Protobothrops flavoviridis/ホンハブ(沖縄本島・山原)/main island of Okinawa(the northern part ) 2011

  羞花閉月の美しさ、という表現がありますが、これは花が枯れても月が隠れても、あんまり困らない人間とかにしか使えない気がします。

 例えばちょうちょですけど、羞花閉月の蝶々とかいたら、それはもう大変ですよ。ご飯たべよーにも花はないわ、夜に飛ぼうにも月がないから方向が分からず飛べないってな案配です。自分だけでなく周辺すべてに影響するところがミダス王よりたちが悪いです。どっちかっていうと、それはもう賞賛すべき美しさってよか、傍迷惑な災厄です。

 …………え? ああ、人間の場合は、樵は森は伐採しまくるし、石工さんは山を切り崩すわで、美人云々よりそっちの方が災厄度合いでは上っていうか、存在自体が最初から農耕民族は自然に対する災厄なので、どーでもいんじゃないですかね?