Sphaerodactylus t. torrei CB2011 female

 ちょっと写真のがだめすぎますな………(汗)

 さて、ヤドクガエルでも、小型種と大型種で飼育難易度がどれぐらい違うか?といえば、実のところさして変わりは無い、低温に関して言えばむしろ大型種のほうが弱い、なんてこともあったりするのですが、この手のヤモリも似たようなもので、大型であるか小型であるかはそれほど飼いやすさに関係がないような気がします。もちろん、体積と表面積の関係で、乾燥しやすいとかそういうのはあると思いますけど、小型種が死ぬような乾燥度合いでは大型種だろうと死ぬような感があるといいますか………死ぬまで45分かかるか、15分かかるか、というのは、差と言えるのでしょうか………。どっちも、そんな環境に置くでない!としか言いようが無く。乾燥に強い弱いは、大きさよりは種類のほうで考えたほうがいいんじゃないかな………

 例えば、似たような大きさの連中としてGonatodesなんかは、もともと棲息している場所が水源に近かったり、森の中であるため、水切れにとても弱い傾向があるようです(切らしたことはないのでどこまで弱いかは知りません)。
  写真は導入直後なので、やたら地面が濡れていますが、Sphaerodactylusの中には随分と乾燥に強い連中もいるようで、そういった連中は水皿いれておけば、たまの霧吹きで十分だったりするようですね。Tropiocolotes helenae(オビカワラヤモリ)なんかは小型種として有名ですが、あれは乾燥地帯にいることもあって、かなり強靱ですよね。あれとGoniurosaurusを比べたら、たぶん後者のほうが乾燥に弱いです。そんな感じで?

 この手の連中を飼育してみて思ったのは、想像していたよりもずっと飼いやすいということです(飼いづらいと思っていたわけではないですが)。けっこう色々食べるし。ショウジョウバエだけで繁殖まで行けるように思いますが、もちろん、コオロギがあればそれに越したことはないでしょう。そういえば、トーレイは、ショップではMサイズのプラケで飼育されていたようでした。僕は餌が出ちゃうから(コオロギではなくショウジョウバエがメインなので)、自作ケースに入れていますが………このへん、パスタケースとか改造したので飼育できそうですね。小さい網窓作って、そこに押し当てて霧吹きするようにすれば楽々そうだ………まぁ、僕は面倒くさがりやなのでミスティングシステムを使うでしょうが。
 小さい餌ばかりを準備するのがネックであるのは否定できませんが、そもそも小さいから質量体積で言えば少量の食料しか必要としません。このあたりはワラジムシ、ガイマイゴミムシダマシ、ハニーワームなどもよく食べるので、そのあたりをストックしておけば困ることもないように思います。まだ試していないのですが、海外ではマダラシミを与えているようですね。よく食べるようです。今度沖縄で捕獲してこよう……まぁ、もう10月だし、来年になるでしょうが。問題は、貯まっているマイルが、来年まで持つのかどうか、でしょうか。どうだったかな………。