Excidobates mysteriosus (2015.04)

 
 そろそろ写真もまぁまぁ揃ったし、ヤドクガエルの飼育のページでも書こうかな………とかふと思ったり。まぁ、書くのに一年はかかるでしょうが。
 むかしむかしには、このサイトにもヤドクガエルのページというのがあって(メインはキオビとベントリだった)、飼育や繁殖について書いてあったのですが、書き換えようかな、と思ってページを消して、そろそろ10年が現実的になりそうなので(たぶん現時点で7-8年目とかだと思う。正確なところは忘れたけど。でも、消した当初は一年ぐらいで書き直すつもりだったんですよ、呆れたことに)、さすがに10年経つよりは前に、書いておこうかなぁというわけです。ああ、でもその前に、プラケビバリウム製作のページを作ったほうがいいかな………<アルミフレームはどうした

 僕がサイトを始めたときには、もうすでにいくつかのヤドクガエルの飼育に関するサイトというのがありました。つまり15年以上前にはもう複数のそういうサイトがあって、それぞれのサイトによく、掲示板なんかもありました。
 その後はブログへ、SNSへと変遷したのだと思うのですが(僕自身はやってないからよくわかんないですけど)、管理人は別に移行しないでゆるゆるこんなサイトをまだやっています。ふと、その頃のヤドクガエルに関するサイトで、ネット上に現存しているのは何があるのだろうと思って検索してみたのですけれど、

イミテーターズ〜うえーばーきかんホームページ
有毒研究室 – Frog’s Room

 ぐらいしか見つけられませんでした。そんなたくさんあったわけではないけど、それでももうちょっとはあったのですが、残っていないものですね(サイトが消えただけで、何かしらに移動して活動している人もいますけども)。infoseekが楽天に買収されたとき、けっこういろいろなサイトも消されちゃったんで、その影響もあるのかも。niftyとかに作ってる人も多かったし、あとはプロバイダの無料HPスペースとか。アクアリウム系のサイトのリンクサイトとか、今はもうないのですね。(リンクサイトってなんだという人のほうが多そうだ)

 もちろん、いまとなっては古くなってしまった情報もあったと思いますし、道具なんかは日々改善されているから、いまのほうがずっと便利です。ヤドクガエルだって、産地つきで出回ることが普通になりましたし、餌だって色々良いものが出ています。それでも、今尚読んで楽しめるものも、そこにはあったように思います。例えばそれは、観察した上で試行錯誤していこうという姿勢だとか、その原動力となる熱意だとか、そういう色褪せないものです。

 これらのページの方々と、僕は交流があったわけではないけれど(今も昔も、そういうのはあんまりなかった(苦笑))、やっぱり一方的に知っていて、わくわくしながらページを読んでいました。
 たぶん、僕がサイトをやっているのはその時代の、アクアリウムやビバリウムのこうしたページを見て、そういうなんか同じことをやろうと思ったひとの役にたつようなページを作ってみたいな、と思ったのがきっかけだったのだと思います。現在もその延長線上で、読むひとの役に立つことが書いてあるのがインターネットである、という、ちょっと古い思想のまま今日まで来てしまっているのです。いや、より正確に言うなら、役に立ったら嬉しいけど、別に役立たなくてもよくて、とにかくなんか、みんなが役立つ何かを持ち寄ってみたいと思えるような、そういうのがあるというのが楽しいことなんじゃないかな、という感じでしょうか。もちろん、常にそんなことを考えてやってるわけではなくて、息抜きに九割九分ぐらい、ボケたこととか今回のみたいのを、このTOPページでは書いていますけど、たまには、僕がそれを知らなかったとしたら、読みたいと思うであろう、生き物の話や飼育の話を書けたなら、それはなかなか楽しそうな気がします。

 話が逸れましたが、ハイユウヤドクガエルこと、ヒストリオニカスの繁殖についてのノウハウが書かれたブログなんかもあったのですが、現存はしていないようですね。あれはどこにあったのだったか……。
 プミリオだったとうろ覚えしますけど(ヒストリオニカスじゃなかったと思う。バスティメントスじゃなかったかな……もう記憶があやふやだ……)、それにアウラタスの卵の卵黄を与えて人工飼育した場合と、親が無精卵を与えた場合で、それぞれ上陸にどれぐらいの日数がかかるか、といったことを調べて記事にしてあったように記憶します(これらは、先に書いたうえーばーきかんさんが、ブログに移行して、そこで書いていた記事だったと思う。2004とかだっけ?)。

 うろ覚えですが、アウラタスのほうが二倍以上の期間と卵の数が必要で(三倍まではいかないぐらいだったかな。うろ覚え)、それでありながら上陸サイズは親が育てたほうがずっと大きい、という結果で、エッグフィ−ダーは少なくとも他種の卵で育成することは現実的ではない、という結論が出ていたように記憶します。何がすごいって、想像じゃなく伝聞じゃなく、これを検証したところがすごいと思います。国内外でも、卵黄を始めとする人工飼料も、けっこうな試行錯誤があったように記憶しますが、僕自身があまりエッグフィーダーやっていないこともあって、このへんの情報を追うのはやめてしまったんですよね。今はどうなっているのかな。

 僕のHDDのどこかにあるのではないかと思うのですが………あるといいのだけれど、ないかもですね。少なくとも、ネット上にはもうないみたいで、検索では見つけられなかったです。2007-8年ぐらいまでは、なんとなくですが、けっこうのサイトが残っていたと思うのですけれど(もちろん、半分ぐらいは消えちゃってましたけど。矢毒蛙のページ、ってもう消えちゃったんですね。まだあるのかと思っていました)

 ところで、このサイトというのは、なんでそんなんやっているの?と皆さん思われるかもしれないけれど、レンタル代を支払ってスペースを借りてやっています。
 先にあげたページは、無料のwebスペースに開設されたもので、だからいまも残っている。
 このサイトは僕のクレジットカードから引き落としができなければ、契約が更新されずに即日消えてしまうのでしょう。さくらさんはそのへんシビアですからねw
 毎年毎年、たしか9月か10月だったかな、そのぐらいに引き落とされていた気がします。その前になると「そろそろ引き落とすよー」というメールが来るんですけど、それを見るたびに、まだ僕はサイトをやっているんだなぁ、と不思議な気持ちになるわけです。
 ちなみにこの記事の左のキャプションのところとか、たまにある記事とかの中に Amazon AffiliateRakuten Affiliate.のリンクを貼っていますが、広告というほどしっかりはやっていないので、当たり前ですがこんな辺境サイトでは儲かってるということはなくて、サーバー代にも届いていません。でも、たまに買い物をするときにこれらを通して買ってくださっているかたがいらっしゃるようで、少しずつですが入ることもあり、感謝することしきりです。

 ともかく、お金を支払わないと、このサイトは消えちゃうわけです。いまのところはまだこのサイトは続ける気ではあるけど、まぁ、もしもネットになるべく長く残しておきたい、と思うならば無料のwebスペースとかにバックアップを取っておくべきなのでしょうね。それなら放置しといても、いまよりはもつはず。ただ、楽天がinfoseekを買収したときに過去のログを削除したように、母体が大きくないと買収されたときとかに消されてしまうことはありえそうだから、どこに作るかはよくよく検討したほうがよさそうですが。

 そんなことを、過去に消えてしまったサイトを思い出しながらふと考えたりしたのですが、でもまぁ、このまま何となく、燃え尽きるまでなんとなくだらだらとやり続けて、ふっと消えるのがちょうど良いのかもしれません。いや、別に今日明日辞めるとかそういう予定は別にぜんぜんないですけどね。
 取り敢えず、コーンのページの更新とスジオナメラのページとGoniurosaurusのまだ書いていない種類のページとライノラットのページとタカサゴナメラのページとユンナンシュウダのページとタイワンシュウダのページとユンナンベニナメラのページとムスラナのページと、あとえーと、なんだっけ、ああそうそう、旅行のページと、ヤドクガエルのページを書かなきゃいけませんからね。ふむ、なんだろう、急に更新したくなくなってきたな( ´_`)

 まぁ、管理人としては、いちおうだらだら続けるつもりではあるのですけど、毎年どこかしらに行って森を歩いたり山登ったり毒蛇の写真を撮影したりしてるから、どっかで毒蛇に咬まれてあっさり倒れたり崖を登っていて落っこちちゃったり密林に消えちゃったりする可能性は、ごくわずかとはいえ、毎年ありますからねぇ。