Dendrobates tinctorius “azureus”

 ところで、管理人はアズレウスの産卵場所には25mmの塩ビパイプ・ジョイントを使っています。キオビヤドクガエルとかだと、ポトスの葉っぱを使ってますが。

 いわゆるTSエルボの25mm塩ビパイプ用ですが、これは、内径約32.55mm(入り口部分)だそうです。これは接続する塩ビパイプの内径が25mmなのであり、ジョイントの外径はつまり塩ビの外径だからです。

 フィルムケースはメーカにもよるでしょうが、管理人の手元にあるものは、おおよそ30mmの呼び径、厚みは塩ビのジョイントよりもずっと薄いですが、27-28mmぐらいでしょう。だいたい直径5mmぐらいエルボのほうが大きいことになります。(だいたい20mmTSエルボの内径がフィルムケースのそれと同じぐらい)

 アズレウスは海外ではフィルムケースに産卵しているのを見た記憶がありますが、なんか小さすぎる気がして、詰まって死んじゃうとかあったらやだな…………と思ったので(経験ないですけど、こう押し合い圧し合いしたらあるかなぁとか)、エルボを使いたかったのです。小型種にはフィルムケース好んで使ってますけどね。塩ビパイプでも産むのですけれど、ほら、白い背景にヤドクガエルと卵を一緒に写し込むと、見やすく撮影できるじゃないですか。
↓こんな写真とか。

Dendrobates ventrimaculatus  (2004,05,15)

Dendrobates ventrimaculatus (2004,05,15)

 …………どーでもいい話ですけど、この写真が10年前の写真だという事実に、ちょっと現実から全力で目を逸らしたい気分です………( ´__`)

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 えーと………どらぐらい大きさの容器が好みなのか、選ばせてみようと思って、20と25を両方入れてみました。ついでにいうと内径が倍の60mmぐらいある黒いプラスティックボトル(まぁイメージとしてフィルムケースをそのまま大きくしたような感じのやつ)も入れてみました。

 結果、現在、25mm塩ビTSエルボ(内径32.55)と60mmの黒いプラスティックボトルにはここ二ヶ月ほど繰り返し産卵していますが、20mm塩ビTSエルボには産卵しなくなりました。
 ただ、それしかないようにしてあると、そこに産卵しています(別のビバリウムにいる別ペアのほうはそうしてみた)。

 行き止まりのキャップではなく、両端から出入りできるエルボのを好んで使っているのは先述の理由ですが(キャップも試していますが、キャップにも産みます)、それだけでなく固定が楽というのはあります。
 プラスティックの水皿のフチに両端を立て掛けるようにすれば、斜めになって奥のところに水が貯まり、良い塩梅です。キャップだとすぐ転がるので。しかしまぁ、見た目があまりに無骨すぎるなぁとは思いますが。

 いずれはtinctoriusではシトロネラに再挑戦するつもりですが、連中の大きさ考えると、30とかの塩ビパイプが良いのですかね。

 ともかく、塩ビTSエルボは利便性は高いのですが、灰色一色で、やっぱり見た目が今ひとつなのは否めないし、今度ウレタンシーリング材を塗ってコロッケを作る要領でセラミスグラニューをくっつけて、苔でも植えてみようかな。