Rana narina/ハナサキガエル/ 2012 06 沖縄本島やんばるにて

 先日転んだ時だと思うのですが、打ち所が悪かったようで、マクロレンズの外装にヒビが入ってしまいました(崖を登ったりしていたとき、落ちかかった時かもしれません?<あんたなにやってんの)。焦点距離が出る窓の部分の透明樹脂カバーで、幸い端の部分だったので、見る分にはそこまで困らないのですが、問題はこのレンズは防塵防滴仕様であるということ。ヒビから内部に水が染みこんでしまったりしては困るな………と思ったので、アクリサンデーで補修してみることにしました。
 というか、この段階では、このプラスティックの素材がなんなのかが分からなかったのですが、じーっと見てみた感じと割れた感じから、アクリルかなー?もしくはポリカーボネートかな?と思ったので、アクリサンデーを取り出してみた次第。

 注意点は、もしアクリサンデーを大量にぶっかけてしまい、レンズの隙間などに入るとえらいことになるということ。ゴムとか溶けちゃいます。これはアクリサンデーに限らずレンズ洗浄液などもそうですが、昨今のカメラのレンズ(特に前玉)は、二枚が接着されているパーツになっていることがあります(広角に多いみたいですね)。この隙間に洗浄液なんかが入り込んじゃった日には、もーこれは目も当てられません(交換するしかないです)。

 取り敢えず、周辺に脱脂綿をマスキングテープで軽く固定し、もし落ちても多少は吸収してくれるように配慮しつつ、シリンジの中には数滴しか出ないぐらいのアクリサンデーを入れて、そーっと亀裂に流し込んでみたところ、見事に割れた隙間に浸透して接着。亀裂全体に綺麗に浸透したわけではなかったので、見栄えはいまひとつですが、水分が浸潤しないか色付きの水で軽く調べてみたのですが、大丈夫なようだったので、取り敢えず補修に成功した、と思い込むことにしました。

  結局のところ素材がなんなのかよく分からないままなのですが(ポリカであってもアクリサンデーで接着できちゃうので………)折を見て(≒やる気が出たら)、亀裂に沿って0.5mm程度樹脂を削り、マスキングしつつ透明度の高いシリコンでしっかり防水処理もしようかな………

 と、いうわけで、滅多にないと思いますが、レンズ側面の焦点距離表示窓の樹脂カバーに亀裂が入ってしまい、そのレンズが防塵防滴だ、という場合は、アクリサンデーで補修することも出来るんじゃないかな、という気がしています。ただし、もしオカシナところに浸透してしまうと大変なことになるので、くれぐれもご注意ください。