Goniurosaurus araneus WC female subAD

 僕はこの手の仲間がすごい好きなんですけど、なんで好きなのかさっぱり分かりません。正直言うと好きなのかどうかも、よく分からないので、別に好きじゃないんじゃないかな疑惑もあるんですけど、でも、もうかれこれ、この手のばっかり十年ぐらいやっているので、たぶん好きなんじゃないかな………(この手の=トカゲモドキのたぐいとして。ヤモリでも壁チョロ系は別カウントですよ!<このように「別だから!」「ちょっとジャンル違うから!」と言い出すのは転落の兆候なので気を付けましょう)

 そういえば、なにげに本属最大種はコレらしいですねー………しかし、他のとせいぜい頭胴長で10数mm程度しか差がないから、そんなに最大ですよ!というイメージはないかも………この種がスリムなのも影響してるかな。最重量は、たぶん他種になるんじゃないかな………

 属の最大サイズを担う種が、他者を圧倒して「これはでかい!」というのは、夢があるのですが、「トップ3のサイズが1cmずつ違うぐらい」っていうのは、なんか微妙かもしれない………いえ、なんていうか、この種をみて「これが属内最大種か!」とどきどきわくわくした記憶がないなーと……(ある方はすみませんです………) タランチュラだと、Poecilotheria regalisにはそういう華があるような気がするんですよね。うーん………僅差の場合でも、Lasiodora parahybana,Lasiodora klugi,Lasiodora difficilisの三巨頭とかになると、どれも巨大なせいか、三つ揃えて「ラシオドラ軍団」!という感じで楽しくなるんですけど、でもあれらは、「タランチュラ」という括りの中の上位ランカーだからでしょうか。実際、Grammostola属最大種!とかだと、なんかいまひとつ「ああ………うん……そうだね………」みたいな感じになっちゃうし、Cyriocosmus最大種!とか、もう「え? ああ、そうなんだ………」という感じだし………
ヤモリにしても、やっぱりRhacodactylus leachinusにはそういうドキドキ感があります(イメージ的にはクルギーさんと同じで、最重量!という方向性で)。出回っていないけれどEublepharis fuscusには夢があるし、Uroplatus giganteusとかは、もう急ぎビバリウムを制作するレベルです(はやくCBになんないかな~) ………ああ……でも、gigaって響きで今思い出しちゃったんですけれど、最大種が絶滅種だったりすると、それはそれでものすごいテンション下がりますね………Phelsuma gigasさん……(´_`)

 まぁ、こうして考えると、やっぱり、「○○として大きいか否か」ってのが前提としてあって、そのラインを超えてないと、そういう尺度で観ないんでしょうね。Goniurosaurusって、別に小さくはないけど、大きくもないような感じだし………でも、深く考えて来なかったてか、今まで全然思いつきもしなかったので、やってませんでしたけど、最大サイズの個体がこれだ!という感じのを飼育していませんし(小さいケースなせいか、一定のところで止まるよね………)、いちどちゃんと、最大を目指して育成してみるのも、一興かもですね。はて、やるにしても、こいつらって雌雄どっちが大きくなるんだっけ? メスだったかな?<本当に好きなのか怪しい疑惑