By: C

4月 09 2012

Category: D.I.Y., 飼育全般

ビバリウム 2012.03

 複数のケースをずらりと並べる上で重要なのは、ケースひとつひとつの精度もそうですが、そもそもせっちする台が水平であるかどうかというのが大切です。当たり前の話ですけど。ただ、設置する棚がしっかりしたものであっても、設置する場所がそもそも水平でないと意味がなく……結局、いろいろ微調整が必要になるのは、安普請の悲哀でしょうか。ちょっと考えないといけないんだろうな………と思っていたり。

 ガラス前引き戸式のビバリウムは、メンテナンス性には優れていますが、大きい生き物ならばともかく、ピンヘッドのコオロギなんかを与える、小さい生き物の飼育には、どうも合わない気がしています。というのは、コオロギとかハエとか逃げるじゃないですか、アレ………そんな理由で、個人的には、最近は、上からの落とし扉か、観音開き(工作精度にもよりますが)が気に入っています。まぁ、前引き戸式のビバリウムを改造すればいいだけなので、簡単ですし(落とし扉は無理ですが)。

 写真は上開き。観音開きは工作精度的に管理人には難しそうだったこと、このケースの上の段も使いたかったので落とし扉にはしませんでした(下の段を少しだけ前に出す、という選択肢もありましたけど、それはいやだったので)。蝶番、ロック、ビスやネジはSUS。天板はステンレスメッシュもしくはアルミパンチングボード。いくつかのタイプがあります。いままで、金網は丸まっているのをいくら伸ばしても、たわみを綺麗にとることはできなかったので、シリコンで固定することを試したことはなかったのですが、今回ちょっと試行錯誤してみたところ、手順を踏めば、金網をシリコンでアクリルに綺麗に固定するのは簡単だな、という印象。もっとエレガントな方法があるのかもしれませんけれど………

 写真のアクリルケースを自作した後、一ヶ月ほど検証しましたが、ピンヘッドのコオロギも、ショウジョウバエも脱走されませんでした。もっとも、ピンヘッドのコオロギ対策には、前面吸気口にあたるアルミニウムパンチングボードの細かさが重要になってきますけれど。ピンヘッドも逃げられないものは、吸気効率が悪すぎますから、どちらかと言えばスティールメッシュを選択したほうがいいのかもしれません。(吸気効率の悪さは、面積や、あるいは電動ファンで補えますけれども)

 写真は奥行き60cm、高さ60cmのケース、幅は30と20。天板は160cmなので、ここには横幅40cmのケースを四つ置きたいな、と考えているところ。まだ治具を作っていないので、幅40cmのは作っていませんけれど、もう板は買ってしまいました。治具を作っていないのは、アクリルケース用のアクリルを購入するのに使ったクレジットカードの代金請求までに、いかにその代金を用意するかということのほうが優先順位が高いからです。あああ、妙ちくりんな蛇とか変なヤモリとかクモとか買っちゃったせいでっ………! (そして春が来たのでマウス代がエライことに。そろそろ餌破産あるでー)