ベッコウチョウトンボ(オキナワチョウトンボ)( Rhyothemis variegata imperatrix ) 
 2009.09、西表島、水曜どうでしょう班がオオウナギを釣り上げた場所周辺にて

 いい加減ヘビを起こさなければならない季節(というか、一部はもう起こし始めましたが……)なので、平行してやっている作業が厳しい今日この頃です。

 ヤドクビバリウム製作は、3月中には終わる予定だったのですが……なんかまだまだ完成しないな……(汗)←ちなみに去年の12月ぐらいから製作してます。
 完成品や途中経過の話はいずれ……取り敢えずデジカメからPCに写真取り込まないと……<そこからかよ

 前回の写真は、「標準ズームを“逆付け”した「高倍率超マクロレンズ」」という記事を読んで、これは面白そうだなぁ、ということで、同じものを製作してみてみたもので撮影しています。トリミングではなくて単に縮小だったり。
 ヤドクガエルの卵の発生とかを追って撮影したり、ムカデの同定に使おうと思ってのことだったのですが、今のところ卵とかは無いので、あまり活躍していませんな……。

 このレンズ、とても面白いのですが、フラッシュと照明は必須です。リンク先でも「「高倍率超マクロ」のストロボシステムを考える 」という記事が出ていますが、これがないと話にならないと思います。

 現在、僕はこれでトビムシの卵&孵化を撮影するのを目標としていますが、いまのところ成功していません。てか、暗いレンズだから光当てないとピント合わせは出来ないというのに、トビムシ光当てると跳んで逃げるからー。卵ぐらいしか撮影できないってものですよっ。

 ところで、このレンズ、記事通りに作ろうと思うと、たぶん普通は、マウントを固定するネジのところで躓くと思います。読んで実際に作ってみれば分かるのですが、金属マウントをどこからか移植する場合はネジの問題がないのですが、プラスティックマウントをそのまま移動する場合、「ネジが四本」足りなくなるのです。

 しかも、マウントを固定しているネジは、ネジ山の規格がJISではないので(インチでもない)、市販のmmのタップを使って記事にあるようにステップダウンリングにネジ山を刻んだところで、ネジとして利用できません。だから、マウントを固定していたネジは、そのまま元の場所に利用する‐‐‐‐つまり、ABS樹脂板を固定するのに利用するしかない。

 となると、マウントを固定するネジはどうするか?

 記事中でこの事に触れられていないのは、まだオリンパスが日本でレンズ生産を行っていた頃のレンズから金属マウントを移植したからかな、という気がします。使用しているタップはJIS規格のM2なので、それに使えるタイプの超低頭ネジだったのかもしれません。

 真偽のほどは知れませんが、いずれにせよM2の規格にあうネジから、マウントを固定するネジを見つけ出してこなければ成らないのですが、これが存外に難しい。普通のネジでは頭が高すぎてマウントには使えないからです。低頭ネジでもまだまだ高い。ホントに頭の薄いネジでないとダメで、これをたぶん取り寄せるのは、けっこう難しいと思います(専門店に行けるならば別ですが……)。

 そこでお手軽でオススメなのは、手に入りやすい鉄ネジの頭を、砥石で削ってしまうことです。マウントにネジをしめて、四つの点で支えるようにして平滑な砥石の上を滑らせて少しずつ削ると、平行に頭を落とすことができます。プラスドライバの刻みは、かなり深くまで刻まれているので、ラジオドライバを使えば、頭を数ミリ落としても回せますから、ネジとしての機能に問題は生じません。

 ただ、塗装とかを落として鉄を露出させてしまうので、さびの問題は出てくるかもしれません。焼きを入れるなりなんなりする必要はあるかもしれませんが、いずれにせよ、この方法が一番手軽なのではないかな、と思います。

 もし製作しようかな、と思っている方がいたらご参考までに~