Pantherophis guttatus guttatusLavender Bloodred Striped CB2015

ラベンダーブラッドレッドストライプ

先日のと同じクラッチであるのに、このなんともいえない儚さよ(苦笑)

とはいえ、比較的自発的に食べてくれている、なかなかの優良個体です。そもそもこれは孵化サイズがそれなりに大きかった。厳しめな個体は、なんだ、もう、なんだ……(遠い目)

いえ、もちろん、諦めてはいませんけどね。手間がかかるので疲れる、というだけの話。気長にやっていきましょう……

来年もペアリング予定のこれの親はブラッドレッド Het.Albino Hypo Lavender Stripedなので、まぁこれは1/16の確率で出てきます。アルビノブラッドレッドストライプも出ましたし、今年は二重はけっこう出た印象があります。先日の三重劣性遺伝だと1/64。もちろん狙いは四重ですが、はてさて、四重を得られて、さらにそれが飼育しやすい個体で生まれてくれることはあるのかな。

snake_rack

ちなみに、ここ最近出てくる幼蛇を飼育しているラック。これは左半分だけで、横に6個、縦10段からなる。何個か作っていく予定の試作を兼ねた一つ目。
最近思ったのだけれど、そもそもラックを使って飼育している人は、すでに自分の方法論を確立しているだろうからこのサイトなんかを参考にはしない気がするし、ほとんどの人というか正しい飼育者はラックでなんか飼育しないから、書いたところで誰の役にも立たないような気がする……(ラックを使うのはダメ人間じゃないかな、と思っている(爆))

それはさておき、一般的に売られているナラベルトの90cmのやつで丁度よいように横幅90cmで作ってある。
ナラベルトを使用することもあって、素材は難燃性を重視して塩ビ板を使用。低発泡と迷ったが、今回は塩ビ板とした。塩ビ板だと国産の手に入りやすいし。

使用しているタッパーウェアは、Entecハイパック 角 S-25。このタッパーはフタこみでサイズが196×133×H80mm。左右こみでひとつの幅を間の柱材とか含めて150ぐらいとすれば、ざっくり*6=900mmでちょうどよい感じになる。

このタッパーウェアを選んだのは、このぐらいのサイズがコーンスネークの幼蛇を数ヶ月程度、集中管理するのに向いているサイズだと考えたからで、これより奥行きが小さい、あるいは高さの低い容器では、ケースをあけたときにひょろひょろ出てきてしまって、かえって扱いが面倒になる(経験談)。これより大きいと、ちょっと置き場所に困る。
(ちなみに今回のものは10段で、おおよそ高さも900弱になっている)
くわえて、ケース本体の上のほうに、爪がひっかけられるような、ごく浅い返しがついている。タッパーウェアは数あれど、爪を引っ掛けられるような取っ手が本体についているものは、そう多くない。エンテックさんありがとう! ( ´ ▽ ` )ノ <絶対に微塵も想定してない用途だよね

今回は全体の幅を900mmちょうどにしたかったので、すこしタイトになっている。
写真にあるようにアルミフレームをベースにして組み立ててあるから、この横の棒を868mmになるようにして作ってある。

(868-5*5)/6=140.5

が、実際の各ケースの横幅。このサイズの板材を作っておくと柱材を立てるときにらくちん。
余談だが、今回はハネつきのアルミフレームに当てる感じで両脇の柱材を挟み込んでいるだけ、つまり接着していない。16mmアルミフレームは、一度打ち込んでしまえば外すのはかなり困難だし、外せたとしてももう一度入れるのはかなり難しいから、あまり意味はないが、一応頑張れば分解できなくはない。柱材の片方の下を数ミリの高さ、ナラベルトの幅ぶんだけ削ると、ナラベルトを横からするりと入れることができる(電源ケーブルと接続する部分は幅数センチにわたって分厚くなっており、この部分は発熱部分でもないからケースの下には入れられない)。まぁ、実際にはゴムっぽい素材だからするりとは入らなくて四苦八苦する。ルーターで削れば問題はないが、ヤスリで削る場合は綺麗にやらないとベルトを痛めるし、ルーターでやった場合も端の処理が必要で、やっぱり面倒。フィルムしか通せないと、長々と隙間を通さないといけないので、コネクタ部分が通るような大きめの穴も開けたほうがよいかも。耐久性はフレームが確保してくれるので。

上の寸法はフタの横幅のほうが本体のそれよりもちょっと大きいので、実際にはもうちょっと余裕があるが、各ケースの両脇は4mmぐらいしか余裕がないことになる。
経験上、奥行きが400mm以上あるケースの場合、実用性を考えると両脇に10mmは遊びがあったほうがいい(ラックに対して垂直に引き出せなければ出せない、というのは使ってみるとひっかかってしまって使いづらい)。ただ、今回は奥行きが200mm程度なので、このスペースであっても問題はなかった。

なお、各棚の高さは80mmとした。これはコーンスネークの小さい幼蛇や、Goniurosaurusであっても抜け出ることができない、ということを考えてこうしたのだが、当たり前だがナラベルトを敷くとかなり窮屈で、さらにナラベルトの表面が滑りづらいゴムっぽい素材なので引き出すときにかなりつっかかりやすい(汗)
両脇に隙間がほとんどないので、爪をひっかけてタッパーを出すしかないのだが、滑りづらいからそれだとちょっと出てきづらい。上に塩ビの0.3mmぐらいのフィルムを敷こうかなーとか考え中。かなりぎりぎり。

各段にナラベルトを敷くことを最初は考えていたのだけれど、ナラベルトを敷いてある底面の板自体もけっこう暖かくなり、つまり板の下からさわるとけっこう暖かい。そこで、各段の上から奇数の段にだけナラベルトを敷くことにした。購入本数が少なくすんでよかったかも?