Dendrobates tinctorius “azureus” in Soratama

 
 前々から気になっていたものの作っていなかった上原ゼンジ式 宙玉レンズ→(デジカメWatch)を作ってみました。

 うん、ちょっと設定をミスったというかiso1250とかで撮影しちゃったせいでノイズがあるけど、まぁあまり細かいところは気にしない方向でお願いします!

 管理人はソフトウェア処理というのはアリだと考えているので(例えば深度合成、HDR合成、Photosynth、Gigapanなど。どれも面白いと思いますし、Photo Sphere、Photosynthは、実際旅行先ではよく撮影しています)、iPhoneアプリのMarbleCamや、Glass Sphere、SphereLensといった、ソフトウェア処理でやるのもいいかなと思いましたが、これに関して言えば、先述した合成技術のような、”ソフトウェア処理でしか達成できないもの”、という訳ではないですよね。
 画像処理でしか達成できないものはさておき、そうでないこういうものは、アプリでやってもなんか面白味に欠ける気がします。
 …………とか言いつつ、「やっぱアプリでいいんじゃないかなぁ」とちょっとは思っているのですけども。だって安価だしエコだし。とまぁ、このように管理人は意見をころころ変えますが、とはいえ、今回の時点では、やっぱりアプリよりも実物を作るほうが面白そうかな、と思ったのも確か。アプリを開発する能力はないけれど、工作なら出来るしな、というのもあるかもしれません(苦笑) エフェクトも自分で考えられれば、きっと面白いのでしょうね。

 そんなわけで、2000円ぐらい使って作ってみました。

 ベースとなる材料は、宙玉レンズを製作する上では一般的な、チップスターのボディに、はざい屋さんでφ70mmの2mm厚アクリルプレートの中央にφ18mmの穴を開けてもらったものです。精度よく穴あけする自信がなかったので注文してしまいました。φ15mmでもよいかな、と思ったのでそれぞれ買ってみましたが、まだ18mmしか作ってないです(熱意の無さが窺えますな)。一枚170円とかでアクリル玉も20mmのものが125円ぐらい。問題は送料ですが、そこは先日のオタマジャクシ棚用の板のついでに購入したので気にしなくていいかな、と。

 どちらかというと、ステップアップリングのほうが高くついてしまいますね。レンズはOlympus M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macroにつけてみました。

 ネット上ではこのレンズで作ったという話はぱっとは見つからなかったので、取り敢えずどれぐらいに調整すればよいか、チップスターのボディをカットせずに当ててみたところ、67-62,62-58,55-58,52-55,46-52の五枚のリングをかました場合、なんか丁度よさげで別にカットしなくてもいいんじゃないの?という感じだったので結局カットしないで組み立てました。(チップスターの箱は67よりちょっと大きいですが、ぐいぐいと入れてみた)

 ただ、Olympus M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macroのフィルター径は46mmと小さめなので、安価なステップアップリングのキットだと足りないため、マルミのステップアップリング(46-52)を別途購入しました。レンズに装着するときにちゃんと精度のよく刻んであるリングで装着したほうがよいだろうし、これだと安心ですね。

 フラッシュを焚いてしまうと、ぼんやりとした感じが消えて安っぽくなってしまうので、フラッシュはバウンスで焚いたほうがよさそうですね。そうすれば、もうちょっと絞ってシャープにできそうな気が。

 ふむ…………いまフラッシュ壊れてるんですよねー…………いや、だから最近撮影していないとはいいません、たぶん壊れてなくてもだらだらして撮影してないと思いますからね!<ぉぃ

Vivarium in Soratama

Vivarium in Soratama

 

 うーん、もうちょっと練習しないと、これっていう感じのが撮れそうもないですね。

Dendrobates tinctorius  "azureus” in Soratama

Dendrobates tinctorius “azureus” in Soratama

 だいたいアズレウスぐらいの大きさのものだと、撮影したときに背景として映り込むので、全体的な雰囲気が統一されて良い感じな気が。(周辺のぼんやりとした青は、アズレウスの姿がぼやけて映っているものです)

 ただ、こうなると構図にもっと工夫が必要ですね………うーん、斜め60℃ぐらいからの俯瞰図が一番面白いだろうと思うのですが、そうなるとビバリウムの中でっていうのはなかなか難しいかな。うちはビバリウムを棚に置いちゃってるから、上からレンズを入れてっていうのが難しい………

 あと、この手のレンズというのは、周囲全体をひとつの中にぎゅっと収めているというところに面白さがあると思うので、もうちょっと映えるビバリウムを完成させてからでないと、良さが生かせないかもしれないですね。うーむ。

 旅行先に持ち出すのも悪くはないですが、今回はチップスター製作なのでやわくて持ち歩きには不安が残ります。それに大きいし。どうせアクリル玉に映してしまう以上、それほど画質は気にしなくてよいのだから、最初からスマートフォン向けのものを作れば良かったかな、という気はする…………そのほうが持ち歩きして、いろいろ面白いものを撮影できそうですし。