Phelsuma borbonica “Le Brûlé” CB2017
 
この手のやつは、もう卵を取り出すのを諦めて、

・ケースを複数用意する
・繁殖期になったらケースを一ヶ月半に一回ぐらい移動させる。
・卵を見つけたらそのケースのままで孵化するまでのんびり待つ

という風にするのが、結局一番確実なのでは、という気が最近してるんですけど、このへんをばりばり殖やしている人々は、いったいどうやってるんでしょう。洋書なんかだと取り出す方法について書かれてるのも見ますけど、なんか目立たないところに唐突に産むことありますからねぇ……ふとサンスベリアを移動したら、何かが落下して、かしゃ、みたいな切ない音を聞いたりすることがあるので厳しい……

床材として植物性堆肥のような柔らかいものを使っていれば、そういう被害を軽減できるかもしれませんが、種類によっては赤玉土とかのほうが、なんか具合がいいような気がするので使いたいのですよね。まぁ、写真のボルボニカには植物性堆肥と赤玉土のブレンドを使ってますが(赤玉土のほうがすぐに水分を吸収してくれるので、混ぜておくと保水的によいような気がする。口に入らないぐらいの大きさのがいいですかねー)。

筒の中に産むようなやつは工夫をすれば回収できなくもないとは思うんですが(毎回それを取り出してしまってもいいし、竹筒にプラカップをかぶせてしまってもいし)、壁面や物陰に産卵するやつらは、卵をうまく取り出すと言われても……なんか良い方法あるのかなぁ。すべての竹筒の中にパラフィン紙を仕込んだら、フツーに壁に産むですからねぇ……壁面でもほんとに壁面なら、プラカップをかぶせるように接着する(穴あけしたやつね)、という手もあるのですが、角とか、なんか組み合わせた流木やコルクの間とかに産卵されると、もうお手上げ。流木動かそうとした日には悲劇です。

まぁ、ペアで移動するというよりは、

・ペア、あるいはトリオ用のケースを作って、その中で飼育(ペアリング)する
・メスが明らかに孕んだと思われたら(あるいは時期的に行ける感じだと判断されたら)、オスを別のケースに移動する。
・産卵を待つ&産卵したあとに餌をやって回復させる
・オスのいるケースに、メスを移動する。もともとのケースの中に、ちっちゃいのがうろつくのをひたすら待つ

という流れのほうがいいのかな? 今回は、メスが別に痩せた感じもなかったのでペアごと移動でやったんですけども。

いちおう、ちゃんとケース管理していないと、どれがLe BrûléでどれがGrand Étangだったのかわからなくなってしまいそうなので、ラベル貼りが大切でしょうか(まぁ、この二つぐらいなら、成長すりゃわかりますけども)