カナンスジオ/Orthriophis t. mocquardi (2014.07)

 写真の個体はCB2005、そろそろ十年経ちそう、ということで、ここ最近お休みでしたが、種親候補が不足しているので、もうちょっと卵を採ることにしました。

 この個体はいつも産卵数が7個な気がします。(蛇足ですけど、これは植木鉢シェルタをどかすとこうなっているのであって、いきなりこんな風にケースの中に放置して産ませている訳では無いですよ、もちろん………)

 蛇の産卵数が多いか少ないかっていうのは、個体差があるのはよく知られるところかと思います。その個体差が生まれつきなのか、成長のさせかたで変わるのかは分からないですが、ともかく、同じ種類の同じ大きさの蛇でも、大きい卵を少数産む個体も居れば、小さい卵を多数産む個体もいる。

 経験上、これが途中で変化したっていうのは、無いような気がするのですが、どうなんでしょうか、そういうのもあったりするのかな…………

 大きい卵(少数産卵されたもの)から産まれた仔を成長させてブリードしてみると、それが小さい多産タイプだったこともあるし、その逆もありました。というか、同じ親から産まれた姉妹個体で、だいたい似たような育て方をしたもので、多産のものと、少産のものが、やっぱりそれぞれ出るのですよね(これらはマレースジオの話ですが)。
 そうなると、あるいは遺伝で傾向として寄るのかも知れませんが、少なくとも一世代や二世代ではそうはならない、ということなのでしょう………。管理人としては多産の個体のほうが嬉しいのですが、そう簡単にはいかないですね。