製作途中。
 バンパイア・クラブを飼育しようと思って作ったケース。南米ウィローモスでも全体に活着させようかな、とか。ただ、最初はそう思って作ったけど、作って見たら予想以上に作るのが大変だったので、最近はヤドクガエルの上陸個体に使おうか………とも考え始めているとか。
 素材は低発泡塩ビ板(3mm,5mm)、アルミジョイナーH型(何ミリのだったかな………4.5だったかな。片側が短くなっているやつです)、ポリウレタン・シーリング材、セラミスグラニュー、発泡スチロール、アルミパンチングボード、ガラス(水槽を買ったときにフタとしてくっついてきたガラスをカットしたもの)。

 低発泡塩ビ板を丸ノコで切ると、切り子が細かすぎてメンドイことこの上ないですねぇ………静電気で貼り付くからよくとれないし(ルータも同じ。自作したサイクロンを接続した掃除機を、接続していますが、それでも飛ぶぶんはありますので………)
 ダイソン欲しいな…………。

 斜めにガラスを立て掛けるスタイルのビバリウムは、一枚ガラスで中が見通せるので、個人的には好きなんですが、やはり小型のものが向いていますね。大きくなるとメンテナンス性が損なわれちゃうというか。

 小さいガラスならばひょいとそのへんに置けばいいですが、450や600になると、なにしろ重いし、落として割ってしまうミスが起こりえるかもしれないし。(少なくとも管理人はそういうミスをする人間である!という自覚がございますので?)

 上にメンテナンス口を作って、日々のメンテナンスはそこでやるという手もありますが、それだと二段三段と棚に並べるのは難しくなっちゃうから本末転倒ですし(垂直に落として入れるタイプと違い、棚に置いた状態でも開けられるのがこの構造のメリットなので………)、そう考えると、一個か二個ならともかく、もうちょっと多い数を管理するとなると、この構造はやっぱり向いていないかな………。

 逆説的に言えば、ヤドクガエル飼育などではなく、たまにしか開けない植物用ビバリウムだとか、段を作って並べるのではなく一個置くだけならば(上にメンテナンス口を作ればよいので)、大きくてもこの構造でもよいかもしれません。ただまぁ、それならば、ガラス戸レールタイプで普通に作ったところに、大きいぴったりサイズのガラスを填め込めばよいじゃない?(取り外しは吸盤とかで)、という指摘が浮かんじゃいますけど………。

 蝶番の部分の構造にさえ気を遣うなら(ハエが逃げないようにとか、いろいろ)、横に蝶番をつけるスタイルという手もありますが、大きいガラスをしっかり固定する蝶番となると、側面の板との固定とかを考えると、製作が何かと面倒そうです。メーター級のものであるなら、思い切って作れそうな気はしますが。

 この構造はどちらかと言えば、大きいものを作るよりは、高さ450ぐらいまでで、大きいケースを作り、中に仕切りを入れて個々の幅が200-300ぐらいになるようにして作るようなビバリウムを作るのに向いているのかもしれません。検疫用とか、上陸個体の一時管理用とか?

 450-600クラスになると、運用を含めた総体的な考えをすると、やっぱり前引き戸式がやはりベターなのかな………
 前の扉のタイプをつらつらと書いたのは、管理人はどうにも、前引き戸タイプだと、二つに分割なので、真ん中に縦線が入るのがどうにも気になってしまうからです(苦笑)
 ハエが逃げ出さないように隙間テープも貼ることになるので、目立つじゃないですか…………。どうにもなんかこう…………いえ、悪くはないし、便利なのは分かっているんですよ。実際いま使っているビバリウムの殆どは前引き戸ですし…………でも、やはり真ん中の線が気になっちゃうのですよね………

 構造的には、たぶん片側蝶番が、いちばん僕の理想に適うのかなぁという気はするのですが。うーん………600サイズで一度、作って見ようかな…………しかしまぁ、大きく開けるしかないやつは、中型種ならばともかく、小型種だとぴょこぴょこと飛び出されちゃうかもしれない、という、これまた運用上の問題がありますよねー…………

 まぁ、ヤドクガエルを入れておくと、手前のガラスにぺたぺたくっついて登ったりしているから、結局なんだかんだ汚れちゃうわけで、線が入るも何も、一ヶ月もすれば、いまひとつ見えなくなっちゃうのだから、そんなの気にしてもしょうがない、という気もしますけれど(苦笑)