幻想熱帯雨林へ戻る

2007/08 目次

タランチュラの昨今なんとなく徒然
古本価格
北海道ラーメンではあるのだが
床材の探求(という、ちょこざいなたんきゅう?)

2007/08/02


Brachypelma smithi Japan CB2007

 縁あってMantid Maniacsのkazさんから、同氏が殖やされたメキシカン・レッドニーを譲ってもらいました(多謝)。といっても、大夫前の話で、写真は、我が家に来てすぐの頃に撮影したものなので、もう成長しちゃってますから、今の姿ではないですが………タイムラグがありますねぇ、このサイトは…………(苦笑)
 ってか、やば、ブルー・ピンクトゥー撮影してない(汗) …………というか、あれなんですよ、今のカメラ、なんか接写が苦手みたいで………撮影しても、大半ピンボケなんですよねー<撮影技術の無さをカメラのせいにする見苦しい図

 此処最近は、国内CBをよく耳にするようになった気がします(僕と面識あるない関係なく。あろうが無かろうが、何かしらに成功すれば、噂ぐらいは漏れ聞こえてくるものですから…………まぁ、誰にも譲らず、自分で残して誰にも喋らないという場合は、聞こえてこないでしょうけど)。
 よく………といっても、ちょっと基準が曖昧ですが、そう、一端、なんか停滞してるなーという時期であった2000年代前半を過ぎて、此処最近、なんかじわじわーと、盛り返して来たかなぁ、という印象でしょうか………まぁ、僕はすっかり失敗続きですが(汗)

 それはさておいて、此処最近僕がなんとなく耳にする成功というのは、非常に”計画的に”繁殖されたものが多いような気がします。予め、繁殖を視野に入れて別血統を購入、育成して………という事例ですね。タランチュラなんてのは、余裕で三年五年十年を見越して繁殖計画を立てておかないと、コンスタントに成功を掴むことは出来ないと思うのですが、成功されている方々の話を聞くと、何年も前からそういう積もりで飼育してた、というのですから、すごいなぁ…………とか。

 いえ、勿論、飼育したのがオスになったちゃったから、雌持ってる人に渡したら殖えたとか、オスが売られていたので購入して殖やしたとか、そういうのであっても、素晴らしいことだと思いますけどね。

 勿論、過去においてもそういう人がいなかったという訳ではなくて、沢山いました。でも、計画的に繁殖させてるという事例が………すごく多くなったな、と感じます。年間二桁も耳にするなんて、以前はなかったんじゃないかなぁ………(持ち腹を除いて、ですよ)
 それと、何種類も飼育するのではなく、この一種類(もしくは数種)だけですが………みたいな人が繁殖を成功させているというのが何件か聞こえるようになってるのも、面白いな、と思います。
 淡々と気に入った種類だけを数匹飼育して、それらの繁殖を目指す人が、全然関係ないところに何人もいるということなんでしょうけど、それってすごいことだと思います。安定的な飼育者が増えてるんじゃないかな、みたいな。いや、長らく飼育している方なら御存知でしょうけど、クモって、ばーっとやり始めたかと思うと、あっさり止めちゃう人って、少なくないという印象があるもので………(まぁ、僕だって、90年代後半の人なので、そんなものすっごい古株ってわけじゃないですが………)。
 こつこつ、数種だけを何年も、という方は昔からいたのでしょうけど、そういう方って、普通、数匹飼う人って、その種類の繁殖って目指さない人が普通だったし………繁殖自体が、なんか厄介事的イメージがつきまとってたような印象があるのですが………或いは、そういうイメージを持たない人が、延々と残っているのかもしれません。
 まぁ、昔からいたけれども、インターネットを通じて、そういう話がちらほら、耳に入りやすくなった、表に出て来やすくなった、って面も勿論あるでしょうけどね。それを加味したうえで、という話です。

 なんだかんだで、こういう、マイナーな趣味というのは、殖やした後、買い手がいるかどうか、というのは大きな問題ですから………その受け皿を、インターネットが日本全国に広げたことで、繁殖させることへのハードルが低くなっているのかもしれません。

 ヘンリー・フォードが自動車を作ることで時代(新しいアメリカ)を作ったとされるその始まりは今年から数えて丁度百年前になりますが………インターネットもまた、よく言われるように、新しい時代を作る技術であるのは確かだなぁ、と、最近思う機会が多いです。
 同じ技術でも、使う人により、全然導き出される結果や成果が違う。同じ技術で同じ使い方でも、使ってる人数が増えると、さらに違う様相を呈する。インターネット関連で、創発という単語がよく使われるのも宜為るかな、って感じでしょうか(でも、僕は、インターネットの現象ぐらいで創発と言ってしまうのには違和感がありますが……)。

 今更ながらですが、インターネットがなかったら、僕の今の趣味のありようというのは、なかったのは間違いありません(まぁ、あったからこそ、今があるのであって、なかったら、というのは詮無い仮定ですが)。
 だって、海外のサイトにすごく触発されたところはあるし………洋書とか、海外から購入するとか、昔は有り得ないですしね………。片道、三時間とか四時間とかかけて、そういうのが売られている本屋をうろついて、良さそうな本を探していたのが、いまや振り込む方法さえあれば、欧州だろうとアメリカだろうとロシアだろうと新品だろうが古本だろうが購入できるのですから。

 …………お陰で、洋書に金を吸い取られまくりですが(汗)

2007/08/03

 と、いうわけで、洋書に埋もれる日々(正確には、本に埋もれる日々、かなぁ………)


Pythons of the World, Vol 2

 ようやっと、Pythons of the World, Vol 2を入手しました。いろいろあったなぁ(苦笑)
 そうそう、Pythons of the World, Vol 1は、どうやら再版されているようです。アマゾンのユーズドで四万台とか七万とかで出てるんですが、185ドル+シッピング35ドル(国外なので)、現在のレートでは26000円ぐらいで購入できますから、ユーズドを購入する意味はないでしょう。支払いはPaypalのみですが、クレジットカードを登録して支払えば簡単です。
 僕も早めに入手しなくては……いや、まぁ、内容はもう大夫古いとは言われてますけど、一応(笑) あ、写真のボールのは75ドルだから、合計110ドル。まぁ13000〜14000ぐらいですかね。

 しっかし、本代が最近、じつに苦しいです…………ECO(日本支店できてたの忘れてました)The Complete Boa Constrictorとか、ボアコン飼ってないのに購入してるのが原因ですが。でも、僕が持ってる洋書の大半の生物は飼育してないから矛盾はしてませんが!(カメレオン大図鑑とかリクガメ大図鑑とかヘルベンダー本とか………)
 洋書以外でも、金枝篇も好い加減、残りを読みたいし………そうそう、最近の国書刊行会は、ステキ本を連続で刊行してくれやがりますので、本気で僕を殺す気じゃーあるまいなーと思いますねー。

 先日も、なにをとち狂ったのか、或いは読者を狂わせる気なのか、ゴーレム100とか出してくるんだもんなー(ゴーレム100乗が正しいのだろうけど、検索するとゴーレム100の方がヒットし易いから、まぁごーれむ100でいいや)。
 いや、勿論、買いましたよ………(遠い目) あ、一言でいうと凶作というか、狂作なので(<凶作て)、お薦め本とは言い難いですw

 アルフレッド・ベスターと言えば、「虎よ、虎よ!」で有名ですけど(この、有名ですけど、の時点で、既に読者の90%ついてきてないような気がしないでもないですが………)、これって絶版なんですよね………僕も古本で買ったし……ハイペリオンみたいなのが絶版じゃないのに、なんでこっちは絶版なのかしら<問題発言

 それはまだよいとしても、これまた、アマゾンのユーズドで4000円とかの値段ついてるんですけど、普通に古書店に問い合わせればこんなしないんですよね。アマゾンでユーズドを使うのは、なんか損な気がします。いえ、損とか、得、とはちょっとちがうか………
 なんというか、僕は古本であるとか………古書店は別に悪いと思わないし、よく利用するのでむしろ好きだし、古本を否定したいっていうことじゃなく………なんか、不当っていうか、フェアじゃない売り方してる人が、少なくない気がするのですよね、アマゾンのユーズドは。
 あるという意味では便利ですけど、ユーズドで販売されているものは、どーにも平均価格よりやたら高いものが少なくないので、注意が必要な気がします。おかしいですよ、4000円はさすがに。

 古本にもやっぱりそれなりの相場っていうものがあって、古書店って、そんなに不当に高い値段附けってしないものなんですよね(ブックオフとかは知りません)。そりゃ、元値より高くなることも、全くないわけではないのですが………

 でも、一件だけしかなくて、それがそんなものかなーと思ってしまう人がひとりでもいれば、その価格で買っちゃうから、そういう人が一人でもいれば儲けもの…………みたいな、そういうせこさがあるような………ベストセラーが品切れなときに、値段をいきなり上げて売るところなんかは、なんか、どこぞのオークションっぽさを感じます……

 オークションとかは、もともとそういうのが入ってくるのは当たり前ですが、アマゾンは新品とユーズドを並べていたりしてるから、ちょっと分かりづらいんじゃないかな………とか思うこともあったり。
 まぁ、僕はアマゾンのユーズドを使うことはなくて、間違って買っちゃうこともないので、僕自身には、関係ないっちゃないですけどね………探す手間とかより、幾らであろうと欲しい、という人向けってことなのかな(そういう人が、多数派であるとは思えませんけども)

2007/08/05



 これは何かとゆーと、北竜町で食べてきた、ひまわりの菜の拉麺です。
 「ひまわりっこラーメン」というのが正式名称です(だってメニューにそうある)。価格はなんと、750円もする味噌ラーメンです。いかがですか?

 このメニューを見たとき、僕は思った………いっちゃなんですが、此の手のやつで美味しかったためしなどない! 僕は色々なところで色々なものを食べてきたけど、大抵こーゆーのは、ハズレなんです!

 そも冷静に考えて、美味しかったら広まってる筈なんですよ! 美味しいけど広まってないというものは、希少価値が高いとか、移動に向かない(足が速い。ワインと豆腐にゃ旅させちゃいけないってことですよby山岡さん)とか、そういった理由があるものなのです。

 でもね、これは向日葵の菜ですよ? そりゃね、リノール酸だかなんかは入ってるかもしれないけど、そんなのヒマワリ油使えばよいじゃないですか………わざわざ、なんで菜っ葉食べなきゃならんのか………わざわざそうするだけの価値があるぐらい美味しいのか? ってか、これ通年あるグランドメニューなのだろうか………まさか、観光客がネタで食べるだろうという理由で、この時期だけということは………


「…………まぁ、食べてみるか…………(食べてみる)」 




 まず………くはない、んですよ。でもね………これを食べたいとは思わないな、という味でしたヽ(´〜`)ノ


 なんというか、これはまずい!とかそういうコトならば、まだネタになるんですが(例:ジンギスカンキャラメル)………ちなみに歯ごたえは結構あるのですが、しゃき、という感じではなく、もそもそもこもことしており、なんというか、触感もヨロシクない………味も、なんかヒマワリの菜ってこんな感じになりそうだな、というような、ちょっとヒマワリの油の味に似た感じの、特徴のない微妙な味でした。それでもまぁ、一度は食べてみるとよいかもしれません。いえ、なに、わざわざ北竜町までいかんでも、ちょっとヒマワリの種でも撒けばよいですよ。芽が出たらですね、「ああ、これは食べたくないなぁ………」と、きっと思うはずですともさ!(ところで、ヒマワリって油分も豊富そうだし、リクガメとかには良さげな気がしないでもないですが、どうなんでしょう? 花とかも含めて)


 富良野のラベンダー畑についてはまた今度<あんた好い加減、久米島完結させなさいよ

2007/08/10

 写真の蛇に咬まれたせいで、左手の人差し指が痛い…………僕のタイピングは我流でして、人差し指のウェイトが結構高いんですよね……今日は打つのに時間が掛かりそうです………



 さて、これは、マルチです。いえ、蛇じゃなくて、写真の床材のことです。マルチング材って云うらしいですね……素材は杉の皮だったかな?
 ピートの長毛種みたく見えるかもしれませんが、ちょっとちがいます。

 海外のグリーンパイソンとか、アジアンラットとか、大型のパイソンとかの飼育床材に、なんかこんなのが使われていて、これ、よいのかな、入手して試してみたいな、と思っていたのです。でも、園芸店ではあまり、そういうのは見掛けないし、調べなきゃな、と思ったまま、かれこれ数年経過………(遠い目)

 先日、洋書を読んでいて、ふとそのことを思い出し、そこにはレッドウッドの樹皮を砕いたもの、なんて書いてあったので、杉なら、それなりに国内でも消費している筈………あるんではないか、と思って調べてみました。


 なんでも、此の手のは、ブルーベリーの栽培によいそうで、そういうの扱ってるお店では結構売ってるみたいです。

 イーみどり・ドット・こむ商品頁)(同じ会社の楽天頁
 有限会社環境緑化エンジニアリング商品頁
 BlueBerryHouse商品頁


 取り敢えず、僕が購入してみたのは、一番上のやつ。店によってリッター売りだったり、重さ売りだったりと売り方が違うので、コストの優れてるのがどれ、とは断言しかねますね。 それに、こういうのは品質も大事です(水苔は僕はチリ産が好きです)。同じ基準にしても、重さには水分もあるし、リッターはほぐした状態なのか、密なのかという差があるし、実物取り寄せてみないと、分からない部分が結構あるのですよね………

 兎にも角にも、こういうのを通販すると、送料が製品と同じぐらい掛かるので、近所の花屋さんなりで取り寄せて貰えるならば、そうするのがよいかもしれません。
 まぁ僕は、次は、BlueBerryHouseさんあたりを利用してみようかな………品質も気になりますし、のんびり比べてみませんとね。

 取り敢えずってことで、いまのところ、ハイナントカゲモドキやヘラオヤモリ、ジムグリ、スジオ、ベニナメラ、ライノラット、スジメアオナメラ、バロンコダマヘビあたりに使ってみました<取り敢えず試すチョイスまちがってないか………?
 
 ふむ、見た目、心地よさげにしておりますが、湿度がどれぐらいで抜けていくのかとかまだ分かってないし、pHとか、特にジムグリのような土壌依存度の高い潜り系の蛇では臭いに対してどういう風に反応するかが気になるので、使う生き物によっては、使い始めには多少注意を払った方がよいかもしれませんね。
 パームピート(椰子殻土)みたいな他の土とかと混ぜると、使い勝手もまた変わってくるでしょうし………混ぜる以外にも、一番下に椰子殻敷いて、その上を覆うとか、遣り方は色々あるでしょう。

 ん………タランチュラにはどうだろう? 幼体とか、潜り系とかによいような気がしなくもないのですが………

 ただ、当たり前ですが、素材の特性上、微生物がいっしょにくっついてくることは避けられないでしょう。………というのが気になったので、取り敢えず、夏を利用して、炎天下に数日曝したりして使ってみましたが。

 でも、気になったので、袋そのままのをプラケに入れて様子見してみたんですが、そのままのやつでも、ダニとかは湧かないみたいです(まぁ、こんなのに出てくるダニには、いくらなんでも寄生ダニはでないでしょうから、清潔にしてれば恐るるに足りませんが)。あ、腐葉土にありがちな、コバエもいまのところないです(ありがたやー)
 まぁ、気になる方は、日向とかに袋ごと出して日光消毒と洒落込めばよいかと〜

 ビバリウムの床材としてもよいような気がしたので、そっちに使うやつは取り敢えず煮てみました。ビバリウムには、蝸牛とかナメクジとか入るとメンドイので、こーやって煮たりすることが多いです。完全に何もいないと、それまた困るんですが………もともとビバリウムが出来ていれば、問題はないですし(植物とかあるわけですから)。

 なんでも、これがあるところには、植物(草とかかな)が生えにくいとのことなので………使い勝手によっては、見栄え良くレイアウトするのに、よいかもしれませんね。中央だけ何も生えないようにするとか。まあ、トリミングでどうにかすればよいだけな気もしますが………(ってか、植物の抑制が必要ってどんな巨大なテラリウムか………)

 蛇に使用した場合は、椰子殻土なんかがそうであるように、糞の周囲を纏めてえぐってポイと捨てればよいと思うのですが、もう少し使ってみないと、長所短所ともに、見えてこないかなぁ………ってところでしょうか
 (特に、餌マウスが触れたときにどんぐらいくっつきやすいかとか、そのまま食べちゃってどんな影響が出るかが気になる。まぁ………色々な洋書とか海外サイトとかで使ってるのを見掛けるので、大丈夫だとは思うのですが、ダメな場合もあるかもしれないかも、となんか心配性になってしまう管理人さんなのでした………と、いうお話は後日にまた)。

2007/08/14

 皆が忘れたんじゃないかという頃の久米島紀行。えーと、何回か忘れたから最終回一回前の回<読み辛い!

 ハブに出会ったのは、夜の探索の比較的最初の方だったので、林道を進む作業はこれからです。ハブを見てしまったけれども、まだ他にもハブもいるかもしれない………というコトで、進みます。途中、ドラマ風に仕立てると面白い出来事(その時、闇を切り裂く同行氏の悲鳴が!とか)もあったんですが、まぁ、落ちがつまんないのでパスします。いや、事実なんてね、小説よりも単純なもんなんですよーヽ(´ー`)ノ

 基本的にはトカゲモドキとか、ハブとか、カメとか探しながら歩くわけですが、結構見掛けるのはムカデだったりします。なんていうんでしょう、木の上とか、倒木の上とかに、陣取って、でれ〜としているのです。何をしてるのかは分かりませんが、夜になると、こんなにも表面をうろつくんだな、とびっくりしました。夜行性ですが、こう、なんか、いつも動いているようなイメージがあったので、こんな場所に止まってなにをしてるんだろう、と気になります。光を当てると、そそくさと居なくなってしまったのですが。

 そんな風に歩いていると、なんかが目に入りました。(勿論、周囲を探しながら歩いているわけですが)





(…………ん? なんだ………? ……………ん、おっきなコウガイビルか?)

(…………ん〜、…………あ、これは蛇だ。ええと、これは………(←脳内データベースから該当する種を検索中)←ここまで、発見から約0.5秒ぐらい。しかし、マジで一瞬、コウガイビルかな、という思考が働いた。


「あ、クメハイだ(←平素な声で)」









「ええええええええ!? まじで!?」←同行氏驚愕


「え? あ、はい」←驚くタイミングを逸した管理人

「おおおおお! ホントだ! すげぇ!」←やたら感激する同行氏




 なんでも、同行氏は(何度か来たことはあるけれども)クメハイを見たのが初めてであるそうで、豪い興奮しておられました。
 そりゃまぁ、無理もないことではあります。しかし、周囲であまりに興奮されると、自分が喜ぶタイミングがなくなるというか、なんというかw
 まぁ、一回目で見付けちゃったので、何回も来て見つからなかったものを見付ける!という感覚には、ちょっと遠いというのはしょうがないところかもしれません。でもまぁ、僕も何度も探しても見つからないやつとかいますからねぇ………そういうのが見つかったら、という風に考えると、感激する理由はよく分かります。
 でも、僕が喜ぶタイミングが………(苦笑)



 なんとも、間の抜けた顔をしております。格好良くはないですね。どちらかというと、のほほん、とした印象。とぼけた感じが可愛いです。
 大人しいですが、一度触れてしまうと、ばたばたと逃げ出すので、写真を撮るのは、ちょっと厄介でしょうか。例によって、尻尾をぐいぐいと押し付けてきます。ホントに、この防禦行動は意味不明ですねぇ………(笑)




 まぁ、取り敢えず、今宵は夜見るべき種類は一通り見られた!ということで、心持ち足取り軽くなった一行ですが、かといって早々に切り上げて帰りますか、とか言いだすような人はいません。取り敢えず限界まで動くのです。

 とはいえ、蛇だけではなく、他にも見たことは見てます。例えば、

 
 クメヤモリ。


 この裏側とかが、クメヤモリっぽい………らしい。まぁ、他にも、ちゃんと分かり易い見分け方あるのですけどね………いえ、僕は覚えてませんが(笑)


 あ、これは蛇でしたか。ガラスヒバァです。コイツは、別に久米島で固有になってないですが………因みに、この頃になると、ヒバァはもうどうでもよいよ………ということで、見付けても「あーヒバァだ………」「え、どこです?」「え? ああ、もう逃げちゃったけど」みたく、放置モードに。
 此単体しか見られなかったら、これはこれでありがたがるのでしょうが(苦笑)


 ウシガエルなんかも………他には、まぁ、トンボとか………えーと、リュウキュウヤマガメも側溝に落ちてるの見たんだったかな<写真は!? ねぇ写真は!?

 しかし、これ以上は面白いものは見られず………!
 ハブ自体が、最初に森の中で見たアレだけだったのでありましたー。つまり、残念ながら、縦状紋のハブには出会うこと叶わず………まぁ、真面目な話、数は激減してるよーなので(そもそも生態系の上の方にいるのだから、全ての生き物の生息数が減っている昨今、ハブが減らないわけがない。捕獲圧もありますし)、行けば出会えるって訳じゃないんでしょう………まぁ、ハブ自体は見られたので、まだ幸運な方だったのでしょう(まぁ、普通の人なら入らないような時間に森に入って見たので、見られたというよりは、能動的に見付けた、という感覚ですが(苦笑))
 それはそれとして、もう一度、クメハブを見に、此処には来なければならないなーと思いつつ、明日はサワヘビ探しだな〜、みたいな感じで宿に戻ったのでありました。

2007/08/15

 フェアリー・ペンギン(リトル・ペンギンとも言うらしい)/Eudyptula minor



 妖精の名が冠せられていることからも分かるように、小さいペンギンで、現存するペンギン最小種であります。



 遠目から見ても、ああ、あのサイズで成体なのか………かわいいなーと思って、よーく近付いてみたら、












 意外に目付きが怖かった。

 現存するペンギンの中で、ひょっとすると一番目付き悪いんではなかろーか………