By: C

4月 01 2025

Category: Orthriophis, Snake

Aperture:f/10
Focal Length:70mm
ISO:1000
Shutter:1/250 sec
Camera:ILCE-7RM5

タイリクスジオのキャリコとリコリススティック(アネリスリスティック)に関するメモ書き。

三行まとめ。

・タイリクスジオのキャリコは、日本でリコリススティックと呼ばれている(ヨーロッパでアネリスリスティックと呼ばれていた/いる)ものとの間で複対立遺伝をする劣性遺伝の変異だよ。
・日本国内で飼いこみ放出(既にもう痩せていてなんていうか老衰でもうすぐ死にそうな感じにしか見えない)が売られているの見かけた(2017)から頑張ってブリーディングしてみたよ(キャリコリコリスが出たよ/2022)
・まだキャリコは出ていないよ。今年キャリコがでるペアリングするよ。

以上です。

めんどくさいんだけど、いちおう書かないと行けないかなあとか思って書くんですけど、未判定外来生物に指定されているものは輸入できません。
申請したら審査があって輸入できることもあるかもだからチャレンジしてみようかなってのは既に他の種類で試されたことがあり、普通に特定外来生物に指定されて飼育も何もかも出来なくなりました。
申請すると今のところ10000%特定外来に指定されて飼えなくなるだけなので、あきらめて日本国内に残っているものでどうにかつないでいきましょう。管理人は取り敢えすわ繋げましたので、次の人もがんばってね!(別にまだ辞める予定はないですが、いやでもさあ(文末に続く?))

さて、恒例の長くつらつら書いていくやつですよ。

タイリクスジオのキャリコの変異は、WCでも複数見つかっており、日本国内にも特定外来法で未判定外来生物に指定されて輸入できなくなる以前に輸入されていました。管理人もワイルド個体を入手したことがあるのですが、当時(2002年頃だったかな)の中国便の輸入直後の状態は極めて悪く、一か月も生かして飼うことができませんでした。

ただ、当時既にアメリカやヨーロッパではCBが流通していて、そこらへんからCBが日本にも輸入されていました。
(アメリカのキャリコがヨーロッパから来たのか、アメリカ独自だったのか、そもそもアメリカ→ヨーロッパだったのか、そのあたりの経緯はよく考えたら知らないですな)
日本国内でも繁殖例が当時あって、売られていたりしました。

ところで、タイリクスジオにはリコリススティック(アネリスリスティック)という遺伝子変異があります。

ヨーロッパで固定されたものらしく、そもそもはアネリスリスティックと呼ばれていたので、今でも海外ではそう呼ばれているぽいです。でもまぁどう見てもアネリ(赤色色素欠損)ではなく、別の遺伝子変異ですよね。

管理人は命名には敬意を払う主義の人間ですが、アルビノのことをリューシと呼んでいたりすることがあったとき、それをそのまま受け入れるのはどうなのかな、という気もしています。(これはあくまで仮想の例)
まぁ、ハイポとT+みたいな判別の難しいよねこれは、というのは、分かりにくかったんだろうし、そのへんはそのままでいいんじゃないかなとも思うのですが(管理人には特に主義も主張もないということが分かる一幕)

 最初に固定されたのがいつ頃なのか管理人は知らないのですが、2002-2004年ぐらいの時点で、確かアルビノとのダブルホモとかが作られていた気がするので(スノーと呼称されてた)、それよりもかなり前に固定されていたのかな、という気がします。予想。

ところで、2000年代前半(2000-2007くらいかなあ)には知られていなかったと思うのですが、このアネリスリスティックことリコリススティックは、キャリコとの間で複対立遺伝することが後々わかってきました。

それが知られていなかった2000年代前半は、アネリスリスティック(ヘテロキャリコ)ですとか、アネリスリスティック とキャリコのダブルホモという扱いのものが流通していたことがあったようですが、遺伝のルールがわかった現在では、これらは存在しえないことは明らかです。

後々、日本国内で、「ヘテロキャリコ同士のペアリングからなんか真っ白なのが出てきた」といった話を書いているブログとかを見たことがある人はいると思うのですが、それはまぁ、かつてそのあたりの遺伝の背景がわかっていなかった時代に生じてしまった悲しい逸話と言えるでしょう・・・(つまり、売った人はそうだと思っていたのでしょうが、ヘテロキャリコとして買ったやつは、ヘテロリコリスだったと。そしてヘテロリコリスは理屈上、ヘテロキャリコにはなりえないので、そのペアからはキャリコは絶対に生まれない。その人が買ったヘテロリコリスが、なぜヘテロキャリコではなかったかは、その親の組み合わせが分からないので想像の域を出ませんが、キャリコだと思ってたやつは実際にはキャリコリコリスだった、とかがあり得るのかなあ? それでヘテロとってヘテロキャリコ!としたけど、実際にキャリコリコリスをノーマルとか他に当てて取れるヘテロは、キャリコとリコリスがそれぞれどちらかになるので、まあこの人がその中からリコリスのほうでペア引いた…みたいな感じなんですかね…?)

それはさておき、ワイルドのキャリコを死なせてしまったのち、管理人は長らくキャリコを入手できていませんでした。(ちなみにこのワイルドのキャリコの写真は探せばあると思うのだけど、たぶん200万画素とかな気がする)

ただ、少なくとも日本国内には、ヘテロキャリコとされるもの販売されたことがあるらしいこと、また未判定外来になる以前には誰でも輸入することができたものではあったし、実際に輸入されてた個体が複数いたことは確かなので(売られてたというのを見たり聞いたり)、どこかでどうにかこうにか生き残っていたりとか、ヘテロからひょっこり復活したりとか、あるいは飼ってる人が辞めるとかで放出したりとかしないものかな、と思っていました。

2000年代後半なんかは、まだそういう時代で、管理人はすごい瘦せていて死にそうなT-アルビノを開催一回目か二回目くらいのJRSで見た覚えがあります。

今思えばなぜ挑戦しなかったのか!という気がするのですが、挑戦しなかったんですよね。理由は当時T+とT-のダブルヘテロって個体を飼っていたので、そこから復活させられるんじゃないかなと思っていたからとか、見た感じどう考えてもこれ状態やばすぎでしょと思ったとか、いろいろあるのですが(そういう意味では、うちの系統からふと復活したりせんだろうかというのは期待しているのですが、管理人は原則的には兄弟姉妹交配は行わない主義で、基本は離れた血統になるようにするか従兄弟従姉妹交配でやって、どうしても必要かなというときは、せめて片親違いの個体同士でペアリングする、マイルールを今のところ遵守しているので、まぁ確率的にはあんまり期待できないよね(苦笑))。

しかし2015年あたりになると、もう比較的あきらめモードになってきていました。

ヘテロを持っている人がいたらそろそろ繁殖に成功しても良さそうだけど見かけないし、見かけたのはヘテロキャリコとして買ったやつからリコリススティックが出た話ぐらいだったからです。

このころには、もうキャリコとリコリススティックが複対立することを知っていました。

最初に読んだのはいつ頃だったか定かではないですが、アメリカのほうでプラチナムという、黄色のほとんど入らないリコリススティックみたいな見た目のがWCから固定されており、それとキャリコの間で複対立遺伝する、といった話を読んだからだったと思います。(のちにこのプラチナムはリコリススティック(アネリスリスティック)との間でも複対立遺伝するのだと聞きました。てか、殖やした人に訊いてみたらそう言ってたんだったかな。でもそののちにモルフマーケットだったかどこだったか忘れたけど、キャリコのヘテロプラチナムとか表記されてるやつが売られているのを見たことがあって、まぁこのへんあんまり知られていないのはどこも同じなのかもと思ったことがあったような)

リコリスとプラチナムが同じものなのかどうかは管理人には分からないですが、或いは、リコリスの元になったワイルドも、かなり黄色が薄かったのかもしれませんね。その記録が残ってるのか管理人は知らないですが。

ともかく、リコリス出たなら、もうそこからキャリコは期待できません。他にだれかヘテロで買ったひといないのかな、どうなのかな、そんなことを思っておりました。

そんなこんなでぼんやり過ごしてもうほとんど忘れていた2017年のあるとき、友人ととあるイベントの会場でいろんなブース巡りしてた時、「なんか飼いこみぽいキャリコのタイリクスジオっていうの売ってるよ」と見つけて教えてくれたのです。

管理人は、いやまさか、と思ったのですが、確かにそれはキャリコに見えました。
あるいはキャリコ・リコリスかな、とも思いました。日本国内で殖やされたことが過去にあったことと、管理人のイメージするキャリコに比べると、黒が強かったからです(先に結論を言っておくと、これはキャリコでした)。

管理人はめちゃくちゃ喜んだ。。。かというと、そうでもなく、なんとも言えない気持ちでした。理由は↓の写真を見れば一目瞭然。

。。。どう考えてもかなりの年齢&死にかけです。ヽ( ̄ー ̄ )ノ (なお、持って帰った当日で、ダニとか含めて検疫するのでシンプルレイアウト)

しかし、管理人にはかつてT-がイベントで売っていたとき、買わなかったのを悔やんだ記憶があったため、悩みましたが買うことにしました。(しかしそれが長きにわたる地獄の始まりだったのです(ぇ))

痩せているのは飼っていたひとが手を抜いていたからかもしれない、と管理人は考えました。しかしそんなことはなくて、ちゃんと餌やっているけどもう年で痩せてるだけ、つまり、普通に生まれが2000とか、そんくらい前なのかもしれません。(2017当時、管理人は1998年CBのタイリクスジオとか飼ってました。)

タイリクスジオはちゃんと飼えば飼育下の寿命は20年は超えます(冬眠させる期間にもよるとは思いますが)。ですが、それは生きているということであって、果たしていま15-17歳以上の年齢としか思えない、状態やばそうに見えるやつを入手して、状態立て直すのに1-2年使って、そこから繁殖させることが出来るのだろうか。。。でも、幸い(と当時は思ったのですが、そうだったのかどうかはよくわからない)なことに、この個体はオスでした。だったら、瘦せていてもワンチャンあるかもしれない。

管理人はその当時、ヘテロリコリスのメスを飼っていました。ただ、その個体はCB2004のメスだったので、なかなか既にそれなりの年齢でした。何度かリコリスを得ていましたが、その当時にはすぐに使えるメス個体はその子孫としてはいなかったのです(手元にはオスが残ってはいましたが、メスは優先的に友人にあげたりしていたからです)。

取り合えずヘテロをとればいい。その前に、まずはこの個体の状態をよくしてやらなければならない。ちゃんと餌をやったら太ってよい感じになるかも、と。

結論からいうと、この個体は普通にもうダメな感じで年齢によりくたっているぽかったです。消化能力は低く、そもそも寄生虫などがいるとかではなく(いちおう調べた)、老衰で弱っていたから三角形だったのです。正確な年齢はわかりませんが、下手したら既に二十歳超えてるとかでもおかしくなさそう、と思いました。

◆2018-2020

そこから2018,2019、2020は苦難の年になりました。というのも、管理人は手持ちのメス親のほとんどをこのキャリコとのペアリングに当てることにしたからです。
ハニーハイポのラインだけは別でしたが、ヘテロリコリス、レオパード、ヘテロレオパードリコリス、フローレセント*2、T+アルビノ、メラニスティック、ヘテロキャラメルのメスをいつでもこのキャリコに当てられるようにしました。

が、上手くいきませんでした。

端的に言えば、オスがいまひとつ盛りませんでした。全然ペアリングが成功しないのです。マウスにビタミン&ミネラルサプリメントを添加して与え、少しは肉付きは改善していましたが、食は依然として細く、動きも活力に欠けます。

2020には、キャラメルハイポのラインなどはこれに当てるのをあきらめましたが(普通にキャラメルハイポを殖やした)、それ以外は依然としてキャリコと当てることを試みていたため、タイリクスジオが全然殖えていない、という状況に陥っていました。

これは、「見ていてもかからないが、しばらく同居させたら、見ていないところでペアリング成功ということがあるかもしれない」、という淡い期待で、オスを同居させ、独居させ、また別のと同居させる、ということを繰り返していたからです。まぁそんなことはなく普通にダメでしたが。

◆2021

そしてペアリングを試み始めてから四年目の2021年、管理人はよくよく考えて、ヘテロハニーハイポのメスもペアリングに参加させることにしました。このメスは産卵数こそ4-6個と多くはないが、ほぼ毎年安定して卵を取ることのできる実績のある個体だったからです。

この年、オスが初めてやる気を見せ、ペアリングをするとすぐに見ている前で、交尾をしようという動きを見せました。
サプリメント入りのマウスの効果があったのか、いやでもあれ去年もやってたから関係ないかな、と思いつつも観察していましたが、挑もうとしてはいるものの、動きがぎこちないせいなのかそれ以外の理由なのか、交尾には至りません。


2021/5
(交尾を試みているが、最終的にはメスに逃げられてしまい、成立していない。でも肉付きが良くなってるところに、個人的には過去の自分の苦闘を見る気分)

しかし、試すこと幾度目か、

衣装ケース越しの写真。2021/5/18

ついに今年から参加させたヘテロハニーハイポのメスとのペアリングに成功し、欣喜雀躍した管理人でしたが、この写真を撮影したことで急転直下の事態に陥りました。なんと、一時間も経っていないのに、交尾が終わってしまったのです。

管理人の経験上、タイリクスジオの交尾はそんなに短くはありません。ちゃんとカウントしたことはないのですが(ベニナメラは何時間なのかなと思って横でじーっと見続けて徹夜したら経験から管理人は学んだのです)、
十数時間になるということはないんじゃないかと思いますが(いやないと言い切れもしませんが)、2時間ぐらいは普通続いてた気がします。まぁ正確なところ知らないんですけどね、たいてい夕方にやって、ペアリングが成立したらその日はそのままにして翌朝の早朝に分けにいきますからね。
様子からすると射精は確認できるように思えましたが、それにしても量が少ないようでもありました。もしオスが老齢だとしたら、胤に期待できない、ということもあり得ます。


2021/6/24

ペアリングから36日程度。ついに念願の卵を得ることができました。交尾時間は短かったし、交尾から産卵までの日数が短めな気はしましたが、キャリコの子であっておかしくないはず。

しかし、管理人は、「前年度にペアリングした雄の精子と、当年にペアリングしたオスの精子で受精したそれぞれの卵が産卵されることがある」ということを実体験として知っています。交尾時間が極端に短かいように思われることも気になりました。これは本当にすべてがキャリコの子なのだろうか、、、、? 

その後、5個の卵からはすべてノーマルが出てきました。しかし、前年度にペアリングしていたのがヘテロハニーハイポだったため、確率としては、すべてがノーマルであってもおかしくはありません。ただ、外見の印象がヘテロハニーであれば経験上それなりに綺麗な緑系なのですが、すこし緑が薄く、違う感じの血の影響があるように思われるような、という印象は受けました。とはいえ、確信があるわけではない。。。

いずれにせよ、五匹すべてをキープし、育成することにしました。

この年、管理人は考えました。
初めてこのオスを入手したときにも考えた、このオスは「キャリコなのか、キャリコリコリスなのか?」ということがどうにも気になる。

今年のこれらは、確かにこの個体の子である可能性はあるし、外見からすると、十中八九そうであるように思える。

ただ、もしそうだったとしても、もしもオスがそもそもキャリコリコリスなら、その子は、ヘテロリコリスか、ヘテロキャリコか、そのどちらかでしかない。運が悪ければ、すべてがヘテロリコリスということだってありうる。

やはりヘテロリコリスと当てたい。いや、できればリコリスと当てたい。でも手元にはオスのリコリスと、まだ小さいリコリスしかいない。手元のリコリスが成長して使えるようになるとき、果たしてこのキャリコはつかえるのだろうか。交尾時間が短いのが、オスが老齢なせいだとしたら?

リコリスのメスがほしい。でも手元にはいない。

ですが、管理人は数年前に、友人にリコリスのメスをあげていました。

管理人は自分の飼育スキルをそんなに信用していないことと、過去の真冬の停電事故ですとか、友人の震災談とか、そもそも何かを固定しようとしたり数を取ろうとして外には一切出さなかった結果として事故で全部の血統を失って変異が絶えてしまった(あるいは絶えかけそうになってる)なんて話を幾つも過去に見たり聞いたりしていたので、一か所にあることは脆弱性だと考えているところがあります。で、その対策として管理人としは、これは貴重だなってやつはむしろ友人に配ることがあります。

まぁ全部が全部生き残るわけではないし、ブリーディングローンで貸した仕上がったサイズのキャメロンが相手先でなんでか死んだり、それとは別のところに貸したキャメロンがやっぱなんかそっちで死んだりで管理人のブリーディング計画が瓦解したんですが?、みたいな経験もあるので、それがベストだとは全然思っていなくて、むしろ経験上はあんまりお奨めはしませんが。(いやまだキャメロン滅んではいませんよ、だいぶ計画は狂いましたが手元に残ってはいるので、まだ続けられるはずです。それに、もちろんブリーディングローンというのはそういうリスクがあるということは分かった上でやったわけで、後悔はないのですが、無念ではあり、やはりリスクはあるんですよ、ということは書いておかないと、ブリーディングローンを推奨してると思わせてしまうといけないので。基本的には推奨しませんし、あれは死んだものと思って相手にあげていいや、と思えるときに行うべきものだなぁと思う今日この頃です)。

でも、この友人のところのリコリスはいい感じに育成されているようでした。

そこで、2021の秋に、このメスを借りることとし、2022を目指してがっちりと餌をやることにしたのです。

◆2022

2017年から始まったこのチャレンジ、影響がでかすぎます。

こいついなかったら絶対もう他のスジオの品種、もっとたくさん殖やせてたよね?と思ったりしましたが、もうここまで来たらやるしかない。
とはいえ、この年はリコリスとのペアリングにのみ集中することにしました。


2022/5/6


2022/7/12

産卵数は4個。
この年は去年にもまして交尾時間は短く、20分程度という短さだったのですが、すべて有精卵でした。交尾時間と受精率にはあんまり因果関係ないのかな、と思ったりしました。

そして、


2022/09/14
四個とも孵化。出てきたのは一見するとリコリススティックに見えましたが、、、


2022/09/14
四匹ともが、肌の何か所かに橙色のピグメントが出ているように見えます。

つまり、キャリコリコリスであるように見える。ここに来て、管理人はどうやらこのオスはキャリコと考えてよさそうだ、と思いました。

↑のペアリング写真を見ればまぁ分かると思いますが、2021にもまして、オスの状態は芳しくなくなっていました。入手したときよりも三角形になっているというか、この二年ぐらいはホッパーやファジーマウスを数与える感じで飼育していたのです。消化能力は衰えているし、食べさせても肉付きはよくなりません。2022のペアリングのときには、よくかかったなこれ、と思ったほどでした。

そして2022/09/21、キャリコリコリスが生まれて一週間後に燃え尽きるようにキャリコのオスは死にました。

管理人の経験上、この死に方は老衰だと考えていいのではないかな、と思います。おそらくこのキャリコの生まれは2000年代初頭だったのでしょう。管理人が驚かされたのは、そのような状態でも交尾には至ったことと、ちゃんと受精卵が得られたことでした。どうしてもその血筋を残したいという個体がいる場合、最後の最後まで希望を持つべきなのかもしれません。まあオスならですが(メスだと筋力が衰えたら上手く産卵が行かないのではないかという懸念がありますね。そんなになるまで使わないで余生を送らせるので、わからないですが)。

◆2023


ヘテロキャリコかもしれない&キャリコリコリスをのんびり育成します。

キャリコリコリスは運よく2ペアだったので、友人と管理人でワンペアずつ分けましたので、手元には二匹です。友人のほうに生まれつき肉付きのよい大きいほうを渡したので、手元のものは少しか弱く見え、不安でしたが育成が進めば昔の弱さはなりをひそめ、良い感じに成長しはじめました。

とはいえ、このペアで繁殖させる気は全然なく、腹違いのヘテロキャリコやヘテロアネリとかとペアリングをしていくつもりです。
あと、他のヘテロリコリスは複数いるので、キャリコリコリスをもっととるか。ヘテロフローレセントのメスだけいたりするので別血統のフローレセントとの間にヘテロとるとか…

そんなことを考えながら、2024を目指してCB2021のヘテロキャリコを育成しました。早く育成するのが得意な人なら、CB2021を2024の繁殖に間に合わせられるのかもしれません。
ですが管理人はそんなに早く育成するのが得意ではない。うちの環境での育成では、メスはもっと大きくしてから使いたい。

ということで、オスを一匹だけ冬眠させることとし、残りはそのまま育成を継続することにしました。

◆2024

さて、キャリコリコリスは育成中で使うとして来年ですし、この時点でほんとうにキャリコの子なのか確定していない2021のCBのうち、オスは頑張れば使える筈。メスは来年まで育成なので、キャリコ自体は狙えません。

ヘテロリコリスのメスがいたので、それに当てて確認することにします。

もう既にだいぶ長いので結論だけ書きますと、少なくともこの年に使ったオスはヘテロキャリコでした。
ヘテロリコリスとの組み合わせで、キャリコ・リコリスが得られたからです。

◆2025

2022で取ったキャリコリコリス同士でのペアリングはそもそもしませんが、CB2021のヘテロキャリコ(ただし、全てがそうとはまだ限りませんが、ここではそうだと見込むことにします)と組み合わせればキャリコが出るはずです。まぁこれは腹違いだし、まぁいいかなと思っていたり。

キャリコリコリスのオスとヘテロキャリコのメスを使えば、キャリコ1/4,キャリコリコリス1/4、ポシブルヘテロ・キャリコorリコリス2/4になるはず…でいいのかな?

今年の結果はどうなるのか……はてさて。(そもそもキャリコのベビーって管理人は見たことがないんで、それはキャリコ・リコリスと違うと僕に見極められるのか?という疑問はあったりする)

管理人は9月になんかコロンビアにヤドクガエルとかを見に行くことになっているので、その旅行から死なずに無事に戻れたなら、その成果をお見せすることが、きっと出来ることでしょう?(<フラグ立てんな?)

タイリクスジオ(キャリコ・リコリス)