Excidobates mysteriosus (2015.04)

今日気付いたのですが、Sphero Aquaさんでカマドコオロギの販売がついに開始されたのですね(少し前から予告はされてましたが)。過去にも売ってましたから、再開というべきかもしれませんが。

正確にはいつごろか忘れましたが、もう十年ぐらい前だった気がしますが、かつてSphero Aquaさんがカマドコオロギを探しに行ったときの話を聞いたことをふと思い出しました。なんでも、カマドコオロギ探しも、その鳴き声を車のコンポで鳴らしながら、夜に温泉地をまわって探したのだとか、かんとか。
鳴き声にオスが反応することを利用して探したのか、それとも聞きながら窓から入ってくる鳴き声に耳を傾け、同じ鳴き声がする場所を探したのか、どっちだったのか、正確なところは忘れてしまいましたけれど。

今回の種親も、そんな風にして探したのかなぁ、とかおもったりして、ちょっと感慨深くなってしまったり?(十年前から飼育続けてただけかもしれませんけれど。それはそれですごいですよね)
まぁ、日本でも、西表島や石垣島では普通によく見かけますから、欲しい場合は、そちらで探したほうがよいかもしれません。与那国島でも見たことがあります(昔は、畑の脇の側溝とかを夜に探すとけっこう見つけられました)。

カマドコオロギは、成長がイエコオロギなどに比べると緩やかで(実際それはすこし感じる)、個人的には、家庭で累代飼育するのが一番楽かなぁと思っているコオロギなのですが、累代飼育して小さいものをヤドクガエル用やカエル用に使うのは悪くないのですけれど、成長してもイエコオロギに比べるとちょっとボリュームが足りないから、あまり一般的にはならないだろうな、とも思います。でもおとなしくて飼い易いし、鳴き声も繊細で、僕はなんか好きなんですけど。うーむ、またやろうかな。

おそらくカマドコオロギの一番面倒なところは、跳躍力がかなりあって(ヨーロッパイエコオロギより飛ぶ)、扱いづらいところでしょう。ほんと飛びますからねぇ。慣れればどうにかなりますが。あとは、テントウムシのように選抜交配をかければ、あまり跳躍しないものを作れるかもしれませんね。というか、試みていた人を知ってますが、あれどうなったのかな、たしか一回途中でなにかの機械かなんかのトラブルで絶えてしまったって話を聞いた覚えがありますが、再挑戦してるのかな……