Routebrun Track, Te Wahipounamu – South West New Zealand. 2013

 そういえば、ニュージーランドでけっこう驚いたのが、飼育設備のおねえさんに「キーウィの餌って何?」と聞いたら、「細長く切った牛肉にサプリメントを加えたものですよ」と言われたことでした。ミミズじゃないの!?的な。なんかのワームとか、ミミズ養殖しているのかと思ってた………いえ、まぁ、ミミズもたまにはあげているのかもしれないけれど。そうじゃないと、自然に戻そうという計画のときに支障を来すような気がするし。施設によって違うものかもしれないし、育成のステージとかでいろいろ違うのかもしれないですね (ちなみに試験管みたいな、20-30cmぐらいの筒に入れて、それを地面に差し込んであるパイプの中に填め込む感じでセットする。キーウィは地中のミミズや、朽ち木のなかの昆虫をほじくりだして食べるために、くちばしが長いですからね)
 そういえばオーストラリアでもフクロアリクイの餌にシロアリだけだと大変だからってことでなんか配合飼料まぜて与えているという話だし、コストを考えるとそうなるのも宜なるかな。

 ところで曲げられるストローでゼリーを作るとミミズっぽいものが作れる、ってご存じですか(ストロー ゼリーとかで検索すれば出てくる)。蛇腹のところを伸ばした感じで。普通のでも出来ますが、蛇腹になってるやつのほうがそれっぽい。ただし綺麗に取り出すのには、中に入れるゼリーの柔らかくないとダメじゃないかと思いますが。

 あれを見たとき、これでなんか煮こごり的なものを作って、匂いに工夫すれば、ミミズを食べる系の生き物によいのかもなぁ、とか思ったものでした。なんかミミズ食べる系の蛇とか? まぁ、匂いに工夫は難しそうだから、むしろあまり特徴的な匂いをさせないで、ミミズを加えて、間違えて一緒に食べるの期待とか、チェーンフィーディングとか、そういう風にして食べさせるほうが現実的な気もしますね(普通にトレイで作って切ったほうが楽じゃない? そういう連中は匂いで判断しているんだし、ということはあまりつっこまないように。様式美ってやつですよ)

 とはいえ、いまのところ管理人は飼育したい生き物にミミズ専食のものが別にいないし、やってみようとは思っていないですが(やってみようと思ったところで、できるというものでもないでしょうけども)。