百歩蛇/Deinagkistrodon acutus baby (Taiwan,2014,05)

 たぶん、咬まれたらえらいことになるような気がする…………

 管理人は非常に臆病なので、旅行に出かける前になると、毒蛇に咬まれて森の中で意識が薄れ行くなか、「なぜ自分はこんなところに来てしまったのか…………来るんじゃなかった………」と悔やむとゆー夢を、しばしば見ます。
 沖縄ではハブに、コスタリカに行く前はフェルデランスに咬まれるのにおびえたものです。というか、いまでも行く前になると、たいてい、そういう夢を見ます。まぁ、対馬に行くときは、ツシママムシの夢を見たりはしなかったので、たぶんよく分からないけど僕の中でもなんか基準があるんでしょうね。マムシに対して油断してるのかもしれんですが………。

 たとえば数年前の台湾では、アマガサヘビとラッセルバイパーがいるという場所に行くよ!と言われていたので、かなりびびりながら行ったものです。まぁめちゃくちゃ寒くて、ラッセルバイパーなんか出なかったんですけども!(でもアマガサヘビは出た。びくびくしながら撮影しました)

 今回は、これに怯えつつ、「咬まれないようにしなきゃ…………」と思っていたのですが…………

 ………………………………うん、まぁ、小さいね…………

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 しかしっ! これでも咬まれたらえらいことになるのは疑うべくもない。
 大きさとか関係ないですよ。すごい痛いらしい <なんという表現力のなさか

 よく知らないけど、まぁ、話に聞くかぎりでは、百歩では死なないかもですけど、たぶん治療しないと死んじゃうんじゃないかな…………最大長のやつとかだと、咬まれた場所とか咬まれ方によってはホントに百歩で死んでもおかしくなさそうな気がするし、近代以前はものすごく大きく育ったやつとかいたのかもしれないですよね。3メーター近いよーなやつ。それに咬まれたら、そりゃ五歩で死んじゃってもオカシクはないんじゃないでしょうか。

 しかしまぁ、そうだとしても、小さいやつなら、ほっといたら死んじゃうかもですが百歩では死ななさそうな感じがするのは確かですから………… なんか出世魚みたいな感じで大きさで名前を変えるとよいかもしれませんな。

 万歩蛇(ちっちゃい) → 千歩蛇(メーターぐらい) → 百歩蛇(2メーター弱ぐらい) → 五歩蛇(種の限界サイズ)  → 一歩蛇(そして伝説へ) みたいな?

 一歩で死ぬとか無理だろと思われるかもしれませんが、以前、コスタリカの飼育施設で、普通の男性の太ももぐらいあるよーなBothrops asper見たことがあるんですが………………あれはもう四半刻で死んでおかしくないって感じだったんで、あれの伝説クラスなら、たぶん一歩で死んでもオカシクない気がします………(学名でGoogle画像検索すると、足が壊死した写真とか出てくるので、検索するときはご注意ください)

 そんなわけで注意が必要ではありますが、でも、なんともかわいいですね。
 皮膚感がすごく綺麗で、なんかこう、いままで見た蛇の中でもかなりしっとりした柔らかそうな感じでした。もちろん、触っていないから、どんな感触かは知らないですけどね。見た感じの印象ということです。