インドートカゲモドキ/Goniurosaurus yingdeensis CB2015

これも夜間に撮影。夜間に見ると、赤みが出やすい気がします。まぁどうせ成長しちゃうと(<それ以上はいけない)

いえ、成長したときCBがどうなるのか?というのは、まだデータは少ないはず。希望は捨てませんよっ!

それにしても、ふむ、どうやらこの体のラインの細さは、この種の特徴だということなのかな。仕上げが上手くいかなくてこんな感じなのかと思ってたんですけど。この種は、動きとかも他のゴニウロとはちょっと違っていて、あと性格もけっこう特徴的かな。もうちょっと飼育してみないと把握しきれませんが……。なんかゲッコエラみたいな感じ。

それにしても、なんとなく当年のいろいろなゴニウロのCBを飼育していて思ったんですが(今年は、yingdeensis、bawanglingensis、kadoorieorum、arneus、catbaensis、あとliboensisが殖えたのかな……)、エアコンが暖房になりますと、ゴニウロにはプラケではいまひとつ乾燥しすぎるかもしれませんねー。夏はそんなに気にならなかったんですけど。

いえ、冬になると、明らかに段違いに乾燥しやすくなるのはよく知られているところとは思いますが、エアコン新調したせいなのかな、理由はよくわからんですが例年の感覚より乾燥するなーという気が。気のせいかもですが。もちろん、床材をちゃんと湿らせて、ウェットシェルターを設置すれば、プラケで十分飼育できるんですけど、水を加えるの忘れると危険そうです。

サイトではプラケで飼育できますよと書きつつ、まぁ上に出てくる写真を見てて、「なんかケースの側面の材質が明らかにプラケではなくてポリプロピレンだな……」と気づかれた方もおられるかもですが、これは、管理人自身は、殆どの個体は自作ケースで飼育しているからです。もっとも、これは現在の話で、昔はプラケースで飼育していましたし、現在プラケースで飼育している個体がいないわけではないですが、今年の秋ぐらいまでは4ケースとかでした。

ただ、今年は繁殖させたうち、キープしている個体の数が多く、殆どの個体は一匹ずつ飼育なので(基本的に同じクラッチの個体は一年ぐらいは一緒に飼育してしまうのですが、同じクラッチの片方を手放したり、人に渡したりしているから)、自作ケースが足りなくなって、プラケースで飼育しているものが多くなりました。すると、やはり自作ケースよりも明らかに乾燥しやすい(というか、管理人の感覚ベースが自作ケースになってしまっているからそう感じるのかもしれませんが)。いずれにせよこの時期は、油断したらすぐに床材乾燥しちゃいますね。そうなったら、ウェットシェルターに水張ってなかったら危なそうです。ウェットシェルター万歳です(ちなみにスドーさんのやつですよ。たくさん水が入れられるから)。
まー、ずっと水を入れているというよりは、二つ入れて、片方に水をいっぱいにし、それがだいぶ水が少なくなってそろそろ水がなくなるな……と思ったらもう片方に水をいれる。最初のやつは乾燥するに任せる。水を張ったほうが、乾燥して水がなくなってきたと思ったら、乾燥してたほうにまた水をいれる。この方式だと別にそんなカビたりしないので。

もちろん、先にも書きましたように、ずっとプラケースで飼育しているやつもいまして、飼育できないとは思っていません。ちゃんと飼育できると思います。ていうかしてます(あとそもそも、エアコン飼育か温室飼育かで変わってきますな)。でも、毎日ちゃんと観察して湿度を把握するのが必須になってくるのだなぁと(いえ、当たり前のことではあるんですけど、管理人さんはこの時期とか1月とかにはたいていえらい風邪をくらって倒れるのが恒例なので(汗))
まぁ、だから、逆に言えば管理人のように病んだ数を飼育しようとしていないかぎりは、問題はないということですが。

このサイトでは以前より、CBの飼育を、そしてビバリウム(テラリウム)での飼育のほうが、楽しいし、湿度も維持しやすいし、それがオススメかなと書いていると思います。その意見はおそらく変更されることはないと思っていますが、それでも、やっぱりプラケースみたいなののほうが良い場合もあるでしょう。とくに小さい個体とかの場合は、テラリウムに入れておくと「どこへ行ったのか」という問題がありますからね。広すぎると、コオロギなどが餌になるころにはカルシウムが落ちてしまっているという懸念もあり、最初は重点的に飼育したほうが安心でしょう。

管理人も、そんな理由で、特に幼体のときには自作ケースを使っているわけです。まぁ、この自作ケースというやつ、聞こえはよいですが、外から見えづらいポリプロピレンのケースの短辺にそれぞれ二つ、計4つ、40mm(36mmだったかな?)の穴をあけて、そこに鉢底網かステンレスメッシュをホットボンドで接着しただけのものです。通気性はよいんですが、プラケースほど乾燥しやすくはないので、愛用しています。(なお、プラスティックの鉢底網だと、フタホシコオロギを入れておくと齧られて突破されます。ステンレスだと突破できない)
ただ、これは外部をそんなに見えないようにすることで、飼育環境に落ち着いてもらって飼育しよう、というWC個体の飼育の名残というところが大きく、CBだと別段そこまで神経質にならなくてもいいし、プラケでいいんじゃないかなーと思っている次第です。

大したものでもないので載せてませんでしたが、いちおう、次のゴニウロのページを改訂するときには参考にってことで載せようかな……参考になるのかはわかんないですけど。