Phyllobates terribilis “Golden”

 露出オーバーで意味不明な写真ですが、まぁこれはこれで面白いからいいや。

 さて、そんなこんなで、乾期っぽくしてから雨期にして発情を促してみたところ、なんか二匹とも鳴いてんじゃないの?と思い始めていたテリビリスですが、どーやらオスがケース内部であっちこっちに移動しながら鳴いていただけで、ペアだったよーです。これはすごい。(といっても、運がすごいっていうのではなく、見極めたお店の人がすごいと思うですが。たしかペアっぽいです、って言われたのを買ったから)。

 フルアダルトで見れば分かるという種類(体型で分かるRanitomeyaや、指先で当たりが付けられるDendrobates tinctorius)を別にすれば、今回のように亜成体ぐらいのものを二匹買って、ペアになるのって、たぶん始めての経験じゃなかろうか…………五匹連続オスっていうのは経験したことあったと思いますけどね(苦笑)

 ペア判明というのは、つまりは産卵があったということですが、まぁ初産みだったこともあって、数は受精に失敗したと思われるものを含めても10個と本属にしては少産で、発生しているのは4個、SLSの洗礼を控えていることを考えるとはなはだ心許ない状況ですが、そのあたりは今後の課題であって、いまはペアが確定したことを喜んでおきましょう…………はてさて、どうなるかな。

 管理人はいままでPhyllobates属はPhyllobates vittatusしか殖やしたことがないし、もうけっこう前なので、すっかり忘れてしまった感もあり、イチからスタートって感じではあります。
 もううろ覚えで、Phyllobates vittatusは、ショウジョウバエだけで繁殖成功できていたのだったか、コオロギも併用していたのだったか、よく思い出せないんですよね………過去書いていたかな、そのへん………なんとなくショウジョウバエだけでやってたような気がするんですが…………。
 今回のテリビリスは、少なくともウチに来てからのほぼ一年は、ショウジョウバエだけで育成しているのですが、はてさて、どれぐらいの確率でちゃんと上陸するのかが気になるところです。

 まぁ、昔よりもちゃんとした培地を作っているつもりだし、RanitomeyaDendrobatesはそうしたやつで完全にショウジョウバエオンリーで累代を達成していたように記憶しているので、大丈夫じゃないかと思ったからそうやって飼育しているわけですが……………………でもまぁ、別にこだわりがあってショウジョウバエオンリーにしているわけでもないので、SLSがちょびっとでも出たら、あっさりイエコ養殖を再開する所存ではあります。
 でも、それなりに真面目にショウジョウバエ殖やしているから、これで殖えてくれるのが一番ではあるんですが。はてさて………