電磁弁を閉じようとしたならば、水撃現象が起こる危険性はありえます。何故なら、水撃現象の起こりやすさは、配管の長さ、流量、圧力、そして急閉止に関係しており、圧力が高いほど起こりやすいからです。
 ですが、別段困ることもなく、対策は簡単です。急閉止の際にウォーター・ハンマーは起こりますが、別段、止めなければよいのです。電磁弁は、通常閉状態であり、通電時に開状態になります。  ですから、例えば12:00にポンプが起動するとするならば、

 11:59分に電磁弁を開放
 12:00分にポンプを始動
 12:03分にポンプを停止
 12:04分に電磁弁を閉止

 という風にセットすれば、なんにも問題は生じないんじゃないかなーと思うのであります。まぁ、開放のほうは、ポンプが動いてから開放するのでも問題はないのでは?という気もするのですが、圧力が上がってるところでわざわざ開ける意味もないですからねぇ(その時になんか負荷掛かりそうですし………)………予め開けておけばよいんじゃないでしょうか………
 そうそう、ULKAのポンプは230Vのもので、公称連続稼働時間は2分であり、130Vのもので、公称連続稼働時間は1分となっています。もっと長く使っても問題はないよ、という意見もありますが、僕は怖いので一分で切ってます。が、今回の工進のポンプはもともとが噴霧器であり、長時間使う製品として作られているので、五分や六分の使用はなんら問題がないのですねー。よいことです。

 と、言うわけで、電磁弁を使ったりするケースを除けば、ウォーター・ハンマー現象はたぶん気にしなくてよい筈です。
 とはいえ、いざ動かしてみると、此以外に何か、僕が思い付かないような(専門家なら思い付くのかもしれませんけど………)何かが起こって、問題が生ずるかもしれません。動かしてみて、チェックしてみないと、使えると思う、とは言い切れないところであり………まぁ、その辺は、一ヶ月ぐらい様子見してみようかと思います。


 そんな訳で、次回は、このポンプ、一体平行してどれぐらいの数のノズルを使えるのか、という話(数値による予測編)です。

2006/11/13

 カーブを織り交ぜた方がストレートの効果は当社比120%になるのです!

 と、言うことで、次回は明日ではないと言いつつ連日続けて来て、毎日やんのか、と思ったところで止めてみます。


 …………冗談です。単純に他に書いてたことが、書き終わったというか、もう考えるのやになったので、ここらで出そうと思ったわけですよー。

 というわけで、結論の出ない戯れ言スタート!
 
 種の区分は、何処でするべきか。正直、僕は論争とか好きじゃなくて、最終的には遺伝子解析まで待たねばならないと思いますから、ヤドクガエルのどれがどの種か、というのは、そこまで明確に区分されるべきでもないと考えています。
 そういう好い加減なことでよいの? CITESの問題は?と思われるかもしれないけれど、たとえばメキシカン・フレイム・ニーは長らくメキシカン・レッドニーの個体群だと考えられていた訳で、その間は法律区分上、確かにメキシカン・レッドニーだったのであり………CITES書類がついて流通していたとしても、それはそれで間違っていた訳ではありません。後に分かれた訳ですが、”その時点”では、たしかにメキシカン・レッドニーだったのだから。
 そして、ヤドクガエルの場合、Dendrobates属は全部がCITES2類なんであって、その中で区分がどっちに移動したのどうこというのは、どの種類であってもCITES申請して輸入されてるんで、問題はないと思うのですよね〜。

 なので、まぁ、種群はどうでもよいと思うのですよー。でも、区別は必要ですよねー。正直、同じ種類でも、レッドとオレンジを僕は明確に分けています。これは同じ種類だろうけど、個体群として違うんだろうな、と思っているからだし………まぁ、諧調的な変化だったとしても、レッド系の極みとオレンジ系の極みはそれぞれに違うものなので、区別しているわけです。

 そこをごっちゃにしてハイブリッドでよいじゃん、と思う人は、まぁ、なんですか、帰れ(笑)

 実際、僕も、このハイブリッドすごい! 綺麗!と思うものはいるのですけど、ヤドクガエルに於いては僕は遣りません。タランチュラも同様。まぁ、一度ぐらい遣ってみたくなっちゃうかもですけども………でも、それでもやらないで今まで来たし、これからもやらないでしょう。

 デザイナースネークとかも、あれはあれで美しいですが、それは別にちゃんと系統だって既に存在するからこその愉しみがあるのであって、最初から混ぜちゃってるのはどーよ。という感じでしょか。


 んで、パングアナ・レッド(及びオレンジ)に就いて。
 この話をする上では、避けて通れないのが、これらに近い連中でありましょう。ざっと挙げてみましょうか。

 最近、めっきり見なくなったベントリイエローストライプ。足が銀色っぽいものから、やや青みがかるものまでがあります。喉には、顎下から、のど仏(?)の手前ぐらいまで、ちょこっと銀杏の葉っぱのような感じのカタチでメタリックパターンが入ります。
 ベントリレッド。イエローとかよりペルー寄りにいるとされ、主にレティキュラと一緒に輸入されます。腹部にはカラーリングは入らず、網目模様。喉には顎下から喉元まで(個体差あります)メタリックパターンが入ります。赤は一パターンですが、オレンジには数パターンあり、またこれに近いタイプだが紋様が異なるものが二パターンぐらいあるようです。

 デュエルマニー。ベントリレッドに似ますが、腹部側面に赤模様が生じず網目模様が腰まで及びます。腹部も網目で、喉の赤の模様はベントリレッドに近いです。飼ったことないんで産卵形態、オタマジャクシの模様、色合いの生じる時期などの詳細は知りません。輸入されたのは一度きり。あれは何年だっけ?2005かな(調べりゃ分かりますけどね)

 そうそう、ウアカリもいますが、これは性質はイミテーターに近いように感じます。ただし産卵形態は、イミテーターにはほど遠いですけど。模様がオタマジャクシに出るのは後期、上陸直前のタイプ。


 ベントリ・パングアナ。問題はコレで、90年代後半から2000年代初頭に輸入されていたものの、喉元のパターン及び腹部がどうなっていたかを、僕は知り得ていません。これが分からないが故に、今回のお話も結論は出しづらい。
 ただ、これと”同じとされる”ものは、ほぼ胸腹部の斑紋がイミテーターのそれと同じく、網目なのですが、網目模様にそって黄色(というか、メタリック部分のカラー)を持つ為に、イミテーターの仲間に区分されるようです。足の模様はベントリやイミテーターに近く、色合いは銀暗色で青みがありません。非常に、ノミナタイプのベントリに近いですが、ただし、喉元のマークはベントリとことなり、ほぼ喉元全体の中央部を、周囲にそって僅かに狭い範囲分をメタリックが多います。ああ、ところで、これって結局、D.biolatなんですかw?<さぁこうなってくるともう訳分かりませんよね?(笑)
 イミテーター。言わずと知れた、様々なパターンが大量にあり、インターメディウスとユリマグエンシスなどの亜種がありますが(インターメディウスは亜種っていっていいのかどうか(苦笑))、それに収まりきらぬ数種のバリエーションがあります。鼻先の模様が正中線のラインで分割され、左右に二つになるのが特徴とされ(ただし〜、これはバリアビリスとの見分け方で、そういう特徴を持つ”別種”はもういる………んだけど、これの存在認めない人もいるからわけわかめ〜)、喉のパターンはそれぞれのタイプで近しいものの異なるようですが、かつてベントリ・パングアナで流通していたものに似ているイミテーターとされるものは(これがベントリ・パングアナと違うものなのか同じものなのかは不明ですが)、アゴしたのラインに、馬の蹄のようにカラーパターンが入り、ベントリイエローや、レッドのそれと異なる形状をしています(ここが、D.biolatと違うんだよなぁ………う〜)。腹部は網目模様だけですが、中には、腹部の網目に僅かに滲むようにメタリックカラー(イエローならばイエローの)が出ることもあるようです。一番わけわからん連中です。ああ、ちなみに卵の色はどれも白系。
 それから、ほぼ外見はイミテーターに区分されるものと同じなのですが、足がラマシーのそれみたいな感じでメタリックではないタイプのものは、また別に区分されるようです(ちなみにこれも、98年ごろに国内にも来てたかと………さぁ混乱してきましたか? 少なくとも僕はもう整理するのがイヤになってきてますよ?w)



 バリアビリス。イミテーターがこれに擬態したと最初に言われたもの。喉全体が、違いはあるもののメタリックに染まるパターンが多いです。これも、三つほどタイプがあるって意見もありますね。

 ラマシー。800m以上の高山にいるとか聞いたことがあるのですが、文書で正確な生息地がよくわかりません(論文ないかなぁ………僕が入手出来る範囲に………(苦笑))
 

 ベントリ・”パングアナ・レッド(オレンジ)
 ”ラマシー”・レッド、或いはオレンジとも呼ばれるもの。これと、グリーン・レッグ・””ラマシー”が、ラマシーではない!と呼ばれており、少々厄介な連中。パスコ周辺とされている所謂ラマシーに比べ、比較的低地に棲息するとされ、足の模様もメタリックではない所謂ラマシーと同じような網目模様。


 ところで、僕は、この、レッド、オレンジ、及びグリーン・レッグの”ラマシー”ではない、とする論拠の最たるものを見ていません。此処が違うだろ!という意見を。無論、それほど探し得ても居ないだけでもあるのですが。
 そりゃま、ラマシーと外見大夫ちゃうんで、見分けが出来ることは簡単です。ですが、つまり、これが、イミテーターの区分のどれか、でもなく、ベントリの区分のどれか、でもなく、ラマシーの区分のどこかである、と考える人がいるわけで、そういう意見の方には、それなりの理由があります(後述します)。が、そうでない、という意見の方で、明瞭なもので最たるものとしては、生息地がラマシーのそれよりも低地であり、ユリマグエンシスの棲息域にほぼ近く、もともとラマシーがいた生息地から大夫離れていているから、イミテーターにより近いんでないか、という意見でしょうか。
 ちなみに、どの意見の方であっても、ノミナタイプのベントリの仲間であろうという意見の方はいないようです。

 
 遺伝子解析がなされれば決着がつくであろう問題にどうこういうのは気疲れするだけなんですが………まぁ、疲れるのを承知で暫し続けますのでお付き合いください。

 パングアナ・ラマシーと呼ばれるものが、ラマシーに区分されるのではないか、という意見を持っている人が(ただし、ホビストであって研究者ではないでしょうが)主張するの要点は以下です。

・卵の色から、少なくとも、ベントリに近いのではない
・イミテーターには、顎にメタリックの模様が入っても、胸に入ることはない(全体がうっすら染まることはあるが)。このカラーの入り方は、ラマシーのそれに非常に似ている。
・オタマジャクシが非常に早い段階から色が出てくる。口元から左右に広がり、眼の周辺にかかる色の乗り方が、ラマシーのオタマジャクシのそれに近く、イミテーター、ベントリ、ファンタスティカスと異なる。

 結局のところ、最大の要点はただ一つ。

「胸腹部に、黄色く斑紋が入るか、否か。」

 ラマシーじゃないの?って思っている人は、この特徴があるのは他にラマシーしかいないから、此奴はラマシー(か、それに近い仲間なんじゃないか)と考えてると言ってよいのではないかと。


 もしも、胸腹部の斑紋が入って尚、それはラマシーではない別種であるならば、それはパングアネンシスであるとかなんとか、まぁそういう独立した種群になるのでしょう。イミテーターにはちょっと入れるのは無理ありすぎな気がするし。まぁ、外見的判断ではなく昨今は遺伝子解析が主流らしいので、調べてみたら、いや、こいつやっぱイミテーターの仲間だわ〜、ということになるかもしれませんけどね。

 まぁ、確かに、もともとスタンダードなタイプといわれていたラマシーはパスコの近くの山で、今回のはパングアナとあって、(それらのソースが正しいならば)離れているのは事実。全く別物でありましょう。正直、ヤドクなんてのは殆どのモルフが亜種か種になってしまうか、それともアイゾメのように近縁グループすべてがモルフか、のどちらかしかないのかもしれないです。

 だから、新しい種類なんだと考えればよく、そこにつける名前は、何かと共通のものであると確認する為のものだと割り切ってよいのではないかと思います。あああ、であろうと、いいい、だろうと。他の生き物よりも何よりも、ヤドクガエルでは共通であることが確認出来ないと意味ないんで………複数名前があっても、それらが同じものを指すということさえ分かれば、それほど僕の中では大きな問題ではありません(無論、これはいずれ統一されるだろうと思っているからでもありますが)
 同じラマシーだったとしても、パングアナのレッドと、いままでのラマシーを混ぜて繁殖させるようなことは誰もしないでしょうから、これをラマシーと呼びたい人は呼べばよいし、呼びたくないなら呼ばなくてもよいでしょう。ただ、パングアナと呼べばよいことです。(ラマシーではないと断言するならば、これをベントリと呼ぶ理由も希薄だと思うので、生息地の名で呼ぶのが一番妥当でしょう。まぁ、非常に近いところに複数の種類がいるんですけどね、こいつらは(苦笑)


 まぁ、そんな訳で、個人的には、

「どうせ混ぜないんだし、遠からず新種(か、なんかの亜種か)になるだろーから、今は好きな方で呼べばよいんでないかな………」

 という結論でしょうかねぇ。双方の意見を聞いている感じでは、ラマシーだと思う派の方が、まだ物証を並べてるという意味で主張が分かり易いと思うかな。もう暫く情報収集ですかね………
 というか、もうねー、このへんね〜、沢山いるからもうわかんないのですよっ!(苦笑) 論文読んだってさー、どれがどれなんだか写真つきで紹介してくれてる訳でもないし………


 そんな訳でですね、比較的、傍観者を決め込むことの多い典型的日和見人間であるところの管理人と致しましては、もうですね、アズ・ユー・ライク・イット!ってことでよろしく(笑)

 ハイブリッドにしない限り(そして混同させない限り)、僕はそれがどんな間抜けな名前だろうと、細分化しすぎだろうと(それこそ外見がまったく同じだけど産地の山が違うんです!とかいう理由だろうと)、それはそれでよいんでないかな〜と思うわけです。

 これは、タランチュラ飼育者は、一つの存在に複数の名前(年が違うと変化していく学名、複数あるコモンネーム、海外にはなく国内にしかないコモンネームなどw)がついていても、適応するというか、だいたい全部覚えるようになるわけで、そこらへんで鍛えられて、複数名前があることに慣れてからかもしれませんな………

2006/11/14

 どうも今晩は、最近長文が続いているので、誰も読んでいないのではないかと思い始めた管理人です。実は、日々、短く洗練された簡潔な文章を目指しているのですが、目指しているだけでは何の意味もないのだよという事を体現しているのではないかと思う昨今です。

 然し、そう言えば、かつて、「なにも書かない更新」みたいのを考えて(どういう意図だったかもう忘れましたが………)、これが一番短い更新だなーと思ったことがありますが、あの時は不評でしたねぇ………まぁ、このサイト、基本的に反響なんざ絶無ですんで、不評とか好評とかは、そもそも無いんですけどね………だから、誰か一人でも面白かったと言ってくれれば好評だったということになり、つまらんかったと言われれば不評になるのかも。でも、僕はサイレントマジョリティを考慮して(笑)、好評だっただろうと思っておりますけどね?

 そんなこんなで、今回は、皆様が一番気にしている(と、僕が勝手に今決めた)、MS-250Cでは、一体何個のノズルを同時に使うことが出来るのか? というお話です。

 ま〜、流量というのは、管の太さとかも影響してくる話でございますので、単純に数値通りに進むわけもないな、という気もするのですが、このあたりのポンプはもともと非常に細い管を通すことを想定して作られているようなので(スプレーに繋がるチューブは3.8MPa耐圧になっていて、外見上はそこそこ太いのですが、実際に水が通る場所は細く、数ミリしかない。6mmぐらいかな? 正確に計測してませんが)、そんなに影響することはないでしょう………

 それでも多少気になるので、僕は此からはケースまでの配管は10mmチューブで行い、違径ユニオンティーで各ケースには分岐させて6mmにしていく予定です。チューブもポリエステル製ではなくナイロン製を採用(耐圧が1.2MPaと、一般的なポリエステルチューブの0.8MPaより僅かに高く、また経年の耐久性も高いという話なので)。ただ、問題は、いわゆるTジョイントには、10mmで6mm変換のタイプはないようなんですよね………基本的に一段階変換しかないようで。ただ、違径トリプルには10mm-6mmがあるようなので、まぁそっちでよいかなぁ、みたいな………見栄えが宜しくないので、その辺は棚の当該部分にフードになる板を貼るようにしますかね………(ただ、その方式は通気性の問題があり、僕はファンを使わないとダメなものは作らないようにしているので………むむむむむ、この辺はやってみないと分からないか)

 さてさて! そんな訳で、流量を調べてみましょう。

 数値を見てみるのは、このサイト、皆様御存知、vivaria.nl
 此処にあるPDFのデータを見てみると………

 所謂ミスティングシステムは、650cc/minである、とあります(圧力掛かってないときですけどもね)。この時のノズルの数は1-7個。
 ちなみに、大流量タイプは100個のノズルがつけられるとなっていて、このポンプの流量は、6.8l/min。
 (…………う〜む、しかし、圧力はやっぱ0.68MPaになってますのなー。やっぱ圧力下げようかなぁ………)

 でもって、MS-250Cでは、

 (50Hz)2.0〜2.9L/分
 (60Hz)2.4〜3.2L/分

 となっているのですね。まぁ、圧力としては余裕があるので公称の多い方だと考えてよいでしょう………だいたい、どの地域でも2.7リットルぐらいはいける模様。

 単純計算で、四十個ぐらいですかねー………? 案外多い? 少ない? 個人的には、ちょっと投資額からすると少ないかも………という印象がしないでもないんですが、上記サイト見て貰えれば分かるように、あのポンプは325ユーロしますからねー………国内で買うと四万ぐらいなわけで………輸入する手間考えたら、まぁ能力的には半分で、値段も半分になってるかなという考えも。ちなみにコレ、トランス経由で直流12Vで動かすという、ちょっとなかなか、「それは製品なんだろうか………」という作りではありますよね………でも、結構静かでよいんですけどね。静かさでは、MS-250Cも結構静かなのですが、こいつよりは少々うるさいかな。排熱を考えてか空気孔があるので、モーターが回転すると、ひゅぃぃぃぃ、みたいな音がするのですね。まぁ、ULKAのアレよりもずっと静かですが。
 個人的には、どうせ一日にそう何時間も動かしておくものでもないから、五月蠅さはどうでもよいような気がしますけども…………

 そんな訳で、今回の話の肝心な場所は。

 そもそも、四十個とか、そんな数のノズルとかいうのが有り得ないから!

 ということではないでしょうか。

 …………わかってた。わかってたよ、最初っから!(血涙
 ………………………………このお話は、果たして、何人に役立つのでしょうか………(遠い目)

2006/11/21

 どうもこんばんは、全力でサボって見ました。


 ……………………ごめんなさい言ってみたかっただけですっ、ああっ、石投げないでー!


 そんな訳で、閲覧者の果たして何人が冒頭のネタについて来られたのだろうかと思いつつ今晩は。普段分かりづらいネタは文章内部に散らすようにしているのですが、これはちょっとやってみたかったのですよ(笑)。


カナンスジオ Orthriophis taeniurus mocquardi

 むー、黄色の出方に個体差がありますね。これはかなり綺麗に出てきている個体で、他の個体は此処まであからさまに黄色くありません。特に頭とか。
 成長の度合いで、どの個体もこの色合いに達するのか? というのは知りたいところなんですが、言ってはなんですが親はこんなに綺麗じゃなかったからなー(笑)まぁ、結構綺麗ではあったんですけどね<どっちだよ
 でも、此処までは黄色くないような………これより成長しているかと思われる、こいつの兄弟姉妹はどんな風になってます?>関係諸氏へw

 …………まぁ、今後に更なる期待を、ということで。手元に四匹いて、ペアと調べていないのが二匹。これは調べていないやつです。だから、オスがこんな綺麗なのか、メスがこんな綺麗なのかはわからないなw
 でも、僕が写真を見て判断する限りでは、これはオスって感じしますね。後日調べて、此処に書きます。はたして当たっているか、いないか? 上の写真を見て予測を立ててみてはいかがでしょうか。
 (余談ですが、今年いろいろあったせいで、すっかり僕の判定は疑わしい、という風になってしまっているので、信じるかどうかは閲覧者次第でしょうけれど(笑))


 …………あ、そうそう、極々極々極々一部の(笑)閲覧者が期待しているかもしれないポンプの話ですが、しばし間があくことになるかと思います。ちょっと貯水槽の素材集めと下水管の工事の優先度を上げることにしたので。それらが終わってからまた考えていこうかと思います。

 取り敢えず、現時点までで分かっていることをつらつらと書きます。

 30個のノズルを6mm径で出してすぐの場所で違径ジョイントで4mmに変換し二つに分岐させ、既存のラインに流し込んでみたところ、普通に動作しました。
 噴霧量はかなりあり、厳密に何リットルかは計測してませんが、ULKAのを四つのノズルに繋いだのと同じぐらいは出ているような気がします。まぁ、ぱっと見ですが。この状態でも、リリースが働いていますので、まだ余力はあるということかと思います。

 ただし、圧力が安定していません。起動直後に跳ね上がり、ポンプすぐ側で1.5MPaを観測しましたが、すぐさま下がります。
 1.5MPaから0.8MPaあたりを激しく針が振れるものの、十秒ほどで安定し、噴霧が継続されているときの圧力は0.5MPaから0.8MPaで安定する―――かに見えるのですが、ここで不可解な動きを示します。

 理由はよく分からないのですが、圧力が下がるのですね………瞬間的に。そして、初起動時と同じような圧力変化を経て、安定したり、また乱れたりを繰り返します。このあたり、或いはリリースバルブが開放されるタイミングと関係しているのかもしれません。

 それから、噴霧させているときは、なかなかに音がすごいです。ULKAほどではありませんが、その八割から七割に匹敵するぐらいだったように感じます。ただ、噴霧が安定しているときは、静かになります。が、圧力が下がって乱れるときと、圧力が、1.5MPaから0.8MPaあたりで激しく揺れているときは、プランジャの振動なのでしょうが、かなり振動が強く出ます。もともとチューブに振動が伝うかと思いますが、今回はとくにやんわりとチューブを巡らせていたので余計振動してしまったような感じが。

 総括すると、ちょっと現時点では微妙な感があります。機能としては十分(噴霧量とか。おそらく、四十から五十を繋いで安定するのではないかと予想されますかね………)ですが、そして噴霧自体がそんなにブレるという訳ではないのですが、圧力の揺れが気になります(理由が分かればそれでよいんで、いろいろ繋ぎ変えて試してみようかと………)

 取り敢えず、一つの出口から分岐に分岐を重ねる4mmの経路に繋いだとしても、圧力の上昇によってジョイント部分が弾けるということは、四分ほどの連続運転中ありませんでした。ただ、このあたりは半年から一年のスパンで劣化度合いを見ていかないといけませんね。三年は交換せずとも使えないようでは使用する信頼性に足らないでしょう………

 個人的には、安定しているときは静かであることから、ポンプ直後のチューブへの接続口を二個以上にし、また殆どの経路を外径6mmか、10mmの太さのチューブで巡らし、各ケースの近くで変換していく方向にしてみようと思います。この辺の器材にも諸経費かかるんですよねぇ………細々してるんですが、集めるとかなり行く………固定の金属や、その補強、振動吸収の工夫も考えなきゃだし、出来れば見栄えよくしたいし………はてさて(笑)

 そんな訳で、ポンプはなかなか使えるように思います。しかし、30個を繋いでいるような人向けかな………

 ……余談ですが、10個のノズルでも試してみたんですが、やはり圧力にブレがあったように思います。また、そのブレがかなり頻繁に起こる。チューブの接続部が弾けるようなことはありませんでしたが、繋いでいる間はかなりポンプの音が大きいように感じることを考えると、経路が細いことによるポンプへの負担は、未知数ではありますが、低くはないのではないかと思います。ただ、少なくとも十分ぐらい、途中で止めたりはありましたががたがた動かしていて、機械が熱くなったりということはなかったですから、発火したりということはないと思うのですが………プランジャ機構の摩耗とか寿命とかに関連してこないかなぁ………う〜ん…………。

 ん〜、所謂ビバリウム用に販売されている”ミスト”ではなく、園芸用の霧吹き、乃至シャワーノズルを使うならば、また別かもしれません。そちらを使えば、一つのノズルから出せる水量が増えるだろうし………


 これまで、僕はポンプ直前に減圧弁を附けることを考えていましたが、どちらかと言えば経路の一番遠くの場所に、リリースバルブをつけるべきなのかもしれません。ポンプの直後に減圧弁をつけて1.0MPaにした場合、やはり安定しないでしょう………どちらかと言えば、サージタンクなりをポンプ直後に設置する問題なのではないかという気がしてきました。

 以上、現時点でのまとめです。ミストノズルがが十個以上の方は、検討して挑戦してみては如何でしょうか?(そしてやってみてなんか気付いたことがあったら僕にお知らせくださいw)

2006/11/27

 サーキュレーターが壊れたので買いに行ったところ、

「夏はもうちょっと品揃えがあったんですが………」

 と言われました。一瞬納得しかけたんですが、そもそもサーキュレーターと扇風機はまったく別用途のものだと思うんですが………あれを扇風機として使う人もまたいるのでしょーか。でもまぁ、春先になると新生活応援フェア!とかやるみたいな感じで、やっぱり夏の方が売れ筋な感じがするのかもしれません。

 ちなみに、このサーキュレーター、記憶では去年の夏に買ったものなので、だいたい15ヶ月ぐらいで壊れたんだと思います。24時間稼働させるという、どう考えても過酷すぎるだろう………という使用環境で一万時間稼働したことになりますね。定期的に掃除はしてましたけども。

 やっぱこのあたりはタイマー制御した方がよいような気がします。その方が長持ちするのではないでしょうか。

 ただ、僕が買ったサーキュレーターは3500円ぐらいでありまして(ちなみに、安く、威力はあるが、ウルサイです。自分の部屋で稼働していたらうるさいわぁぁ!と怒るところかもしれません)、タイマーの価格からすると買い換えた方がよいような気がしないでもありません。タイマーで一時間休めるとして、タイマーの価格費用に見合うには寿命が倍ぐらいになってもらわならいといけません。

 とはいえ、そっちの方が金額としては特だとしても、モノを粗末にするともったいないお化けが出るよ!と言われて育った身なので、なんか勿体ないので長持ちさせて使えるように、タイマー制御してみよーかと思います。倍以上に伸びるとよいなーとか思いつつ………(それに、個人の尺度で見た場合のコストの安さだけで語るのもねー)

 幸い、全く同じ同じ製品を購入出来ましたので、タイマーに繋いでみてこれから調べれば、二年後か三年後ぐらいの壊れた日に、どっちが得だったかは分かるでしょう………気になる方は三年後ぐらいに此処をまた見ください(笑)<ホントに書くんだろうな?

2006/11/28

 ひとは、なぜ


 本棚を買う前に本を買ってしまうんでしょうか―――安西先生 <なんで安西先生?


 そんな訳で、本棚を買うお金がありません。
 正確に言うと、高野軽金さんにPCパイプシステムで壁にぴったりサイズになるような枠組みの発注を出したんですが、棚板の板材を買うお金がありません。

 いや、ホントは買うつもりだったんだけど、買う場所が別のお店だったから、注文せねばせねばーとか思っている間にそのお金をベニナメラに注ぎ込んでしまいまして


 …………うん、この理由ならしょうがないよね。不可抗力というやつですね。ええ。何か?

2006/11/29

 前回までのお話(要約):人であるならば不可避としか言い様がない致し方ない理由により、本棚の枠だけしか買えず、しかも棚板がないまま、何故か枠だけ組み立ててしまった
(人の前にダメ、をつけると納得してもらえます)




 それにしても、枠組みだけの本棚のなんと意味のないことか………
 水槽台を買ったけど水槽はまだありません、みたいな切なさがあります。

 スケルトン本棚さ、とか、馬鹿には見えない本棚なんだ、とか、最近流行りのエア・ブックシェルフなんだ、と自分に言い聞かせましたが、空しさばかりが胸に響きます。

 だって、見えるとか見えないとかエアとか関係なく、本収納出来ないんだもんよ………_| ̄|○


 しかし、そのときっ…………

 脳をかけめぐる悪魔的ひらめきっ…………(ざわざわざわっ)←今更言う迄もないことですがカイジ風にお楽しみ下さい


 収納するのがエア・ブックなら問題ないのではないのかっ………!?(ざわざわざわざわざわっ)


 そんな訳で、壁一面の本棚(素材、本棚、書籍ともにエア)を完成させてみたわけです!

 いやぁ、実に豪華ですな〜 ええ。
 ごうかごうか〜、あははははははははははははははははは(<もともとそうでしたが、本格的に最近ダメっぽいです。いろいろと)

2006/11/30

 別段テンション高くても周囲から生暖かい憐れみの視線を向けられるだけで何も注意されない管理人です、こんばんは。
 数日前に見掛けたんですが、世の中には防水ファンなるものがあるのだそうです。

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/blog/archives/2006/11/post_user_113.html

 防水ファン………よもや、水中でも動くとはw いや、流石に真似する気はないですが………
 これならば木目調の外装をした豪華ケースを作る際、つまり湿度が高い水滴の掛かるかもしれない環境でも安心ですねー

 ケースの中でも高さのあるようなタイプだと、通気性に欠けるのでファンが必要、乃至は照明の熱気を排気する必要性があるように思うわけですが、そこに附けるファンの安全性を考えて、僕は今まで此の手のを作る気がなかったんですが(ダクトタイプは考えたことあったけど)。これなら結構よいかも。

 ただ、サーキュレーターの例を見るまでもなく、やはり耐用期間を見て定期的に交換するか、二つのファンを併用し通電を一時間ごとにするのが安全でしょうか。
 やはり、そういう意味で、ファンが停止すると即問題があるケース設計は不安が残ります。
 ファンを併用しつつ、かつ中に水流を作れば空気が動きやすいのでよいんじゃないかな………ああ、海外で見る多くのケースが、縦長だとアクアテラリウム風であったり、滝風になっているのは、そのせいなのでしょうか(今気付きましたが………)。

 まぁ、一応、三十万時間動くような製品っぽいですが、やはりサーキュレーターの例もあるように、連続稼働三十万と、休み休み三十万はちゃうでしょーし。
 ちなみに三十万時間というのは、12500日、つまり34年ではあるんで、事実上問題ないような気もしますが(笑)
 だからまぁ、この辺の製品使うのも良く知られているのかもしれませんね………(っていっても、別段、テラリウム制作に使われるファンはこの製品ではなく、もっと安価なものでしょうが………それでも、長い寿命を誇るとされるものはそこそこの寿命がありますよね)

 送風ファンの信頼性を高く見積もっていない割に、ファンを気に掛けているのは、個人的には高さ120cmぐらいのケースを作ったらエンジェルフォールのようなものが作れないかなぁと常々思っているからだったりします。無論、あっちは高低差実に一キロですから、易々と真似できる筈もありませんが、超音波式の霧発生装置とファンを組み合わせて、擬似的に外見上だけでもそういうものが作れないだろうかと思っていたのです。それらの組み合わせならば、別段高さは120cmなくてもよいでしょう。たぶん50cmもあればそれなりの見栄えがするんじゃないでしょうか。

 世界に、早朝の極めて短時間のみに猛烈な霧が海から吹き込む風によって生じる環境というのは少なくなく(例えばアタカマ砂漠なんかが有名ですね)、熱帯雲霧林なんかでは、雨よか霧って場合も多いようだし、どうにか再現出来ないかなぁと考えていたわけです。

 …………いや、再現したからどーなんのよ、って言われると困るんだけれども(笑)


 でもでも、高山の蛇とか蜥蜴とかには、案外重要かもしれないじゃないですか。別段、24時間動かすつもりはないのですが、一時間とか、動かしてみたいときだけでも動かせたら、見た目楽しいかな………と思うわけです。遊び心は大切です(というか、僕は遊び心ででしか動いてませんがw)。

 これまで、送風の仕組みだけが思い付かなかったんですが、防水ファンがあればこれも夢ではないような………まぁ、僕の環境の場合、霧を吹き込ませる管の中に、ハエや蟋蟀が這入り込んでしまった場合の対策も考えねばなりませんが………(苦笑)

 ん〜、そのへんは電磁弁と園芸用の噴霧量の多いミスティングを併用して、自動で洗浄出来るような仕組みを考えてみるのも一興かもしれないですね………鉢底網では、防げるものに限界があるし、網戸では折角の霧が通らないでしょうから………

 そろそろ蛇を寝かせる季節なので、寝かせれば多少楽になるわけであり………すこし、この辺り考えてみるのも面白いかなと思ってみたり。こんなことばかり考えているから、一年二年経っても、遣ることが尽きないんでしょうか。