幻想熱帯雨林へ戻る

2005/06/01

 夜明けに輝く星の様な素敵さで具合が悪化していってるので、今日は軽量化。



 綺麗だったから撮影。
 ワカバグモ/Oxytate striatipesでよいのかな。

 では、お休みなさい(バタり

2005/06/02

 昨日のアレは、夜明けの星→明星→ルキフェル/Lucifer→堕天(一番上から一番下まで)、という感じになっているので、つまり、「物凄い急転直下で」という比喩だった訳です。

 比喩だと気付き、意味までしっかりと汲み取れた貴方は余程鋭いか、僕と同じレベルで変かもしれないで、心理検査とか受けない様に御注意ですよ♪

 そんな感じで今晩和。
 一見すると意味のない文章の羅列に見えて、実は結構意味不明ではあるけど意味があることがあるかもしれない当サイト。そういう風な視点から見てみると色々なスパイスが利いていて楽しめるやもしれません。たぶん、あなたが見付けたものの九割方は、僕が想定していないものだと思いますが(笑

 …………いや、実際、深く考えて文章打ってませんので…………………リズムに乗れば、つらつらと出てくるので、ひょっとしたら偶然なんとなくさり気なく切なく比喩になっているかもしれない感じでしょうか。

 それに、比喩だったら隠喩だったりしてるのだろうと判断したものがあったとして、、それが僕が想定していたものではなかったとしても、そうだと理解したそれ自体が、虚実や間違いになる訳ではないような気がします。それはそれで正しいんではないかな、と。

 小説や映画もそうですが、こういう風に受け取って欲しい、と思って作り手が作ったとしても、受け手がどう取るかは人それぞれなのです。だから、全然違った風に、場合によっては全く正反対にとられてしまうこともある。

 これは、ちょっとした短歌だとか短文でも有り得ますし、長い発言の一部を端折られて全然違う風に言い伝えられてしまったりすることもある。例えば「健全なる肉体に健全なる魂は宿る」とか「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」とか。僕はアレの続きを読んで、福沢諭吉が一万円札な理由を知った感じです。夏目漱石はぼっちゃんより草枕が好きです。新渡戸稲造は農業本論も重要ですが、僕の中では武士道の方が重要な気がします(英語版なのが特に)。こう考えてみると、樋口一葉ってそんなスゴイの書いてたかなー、記憶に残ってないから、今度読まなきゃな、という感じです。

 かといって、そう受け取るのも受取手の好きですから、しょうがないところがあります。
 ですが、偶に、どんな駄作でも「アレはこういう事を言いたかったんだろう……」とポジティヴに、好意的に取る人ってのがいたりします。
 どうしようもない、と僕が思っていた作品をして、「いや、それは絶対ないだろ………」と言う様な見事な(ポジティブな)見解を聞かされ、その作品は見直さなかったけれどもその人物を見直したということはありました。

 常に長所を探し、全体で悪い部分が目立ってもよい部分を探す様にする。良く言われる事でありますが、実践してみると難しい。そうあろうと心に懸けておいても、忘れてしまうんですよね、これが。
 でも、それが実践出来れば、或いは、此の世総ての物事から、学ぶ事が出来る様になるのかもしれません。此処に書いてあるよーなわけわからんことからも。

 そんな訳で、特に教訓も哲学も明晰な見解も豊富な知識も盛り込まれていないかもしれない当サイトですが、読み方次第で発見出来るかもしれません。皆様の読み方次第で、毒にも薬にもなりましょう。僕自身は、毒にも薬にもならぬものを目指しているつもりだったりするのですが(笑


 …………今日のは、面白い文章がどーにも書けないが、如何にしたらそれを誤魔化せるだろうか、と考えた末に、なんとなく書いてみたものです。責任転嫁って素晴らしいなーとか思いつつ、なんで転んで嫁なのかしらと日本語の不思議に思いを馳せてみたり。

 …………まぁ、冗談抜きで言えば、面白いか面白くないかは或る程度は書き手の問題なんでしょうけども。それでも、やっぱり、内容の行間とか比喩とかを、どういう意味で汲み取るかは、読み手に寄るところが大きいと思うんですよ。

 例えば―――そう、今日の文章の最大のポイントは、

「明星の比喩は、本当に昨日、熱で具合が悪い中考えて書いたものだったのか」、

 それとも、

「何となく書いただけだったものを、今日、僕が昨日のを読みかえして、そういう風な比喩に取れるなぁと思い付いたもの」

 なのか。
 さぁ、どっちでしょう? という点でしょうか(笑

 予め考えていた、と普通に読めば取れるでしょうし、そうなると僕は結構計算づくで文章を書いている事になりそうです。ですが、行き当たりばったりで書いてると、僕は良く此処に書いてますよね。その通りだとするなら、今日考えたんじゃないの?と疑念が浮かんできますし、それを否定する要素はありません………


 答えは、勿論――――貴方がそうだと思ったものが、答えでありますよ?(笑)

2005/06/03

 本屋にクリーパーを買いに行ったら、まだ入荷してませんでした。がくり。

 通販申し込めば?と思われるかもしれませんが、通販だと本が傷む事があるんですよ。郵便箱にえいやと放り込まれるから。

 海外の雑誌だったり致し方ない場合には通販に頼りますが、そうでない場合は自分で買いに行くほうがよいや、と最近は思っています。アマゾンさんとかは別ですけどもね。

 それにしてもまぁ、クリーパーなんかの雑誌を扱ってる本屋って少ないですね。無理もない事かもしれませんが………


 ぼんやりと読みつつ、あー、此のサイト更新してないの好い加減どーにかしよっかなぁとか思ったので(<いままで思ってなかったのか?)、今宵はカリカリと10頁ほど仕上げたりしたのですが、それでも先の長さにちょっとぼんやり。あうあう。



 燃え尽き無いように気を付けて?

2005/06/04

 間違ってSATAのHDD買っちゃったのでPCIボードも買いました。一週間以内に増設せねばなりません(初期不良交換が一週間なので過ぎる前にチェックせなならんのです)。

 極めてメンドイとゆーか、いま、丁度部屋の整理整頓をしてたんですよね………。その最中だったのでどーも遣る気が起きない………むぅ。

 だいたい、僕は一年〜一年半に一度ぐらいに部屋の模様替えをしたりします。気分一新というか、なんというか、自分でも理由はよく分からないのですが………

 でも、思い出してみると今回は前回から間があいていて、二年ぐらい、今のままな気がします。

 理由は別段考えてもみなかったですが、思い返せば、此処一年ぐらいは、飼育部屋の制作を行っていて、そっちにかかり切りだったので、部屋の方に気が回らなかったんでしょう。
 体力や時間が限られているので、流石に自室と飼育部屋を同時には出来ませんからね………とはいえ、まだ飼育部屋も完成してないんですよねぇ。蛇棚をあと三つ作る予定だし。ヤドクは九割方終わったんですけども。

 なんか、此処最近、ホントに休みの日は工作ばっかりしている気がするなぁ………飼育部屋に限らず、部屋の本棚とか作ったりとか(全部収納したけどまだ足りません。そろそろ本棚で部屋が埋まりそうです)



 白い粒子は、ミスト中だった為に映り込んだ霧。がくり(苦笑

 雄、雌、雌らしく、オタマまでは行くのだけども、結局上陸しない(ちなみにオタマの写真はたぶん撮影しとらん(爆))
 雌二匹なのがいけないのですかねぇ………ケース小さいし。ペアにしてみようかなぁ。

 或いは、卵は無いことはないから、他の種の卵を使って、禁断の人工育成してみるべきか………悩みますな。正直なところ、他種の卵を使って育成ってのは、あんまりやりたくないんだけど、このまま殖えないのもなぁ………むぅ。

2005/06/06

 殖やしても〜(るる〜♪)
 誰も〜、感心しないよ〜な〜(ららら〜♪)
 生き物特集ぅぅぅぅ!(だだだだーん!)


 そんな訳で今晩和。あれの話を書こうと思っていたのですが中々筆が進まず一日すっぽかしました。ごめんなさい。つーわけで暫く待て!>各位



 では、冒頭の特集ということですが、まぁ色々あって二つしかありません。いろいろあったの。察するように(?)





 はいこれ。


 え〜、これはヤエヤママルヤスデではありません(何事もなかったかのように)。
 まぁ八重山にいるっていうか、石垣島にいたやつなんですけど。白黒なの。アイボリーな感じ? ああ、でもアレはもう数年来てませんか。
 大きさは4cmか5cmかよくわからんっていうか、長くなったところ見たことないし………種はね〜、メンドクて調べてないので知らないな………(遠い目

 まぁ、アレですなぁ、ムカデと近いし(ぇぇ!?)、琉球蜈蚣地全図に加えるのも一興かもしれないし、気が向いたら調べます。殖えたし。知ってる人は掲示板に書いてくれると僕が調べる手間が省けるので嬉しいかもですよ?<こうして人は堕落していくのです。反面教師とするように?




 ちなみに大きさ対比。
 や〜、可愛らしい。コレ、先月調べた時はいなかったし、まだ生後(孵化)間もないのでしょうな。五匹ぐらいいたけど、まだまだ孵化するんじゃなかろうかと期待してます。愉しみー。

 ちなみに、ちゃんと交接した産んだので、これは持ち腹ではないと僕は主張したい。

 たぶん、コレがその時の写真だと思う………↓




 ピンボケしてますな………( ̄_ ̄;

 しかも此の写真しかない………か………ぶっちゃけ、よくわかんないよね………

 ……………………
 ………………………………
 ………………………………ああ、ほら、コレはアレだ………ちょっとした倫理規定コードに引っ掛かるからワザとボカしたの! 此処はほら、キッズgooからのお客さんとか多いからね!

 うむ、そう。たぶんそう。きっとそう。おそらくそう。ひょっとするとそう。そういうことにしておこう? 少なくとも僕は幸せなので。

 そういうワケで、コレが今年の三月の八日の写真だから、三ヶ月ぐらいで子供確認ですな。産卵自体は一ヶ月ぐらい前だったのですかね。卵糞とか探したけど、よくわかんなかったんですけど。今度また探してみるかな。子供の大きさから、だいたい推測出来たし。


 はいはい、日本中で多分五人ぐらいしか感動しなかったかもしれないところで次行くよ!

 次はもっとマイナーかつピンポイントだが、間違いなく日本初! っていうか世界初かもしれない画像!
 でもマイナーというかピンポイントなら誰でも世界初は狙えるからあんまり意味無いと思うけどその辺は気にしちゃダメ。
 例えば、最近のピンポイントだと、たぶんゆで卵を毎秒三十回転以上させて、ホントに浮くのをビデオに撮影出来たらあなたは世界初になれると思う。挑戦してみるとよいですよ?


 はい、そんなワケで、全世界震撼(する代わりに、僕がひとりで全世界分震撼したかも)な、ひょっとすると無意味に世界初な画像。



 ツクイムカデが子供を抱いているの図


 はい、どーでもよいと思った人、手をあげなさい。怒らないから。ほう、結構居ますねぇ………おやおや、九割九分九厘の人がそうみたいですねぇ……………………………………………………じゃぁもう帰れ


 …………ごめんなさい、冗談ですm(_ _)m
 ちょっといい気になってました。許してください。ちょっと言ってみたかったんですっ。今後とも御贔屓にっ……あ、座布団どうぞ。お茶は宇治が宜しいですか? え? 要らない? そうですか………よよよよ。

 …………
 …………ええと、平に謝ったところで(ぇ?)、アレです、ツクイムカデですよ。西表のヤツ。まぁ西表でも石垣でも大して変わらないんだけど、島物に拘るのが人情というもの!

 然しねぇ………これ写真撮影したのはかなりの賭けですよ………危険ですからね………これがノコバゼムカデだったら多分写真撮影しなかったね(え


 そんなワケで、そろそろ独り立ちするカシラ?という頃合いです。放置しときたかったんだけど、床材が大夫乾燥してきてたんで、水入れましてね………まぁついでだから撮影しちゃったわけ。

 もう大夫形になってますね。綺麗ですねぇ。
 ……でも、コレ、誰も愈々欲しくないと言いそうだなぁ………(´ー`)y-~~~
 所詮成長しても4cmぐらいの小さいムカデですしね………ムカデなので勿論、一緒に飼育なんか出来ないし………

 まぁ、コレで、「ツクイムカデの繁殖期は六月前後の雨が豊富になる頃と推察される」という感じの生態が明かになって来ているワケですが、はっきり言って誰も必要としてないかもですね。

 如何だったでしょうか。
 僕が殖やした生き物の中でも、最も人気が無い部類な気がします。なんか、今年は蛇とかが上手く行かないけど、クモとかこっちが上手く行く年みたいです。星の巡り合わせでしょう。まぁ、そんな年もあってもよいですかね……… 如何だったでしょうか。
 僕が殖やした生き物の中でも、最も人気が無い部類な気がします。なんか、今年は蛇とかが上手く行かないけど、クモとかこっちが上手く行く年みたいです。星の巡り合わせでしょう。まぁ、そんな年もあってもよいですかね……… -->

2005/06/07

 たまにはそれっぽい事もしないとね?

 そんなワケでー、既にあらゆる場所で言われている、雌雄判別方法講座(全然役立たない編)

 たまには写真を撮影してみました。この辺が僕の撮影技術の限界な気がします。
 というか、なんか最近デジカメが叩かないと起動しなくなりました。でも、まだ使う積もりなので直そうかと思うです。最近の若い人はね、ちょっとものを大切にしなさすぎ! 電子機器はなんでも買い換えってのはよくないでありますよ! 勿体ないお化けが出る!

 …………でも、僕は常々思っているのですが、僕じゃ存在自体がかなり無駄してるし非エコロなので、僕の前には出てもよいんでないかと思っております。出てこないってことは、勿体なないおばけが居ないか、僕が思っているよりもこの世界は僕に優しいってことなんでしょう。よい話っぽく締め括りたいので後者にしときます。


 此方は雌です。
 ちなみに画像サイズは1024*768なので、保存するか、IE系タブブラウザならドラッグロドップで新ウインドウで大きいサイズが表示されるような。そういえば、此、メモリリークしてるそうなので、パッチ出たら当てておきましょう。




 これが雄。もう数年我が家にいます。っていうか、数年掛けて成熟させた感じであります。

 この辺は実は体型でも分かるのですが、漠然とした印象なので何とも言い難い。




 そんな時は指先を見るというのが世の中のセオリー。指の先が広い方が雄で、狭い方が雌です。

 このペア、数度産卵しているのですが、上手く行ってません。なんか冷え切った宇宙のような感じです。

 思うに、環境再現など云々以前に、やはりペアの相性は大きい気がします。繁殖するなら、やっぱ、数ペア集めて、其処で見合いしなきゃ駄目なんでしょうかねぇ。

 ちなみに、役立たない理由は、この判別方法、デカイサイズの個体にしか摘要出来ないから。前々から云われてることですが、2-3cmの頃は、かなり微妙なんですね、これが。

 然し、欧州の方々は比較的分かるらしく、此は雄だ、此は雌だと小さいうちから判別出来るようで、その上、それが当たってるから恐ろしい。どれぐらいの正答率かまでは分かりませんが………かなり高い気がする………

 しかしまぁ、此は、経験なんだと思います。僕も、漸く最近、2cmぐらいの個体でも、なんとなく雌雄が分かるようになってきました。この辺の、ティンク系のヤツら限定ですが。
 全体の雰囲気とか、佇まいとか………判断要素になってるのがなんなのかは分析してませんが、骨格の比率とかなんかあるのかもしれません。

 此は僕の場合ですが、判別は最初の直感、疑心暗鬼になる前の、一番最初に一瞥して感じたものを信じるべきなんじゃないかな、とか思ったり。

2005/06/08




 なんか、今日一日で、すごく体調が悪化しました。特に昼過ぎから夕方に掛けて、歩く事になんか体調が悪化していく様な感覚が………帰宅してすぐ寝るべきだった………ううう。

 具合が悪いと反応とかも悪くなって、蛇に咬まれそうになってちょっとぐったり。やはり万全な状態でメンテには臨みたいですな。

 来週までに治るかなぁ、これ………(−−;

2005/06/10

 発端であるそのメールを見た時、彼はそれが、ある種の冗談なのだろうと思った。

 時刻は夕方より少し前という頃合いだったが、暗雲が垂れ込め、分厚い雲が陽光を遮って、まるで日暮れのようだ。久々に見る、非の打ち所のない程に見事な雨雲である。
 そんな雲を見ても、本屋に向かう途中であった彼は、傘を持っていないにも関わらず、まぁどうにか成るだろう、と楽天的に考えることにしていた。
 彼は分類するならば悲観的な思考の持ち主だったが、だからこそ、彼は努力と心の持ちようで、問題が生じたり困難に遭遇した場合、先ず、ああ、これはどうにかりそうだ、とか、まぁこれは大した問題じゃない、と考える様にしていた。そうすることで冷静さを引出し、思考を巡らせる事が出来るからだ。
 逆に、最初に此は無理だと思ってしまえば、思考は悲観的な方向にしか回らなくなってしまうものだ―――ユーモアで、どんな逆境であっても笑う余裕を忘れないようにする。それが、彼の人生に対するスタンスだった。ユーモアとは本来、笑えない様な状況の渦中にあるときに、慌てず悲観せず、切り抜ける解決策を考える心の余裕を取り戻す……その為にある。

 雨は降りそうだ。だが、自分には多分幸福の女神がついてるから、雨には濡れないですむだろう、などと傘を持つのが嫌いな彼は考えていた。その数時間後に豪雨の中歩いて帰る羽目になり濡れ鼠になるのだが、その時の彼には分かりようもない。尤も、彼の場合、雨が降ると分かっていても、傘は持って行かなかったであろうし―――濡れた最中にあっても、「丁度雨に打たれたい気分だったんだよねぇ。禁酒法時代を描いた米国映画にあるような感じで?」と嘯くのだろう。
 

 訪れる厄災を知る由もなく、ぼんやりと道を歩いていた彼は、ふと、電話を掛けようと取り出した携帯電話に、メールの着信ありと出ていることに気付いた。

 ポケットに入れていたので着信に気付かなかったらしい。こういうことは良くある。バイブレーションにしていて音も出しているのに、気付かない。携帯電話ケースというのを買った方がよいのかもしれないな、と思いチェックすると。メールはA氏からの物だった。
 件名がないのはいつものことだが(携帯メールの場合、お互いに普通件名などつけない)、内容が短い。一行だけ。

>「ウーパーいらない?」

 ウーパーと言えば、連想されるのはウーパールーパーだった。それ以外の何かの略称になるのかもしれないが、少なくとも彼の脳の中にはない。
 かつてアホロートルという名前で熱帯魚店などで流通していた、所謂メキシコサラマンダーの幼形成熟するもの。
 正式名称がどうとかでもめているが、ウーパールーパーという名前はもう定着してしまっているので、メキシコサラマンダーやアホロートルの方が知名度が上がるということはないだろう。
 この辺は、おそらく略称が作りやすいかどうかである気がする。アホロートルは、何処を切り取っても単語として微妙すぎるし(そもそもそのまんまでも見ようによっては微妙だ)、メキシコサラマンダーだからメキサラと呼ぶのは短絡的すぎる。普通、そういう場合は学名が愛称・略称になるのだろうが、熱帯魚の世界では学名というのはあまりメジャーではない。まぁ、どうでもよい話かもしれないが。

 なんにしろ、幼少の砌には憧れの生き物で――魚ばかり飼育していた身だったので、やはり奇抜な生き物には惹かれたものだ――、当時、確か3800円ぐらいであったか。一生懸命お金を貯めて、買いに行ったのを覚えている。嫌いな生き物ではない。むしろ好きだと言ってよい。

 と、其処で、どうやらメールが続けて入っているということに気付いた。チェックすると、二通。二つとも、一行のメールだ。

>「しかも五匹(笑」
>「白も黄色もいるよー。」

 此処で、ふと彼には思い至るところがあった。A氏の知り合いで、なんでもウーパールーパーに嵌った人がおり、大量に殖やしているという話を以前聞いたことがあったのだ。おそらく、A氏は、其の人から何匹か譲られ、その数が多いので自分にも送ろうとしているのだろう………

 少し考えたが、結局、

>「流石にいらんなあ……(苦笑)」

 と、彼はメールを打った。
 ウーパールーパーは嫌いではない。だが、彼は水物から遠離って久しい。日々殖えるヤドクや、その他の生き物のメンテナンスで十分忙しく、此処でそれを導入する気にはなれなかった。五匹ぐらいなら、どうにかなるかと思わないでもなかったが、やはり、体力が今一つの現在、水物を殖やすのは抵抗がある。
 少し惜しかったかもしれないな………と、そんな事を考え、彼は電車に乗った。

 メールが来ている事に気付いたのは、暫くしてからだ。先程の返信だろう。「そうかー、わかった」とでも書いてあるのだろうと軽く考えながら、携帯を操作する。と、

>「じゃ、20匹送るわー」


 「…………何を考えてるんだ………」と、彼は呆れた。
 返信の意味もないわではないか。最初から、此方に送るのは決定事項であったらしい。しかも数が増えている。
 だが、A氏が突拍子もない事をやらかすのは、或る意味にいつものことであり、言うなれば普通だとも言えた。あっさりと、彼は諦めて受け入れることにした。先程、少し惜しかったかな、などと思ってしまったことも手伝ってだろう。

>「返信意味なしかい!ヤレヤレ……まあいいけどさ……大して手間じゃないし……(苦笑)」

 20という数字は少なくないが、まぁ小さいのだし、餌代もスペースもそれほど必要はないだろう、と彼は思った。土管か何かを入れれば共同で育成するのも可能な生き物だ。水質悪化には滅法弱いので、そのところは気を付けねばならないが。
 無論、20という数字に納得したのはそれだけが理由ではない。普通に飼育するには、20という数字は多すぎる。
 だが、彼はに一つ試してみたいことがあった。幼形成熟するアホロートルを、変態させ上陸させる術があるという。
 常々、それを一度遣ってみたいと思っていた。今回のはよい機会かもしれない。20いるのだから、半分ぐらいそれに挑戦させてみるのもよいだろう。そんな風に考えたのだ。

 発送の打ち合わせをする。スケジュール的に火曜日ならあいていたので、火曜日にした。大体の話を付け―――その後、彼はすぐに、その事は忘れてしまった。本屋でぼやぼやと時を過ごす。


 そして、その夜。
 夜道を歩いていた時刻は十時八分二十四秒。そのメールは届いた。

(つづく。あと二回か三回ぐらい。ってか答えを知ってる人も多いかもしれないけどw)

2005/06/11

 彼は嘘は言わなかった。僕が勘違いしたに過ぎない。ただ、言葉の選別は恣意的だったのだろうが――



 午後十時八分二十四秒、そのメールは届いた。


 件名はなく、内容も一行きり。だが、短いが故に、その意図するところの邪悪さと恐怖を余すことなく体現していたとも言えよう………



A>フフフ(謎



 壮絶に嫌な予感が背筋を駆け抜ける。が、一体何をしたのかは皆目検討も附かない。前後にメールも何もなく、脈絡が見えないのだ。

C>……なにをした………(汗

A>フフフ( ̄ー ̄)
A>玉葱見ると、わかる筈

C>むぅ あと少しで帰宅できる

A>うむ。見ても取り乱すでないぞ。平生を保ちたまえ。ホホホホホ


 全くもって意味がわからない。心当たりもない。なんだろうか。

 ただ、嫌な予感だけはあった。
 だいたい、彼が笑う時というのは、ロクでもないことを思い付いた時と相場が決まっている(たぶん)。
 最初は、明日送るという彼に対し、都合の関係で火曜日まで順延させたことが頭を過ぎったので、「いやー、今日発送しちゃったよー」と言うことか? とも思った。
 が、その可能性は低い。モノが本だとか、標本だとかそういうものではなく、生き物、それも水物だ。相手が確実に受け取れる状況でなくては、送る筈がない。と、すると、なんだろうか………?
 そもそもタマネギにわざわざ書くとは―――?

 帰宅して、PCを起動する。
 タマネギとは、彼のサイトにあるコーナーだ。
 ブックマークから選び、クリックする。

 と、



 当日のTamanegiのログ






被害者Cさんの証言1(プライバシー保護の為、文字を変えてあります<意味不明

 …………え? その時の気分ですか?
 いやぁ………何て言うのかな………最初に浮かんできたのは、やっぱり笑いでしたねぇ。人間、どうしようもない時は結構笑いが浮かんでくるっていうか、笑うしか出来ないらしいですよ。自分に降りかかってる事なんですけどね。
 まぁ、一つ分かってたのは、此処でぎゃーぎゃーと文句を言ったところで、既に了承をした後ですからね。送ってくるって分かってましたんで………其処のところは冷静でしたよ。ええ、はははは………まぁ、文句を言うとかそういう発想とか、そういうのが浮かんでくる余裕もなかったってのが正確なところかもしれませんけど………




***********A氏発言ログ*******************

A>「ウーパーいらない?」
A>「しかも五匹(笑」
A>「白も黄色もいるよー。」

A>「じゃ、20匹送るわー」


*****************************************


被害者Cさんの証言2(以下略

 まぁね………確かに、彼は嘘は言ってないんですよ……確かに、一言も、幼体だとは言われてないですから……文章として残ってますからね、確かです。

 言葉をちゃんと読んでおけば………………気付くべきでした。おかしかったんです、一行ばかりのメールなんて、不自然なんですよ。普通、二行か三行はあるんです。其処に違和感を感じていたのに………。
 意図的に言葉を欠落させてはいましたが………いやぁ………叙述トリックって言うんですかね……こういうのも………?
 二十匹だと予め言ってますし、僕はそれを了承しちゃったわけですが……思えば、二十という荒唐無稽な数字も、サイズの方に目を向かわせない為の策略だったのかも………いやまぁ、それは考えすぎでしょう。たぶん、単純に持て余した数がそれだったんだと思います。
 彼は嘘は言わなかった。嘘を言ったらおもしろくもおかしくもないですからね。そのラインは守ったでしょう………ですから、もし、僕が「サイズはどれぐらいなの?」とでも訊ねていれば………彼のたくらみは成功なんかしなかっただろうと思うと、なんで訊ねなかったのか!と思わないではいられません………

 怒りですか? うーん、何て言うか、此処まで見事に騙されると、別段怒りとかは湧いてきませんでしたね。呆れたのが半分、誰か道連れにしてくれようか!とか八つ当たりしたくなったのが半分かな(笑) まぁ、気付かなかった僕の完敗ってところですか………(苦笑
 なんていうか、水曜どうでしょうの大泉さんの気持ちがちょっと分かった気がしますよ………あの番組を見ていたせいで、どうもこういう騙しをされても怒ったりとかいう感情が浮かばないのかもしれません。




 そんな経緯で。

 黒、白、斑、黄色などの各色ウーパールーパーAD合計21匹が、我が家に来ることになった訳ですヽ(´ー`)ノアハハハハ

 (続く)

2005/06/12

A>送った。重さ不明だから、価格すぐには分からんと言われた。2000円しないとは思うがねぇ。まぁ、重いから受け取り時、気を付けよ。


 どんな大きさかっΣ( ̄□ ̄; 


 そんな訳でやってきましたウーパールーパー21匹(数えたらそうだった。

 入ってきたのは熱帯魚ショップが問屋から仕入れる時に使われるという発泡スチロール。デカイです。45センチキューブぐらいでしょうか。活魚と書かれてます。一応魚ではあるな………と思い受け取る。

 ビニール袋二重に、酸素を出す石が数個。水は豊富なので重く、同時に結構送料掛かりました。

 袋の中でぴちぴちとウナギの如く暴れるウーパーたち………なんか鯉を扱ってるような気分に………そして、フィルムケースにはマダラサソリさんも。

 

Isometrus maculatus/マダラサソリさん

 A氏のところで殖えたもの。キョクトウサソリ科なんですけども、本種は在来種なので特定外来指定から外れております。ところが、実は、政令を見ると、「マダラサソリを除く」という表記がありません。どうやら、特定外来種に関しては、除外分を記載していないようです。未判定外来に関しては書いてあるんですが。
 ただ、気になったので、この件に関しては環境省に電話で尋ねて「どうなんですかね?」と聞いたので間違いないであります。ヒキガエルも、日本在来種は書かれてないのかな、そっちは興味外だったんで見てなかったですが………

 ちなみに、キョクトウサソリ科ですが毒性は全然高くないです。キョクトウサソリ科だからイコール危険という訳ではないのですが………この辺は、かなり科学的に厳密にやってないだろうという気が(以下省略


 閑話休題


 ビニール袋だと重くて運べないので、取り敢えず水の大半を捨て、飼育部屋に移動。

 流しにビニール袋を置き、数を数える意味もあって、一匹ずつとりだしてバケツに移動していきます。ぬめっているので、まるでウナギの如し。まぁそもそも持てる生き物じゃないんしょうねぇ。持たれると向こうとしても不愉快らしく、ぴちぴちと暴れる。気分はまるきりウナギ採り………

 そして、黒が多い!
 黒と斑が大半で、黄色と白は一匹ずつしかいない……_| ̄|○

 取り敢えず、数えに数えて移動した数、実に二十一…………なんか感覚麻痺してきます、此処まで多いと…………

 しかもだいたいが20cmオーバーなので、大夫可愛い盛りを過ぎてそろそろ貫禄が出て来ちゃいましたよ☆ という顔付きをしてらっしゃいます………




 黒さん

 斑さん


 
 ………でもまぁ、一匹ずつ見れば、可愛く見えないこともないかもしれないですな………案外ボリューム的になかったし………写真で見ると、かなり可愛いな………………


 ………とか思いつつ、移動先のコンテナを覗き込みます。









 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ←ジョジョ的擬音




 ……………………………
 ……………………………
 ………………………………

 …………カナリ怖いよっ!ヽ(T〜T)ノ


 っていうかやっぱ普通じゃないですよアダルト二十匹って!
 しかも黒ばっかしだし! 黒が多いとは聞いてたけど八割方黒じゃないか! 白と黄色は一匹ずつって、せめてペアじゃないと殖やす時にヘテロばっかりになるでしょ!!!!! 何考えてるのかぁ!

 斯うやってみるともう、なんてゆーか、指輪物語に出てくるダークサイドの軍団って感じですよっ(ノД`) 河とかに繰り出した時に、足下に真っ黒なのが此だけいたら、たぶん普通の人はかなりビビルと思う! シュコーシュコーとか音が聞こえてきそうです。容赦なく黒い!


 こんなものを二十匹も送っちゃって大丈夫だと思った人の正気を問いたい、僕は!


 流石に此はちょっと拙いかなぁ………とか思わなかったのか! 半分にしようかとか、理性が働いて然るべきじゃぁないのですか、ここは!


 ………飼育数が確かに二百オーバーの僕ですから、「二十ぐらい増加したところで大して変わらなくない? 一割増し程度でしょ?」


 「………一割増し………」
 「言葉にすればたた四文字だが………その意味するところの、なんと大きいことか………(るろ剣風<もはや意味不明

 ………って、確かに文字にすればそうだけど、実際にウーパー二十くると質量と存在感が圧倒的にオカシイですよ! 普通、こんなの一家に一匹か二匹いれば十分だ! コオロギが二百匹来たって五割増しですけど全然存在感がちゃいますよっ。

 しかもレプトミンを食べないというブルジョワっぷりです。何か、浮かぶ餌は食べられないというのか。沈下性のを買ってこいとゆーのか。じゃぁスイミーはダメですか! キャットは高いのにっっっっっ!(ノД`)




 …………とか思ってたんですが、まぁ、到着して結構経ってみて、飼育してたら、なんとなく愛着も湧いて参りました。まぁ、此は此で可愛いかもしれん………設備的には、マンテラ飼育用コンテナの空いてヤツを転用したんで、手間はかからなかったし…………

 ぼやぼやと飼育して、繁殖でも狙ってみましょうかねぇ…………<この上まだ殖やす気らしい

 まぁ、選別しないとエライことになりそうですが………ま、殖やしすぎたとしても、いきなり誰かに送る様な真似、僕はしませんけども(苦笑)


 と、言う訳で、知り合いに変なのがいると、時には大変エライ目に遭う、というお話な訳ですが、まぁ、類は友を呼ぶと言いますから、この辺は運命なのかもしれませんな(笑)
 まぁねぇ、此読んでて、かつA氏の人柄とか知ってる方はねぇ、僕の事を「迂闊だなぁ……もっと用心しなさいよ………」とか思ってるかもですけどね、僕が迂闊なんじゃなくて、A氏が騙すのが上手いんだと思います………コロっと騙されるんですよ。雰囲気で。騙すって言っても、繰り返しになりますが、嘘を付くわけじゃなく騙す訳で………だからこそタチ悪いとも言えますが(苦笑

 ま〜、これはこれでよいか、と楽しめるのは、僕がユーモア精神を遺憾なく発揮したからなのか、或いは、僕もA氏に負けず劣らずの変わり者だからなのか。はてさて。…………僕は前者だと思っておりますよ?(にっこり


(次回・衝撃の結末へ続く?)

2005/06/13

 唐突ですが、僕は五日ばかり出掛けて参ります。

 なんか向かう先が日程中全部雨らしく軽く凹んでますが。

 取り敢えず、JALさんは事故を起こさないで頂きたいですな………(最近ミス多すぎじゃよー。大事故の前には十個の小さいミスがあるといいますがー。既に十個ぐらい貯まってるよね?)



 それでは五日後に〜





 コーンは荒くないところが今一つですな(病んだ意見)


















(おまけ? 最終回・笑劇?の結末編)



 衝撃的になるか、笑劇的になるかは、本人次第ではないかと思います。

 どんなことでも。

 まあつまり、のんびりと強く生きよということでしょうか(笑



 「彼は嘘は言わなかった。僕が勘違いしたに過ぎない。ただ、言葉の選別は恣意的だったのだろうが――(6/11日分より抜粋)」

 「言葉をちゃんと読んでおけば………………気付くべきでした。(6/11日分より抜粋)」

 「呆れたのが半分、誰か道連れにしてくれようか!とか八つ当たりしたくなったのが半分かな(笑)(6/11日分より抜粋)」


 

Isometrus maculatusマダラサソリさん

 A氏のところで殖えたもの。(6/12日分より抜粋)



さん(6/12日分より抜粋)



 …………以上、前提となる要素。


 Cさん曰く――

 ――――まぁ、なんて言うか、人間とは愚かなものですね………(´ー`)y-~~~
 こう、自分が騙されるとですねぇ、ついでに誰か巻き込んで呉れようか!みたいな気持ちになってしまうわけです。まぁ、普通は、なってもしないのでしょうけども(苦笑


*******某月某日、某場所にて その1 計画発案中********

C (22:22:57): …………いやぁ・・・
C (22:23:02): 想像だにしなかった・・・
C (22:23:07): 普通にベビーだとばかり思っていた・・・・
C (22:23:18): 僕もまだまだ想像力が甘い・・・・
C (22:23:25): いやぁ・・・・
C (22:23:27): あなたねぇ・・・
C (22:23:45): 或る意味、おもしろがってやったろ!
A (22:23:51): そりゃそうだよ
A (22:24:01): できれば手渡しして、反応みたい(笑
A (22:24:06): 1匹さー
C (22:24:06): (爆
C (22:24:11): うむ?
A (22:24:19): あーさんに突然送ってみようかと思ってねぇ(笑
C (22:24:26): いいね(笑
A (22:24:34): 箱には「当選おめでとうございます」
C (22:24:38): (爆
A (22:24:38): と書いて
C (22:24:45): うむ、それは実によい
A (22:24:57): たしか、あーさん1匹飼ってたはずだし(笑
A (22:25:24): なにげに、次の休みの日を聞いといたほうがいいかな
C (22:25:41): あ〜うむ
C (22:25:45): その辺の難しさはあるな・・・
A (22:26:01): 忘れた頃に送るという手もあるが
C (22:26:09): ふむ・・・
A (22:26:13): 夏場の発送は厳しいだろう
C (22:26:16): 近いと、まさか!
C (22:26:19): と気付かれちゃうかもだねぇ・・・
A (22:26:22): んだんだ
C (22:26:43): まぁ、僕が此を受けて、反応出すからさー<トークに
C (22:26:45): それ読めば
C (22:26:51): もう自分には来ないとすぐ忘れるんでない?


*******某月某日、某場所にて その1の続き 計画練り込み中********

A (23:39:28): マダラ送ることにしようかと思ったけど
A (23:39:35): 突然じゃないと、面白くない(笑
A (23:39:40): うむ
C (23:39:41): ああ・・・
C (23:39:44): いいんじゃない?
C (23:39:47): マダラだとおもってたら
C (23:39:50): ウーパーも!というのも
C (23:39:58): それが、安全だとは思うよ
A (23:39:59): マダラのウーパーだけど?
C (23:40:04): ああ・・・
A (23:40:06): にする?w
C (23:40:07): いいんじゃない?
C (23:40:12): それ凄くいい
A (23:40:15): (笑


*******某月某日、某場所にて その2 計画発動編********


A (23:42:03): あーさん、マダラいる?=マダラウーパーいる?
E (23:42:05): そういえば先日、サン熱帯魚行ったら、バイレイが居た
A (23:42:14): 殖えたやつ(随分前にだけどね………)
E (23:42:35): あー欲しいかも
A (23:42:35): じゃ、送る。
A (23:42:39): いつがよい?
E (23:42:39): そうそう、うちも産んでたみたい
E (23:42:54): 3頭しか回収出来なかった........
C (23:42:57): マダラ?←受け答えが不自然にならないように、敢えて僕が受ける
A (23:43:00): あれま
C (23:43:04): それは残念
E (23:43:10): 受け取り時期か、難しいな
E (23:44:00): もう一度交接して産んでくれる事を祈る
A (23:44:10): うむ
C (23:44:22): そだね。ペアだし
A (23:44:25): まぁ、もう1匹も産むと思うけどね←これはサソリのこと
A (23:44:46): いつになるか不明だし
A (23:44:50): ストックメンドイし(笑(ウーパーの)
C (23:44:59): (笑(ウーパーのって意味だよな、これは………)
A (23:45:13): とりあえず第一陣ということで
E (23:45:47): 13〜15あたりだと、受け取れるかもしれない
A (23:45:53): うい
A (23:46:08): じゃ、その辺りをめどに送る


*******某月某日、某場所にて その2 計画発動編(裏)*******

A (23:42:50): フフフ
A (23:43:27): このログはとっておこうw
C (23:43:39): w
A (23:43:42): サソリとは一言も言ってないとw
C (23:43:48): こっちでも保存しとくよw
A (23:43:50): うむw
A (23:46:31): よし。上手くいった
C (23:48:36): (笑
C (23:48:59): いやぁ、みごと嵌ったねぇ・・・
A (23:49:07): うむーw
A (23:49:10): 大成功
C (23:49:10): あーさんは、僕がちかぢか書く文章を読んで
C (23:49:17): 騙されたのかぁと
C (23:49:19): 笑うだろうが
A (23:49:28): よし
A (23:49:31): じゃー
A (23:49:41): あーさんには、マダラのヤツ、ありったけにするかw
C (23:49:52): フフフ・・・
A (23:49:57): でも、たぶん3匹ぐらいだよww
C (23:49:58): 二重のトラップとは思うまいて・・・


************************************************

Q&A

 Q:今回一番難しかったのは何処でしょう?

 A:まぁ、人選に関しては、ちゃんと育てる人だってのが予め分かってる人対象だったので問題はなかったのですが、受け取りの段階でしょうかね。確実に受け取って貰わないといけませんから、そういう意味ではマダラサソリが殖えてたのが実に幸運だったと思います。まさに天が味方をした!という感じですかね(笑


 と、言うわけで、一連の流れは――無論、顛末記でもあるのですが、それと同時に、閲覧者のひとりであろうE(あーす君)さんへの引っ掛けが鏤められていたんだったりします。

 アレですよー、E氏はねー、僕の文章を読んでですねー、

「やー、見事騙されたんだなぁ………」

 とか思いながら読んでいたんじゃないかと推察されますが、

「リアルタイムで現在あなた騙されてますよー」

 と、僕は常にそう思いつつ、その情報を発信していたのです。今日(13日の夜)にE氏がまさに荷物を受け取るので、この日に結末が来るように考えて書き始める日程ずらして書きました。

 E氏以外の方々も、僕が騙された顛末をただ語ってるだけと思われてたかもですが――無論、顛末記としての意味合いもあったんで、普通に読めたとは思うのですが、恣意的に内容や言い回しを組み立てて、答えを提示してたのです。

 もう、毎日ヒントを出していたのです。例えば、「嘘は言わなかったが、かなり恣意的に言葉を欠落させてた」とか、「ちゃんと行間を読めばねぇ………」とか、「確認すべきだったー」とか、「ベビーだと勝手に思いこんでしまったのが間違いだった」みたいなニュアンスの部分であるとか。かなり無理ある文章になってた気がしますけど(苦笑

 わざわざ、ウーパーの各色を、アルビノとかルーシとかメラニとか言わずに、黒さん、白さん、斑(まだら)さんと呼んでみたりとか。そもそも、マーブルのウーパーを斑と呼ぶのはちょっと不自然でしたよね。かなり冷や冷やだったのです。気付かれやせんかと。

 まぁ、E氏以外は気付ける筈ないんですけどもね。
 でも、「マダラサソリ……? そういえば、こっちも斑って書いてあるなぁ………へんなの………」と少しでも違和感を感じた方がいたら、あなたは大夫鋭いです。

 上を読めば分かると思いますが、主に発案はA氏なんですけども、僕も全然止める気さらさらなく、火種にガソリンを注ぐが如く活動しましたね〜(笑

 そんな訳で、見事騙されてしまったEさんは、掲示板にでも一言どうぞw
 結末を見てから出掛けたかったんですが、僕は今日もう出掛けてしまいますな。残念至極。
 丁度E氏の怒りが冷めるぐらいまで(笑)、僕は逃げるとしますかね。ではではさらば〜

2005/06/18

 こんばんわー。え〜、わたしは、予告通り五日後に復活………じゃなくて(<今世界のかなりの部分を敵に回し掛けましたか?)。

 まぁ18日なので更新してみよーと思ったので更新してみます。

 しかしー、なんかソフトの調子が悪い(というかPCのシステムが良くないのでしょーか)ようで、写真の縮小作業とかが出来ないのでー。

 今日は出掛ける前の写真でさらりと躱そうかと。

 …………ごっ、ごめんなさいっ(ノД`)

 いや、ワザとではないのですよ………ソフト動かないなぁ、でも丁度やるの疲れていて大変だから、不調なのはよい言い訳になるから問題なし!とか思ってませんよ? 思ってないってばー。


 と、言うわけで皆様が僕の主張を淀みなく信じて下さったところで、随分前に撮り貯めてあったヤツでも張って今宵は誤魔化そうと思われます。そんな訳で皆さん誤魔化されれ?



 個人的に、同モルフ間での争いが結構激しいモルフである気がする………シトロネラとかは、他モルフには厳しいけど、同モルフ間では比較的大人しい気がするのですよねー。気のせいでしょうか。


 そういえば、家の生き物は皆無事でした。

 明日から、出掛けていた間に崩れたハエ繁殖のバランスを再び調整しなくては…………

 では取り敢えずお休みなさい〜


 オマケ
 明日からの予定(あくまで予定)

・ヤスデスペシャル(オマケにむかで?)
・輪禍(路上轢殺死体)特集
・その他(ヘビとかそのへん?)

 …………かなり大雑把ですな。でもまぁいいか………

2005/06/19

 そんな訳で、新聞に載らない輪殺死体特集。

 一般的には輪禍と言うのだとかー。

 一昔前はデッドオンロードだったですが、最近はロードトゥキルと呼んでるのを聞く気がします。

 今回はまぁ、結構な数の死体を見た気がします。季節柄もあったでしょうが。なるべく写真に残していってみよう、と思ったのは度の中盤以降で、始めの頃はそんなに撮影してなかったのでありますが。


 見たので一番多いのはやっぱりカエル。サキシマヌマガエルやヒメアマガエルなど他種多様なものがひき殺されております。

 ただ、夜、潰れて間もないぐらいのカエルの死体をサキシママダラが食べているのを見かけました。カエルの死体は、小さいものはこうして案外処理されているから、すぐ見なくなってしまうのだろうなぁ、とか思ったり。

 逆に亀などは、カラスなどが食べるようですが、数日その場に転がっていることも多いようでありますな。

 故に、目に見えないというか、統計的に数値として図りづらいのではないかと思うのですが、与那国ではふらふら出歩いて島を何周もしたのですが、昨日には無かった場所に、今日はある、という死体があり、島全体で、三日連続で新しいサキシママダラの死体を見ました。

 ヘビが出やすい時節と気候だったことをさしひいても、中々の数です。実際、通ってない道もあるので、たぶんもっとじゃないかな。



 少々アレな画像なのでサイズは小さく表示してますが実体は大きいので保存したりすると危険な感じであります。

 個人的に死体の写真を収集する趣味はさらさらないのですが(寧ろ僕の精神衛生上、悪いと言える)、何故撮影しようと思ったのか………自分でもよく分かりませんが、写真に留めることで、何かになるかと思ったのかもしれませんな、撮影した時は。
 結局のところ、何もありはしないのでしょうし、何にもなりはしないのでしょうが。

2005/06/20

 そんな訳で、僕は石垣→竹富→石垣→与那国と行ってきたわけです。竹富島は最初泊まろうかと思っていたのですが、宿を石垣一泊、竹富一泊という風に取るのがメンドイな………という実にダメ人間的な理由で日帰りになりました。

 行ってみて中々雰囲気的によいな〜と思ったので次回は泊まりに行きたい気分です。生物相的には石垣島とほぼ同じみたいですが、水源が存在しない為(井戸はありますが)か、カエル、ヘビの類は少ないみたいです。サキシマハブはいるようですが。まぁ、夜出歩いた訳ではないので何とも言えませんけれども。

 取り敢えず、サキシマスベトカゲ、イシガキトカゲ(だと思う、尻尾青かったし)あたりは見かけた様な。

 僕は島に行くと、昼間→観光+夜動く場所の下見、夜→いざ行かん!というスケジュールをこなします。一緒に行く人にも由りますが。

 此の問題点は、「じゃ〜、いつ寝るのか?」ということで、或る程度体調管理をしないと普通に倒れかねない危険度があります。出先なので多少多めに寝ないとつらいですし。

 そんな訳で、普通に今回も竹富島を観光してきたのですが、その辺は琉球蜈蚣地全図の方にでも纏めましょうかね(非常に言ってる事に矛盾してる感ありますが気にしないように)。

 ちなみに今回、ムカデはあんまり見なかったです。結構探したんですが………暑いともっと深い場所に潜ってしまうのでしょうかー。まぁ、subsubとかは見たけど逃げられて写真撮れなかったとかあるのですが(雨で今一つ動きずらかった)



 取り敢えず、此は石垣で見付けたジムカデなのですが、同じ種類と思われるのを竹富で見ました。Mecistocephalus mirandus?ですかね。まだ詳しく検分してませんが、大きさ的に50mmを超えているので………細部を見ないと断定出来ませんが………



 此方もナガズジムカデ。
 う〜ん、自信ないんですが、ウドナガズジムカデでしょうか。似てますが、前回捕まえたものとは別種であるようです。

 ナガズジムカデとは、つまるところ長頭地百足なのでありますが、データが古いので、中々に分類がよくわかりません。
 特に最大長に関しては、一応データがありますが、サンプル数を見た限りでは今一つ心許ないような………

 ちなみに、同種間では協調性が高く、殺し合う事はないように今の所見受けられます。然し、同属他種になると激しく殺し合うところは普通の百足です。

 ですので、同種であれば共同飼育は可能かもしれないです(時期的なものがある可能性は捨て切れませんので断定はしがたいです。ただ、現時点で三ヶ月ぐらい共同飼育出来ていますが)。

 あと、毒は弱いというか、殆どあってないに等しいように見受けられますな。顎の力もさほどありません。というか、そもそも咬もうとしない気がします。手にしてみても。それなのに、他種間だと壮絶にあっという間に戦闘態勢になるというのは、よく分かりませんが、まぁ臭いにかなり敏感に反応するのでしょう。今度、他種を触った直後の指を差し出すとかしてみますかね………
 



 此方はリュウキュウオビムカデさん。今写真みて気付いたのですが、これ足赤いですな………しまった、捕獲してくりゃ良かったかな(苦笑)

 竹富ではこの種は二匹見まして、二匹のうち一匹捕獲してきたのですが、そっちは脚が黄色でした(曳航肢と頭部は赤い)。ふむ、このすべて赤いタイプは、与那国で見た以外はまだ見てませんでしたが………竹富にもいるなら、石垣にもいそうですね。
 個人的に、この種はやはり赤が綺麗だと思うです。

2005/06/21

 写真チェックしたらピンボケばかりでエライ凹んだ今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。

 僕は別に手当たり次第に生き物を捕獲する趣味はないので、大半の生き物は見るだけです。狙いはピンポイントなのです。百足にしてもちゃんと数選びますし。



 そんな訳で、ピントがあってるヤツに限って画面が切れてるバイカダさん。なんかチビなサキシママダラかと思っていたらバイカダでややや、と驚いたとか。

 他にも、サキシママダラかね、とか思ってたらサキシマハブだったとかそういうこともあったりとか。いや伸びて動いてたので………あと、なんか100cmぐらいあったのですよ。
 その辺は暫しいじってみたりした後、車道から脇へポイと投げてサヨナラしたのですが、投げた後に写真撮影してなかったのに気付いたりとか………

 まぁ、そんなこんなでヘビとの出会いは道路の事が多いです。山や林の中に入ってそれっぽいところを探したりとかもするのですが、そういう方法で探して見つかったのはサキシマハブぐらいでしょうか。

 どーでもよいですが、与那国は森林公園とかの散歩道を整備しなさすぎです………行く度に荒廃度が進んでいるような………まぁ、全然しなかったらもっと埋まってるでしょうから、多少はしているのでしょうが………(ちなみに、夜に林に入るのは危険すぎるので辞めたほーがよいかとー。いやぁ、危険だった(ぇぇ!?)

 あとですねぇ、与那国島は比較的安全だとゆー認識だったのですが、ドーベルマンの鎖が外れてるのはどうにかなりませんか………_| ̄|○ まぁ、市内の外れの話なので、山の方とか行けば違うのでしょうが………

 何度も繰り返してますが、石垣は何処であろうと犬が危険なんで夜間外に出る時は注意が必要です。襲われた場合はたぶん殺っちゃっても問題ないのでしょうが、まぁ僕は確実にヤラレル側なので逃げます。

 あと疑問だったのはオオヒキガエル。此の道路上の礫死体とか見たのですけども、アレは駆除に当たるのですかねぇ。駆除になるならば、毎回環境省に「駆除しました」という風な報告を入れねばならない気がします。どうなんでしょうかねぇ。

 加えて云うと、轢殺死体というのは罪にならないのでしょうか。つまり、県指定天然記念物をひき殺してなんの罪にもならないのですかね。

 セマルハコガメとかクロイワトカゲモドキとか、毎年相当数(特にクロイワはヤバイと言う)轢殺されているのですが、アレ県から持ち出そうとすると文化財保護法違反かなんかになるわけですよねぇ。
 あ〜、特別天然記念物とは違うから文化財保護法ではないのかな? でも、何かしら引っ掛かる様な気がします。
 持ち出す方では、捕まった人っていますしね。

 でも、ヤンバルクイナであるにしろ、イリオモテヤマネコであるにしろ、轢殺したから捕まりました、という話は聞いたことない気がするです。

 天然記念物を捕まえて県外に持ち出そうとする人はアキラカに法律違反なので、それはまぁ当然として、轢殺した人は何にも問われないってのはちょっと納得いかない気がしてきました………

 僕の記憶では確か、誰かが飼育している犬猫を車ではねた場合、器物損壊の罪になります。保護されてるものを殺したら、やっぱり罪に問われる可きなんじゃないかなぁ………う〜ん、まぁ、此の犯人を見付けるのは極めて難しいでしょうけれども。
 ルミノール反応とか出来るのかな。それなら摘発出来る可能性はあります。問題は、死体を更に踏みつけた場合との区別が難しいところかもですが。





 此方は与那国で見かけたウォーター・レタスさんと思われるもの。島の人は特定外来法の事など知らないようでありました。ま、その辺は環境省の仕事ですが

 ふむ、最近ちょっと旅疲れなせいか、ネガティブチェンソーっぽい話になっていますな。
 此がいつまでも続くのは僕の望むところでもないので、明日からはいつも通りの更新に戻るかと思います(≒そろそろ話すネタもなくなったので、いつものように意味不明でわけわからん文章が並ぶだけになります

2005/06/22

 蟲師がアニメ化するそうです。
 期待半分/不安半分。正直言うなら不安八割。


 なんというか、原作漫画のアニメ化というのは成功してくれると嬉しいのですが、中々成功例というのは少なくて………全体の数パーセントではないでしょーか。

 最近では、ギャラリー・フェイクとか凹んだんですよね……_| ̄|○ なんか三田村さんがキツイだけの人になってたりとかもう全体的に。

 まぁ、面白いとDVD買わなきゃならなくなり、色々辛くなるのですが、それはそれとしてやはり面白いものに仕上がって欲しいものです。まぁ、買っても殆ど見てないんですけども………<なんの為に買ってるのか

 それはさておき。

 今宵のお題は、「スジオ八景」に御座います。

 …………いや、なんとなく? まぁ、家族八景って小説あったなぁとか思い出しただけです。はい。若かりし日に読んでエライ凹んだのを覚えております。関係ないですが。
 文字的には四文字が美しいとは思うのですが、然し、筋尾八景だと美しくないのですよ。なんてーか、文字面が。ダメなのです。僕の美意識的に、実のところ筋尾滑羅とか滑蛇ってのはどーもいかん! いや、滑蛇はまぁよいかもだけども、どうも今一つ………なんかこう、心に響くものがない!

 スジオはスジオじゃなきゃダメだし、シュウダはシュウダでなきゃダメなのです。ベニナメラはベニナメラだからよいと思う。例外は高砂ぐらいでしょうか。うむ、タカサゴは漢字でもよいと思う。


 そんな訳で取り出しましたるは八匹のスジオの写真です。次はスジオ三十六景になるので大変なので無理です。
 出来なくはないですけど、撮影して縮小したりとかメンドイじゃないですか<そういう理由か

 知っている人はまず誤認しないでしょうが、冷静に一般的な知識と認識に照らし合わせたとして、誤認されるかもしれない、黄色〜緑色〜鴬色系のカラーのものを取りそろえてみようと思った様な感じです。もう数匹其れ系のはいるんですが、脱皮前だったりとか写真なかったりしたわけですよー。
 まぁ八枚でも十分かなぁとか思うわけです。


 それで、
  何が誤認かといいますと、まぁ此処がクイズなのですが、

 どれが”台湾スジオ”であるか。

 になります。加えて云うなら見分けのポイントは何か。

 タイリクとカナンの見分けはこの際どうでもよいとしまして(写真に写っているだけだと分かりにくいのありますので)、この中からタイワンスジオを見付けてみてくださいませ。

 答えは明日。
 ああ、そうそう、ソースとか見たり、画像保存すると名前書いてあるんで分かってしまいます。先にどれが台湾か知りたいという人は画像を保存して見てみるとよいですが、逆に自力でやりたい人は見ないように。

 この場合、画像の大きさや鮮明さはあまり関係なく、このサイズで十分判別出来るかと思います。

 いやま、知ってる人には、あっさり分かる問題なのですけども、ね………シュルツのナメラ本でも読んでりゃあっさり分かるというか、この辺は知識さえあれば簡単なので………クリーパーの七か八ぐらいにも図で載ってましたっけ?

 でも、あまり流通してる本でもないしスジオってマイナーだそうだし、分からない人も少なくないだろうし、此処で蛇出す時はなんか説明書かないことも多いので、「此はタイワンスジオなのかなぁ」と思う方が多いとアレなので、バキっと見分け方を書いてですね、少なくとも「あ〜、此はタイワンではないな」と思って頂こうかと思う次第です。

 タイワンスジオはまぁ何というか(中大幅略)特定外来生物になってしまったわけですが、他のスジオは別に違うわけなんですが、もしも一般的に「どうも同じに見えるなぁ………」とか思われてるとしたらちょっと困るので(杞憂ならば僕が滑稽なだけでなので問題はないのですが)、ホントは簡単に見分けることが出来るのですよ、ということを広く流布しとこーかなーとか思ったりとか思わなかったりとかあるわけです。

 まぁ、このサイトに出すことで流布出来るかどうかは別問題として………

 ………そのうち、タイワンスジオ頁を作りますし、其処でも書くかもですが、書かない可能性もありますので………



 何匹入ってるかは秘密です。一匹かもしれないし、そうでないかもしれません。言う迄もないかもですけど、総て別個体ですよ。

2005/06/23

 昨日の答えですけど、なんか急にメンドクなってきたので、まぁなんてーか、答えはソースを見てもらえb


 …………失礼、えー、答えですが、左上と右一番下です。



 つまり、これと此。

 此とか


 此とかが悩みどころだったのでは?という気がしないでもありません。


 二枚目のヤツは全身を見るとああ雰囲気違うかもと分かると思わないでもないのですが、顔だけみてしまうと、ん?となるかもです。全身写真出してしまうと、迷わせる意味で参考にならないので恣意的に頭部だけ写した訳です。ってか、まぁ、全身見ないでも見分けられないと簡単と言えませんし。

 とはいえ、タイワンは個人的見解を述べるなら顔付きがタイリクとやや異なる気がしているのでありますが………そこで見分けるのはまぁ無理だろ!と言われたので………

 単純に言えば。

 首の後の黒模様が、頸部から後(正確には眉の後端少し後ぐらい)、どれぐらいの地点から始まるか、がタイワンを見分けるポイントだとされているらしいです。

 個体差はありますが、だいたいが、頭の長さを1として、首から後0.7-0.9ぐらいの場所からタイワンは始まります。さらに模様は銭形ではなく潰れた菱形をしているのもポイント。何個体か見まして個体差はありますが、今の所1.0以上ってのは居ないのではないかと思ってます。まぁいるかもしれませんけど。

 模様的にはタイワンと近いのはユンナンと言われますが―――菱形と銭形という違いがありますし、模様の始まりもまた個体群によりまちまちなので一概には言えないと思うし、まぁそもそも、ユンナンとはカラーリング系統が違うので間違わないでしょう。ところでグリーン系のユンナンっているのですかね?
 レッドタイプ、ダークブラウンタイプ、ブラウンタイプ、ブラックタイプぐらいしか知らないのでありますが、僕は。まぁ、薄茶色のブラウンが腹部から下の模様や色が近いかもですが、アレは顔付き自体が違うし地肌は違いますし。西方系の顔付きなので。

 

 非常に微妙に見えるのは此でしょう。此は、僕はタイリクだと思っているやつですが………
 全体像を見るとタイワンとは模様が違う(台湾は菱形が並び繋がっている感じで、此方は斜め梯子状)ので容易に見分けられますが、首だけを見た場合でも、模様が始まるのが1.2-1.4ぐらいですので、見分けることが出来ます。
 この辺の模様の変化はおそらく諧調的と思われます。どうも、東側に近付くに連れて手前から始まるのではないかという気がします。西北部に行くほど後から始まっているような………まぁ、そんなデータはなくて、ここら辺が産地らしい、というのを色々集めて見てみて、なんとなくそうなんじゃないかと思っているだけですけども。




 そんな訳で、此がタイワンに見える方は、此はカナンだと覚えておいて頂けると幸いであります。模様は2.0-2.2ぐらいからでしょう?

 まぁ、最大長も、そもそも台湾がデカイだけでタイリク系のはそんな大きくなくて、小さいんですけども、まぁ幼蛇で見分ける場合の話ってことで。

 …………ってかまぁ、カナンなんで此奴荒いんで、その辺の性質でも見分けられるかもしれませんが(苦笑

 そういえば、タイワンとサキシマは、例外的にスジオの中で大人しい気がします。タイリクにもたまに大人しいの居ますけど………茶色系のとか。

 まぁ、島は比較的安全だから大人しくなったのかな? でも、グラボフスキーが大人しいって話は聞きませんけどね。



 やー、かわいらしいですねー。こうでないとね(笑

2005/06/24

 デザインが変わりました。まぁ、よくあることですが。まぁ大して変わってませんね。見た目は。まったくもってオリジナリティのないことです。困ったことだ………しくしく(ノД`)

 環境によりスクロールが効かないことがあるという話を受けてちょっと変えてみた感じなわけです。此で解決してなかったら前のデザインの方がまだマシだった気がするので元に戻します。

 でもメンドイので戻さないかもしれませんけど……<どっちだよ

 個人的には左側をトーク部分にすべきだった気がしないでもないというか、そんな気がしたのでそういうバージョンも作ってみました。

 どっちが良かったですかねぇ…………う〜ん…………やっぱり中央がよかったかなー。迷うところですな。

 まぁ、折角作ったので、明日は折角だからそっちにしてみよっかな。
 気分次第で使い分けるのも一興ですが、それだとやっぱり見ている方としては見づらいと思うので、少し考えてどっちかに決めるか、新しいのまたつくるかもしれません。

 文章の表示域が横幅の半分になったので、画像はフルサイズで表示してこのぐらいですか。



 ま、ちょっと物足りないですが………折角の大きい画像なので残念ですけども。


 ふむ、そう言えば、最近、パーライトで孵化させるのやってみたりしたのですが、慣れないのでやって、危うく乾燥させるところでありましたー。いやはや………どうにか大丈夫でしたけど………出掛ける前にやるべきではなかったですな、新しい取り組みというのは(苦笑


 しかし、パーライトは再利用出来るって話だから、やはり捨てがたいんですよねー。

 常々思っていたのですが………椰子殻土にバーミキュライトを混ぜちゃうと、燃えるゴミで出せるヤシガラが、燃えないゴミになってしまうのでどーもなんともかんとも………なんかエコロジカルじゃないじゃないですか。かといってバーミキュライトだけも微妙だと思うし………

 まぁ、バーミキュライトをまぜるのは蛇の孵化の時だけですけども………卵のサイズが大きいから、結構なんていうか、沢山必要になるんですよね、土が。でも、蛇でもパーライトでやってるの見ますし………

 極東蜥蜴擬の場合は、ヤシガラ土100%に埋めておけば問題ないのでエコロジカル。

 今まで、その方法論で上手く行っているけれども、効率化―――は比較的どうでもいいんですが………なんていうか、エコロジカルを目指してるのかな、この場合?………まぁ、そんな風に、新たに何か違う方法を模索しようとする試みというのは、なんとも心臓に悪いというか、なかなか決断がつきませんね………む〜。

 みなさん、孵化方法には一家言あるかと思うんですが………どんなのが一番なんですかねぇ…………去年、ちょっと孵化に失敗したっぽかったりあって、この辺どーも不安な今日この頃なのでありますよ〜。
 やっぱり、孵化器作ろうかな〜。

 まぁ、なんていうか、試行錯誤して経験するしかないと言えばそうですけど、個人的には、マニュアル化ってのも技術的には重要だとは思うことは思うのですよね………そういえば、マニュアル化出来ないものは純粋には技術とは呼ばない、と言った人もいましたっけ(なんでも、個人の技術はその人個人の持つ技能であって、科学技術と言う場合の技術と異なるものであるらしい。線引き難しい気がしますけど………)。

 僕はどうも、最近は文章に纏めたり記録したりってことを怠っている気がするので、やったほうがよい気がしてきました。

 完全に文章化出来るか出来ないかなんて大層な事は横においといて、そうやって文章として記録することで自分でも無意識にやってた事が言語化されて意識出来るようになるかもですし、失敗に気付けるようになるかもだし………まぁ、で自己研鑽の一環みたいなものでしょうか。


 …………と、言うか、最近、記憶力が怪しいですから、文章として残しておかないと不安だというのが正直なところですが(苦笑

2005/06/26

 皆様今晩和。ちょっと出掛けが過ぎた感じで最近忙しいというかもう戻ってきて一週間経っている世の中の流れにちょっと吃驚な今日この頃、如何お過ごしでありましょーか。

 え〜

 そろそろ夏です。

 そんな訳で、夏らしく僕はポカリスエットを作ってみたのです。粉のヤツです。粉を入れてから水を注いでいたのですが、ちょっとぼーっとしていたので一リットル用に対して1.4リットルぐらいの水を入れてしまったのです。

 見た目相当薄い………困ったなぁと呟いた僕に対し、父は言いました。

「……煮詰めれば?」


 ……………………
 ……………………僕は、どうやら発想力という分野では父にまだ及ばない様です………ポカリスエットを煮詰めるとは………乱暴すぎる発想です………なに考えてるのか………




 と、云う訳で、ポカリスエットを煮詰めてみました<やったのか


 結論から申し上げますと、沸騰させるときに縁に付いたところとかがべたべたしちゃって、あんまり良くないです。やらないほうがよいかと思われます。


 あと、ホット・ポカリスエットは不味いですね………カルピスのように、ホットにしても美味しいというものは稀なのかもしれません。

 あんまりこういう清涼飲料水の類って飲まないし、試したことなかったのですが(基本的にお茶か100%ジュース)、なんか面白いからホットにして色々試してみようかなぁ、とか思う今日この頃。

 ひとりでやるのも面白くないので、知人を巻き込むべくそう云ったら、

 「美味しければ商品化されてるんじゃないの?」

 とやんわり断られました。云われてみれば確かにその通りな気もしないでもない……

 そんな訳で。がっくりしつつ、白湯を飲んでいるわたくしでありましたとか。

2005/06/28

 風邪を引きました。

 いや、大分前からなんですが、休みになったら悪化してあっという間に土曜日が日曜日の夜になっておりました。不条理です。そして気付けば一週間も二日が過ぎております。困ったことだ………


 なんかここ数日は脱皮デーであるらしく、軒並みバードイーターが脱いでました。

 スミシー、スミシー2、パンフォのantinus、nigricolor、ゼネのimmanis、ラッシーのクルギー雄、クルギー雌、ブラジリアンファイアーレッド、ブラジリアンブラック、チリコモ、ゴラ等々。


 …………ちょっと脱ぎすぎですな………なんかあるんでしょうか………北の方でも脱いだよーですが(苦笑


 まぁ、メンテナンスの間隔とかほぼ同じなわけで、それで自然揃ったのだと考えられないこともないですが………不可思議なこともあるものでありますな。

 まぁ、なんか一度に脱がれたのでびっくりしましたが、脱いだ時というのは撮影タイムなので、固まり次第順次撮影していくとしましょうかね………

 どーも、前の記録を見る限り、相当長い間撮影していないっぽいし(汗

2005/06/30

 僕は風邪が悪化してふらふらというかもう倒れ伏せ気味なのでありますが。

 そんな最中、ツクイムカデがふらふらと独り立ちしてました。



 約15mm弱というところでしょうかね?
 記憶ではアオズムカデぐらいでもこのぐらいの大きさです。全長が40mmちょいの種であることを考慮に入れると、大きいサイズだと言えなくもないかもしれません。

 が、その分当然ながら産卵数は少ない様です。ただ、産卵数は栄養状態にも左右されますので一概には言えませんが………今回のは確か、十一か十か、そんぐらいだったので、平均すると、十余ぐらいなのかもしれません。

 ムカデにしては、少ない方なんじゃないでしょうか………そうだとすると、減ると、数が回復し辛いタイプですね。

 うーんでも、ちょっと少なすぎる気がしますねぇ。もうちょっと事例が揃わないと、産卵数が少ないとか多いとか言えないかもしれません。