Elaphe c. carinata WC T+Albino (2019.04)
今日もこつこつ集めるシュウダの色彩変異。

といいつつ、これを購入したのはもう二年以上前なので、別に今日の話ではないですが。
管理人がシュウダシュウダと騒いているのを気の毒に思ってのことでしょう、友人たちが「どこそこにこんなシュウダいましたよ」と教えてくれるようになりました。この時もそんなふうに、売っているという話を聞いて購入したのだったりします(見たことある人もいらっしゃるのではないでしょーか)。

買ったときはサブアダルトぐらいだったのですが、駆虫をしつつ二年経過、冬眠もクリアし、状態は悪くない感じになってきました。色合い的には、管理人がパープルハイポと呼んでいる色彩変異に近いものがありますが、もちろん違うものでしょう。あっちはハイポなので普通の瞳ですが、こちらはみてわかるように葡萄目です。世に言うT+アルビノとかラベンダーアルビノというやつでしょうか。

管理人がT+Albinoを入手するのはたぶん十二年ぶりの2度目。1度目は2005で、こちらは購入してそう長く飼育する間も無く死なせてしまい、七転八倒したものです(特に何をする間も無く水を与えてたらコテリと死んじゃったんですけど)。写真はシュウダのページに載せてありますけども、見た目は悪くなさげに見えたのですが……(遠い目)
まぁ、昨今は、ワイルドもそういうことは少なくなって、けっこう良い感じの状態で来てる気はします。その後に入手したシュウダの色彩変異は、まぁどれも悪くない感じの状態でしたし。ダメなのも相変わらずいますが(<結局どっちなの)

T+Albinoが流通したのはそれが最後というわけではなくて、管理人の最近とみに怪しい記憶によれば、正確な年度は忘れましたが、2010年よりも前のどっかで流通していたように記憶しています(PCのログ探ればあるかもしれないけど)。それは大きくて状態もよくて、お店でも長期ストックされてて良い感じだったのですが、まぁお金がなくて買えなくて(苦笑)、うううむ、と思っているうちに売れていたので、まだ誰かが持っているんじゃないかなと思うのですが。ただ、重要なのはそこじゃなくて、写真を見比べてみても、記憶を掘り返してみても、この時のT+と、その前に管理人が入手したT+は、今回上に写真を載せたT+Albinoとは別の変異なんじゃないかな、という気がするのですよね。

シュウダのハイポはいくつかあるのが知られていますが、昔入手したT+や、先に書いたお店に長期ストックされていたT+は、黒が抜けた部分の色が、このいわゆるカナダあたりで最初(2000年代の最初のほうとかそのへんだっけ?)に固定されたハイポメラニスティックに、そっくりだったのをよく覚えているのです。(瞳の色以外はほとんど同じだなー、これ〜?と思ったのを覚えているんですよね……)

ところが、2017に入手したこやつは色合いがなんか違う。黒だった部分が抜けて、紫色っぽく見えるような部分がある。
それに、記憶では前のやつはけっこう綺麗なピンクの瞳だったのですが、こちらはやや暗い、それこそ葡萄目な感じな気がします。

Elaphe c. carinata T+Albino (2019.04)

ご存知、シュウダには少なくとも二つはT-アルビノがあることが知られています。もっとあるかもしれません。ハイポも複数あります。
管理人が繁殖させたアルビノは、過去に桔梗屋さんが別のワイルドのアルビノ同士から固定したやつと同じ型でしたけども、検証したことないのですが、アメリカから来てるシュウダのアルビノとは別なんじゃないかなぁと思うのですよね。管理人は、もうひとつ別の型のアルビノ(ペアリングしたらノーマルでたやつ)を飼っていますが、飼育している個体とイベントで見たものを見てると、この別の型のアルビノが、アメリカとかのやつと同じものなんじゃないかなーと思っているのですが、なんとなく検証のために購入するのも面倒で(<ぉぃ)

T+のほうも、違うものなのか、同じもの(違ったように見えたのはベースになった個体の違いなだけ)なのかは、誰かがかつて流通していたやつを固定していたら、いつか検証できるかもしれませんね。まぁ、それには、まず管理人が今年これの繁殖に成功しなくてはなりませんが……。

というのも、この個体、やたらめったら性格が荒く、たぶん僕が飼っている個体のなかで一番噛んでくるのですな。人間だけにそれならまだいいんですが、実は去年にもちょっとペアリングを試してみたのですが、一緒にしたらしょっぱなからひたすらアタックしまくるので(噛み付いたり飲み込もうとしたり食べようとしたりというのではなく、威嚇のアタックを繰り返す感じ)、どうしたものか……まぁ、購入したときの大きさからすればまだ寿命はあるはずなので、どうにか気長にやるしかないですが……。

Elaphe c. carinata (2019.03)

シュウダに限らず、どんな蛇でもそうなのでしょうが、アルビノにせよハイポにせよ、似たような変異で複数の型があると、なかなか悩ましいですね。とはいえ、悩ましくも楽しくもあるので、それほど大きな問題ではないのですが……。

個人的には、アルビノとか明らかに遺伝変異、というやつは型が複数あってもまぁ楽しめるのですが、「色彩変異じゃなくて、そういう個体群があったりしそうなやつ」が、複数の個体が同時に出回ってたりするの見ると、「そういう個体群があったりするんじゃないだろうな?」とかいうふうに疑心暗鬼になってしまったりするので、こちらは本気で悩ましいです。ストライプとかストライプとかストライプとか!

そしてアザンなんかもそうでして、昨今、シュウダのいろいろな写真を見せてもらえたのですが、見せてもらった結果、アザンぽいやつとか変な模様のやつとかが、あまりにわらわらいるものだから、「なんかカラスヘビ的なもので、なんかそういうのが出やすい場所があるとか、あったりするのか……?」とか不安になっていたりする今日この頃なのです(まぁ、なんか変わった模様だなーみたいなのの写真を集めておくと、それともさらに違う、頭ひとつ抜けたようなやつが来た時に、これは!という感じで楽しめるので、今日もコツコツ写真を集め)。

でも、昔聞いた話では、スジオのブラックレオパードは、ワイルドで同時に複数個体がショップに来たらしいので、単純に中国では昔ほどではないにせよ、いまだに食べるためとかで日常的にたくさん採ってるから、そういうのが日本よりも遥かに見つかりやすいってだけなのかもしれません。

それに、どっか特定の産地に行くとシュウダのアザンがたくさんいる!とかあったとしても、それが劣性遺伝してくれる遺伝変異であるのなら、まぁアルビノとかハイポとかと掛けて、スノーやゴースト作れるのでまぁいいか、と思ってみたり。

単なるそういう感じに見えるだけの個体群だとかいう可能性も残ってますが、万が一そうだったとしても、いちおうシュウダには、欧州で固定されたという劣性遺伝するアザンティック(ただし瞳はちょっと赤いようだ)が存在しているので、そのへんは心穏やかです(←どうみても自己暗示を試みているの図)。

ただ、管理人が入手できているのはこれのヘテロだというベビーだけであり、あと二年ぐらいは育てる必要がありそうで、そこからアザンが取れたとしてもそれ育ててアルビノとかとダブルヘテロをとってそれ育ててダブルホモを出してというのに何年かかるか、とかは考えてはいけません。かんがえちゃだめだかんがえちゃだめだー (  ̄〜 ̄)