Adelphobates galactonotus ”Blue” (2015.08)

青にもいろいろありますが、この色合いと風合いを他の何かで例えるならば、青磁のような色合い、という感じでしょうか。

青磁と一口にいっても、何種類もありますし、あんまり数見ていないというか、展覧会に来てると「へー、ほー、これが青磁かぁ」って感じで有名なのをぼんやり見たことしかないのですが、去年、展覧会で見た、汝窯青磁のそれを彷彿とさせます。
(たとえば汝窯 青磁無紋水仙盆とか、北宋汝窯青磁蓮花式温碗とか、いろいろありますが)

雨過天青。確かに空色、あるいは水色というのが端的な表現になりそうです。

ううむ、それにしても、もうちょっと撮影に工夫が必要ですね…………これは難しい。白いものを撮影する方法についてもっと学ばないとダメだなぁ。発砲スチロール玉でも撮影して練習しますかね………
例えば海の青さが海そのものだけでなく空の青さであるように、雲があるとその白さが写り込んで青さが薄らいでしまうように、明るくすると単純にその光の色に沈んでしまうので。

なかなか味わい深い青色をしていますが、けっこう個体差があるという話も耳にします(もうちょっと濃いブルーもいると聞きますし、もうちょっと薄いのもいるとも聞きます。少なくとも、僕が入手したものも、個体によって微妙に差があるようです。環境に慣れていないせいか隠れがちなので、まだよく観察できていませんけども)。何が要因となってその差が生じるのかはわかりませんが(個体差だけなのか、性差があるのか)。

Adelphobates galactonotus (2015.08)

Adelphobates galactonotus (2015.08)

あんまりガラクトノータスについて知らないから、もっと色々読み込まなくては。
まずは過去の洋書の読み直しと、
(Marinus S. Hoogmoed and Teresa C. S. Avila-Pires,2012) Inventory of color polymorphism in populations of Dendrobates galactonotus (Anura: Dendrobatidae), a poison frog endemic to Brazil.
とかかな。