マレーベニナメラ/Oreocryptophis porphyraceus laticinctus CB2009 2009.08.23

 およそ現代人の中でハイ低スペック(すごく低いスペックの意)の心肺機能を持っております管理人は、花粉症、喘息というスキルも持ち合わせているため、数年前に空気清浄機を購入しました。これがなかなかステキで、もう常にターボで動かしたいわーという感じである、というか自分の部屋では基本、常にターボです(基本でないのは、音楽聞くときとかです)。

 以来、そのままダイキンの空気清浄機を使っていたのですが、SHARPの空気清浄機もどんな感じなのかな、と思ったので、このたび購入してみました。FU-Y53CX-W という機種です。(ちなみに加湿機能には用はないかなぁと。ってか飼育しているとむしろ除湿器が欲しいわ!という気が) 25畳用となっていますが、そんなに広いところでは使わないのですけれども、生き物を飼育している部屋に使うわけだし、大は小をかねるかもしれん、と思いまして購入しましたが(あと上に空気が出るので、サーキュレーターの代用品にもなるかなぁという心算はあった)……今から思うと、13畳用のFU-Y30CX-W のほうが安くてよかったような気も。まぁ、機能的には満足していますが。

 新型インフルエンザのときにも話題になりましたが、ダイキンの空気清浄機は空気清浄機の中のユニットで放電をしウイルスやらカビやらを分解する。対して、SHARPの空気清浄機はプラズマクラスターというのを外に放出して空気中でいろいろなものを分解するという違いがあります。あとはナノイーと名付けられたものを放出するという違いはありますが、Panasonicも放出するタイプですね。

 結論からいうと、プラズマクラスターちょっと効果ありすぎで怖いわ!というぐらい効果があります………ハエの培地の臭いとか、かなり緩和されるってか殆ど消滅するような…………いえ、近づけばさすがに分かりますが、離れたところまで流れてきたりとか、部屋全体にぼんやりと漂うような臭いが消えるといいますか。

 基本、清潔さには気をつけているのですが、それでも餌昆虫コーナーからの臭いを抑制するのには、限界というものがありますし。長年の懸案だったそれらが、こんなにあっさり解決されるとは………もっと早く導入すればよかった……。

 と、言うわけで、臭いでご家族の不興を買っている場合はオススメかもです。

 ダイキンのものは、ホコリっぽさや花粉には効果があると感じますが(実際、何年も使っていましたし)、臭いを消すという観点からは、SHARPのものには及ばない気がします(他のメーカは知りませんですよ。使ったことないので)。
 もちろん、臭いの種類にもよるでしょうし――目の前の煙草にはダイキンのほうが効果ありそうですが、服についた煙草の臭いならばSHARPでしょう――、空気に臭いが混ざっているのか、カーテンや壁紙などに一度くっついた臭いが緩やかに臭いっているのかといった違いとか、色々状況が違えば変わってくるのでしょうが、まぁ取り敢えず、飼育しているときのカビっぽさとか培地の発酵臭とか、そういうのをどっちが軽減できるかという観点で判断した場合、体感でそうだということで。

 今回は空気清浄機を購入したのですが、純粋に臭い対策として用いるなら、空気清浄機ではなくて、プラズマクラスターイオン発生機 とか、ナノイー発生機 とかのほうが良いのかもしれません。試していないので分かりませんが、いずれ試してみたいところ………特に、Panasonicのナノイーがどんな感じか気になりますね。

 ナノイー発生機は、前は水を補給しなければいけないという欠点があったんですが(だから以前のは購入しようか迷ってやめた)、最近のはペルチェ素子で空気中の水分を結露させてそれを利用する仕組みになったため、だいぶ使い勝手が向上したようですし。

 ところで、プラズマクラスター発生機は二年でユニット交換が必要なのに空気清浄機のほうはユニット交換必要だと書かれていないのは、プラズマクラスター発生機は空気清浄機が7000という濃度(?)なのに対し、発生機は25000になっていて、これを達成するためにユニットに高い電圧を掛けるため、劣化が避けられないからだそうです。空気清浄機のほうは、ユニットに高い電圧を掛けていないので、ユニット交換が必要になることはない替わりに、まぁ薄いということだそうで。

 ん~、プラズマクラスター発生機は、二年経っても、発生する濃度が薄くなるだけで、使用できることは使用できるのかな………それともあっさり使えなくなるのかな………。………………………………まぁ、持ってないからいいや………取り敢えず、空気清浄機のほうが問題ないって分かってれば………<清々しいまでに自分本位です。

 ちなみにナノイー発生機のほうは、特にそういった記述もないので、そういう意味ではナノイー発生機のほうがいいかなぁという気がしますね………別に効果が同じとは限らないので、単純には比べられないのは分かっていますが……まぁ、比べてみる意味でも、取り敢えず次はナノイー発生機かな(価格の手ごろさでも、こっちのがちょっと安いし…………)

 ただ、臭いは色々な情報を判断する指標になっていたので、それが無くなるというのは、良いと考えるべきか悪いと考えるべきか、難しいところかもしれません。でもまぁ、臭いなんて、「あ、培地がダメになってる」とか「なんか吐き戻したかなー」とか「あー、餌残されてるな………」とか、そういう碌でもない情報でしかなかったような気もするので、あまり気にしなくてもよいのかな(それにこういう臭いは、多少緩和はされますが、発生源を絶たない限りは流石に分かります……あくまで拡散した残り香を消す感じなので)。