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2007/07 目次

ハブはいずこ? 第二回
再利用ではない
豆鉄砲の平和的利用法に関する考察
超・合理的本棚使用法
ハブはいずこ? 第三回
蝶の羽搏きの影響(と、云うほど、大事でもないが)
北竜町の向日葵

2007/07/04

 さてさて、月単位で遅れてお送りしております第四回:「ハブはいずこに? その2」

 北部への道程は結構遠く、二時間半以上余裕で掛かるようです。ハブもそうですが、ヤンバルにいけば、トカゲモドキや他のヘビ(リュウキュウアオヘビ、ガラスヒバァ)なんかも基本的には見られるらしい(生きてるか、道路で潰れてるかは別にして)。まぁ、たぶんカメもいるでしょう。ええと、リュウキュウヤマガメですか<うっわ、興味なさげだ……
 まぁ、ヤンバルクイナは最初から期待しておりません(苦笑) 夜でも比較的歩いていることもなくはないそうですが………(だから良く轢かれる)。

 沖縄本島の、もう一つのポイントは、ハイです。なんとなく、僕はハイは基亜種で、クメハイが亜種だと思い込んでたんですが、ハイってヒャンの亜種だったんですねぇ…………

 まぁ、このハイというのは、僕の中ではハブよりも見られないヘビだろう、という認識があり(そしてそれは基本的には正しい)、今回は別段期待してないっていうよりは、直前まで存在を忘れていたという体たらく。というか、沖縄本島は初めてなので、行くのが愉しいのであって、まだなにかを見たい!と目的があったわけでもなかったですしねー……(強いていえばハブだったわけで)。
 なんでも、今年はなんか当たり年?らしく、知り合いを含めて、ハイの目撃例があるのだと旅行の少し前に聞いて、ああ、そういえばーと思い出したという………
 クメハイも、目撃した!という話もあり………しかし、他の人が目撃したと聞くと、「ん〜、じゃぁ、僕は見られないかもしれないな」と思うのでありましたw

 なにぶん、八重山に行くこと最初の二回はブラーミニメクラヘビしか見られなかったわたくしですから、ヘビに出会えないことになど慣れているのです(苦笑)

 ま、実際にそうそう簡単に見られるヘビではなく、見られたららっきー!みたいな感じらしいです。八重山で言うところの、イワサキワモンベニヘビほどではないにしろ(あれは見られないレベルが別格で高いらしい)、与那国島のミヤラヒメヘビとか、うーん、まぁ、探す場所が違うけどイワサキセタカヘビぐらいの見つかりづらさであろう、と(でもまぁ、宮良はポイント押さえれば見られると思いますけどー……)。

 どうでもよいですが、ヒャンもハイも、クメハイ……も、まぁ一応含めてよいかな……、まぁ、ともかく、どれもベニナメラと外見上かなり似ておりますな。斑紋とかも似てるし。海外のとちがって、顔付きも近いです。
 まぁ、ベニナメラも相当マイナーなヘビですから、普通のひとにしてみれば、どっちも、なんのヘビだかよくわからん、というのが、普通の反応なのでしょうが(苦笑)

 でもまぁ、ベニナメラがこいつらに似てるのは事実です(逆でもよいですけど、まぁここは一応(笑))。
 これは海外の亜種でも同じで、ベニナメラの各亜種がいるようなところには、だいたい似たような模様と色合いの、これの系統の仲間がいるみたいです。顔付きがちょっと違うのとかもいますけどもー………
 まぁ、実のところ、このへんは僕も長らく全然知らなくて、海外の図鑑を見てたら、「ムム、なんかベニナメラにそっくりな模様をしたヘビがおる! なんじゃこりゃ」と思ったという逸話があったとか(笑) っていっても、全身ストライプなやつはタイじゃなくて台湾にいたりとか(色合いは違うけどストライプのやつとかいなくはないけど、maculicepsの個体群とか)、棲息地はびみょーに異なってますけどもー。ん、でもまぁ、ベトナムとかチャイナ、マレーシアの(laticinctusvaillantipulchraporphyraceusあたり)は、重なってるのかな(正確に棲息地が被ってるのかどうかまでは知りませんけど……まぁ、国的にはということまでしか……本に書いてはあったけど、正確に読み込んでないからなぁ………このあたりは……ベニナメラの採集された記録のある場所とかは、まぁ少ないから、暗記してるんですがw)

 ……それにしても……ああ、なんで日本にはベニナメラ棲息しとらんのでしょうねぇ………(血涙)
 台湾まではいるんだけどなぁ………八重山は無理にしても、与那国とか魚釣とかあたりに、どうにか頑張っていてくれないものでしょうか! なんでいないのかっ………!(まぁ、形成上、無理ない気もするけどさー)


 あ、話が壮大に逸れましたな。いえ、ベニナメラに関連すると話が長くなるくせが…………なにぶん、僕はベニナメラを飼育するために健康を犠牲にしてる人間なので!

 そんなわけで! ヤンバルです。いざー!


 と、探し始めます。雨はぱらぱら降ったか? 降ってないかな、ぐらいで、歩いている最中雨を感じることもないのですが、空気中に程良く霧ががかっている感じで、湿度はそれなりです。地面もすこーし濡れている感じでしょうか………

 ちょっと厳しめかな、と思っていたカエルも、多少見られるかもしれない………という期待を持ちつつ、散策開始です。

 そして開始して十数分後………






同行氏発見!<はやっ


 これは………!

 …………アホな色彩してますなぁ………なんの意味あるのさ、この色……


 尻尾まるめてゆらゆらー
 此の手の仲間(属は違いますが、まぁ近縁な連中)は、こうした行動を取る習性があるようで、よく見ますね。とはいえ、リングネックスネークとかでもやりますけど………

 正直、これが威嚇になるとも思えませんが………フックで突くと、するすると森の奥に消えていきました。まぁ温和しめの蛇ですね。尻尾でチクチク攻撃をするので有名なようです。


 食性は、爬虫類食いがベースだそうです。どんな爬虫類かは知りませんけど………まぁ、樹上には行かないでしょうから、地表にいるような蛇やトカゲやヤモリなんかを食べてるのでしょうかね………
 ちなみに、周囲にいる爬虫類というと、ヘリグロヒメトカゲとかと………蛇でいうと、ブラーミニは………ええと、沖縄にいましたかね? まぁ、あれが棲息していたからこれが棲息していたということもなく、それよりも前からこっちはいたと思われますが………
 でも、他に蛇っていうと、


ガラスヒバァ。幼蛇ですね。イヤリングぐらいでしょうか。
しかし、こんなん食べるのかな………


 リュウキュウアオヘビ、ぐらいですか………ああ、サキシマアオヘビに比べて、なんと美しいことか! なんかこの手の仲間を繁殖させてる人とかいるんですが、どうやってるかというと、一生懸命ミミズを大量養殖しているという(勿論すごいスペースを使う)、誰もが考えるけど普通やれない方法であり………そういう話を聞くと、挑戦したいとは思わなくなってきている今日この頃なのでした。

 しかし、果たして此奴らを捕食しているのかどうか………あんまり、食べられそうもないような。だって此奴ら喰うには、連中は体が小さすぎるし。でも、意外と食べちゃうのかなー。予想外のものを食べますからね、蛇ってのは………古い洋書を立ち読みしてたら、ヨーロッパのマムシの繁殖が載ってて、幼蛇がコオロギ食べてるのでめっちゃびっくりしました。確かに、あの手のヤツにはムカデを食べる連中とかいるのは知ってたけど………まさかコオロギ喰うとは………世の中、奥が深い………予想外すぎる………みたいな。成体になったら、食べないのでしょうが。
 でも、まぁ、やはり蜥蜴をメインに補食しているのかなぁ………だって、ガラスヒバァの程よいサイズとか、年中いるわけではないでしょうし………

 或いは、


 この辺とかも食べているのかもしれませんね(笑) でも、これも食べられるのは相当小さい個体じゃないかなぁ……大きさ的に入らなくないかなぁ………まぁいいけど………
 ちなみに、これは北部型ですね(ってか北部にいたし………)。ちょっとがっしりしてる、綺麗さを無くしたオビって感じかな(どういう感じだ?)
 動きは素早く、近付くと逃げると聞いてましたが……。まぁ、森の中の場合、葉っぱの下にいるかもしれないので、歩くときは注意したほうがよいかもしれません………ふんじゃったら可哀想です。とはいえ、そもそも、注意しないで歩いていると、


 こういうのを踏んでしまうかもしれませんが(笑)
 流石に大人しいとされる本種でも、踏まれれば咬むでしょーからねー。これはちっちゃいです。これで何年目ぐらいなんでしょうかね。

 …………そんなこんなで、数時間散策したものの、カエルは殆ど見つからず! リュウキュウカジカぐらいだったでしょうか。うーん、まぁ、上の写真の葉っぱとかを見れば分かるかと思いますが、結構乾燥してるから、しょうがないのかもしれません。たぶん寝床で寝てるんでしょう。

 濡れていないと、蛇もあまり出ないものではありますが、今回は幸いにして上記のものを見ることが出来ました。ガラスヒバァなんかは何匹か見られたのですが………しかし………この日もハブは見つかることはありませんでした………

 え、ちょっと、なに、ヤンバル来てまで見つからないってオカシクない!?
 ハブって、RDBにも入ってないのに!(<当てつけか?)
 沖縄本島を散策したら、そりゃぁ、ハブの一匹や二匹は見つかるだろう!と思っていただけに、かなり拍子抜けです……咬まれたらどうしよう、咬まれないようにしなきゃとか脅えていた僕の立場は一体………(遠い目)


 …………でもまぁ、冷静に考えて、この辺の森の中とか入ったりしてハブに咬まれると、たぶん死ぬので、行くときは気を付けてください(苦笑)

 うん、下手しなくても死ぬよーな気がしますのでー。
 昨今は医療の発達により、普通は死ななくなってますが、昼間とかに咬まれるのと、夜に森の中で咬まれるのとではわけがちがいますし………。
 場所によっては病院とか遠いと思われますし(例によって北部のどの辺なのか知らないので、最寄りの病院がどれぐらいの距離だったかさっぱりですが、まぁ取り敢えず、そんな下調べすらしてないということですが(笑))。
 取り敢えず、一人だとやばいような…………運転出来る人が二名いじょう居ればよいですが、そうでないと、運転手咬まれたら搬送できないからアウトかも、みたいな(咬まれて運転できるとは思えないし………)。

 聞いた話だと、樹上にいるハブの圏内にいると(ハブが、人間を見て、あれは自分を襲おうとしている!とか、あ、あの手は餌っぽくない?とか判断するような距離とか動きとかしちゃうと)、落ちる力を利用して飛んでくるとかかんとかなんとか。あと、どんな蛇でもそうだけど、間違って踏んじゃったりとかするとアウトとかとか。
 ちなみに僕は内臓とかがあまり丈夫ではないし、めっさアレルギー体質なので、たぶん血清打ったら死んじゃうよーな気がする………<そう認識してても、ふらふらと森に入るのは、どういうことなのか………

 そんな訳で、沖縄の森に入るのは一人ではお薦めしかねます(一応書いておこーかなーとか思った)。
 そんな確実にハブに出会えるよ!ということはないにしても………まぁ、初めて行ったのにハイ見られたりすること考えると、数が危機的に減少してるにしても、会う時は会うでしょーからねー。死ななくても相当苦しかったりするでしょうし……まぁ、森に入るならば、そういう覚悟をした上で行くべきなのでしょう。

 僕は、どちらかというと、あまり覚悟とかしてないほうですが<ぇぇぇぇ!?


 オマケ。どーでもいい、地味な亀<ひどっ

2007/07/07

 情報というのは、一度出せばよい、というものではない、と耳にします。

 たとえば、十年前や二十年前に本に載っていた話であっても、現在でも意味や意義のあるものというのは、再度載せると、役立つことがあります。何故かといえば、読者は二十年前や十年前の人とは違う層であるのが普通だからです。

 古くからの長い読者にしてみれば、「その話はもう何度も読んだよ」という風に思われるかもしれません。しかし、そういう割合が全体の中に於いて少数派であるならば、繰り返された内容であったとしても、売り上げに貢献することでしょう。

 もう一つ挙げるならば、たとえ既にその話を知っている読者であっても、感受性が年齢によって変化しているならば、同じ文章から、また違ったことを読み取ったり、経験によって醸成されていた個人個人の思考に影響し、何かしらの発露を得られるという場合もあるでしょう。まぁ、別になにも得られなくても、ああ、この話前に読んだな、なつかしいな、と思う人が少しでもいれば、よいんでないかな、なんて思います。

 勿論、これは何かの情報(株価だとか地価だとか事件の話だとか)とかじゃなくて、説話とかそういうものでないと、ダメかなって気はしますが(事件を風化させない為、なんて場合は、アリな気もするので、やはりケースバイケース、でしょうか)

 そんな訳で、僕も思ったのです!
 ここは一つ、過去のネタを再びここに書くことでサb(ごがばきべきゃっ<謎の殴打音)


2007/07/08

 鳩が豆鉄砲喰らったような顔、という表現があります。どういう顔か、御覧になったことがありますでしょうか?

 なんとなく、文字から分からないでもないのですが………僕は、この、鳩が豆鉄砲をくらったような顔というのを、見たことがありません。ぐぐってみたのですが、見つかりません。よもやきてぇさんではない筈です(ネット時代の質問は、ぐぐってからしろ、と誰かがゆってた)

 と、なると………やはり、試してみるしかないのでしょうか。しかし………なんとなく、それは危険な気がします。たとえば………

「おとうさん、おとうさん」
「なんだね、タカシ?」
「本に書いてあったんだけど、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔、ってどんな顔なの?」
「なるほど……ふむ………」
 ↑なんでも実地で教えることを良しとする父
「豆鉄砲は、たしか前作ったのがあったな………よし、ちょっと待っていなさい」
「うん」

 (場面転換、豆鉄砲を持って、公園に来たる父と子)

「よし、よいかタカシ、いまから父さんが鳩に豆鉄砲を撃つから、どんな顔をするのか、しっかりと見るんだぞ!」
「うん、わかったよ、おとうさん」
「いざ、吶喊!」




 後日談:動物愛護法違反とか、条例違反とかで捕まりました。
 (大抵、鳩とかは市町村とか都道府県の財産ってことになってるので、怪我をさせたりすると、器物損壊になったような)

「ご同行願えますか」
「はい………ご迷惑をおかけします………」
「おとうさーん!」
「タカシ……… 豆鉄砲を作ったとき、生き物に向けちゃだめだとお前に教えたというのに………すまん、愚かな父をゆるしてくれ、タカシー!」

 …………ということに!!
 ああ、教育熱心だったばっかりに………タカシ、強く生きろよ………!<タカシってだれさ?


 …………ともかく、かような悲劇に遭わないためにも、やめておくべきでありましょう………

 しかし、待って下さい。もし止めてしまったら、鳩が豆鉄砲をくらったような顔を見ることが出来ないじゃないですか! ぐーぐるさんにも分からない…………じゃぁ、なぜみんなは、この表現を使うことが出来ているのか………

 「実は正確なところは分かってないのに、なんとなく使ってる」だけ、なんて、そんな無責任なことがある筈がないですよ。新聞とか小説とかテレビとかで使われているんですよ? ちゃんと、見たことがあるとか、どんな顔か共通了解として広く通用するからこそ、使われている筈です。

 つまり、かなりの人口が、鳩に豆鉄砲を撃ったことがある、もしくは、自分で撃たずともその瞬間を目撃しており、そのときどんな顔を鳩がするのか見たことがある筈なんです!

 此処から導き出される結論は、この表現を使う人、その表現を理解する人というのは、「鳩に豆鉄砲を撃ったことがある」という恐ろしい現実ではないでしょうか。でも、そういう報道は耳にしません。つまり露見してないってことです。日本の警察はなにをやってるんでしょうか。
 ………なんてこった。恐ろしい結論に至ってしまいました。日本の影では豆鉄砲が日々暗躍してたんですね。知らなかった………日本はデンジャラスです。自衛隊の人員は間違いなく削減しているというのに、周辺諸国から軍拡していると思われている理由は、まさかこれなのかっ………!?(キバヤシ風に)


 …………おそらく、ここまで読んだ方は、あまりのアホさかげんに、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていると思われるので、いま鏡を御覧になると、鳩が豆鉄砲喰らったような顔がどんな顔か分かるかも?


 こんな顔か?(これはどちらかというと、あまりのくだらなさに怒りを押し殺している顔に見える気も………)

2007/07/10

 新しい本棚を購入したので、全力で本を整理整頓中。

 本を整理していると、なんか暫く本を買うべきではないのではないか、という気になり、お金が貯まります(が、暫くするとその分買い込むので総体的にはたぶんあんま変わってない)。

 ところで、本棚って、棚をこう、自由にセットできるヤツがあるじゃないですか。勿論固定されたやつもありますが。

 あれの便利な点というのは、雑誌とか、大型本とかを置く棚を作れるという点にあるのでしょう。実際、僕もよく活用しています。

 ただ、大型本ばかりを入れていると…………棚が余る。棚板が。

 そうなってくると、生来ものすごくケチでケーン(その心は小市民<いろいろあやまれ)であるところの僕は、もう棚板が勿体なくて使いたくてしようがなくなるわけです。

 今回はそれを解決するべく、本棚を三個ほを購入しまして、一つを大型本を入れるための棚、他の本棚を、文庫本を入れる最小の高さにセットすることで、つまり、大型本を入れる棚から余った棚板を、他の二つに振り分ける作戦に出たのでした。
 …………と、いうと、初めてみたいですが、実のところ、いままでも結構この作戦は使っていたりします。これが有効なのは実証ずみよ、クククク…………(計画通り!な顔で?)


 …………あれ?
 ……………………おやや?


 棚板が。
  一枚。

 余った?


 ………………
 ………………まぁ、本棚の種類違うしなぁ…………ちょっと今回は無駄にデカイ大型本(具体的にいうと、なつかしのPoisonDartFrogとか)入れるところはかなり一段で高さ使ったか………


 ………………………………………………うーん…………(思考中)








 ……………………もう一個、同じ本棚、買うか………(本棚転倒と本末転倒ってちょっと似てる<ぜんぜん似てないよ!)

Pantherophis guttatus var.Bloodred (Diffused)

2007/07/11

 沖縄久米島紀行2007 第五回:「ハブはいずこに? その3」

 久米島に行き着いたのは、ヤンバルを夜中に散策した、そのままの日です。つまり、「Q:いつ寝るの?」「A:飛行機の中ですが?」ということですね。
 まぁ、僕は車の中でうとうとと寝ちゃってましたが(爆)<運転任せて酷くない?
 しかしまぁ、僕の場合は、倒れないことが重要ですから………(言い訳)


 久米島………久米島のハブはクメハブとも呼ばれ、縦状紋をしているものがいることで有名です。あれがどんな風に遺伝するものなのかは、分かってないようですが。

 いずれにせよ、クメハブについて僕の予備知識としては………「ちょっと大きさが小さい(120)ぐらい」「本島のハブより荒いらしい」
 というこの二つでありました。
 小さいのはよいのですが、荒いのはちょっと………ということで、出来れば本島で相対したかった………。しかし、本島で見られなかったのだから致し方がない! まぁ、大きさはそんな大きくないのだから、どうにかなるかもしれない!

 深く考えずに、昼間は下見をします。ちなみに僕は沖縄本島と、久米島とで、靴を変えたんですけども。先日も石垣に行って、与那国行ったんですが、その時も島毎に靴を変えたんですよね。結構な速度で靴の数が増加してるような………<え?

 昼間の散策は、正直かなり寝てなかったので厳しかったのですが、歩くとそこそこ人間、目が冴えてくるものですね。キクザトサワヘビがいるというポイントなどを歩いてみたのですが、その最中はそれなりに覚醒してました(サワヘビはおらんでしたが)。何カ所か行ったのですが、断片的な記憶しかありません(笑)
 あまりに僕がフラフラしていたせいでしょう、宿をとることになり、夜まで休むことになりました。

 まぁ、泥の様に眠り、夜、いざ森へー!

 右手にはフック、左手には懐中電灯、唇にはとくになし、背中にはリュックサックを背負いつつ………


 ハブはおらんかね〜、という感じで森の中へ分け入ります。湿度はまぁまぁ。
 基本的に、こういう時には道から外れない、というのがセオリーでしょう。かつ、折角数人で来ているのだから、前後を固めて行くのが安全のセオリーです。上下左右をしっかり見て進めば、まぁ大丈夫です。


 が。


 根本的に、精神の基軸がズレた人々が、こういう森に行くのであり…………道? それは、僕の前にはなく、僕のあとに出来るものさ…………的チャレンジ精神で、普通に傾斜した森の中へ分け入っていく我々。頭オカシイんじゃないでしょうか、この人たちは(いや、今になって冷静に振り返って、ホントにそう思う)。
 しかも、普通に三人ばらばらです。その心は、「他の人が探してるところを見て、なんか面白い発見があるのかね?」というところ。いや、まぁ見落とすことはあるのかもしれませんが、それなりのメンバーなので、その辺は気にするほどの見落としはないでしょう。
 しかし、夜の森。ハブが出る予定。しかも道を外れて、木の葉を確かめ、木の上を確かめながら進む………しかも周りにはいつのまにか誰もいない(夜の森では、懐中電灯の光なんか少し離れるとマジ見えなくなる)。

「…………僕は、なんでこんなことをしているんだろう………?」

 頭の冷静かつ常識的部分が、そんな疑問を発します。ちなみにコレ、フィールドに出る人間の殆どが感じることみたいです。フィールドの話をすると、「真夜中に運転してるときとか、なんで自分はこんなことしてるのか、っていう根源的疑問が湧いてくるよね」という意見を頻繁に耳にします(笑)

 木の上をよーく見て、正面を見て、左右を見て、地面を見てハブがいないか確かめつつ進みます。

 取り敢えず、折角久米島きたんだし、クメトカゲモドキぐらいは見ておきたいな、と思ってました。というか、将来的に島嶼を全部巡りたいな、とか思ってるわけですし。
 ところが、これが居ない………うーん…………ホントいませんな、これは。前は、このあたりに居た、というポイントに来ているのですが………と、思いきや、


 

 なんか発見!
 いままで、他の人が発見したのを見てばかりだったので、ちょっと最初に見付けた、っていうのは楽しいものがあったりします(笑) まぁ、些細な差なんですが。
 他のメンバーに見付けましたよー!と声をかけつつ、暫し、その場で撮影に洒落込みます(殆どピンボケだったけどね!(爆)) むー、目の色が愉快だー。同行氏のお一人は、一眼レフを持ってこなかったので、あとで写真ちょーだい、という事になり、主にライトアップをお願いしてました。
 そして、撮影終了後、トカゲモドキさんはとてとてとてと森の奥へと消えていったのでしたー………一匹みつけたし、まだいるかもーということで、ちょっと遣る気が出てきて探索再開。と、そのとき、森の上(傾斜した上のほう)に行ったきり戻ってきてなかった同行氏の声が。

「ハブおったよー!」

 Σ( ̄□ ̄; !!

 一気に沸き立つメンバー。ホントですか! 大きいですか? どこですかー!と声をかけつつ、傾斜を登ります(声を頼りに)。ただし、他のもいるかもしれないので、足場と周囲の確認は怠りません。

 苦節何日か忘れたけれども、ついに、フィールドでハブに遭うときが来たか!とちょっと楽しくなります。フックもハブ棒の準備も万端です。
 ふふふふふ………やっぱさー、ちょっと捕まえてみたいよねー。こう、牙とか撮影したいじゃない? サキシマとかの写真は撮影したことあるんだけど、ホンハブはまだ見たことないから、ないのですよね…………どきどきヽ(´ー`)ノ

「こっちこっちー、木の根もとに蜷局まいてるよ!」
「ほうほう、どりゃどry…………」



……………………

………………………………

…………………………………………( ゜o ゜)?  

……………………………………………………ちょ、ちょっと待って? 縮尺オカシクない?

 久米島のハブは、小型なんじゃなかったの? 120ぐらいだって誰かから聞いたよ? でも、これ、あの、明らかに160とか170とかいうオーダーのサイズですよ!?(懼れが目を曇らせるとしても、そんなに大きさに差はないはず…………だって、うちのスジオとかと比べて推察してるわけですし)


「…………………………………………」←管理人さん、どん引き。


「取り敢えず、撮影しよう。見たのひさびさだなー。いやー、やっぱハブは格好いいなぁ」←発見者の同行氏。めっさ楽しそう
「けっこうデカイですねー」←冷静な同行氏
「そですね、取り敢えず撮影しよう…………」←大夫離れたところからおもいっきりズームを効かせて撮影するヘタレ(結果、殆どの写真がピンボケだった)

 一頻り、撮影をします。光とかに反応して顔とかを胡乱げに擡げるホンハブさんに、ちょっと怯む一行。
 撮影も終わったし、こんなところか…………という風に、立ち上がったところで、同行氏がひとこと。

「Cくん、捕まえないの?」

「え…………」

「捕まえたとこ、撮影したげるよ?」

 たしかに捕獲すれば、もっと寄った写真が撮影できることでしょう。瞳とか、牙とか、模様とか。フックも長いの持っているし、ハブ棒もあります。確かに、捕まえたいなーとか、車のなかでぼやいてました。いや、捕まえる気でしたよ? 捕まえれば、もっと良く撮影できるわけだし…………(とか考えつつ、視点を向ける↓)



「……………………( ̄_ ̄;;;)」

 無 理!!

 だいたいなんだよあの大きさ! 聞いてないよ! 誰だよ久米島のは小さいとかゆったの!(ちなみに、久米島の縦状紋型ではないですね) 責任者でてこい!
 1mちょいぐらいならともかくさぁ! 1m後半じゃないか! 頭の大きさとかすげぇでかい! 蛇センターとかで見たことあるけど、こんな大きくなかったよ!

 咬まれたら死ぬのは間違いない(まぁ、普通なら治療でどうにかなるでしょうが、僕は体や内臓が弱いですから、やばい公算が高い)として、でもまぁ、咬まれなければよいのだろうけど(タランチュラ飼育者は大抵こういう思考方法をする)…………でも、ハブの動きってまだ正確なところ知らないからなぁ………うー、他のハブの仲間とは、全然違う動きをするだろうし………もうちょっと小さいので動きのパターンを掴む予定が………(滝汗)

「え、ええと、ここ、森で傾斜してるし、足場悪いんで………や、やめときます(滝汗)」<足場を言い訳にするヘタレ
「ああ、そうなの? そっかー」<ちょっと残念そう?
「ええ、怖いし(汗)」<もはや平静を装うことすらしなくなったヘタレ

 …………ええ、日和りましたよ! 日和ましたともさ! なにか文句あるかね!?

 ちょっとねぇ、マイ写真コレクションを充実させる為とはいえ、いきなり最初にあんなデカイのに挑めるかっっ!ヽ(`□´)ノ


「じゃ、森の奥に行ってもらおうー」←棒とかでハブをつついたりする同行氏ふたり(慣れてるらしい)


 そして、ハブはするすると森の奥へと去っていったのでした。
 まぁ、突かれたりしても、牙向いたりもしないし、そのまま去っていくだけなので、当人が身の危険を感じないかぎりは、むやみやたらに咬んでくるようなことはないですし(まぁ、そもそも無闇やたらに咬むような蛇というものが存在するとは思えませんが。攻撃されたと思い込みやすい、脅えやすい蛇はいるのかもですが)、捕まえたりしようとしなければ平気なのでしょうね…………

 ああ、でも、踏んじゃったり、気付かずに近付いちゃったりすると、向こうはこっちを外敵だと思ってアタックしてくるんでしたっけか。
 まぁ、森には入らないよーに、ってのが、正しい姿勢なのでしょう(笑) 森への観察は、くれぐれも覚悟を完了した上でお臨みください。咬まれてもぼくはしりませんー。(ハブ編はこんかいで終わりです。久米島紀行自体は、次回で終わりの予定)

2007/07/14

 石油価格の関係で、メラミンボード(メラミン化粧板)の価格が軒並み上がっていたのだそうで……………一枚あたりの価格がすごい上がっていて、蛇棚の材料費が予定より嵩みそうで凹み気味の今日この頃です。

 3*6板あたりからカッティングしてもらって注文という手もあるのですが………確かに単純な板あたりのコストでは、カットの手数料や送料を考慮したとしてもメリットがあるものの、側面のテーピング(ローカンテクスとかですか)の手間が無視できないので(そして日本にはそういうのが簡単にできる製品は売られていませんし)、出来ることなら、規格品で済ませたいところです………なかなか、メンドイところですな。まぁ、コストの問題だけじゃなく、側面がしっかりプラスティックテープで貼り付けられているか否かで、側面部の耐水性が全然違いますからね………(メラミン化粧板は、板の表面は丈夫なんですが、問題はカット面で、ここに水滴が付着してしまうと板が膨らんでダメになってしまうのです)。

 以前作って、最近使わなくなったので廃棄しようと思っていた棚なんかも、素材を再利用すべきかなぁ、なんて気分になってきました。

 軽量化を図るべく、ポリカーボネイトで作るという手もあるのですが、このあたりの素材には、コストの問題が付きまといますね………ちなみに、PVCなどの素材は、幾つか検討してみたのですが、耐久性というか、信頼性が推し量れないので、今一つ使用を決断できません。普通にケースを作るだけならばよいのですが、引出棚だと、ケースがポリプロピレンと雖も、何百回となく擦れた場合の摩擦はどうなのかなぁ、みたいな。既に誰かが作っていればよいのですが、PVCでの使用例は見たことがないし………(底面ではなく、上面にPVCシートを貼り付けて、なんてのはありますが………)

 ちなみに、メラミンボードでもそれなりに傷んでくるのでしょうが、少なくともここ二年………ん、三年だったかな、ぐらいでは目に見えて擦れたなぁ、というのはないです。ただ、五年ぐらいすると、なんか目に見えて摩耗が感じられるのではという気配は感じますが。

 シナ合板に自然油を二度塗り仕上げしたものは、二年ぐらいすると、それなりに、ああ、ちょっと傷んでるな、という気配は感じます。色合いが、擦れる場所と、擦れない場所で多少違うからです。
 ただ、これは塗り直すことで、もっと寿命を延ばせるだろうと思いますし………あと、二年か三年ぐらいは、目立って問題は生じないようにも思います。これは、スライドさせるケースが、底面全体が触れるてるので、削れてくるにしろ全体が均一に削れる機会があるため、目立たないというのも一因かもしれません。

 自然油を塗料として使っていると、室内で補修するのは、かなり厳しいものがあるというか、基本的に出来ないと考えたほうがよいので、面倒かもしれませんね………自然油よりも、ニスのほうが、当然ながら利便性や安全性の面で優れていると言えますから、自然油を使うのは、あくまで好みということに帰着するのでしょう。

 油にしろ、ニスにしろ、そうした保護塗料を塗らないで作ったらどうなるのか、というのは試してないので分かりません。ただ、無垢というのは、擦れる云々以前に、ケース内部に触れている面は、カビたり傷んでしまうというデメリットが無視できないと思いますが(ってか、消毒剤とかエタノールつけて拭いたりとかできないし…………)。

 板材はメラミンボードを使用し、支柱の素材として無垢の合板を使っている場合は、なんら問題は生じないので、何かを塗るのは工作として面倒だ、という人は、この手法を採るのがお薦めです(見栄えは今一つですが。いえ、個人的に見ていてそう思うので………いずれ作り替えたいところ………)。

 まぁ、僕自身はあまり使わないのですが、スプレー缶とかで塗ってしまうのが、一番楽かもしれませんね。余談ですが、スプレー缶というのは、同じ色でも結構値段差があるんですが、”基本的には”、高いものの方が、質がよいです。腕がなくても、ムラが出にくかったり(あくまで、出にくい、ですが)、結構差があります。
 まぁ、一度しか使わないような工作では、そんな何種類も使い分けたりしないでしょうから、そんな差は分からないでしょうし、分かる必要もないでしょうけれども。ただまぁ、高い塗料というのは、やっぱり、それなりの理由があるというのは確かな気がします。勿論、鳴り物入りで登場したわりに、半年せずに見掛けなくなった、なんて塗料もありますが………。

 ただ、塗料はニスであれペンキであれ、モノによっては、匂いを除去するために、無駄な労力を要する製品群もあるので、選定は慎重にどうぞ………まぁ、昨今は、赤ん坊への影響を重視した製品群もそれなりにあるので、選びやすくなったような感はありますか。

 
 Coelognathus e. erythrurus?

 大した数を飼育した訳ではないのですが、この蛇、案外弱い蛇である気がします。それなりのサイズでは、神経質なことも手伝って、だんだん調子を崩してくるので、早いうちに駆虫しとかないと、調子を取り戻させるのに物凄い時間と労力を要します。次に、湿度ある環境を好み、非常に水切れに弱い(印象としては、ベニナメラとかその辺の連中なみに水切れに弱いと思います)です。そして、湿度を好むわりに、皮膚はそれほど強くありません。
 おそらく、多湿な森林内部をイメージした、空中湿度はあるけれども、床材はそんな濡れている訳ではない、という面倒なナミヘビ全般のセオリーに従う必要があるのでしょう。枝を入れておくと、結構絡んでぼんやりしています。

 外見上は、どうもキスジナメラとかに似ているので丈夫かな、なんて印象もあるんですが、そうでもないような(まぁ、WCだと、キスジナメラも飼育の面倒な部類ですけども)。
 とはいえ、餌食いはよいですね(なので、初期は餌に仕込むタイプの駆虫が可能です)。ただ、ばたついて落ち着きの無い蛇なので、扱いが厄介か……。
 まぁ、個人的にはそんな特徴は、比較的どうでもよいのですが………僕にとっての最大の問題は、ペアが揃い辛いという一事ですかね。どうにかペア揃わないかなぁ………(とかいいつつ、写真の個体の性別は調べてませんがw)

2007/07/24

   世の中には、結構、昔のバージョンのシステムを、そのまま使っている人とかがいます。なんでもかんでも新しくする!というのはなく、「このOSはこのバージョンをこの状態で使っているのが一番安定している」という考えであるようで、「OSを新しくするのはPCを新しくする時である」のだとか。
 ………そういえば、僕もまぁ、大抵、OSを入れ替える時というのは、ほぼ全取り替えしてしまう時な気がしますねー。

 まぁ、何が多数派であるか、少数派であるかは別にして、いろいろな人がいろいろなOSからインターネットを閲覧しているわけですよね。

 当サイトは、まぁ、古いバージョンのところとなると、Macとかで見たらそりゃもうむごいことになっております。携帯とかで見ると悲惨です。最近、いろいろなモノを使ってインターネットに接続してみて、人の振り見て我が振り直せという感じで、どうにかせねばなぁ、とは思ったのです。
 これはまぁ、もともと思ってはいたことで、現在書いている新しい頁は、ブラウザへの依存度を極力下げる方向で調整しています。

 …………しかし、待って下さい。

 確かに、閲覧者の利便性は重視してしかるべき要素です。ですが、そればかり考えていては本末転倒ではないのか。
 
 色々なシステムからアクセスが可能であることは重要です。頁が見やすいことは大切です。僕も時折、ぱらぱらと頁を見ていて、過去データへのアクセスのしづらさから、もういいや、と見るのを止めてしまうことがあります。モバイルから見ると、迚もじゃないけれども、閲覧してられんわ!という所も数多い……(このサイトも、そんなサイトの一つですな(汗))

 ですが、思うに、それでも知りたい内容が書いてあれば、それなりに頑張ってアクセスするんじゃないかと思うのです。自分の行動を鑑みるに………。不便だな、と思いつつも。

 そうだとするならば、確かに利便性は大切であることは論を俟たないけれども、同じぐらい、内容もまた大切だとも言えると思うのです。至極当たり前だとも言えますが………

 勿論、サイトの見やすさを軽視するわけではありません。それも大切ですが、かといって………どのブラウザからでも綺麗に便利に見えるサイトを作ったところで…………書かれていることが、僕の今日のおやつの内容とかだったら、誰も見ないこと受け合いじゃないですか。

 そう、大切なのは中身なのです!(でも、トップページが綺麗でないと、殆どの人はトップページを見て帰るそうですが)。

 そこに気付いた僕は、中身をより一層面白くすることに傾注しよう、と思いました。<あんたこんだけ長くサイトやってていまさら………?

 ですので、今後新しい頁が公開されたとき………ブラウザによって「ちゃんと表示されんわボケ!」ということがあったとしても、それは内容により大きくウェイトを割いたが故のことなのです………



 …………あ、ウェイトは大きく割きますけど、かといって、必ずしも素晴らしい内容のものが書けるって保証はないと思う。<ぇぇぇぇ

 

Orthriophis taeniurus taeniurus var.Hypomelanistic

2007/07/25

 夏になったので、ちょっと向日葵を見に出掛けてきます(さりげなく、この行事は毎年恒例です)

 え〜と………去年は………行ったんだけど………何処に行ったか忘れたなぁ(爆)

 カメラ忘れまして、携帯写真しかないんですよねー




 これなんですが。うーん…………どこだっただろうか………新潟は一昨年だし………長野だったかなー………
 まぁ、どこであるにしろ、ちょっとしょぼかったなーという記憶があるんですけどね。


 あ、今年は北海道に行ってきます。北海道はよいですね、心洗われますね。いや、なんていうんですか………美しいものにちょっと触れたくなったわけですよ………

 そう、大自然の美しさっていうんですか?
 北海道はそういうのの宝庫じゃないですか。例えば、しゃけ………じゃなくて、 石狩平野とかですね。知床は行かないですけど、そういう世界的に珍しい場所も数知れずあります。いつかは行ってみたいなぁと思う場所としては、礼文島のうに……じゃなくて、そう、蘭とかステキですよね。摩周湖の透徹さも、霧に沈むところも綺麗だと思いますし(昔行ったことがあります)。他にも、そうですね、峻厳なるかに………いえ、大雪山の風景とか。花畑もステキなのが多いといいます。めろんbラベンダー畑とか有名じゃないですか。

 そんなわけで、自然の美に触れる為に、ちょっと出掛けてこようと思います。ではでは。

2007/07/30

 そんなこんなで、向日葵を見て来ました。今月の頭から、どうにも体調が最悪で、いろいろ予定をキャンセルするのの連続だったので、危惧していたのですが、どうにかこうにか行くことができましたー。まぁ、風邪っぽかったりで、かなり昼間も寝倒れてましたが(<相変わらず運転は頼り切りなのに、その横で寝るという悪逆無道な人)

 いや、起きてようと努力はしたけど意識飛んだという感じで………(汗)


 さてさて、向日葵です。向日葵がどういう植物かという話は、昔したような気もしますので割愛しますが、今回見に行った北竜町の向日葵は、高さが低いと30cmぐらい、どんなに高くても100cmぐらいの、小さい向日葵でした。調べてなかったので、おや、ちっこいぞ!とびっくり(ちなみに10cmぐらいでちびっこいのが咲いてたりもするので、一番低いのは30cmではないのだけども………まぁ、そういうのは滅多に見なかったので)。

 しかし! 丘陵に広がっていること、そして植えられている数が百万本!ということもあり、実に素晴らしい向日葵畑でありました。

 なんていうかですね、いままでのは、

「あ、ここからここんとこが向日葵畑になってます」

 みたいな感じだったわけです。区画というか。まぁ、それでも十分大きかったり(津南町のは、人間より大きい品種ですからね〜)、見応えはそれなりにあるわけですけど、やっぱり、「見渡す限り」みたいなインパクトはなかったわけです。中に埋もれて、周囲がわー、向日葵だなぁ………ってのは、可能でしたが。

 北竜町の向日葵畑は、大きさでは他の向日葵畑に譲りますが、立地条件から、かなり見た感じ一面に広がって感じられます。向日葵の丘、みたいな。
 これは、津南町などが平面に広がるのに対し、北竜町は丘にハイされていてることにより、丘の先は空へ繋がっていること、そうでない場所でも鬱蒼とした林になっていて、畑の果てまでは、向日葵だらけ、というあたりが、北竜町の向日葵畑が、実にひろびろと感じられる理由ではないかな、なんて思います。

 まぁ、作付け時期をずらしてあるから、咲いてない場所もあったり、道が幅がそれなりにあるので、丘一面全体が、ということは決してないですが…………
 駐車場から見たところ。まるでなんの花だか分かりません。(上の方の橙色っぽいのが向日葵です)

 意識が落ちて、どうやら眠りこけていたらしい僕は、この光景を見て、運転をしてくれた友人が「行かないの?」と言うのに対し、「ちょっと具合が悪いから少し寝る………」と返答したのですが、これを聞いて、友人は、「こいつは自分が向日葵畑を見に行こうと誘ったくせに、なにをゆっとるんだ?」と思ったそうです(そりゃそうだ………)

 が、すぐに僕は、目の前にあるのがインターチェンジとかではなく、まさしく目指していた向日葵畑だと気付き、あわてて起きたのだとか。
 いや、遠景から見ると、ホント、べつの花に見えたぐらいだったのですよ(笑。

 そんなわけで、向日葵畑写真でもどうぞ。








 そう、天気は残念ながら、晴天とはいえませんでしたが、雲間が見えることもあり、それほど悪くなかったかな、という感じでしたかね。

 おみやげにはひまわり蜂蜜を買ってみました。そういえば、こうした、向日葵とか蜜柑とかタンポポとかの蜂蜜ってありますけど、あれってどうやって作ってる(作らせてる)んでしょうね………前々から気になってはいたんですが………いや、蜜柑とか明らかに集めにくそうな気がするんですが、そんなに高くなかったりするので………