餌図鑑/Pet's food picture book

 Food for Reptile & Amphibian/餌色々

 この頁では、両棲爬虫類に与える餌のウチ、主に活き餌を紹介します。昨今は冷凍コオロギとか乾燥コオロギとかあるのは知っていますが、管理人が使ったことがないので紹介できないです。使ったら紹介します。

 アクアリウムなどの魚類、日本古来からある小鳥飼育では、乾燥した様々な素材から作られた保存の簡単な餌が主流ですが、両棲爬虫類の飼育には、今を以て活餌が主流です。
 これは、単純に、そういう性質だからで、こればかりはどうしようもありません。生態系の中で、スカベンジャーとしての位置付けにないヤモリ、ヘビ、トカゲの多くは、活餌しか受けないので、諦めて活餌を与えましょう。

 もちろん、そういう位置付けのトカゲやカメなんかはいるし、食性の幅が広い種類だったりすれば、配合飼料だけで飼育できます。例えば亀や陸亀などは雑食性であることもあり、必ずしも活餌を必要としませんし、発酵した果実などを食する一部のヤモリや、砂漠など過酷な環境にいるトカゲの中には、死んでいる昆虫であってもよく食べる種類もいます。普段は昆虫を食べるようなトカゲでも、自然下では花や蜜を食べることはよくあります。しかしながら、それは一部の話であって、やはり主食は活きた餌という連中が多いです。

 幾つかの昆虫が餌用として繁殖、販売されています。その繁殖方法や飼育方法は、管理人がこのページを制作し始めた頃には既に概ね確立していましたから、それら既存の方法論を管理人が書き纏めて、たまにちょっと工夫を補足しただけの内容でしかありませんが、世の中には様々な餌があるということを知る切っ掛けにこの頁が成ってくれれば幸いです。

コオロギ

 昆虫食の両棲爬虫類の主食となりうる、通年繁殖可能なコオロギについて。

ショウジョウバエ

 ヤドクガエルを始めとする小型両生類爬虫類の餌となる、ショウジョウバエについて。併せて、ショウジョウバエの飼育に使う培地について

◆ワーム

 こういう括りは些か大雑把すぎる感はありますが、完全変態の昆虫の幼虫を、主にワームと呼ぶようです。ワームというカタカナの日本語は、おそらく芋虫を連想させるもので、感覚的にぷにぷにと柔らかい虫ではないでしょうか。そうすると、全然触り心地が柔らかくないミルワームやジャイアントミルワームは、なんか芋虫と違う気がしますね?(実際、ワームは英語では芋虫を指さないでしょう。英語では、あれらはキャタピラだったはず。ワームは、どちらかというとミミズのイメージでしょうか?)

 まぁ、そういった意味でもやっぱり大雑把ですが、考えるのは面倒なのでひとくくりにしてしまいます。そんなこんなで、餌として用いられるワーム類として現在一般的なものは、ミルワーム、ジャイアントミルワーム、ハニーワーム、シルクワーム、コクヌストモドキ幼虫、というところでしょうか。ワームたちは、成分からして主食には成り得ないですが、バリエーションの一つとして有効ですし、ハニーワームのように高エネルギーの虫は、産前や産後の肥立ちに良かったりしますので、使い方次第かと思います。


紹介種:ミルワーム、ガイマイゴミムシダマシ、ジャイアントミルワーム、ハニーワームシルクワーム

コックローチ(ゴキブリ)

紹介種:アルゼンチン・フォレストローチ(デュビア)、オガサワラゴキブリ

◆小型(昆)虫

  小型の昆虫、虫などです。小型両生類は爬虫類の飼育の手助けとなる数々の虫。餌になると同時に、有機物を分解することでビバリウムの環境維持や、環境の変化に敏感なことから環境指標としても役立ちます。

紹介種:トビムシワラジムシマダラシミ


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