やっぱり遣る気も重要だよね


タイリクベニナメラ/Oreophis porphyraceus vaillanti

 ヤドクガエルケージをコツコツ改修しておりますわたくし管理人は、先日、上段に設置してあった45cmガラスキューブケースを移動せんと試みたのでありますが、いくら力を入れてもさっぱり持ち上がりませんでした。

 設置してから本日に至るまでの間に、僕の腕力が低下したことが原因であることは明らかですが、明らかになったところで改善の方法がないのが問題です(いろいろ壁面に貼り付けてあるものも影響はしているでしょうが………)。問題の指摘よりも問題の解決のほうが難しいのだという好例でしょうか(そこまで大層なものではないですね?)。しかし、問題が指摘されないとそも議題に上がらないので、問題の指摘にもやっぱり意味はあるはず。その上で、それを解決する方法を探れるかどうかが重要なのです。

 と、いうわけで、簡易クレーンのようなものを制作するという方法を考えてみました。そんな大層なものではないのですが(そもそも重さからして木製で事足りるし)、わざわざその為に………という感じは否めません。60kgとか80kgもあるような、その上衝撃で壊れたり歪んでしまうかもしれないような代物ならば、そういう物を用意するのも吝かではないのですが………でも、ガラスケースって、そもそも、そんなに重くはないんですよね………

 そこで、計画を立ててみることとしました。計画は重要です。計画さえ立ててしまえば、実際の作業なんてそう難しいものではありません。何かを作ったりする場合、制作の前、設計段階に時間の八割方がかかるものです。本棚しかり、ヘビ棚しかり、テラリウムしかり………頭の中にカタチさえ出来ていれば、あとはその作業に没頭すれば良いだけです。工作であれ文章であれ仕事であれ、大体のことがそうなっているものです。

 設計し、その制作にかかる費用、時間的コスト、工具の有無といった諸々の要素を勘案してみた結果、制作までに現在のスケジュールを考慮に入れると半年以上かかることが分かりました(休みしか組み立てできないことと、優先順位の問題があるので……)。その上、あんまり安くない……当たり前ですが………そして、他のことに使えもしない物ですからねぇ………資材的にも勿体ない……

 もっと短期間でできるならば別だったのですが、実際問題作るだけで半年かかるとなると……ちょっと長すぎですねぇ………

 と、いうわけでシンプルイズベスト、腕立て伏せとかでトレーニングをして腕力をつけることにしました。こういうトレーニングの計画とか立てたことありませんが、あとちょっとで持ち上げられそうだし、半年はかかんないよーな気がするし………まぁ、どうにかなるはず……<この時点で既にかなり計画的でないことが露呈しています

 …………だったのですが、トレーニング三日目にしてもうなんかトレーニングが嫌になってきました。誰ですか、計画がちゃんと立っていれば実際にやるのは簡単だなんて言ったのは………