塗るときは全て纏めて、一気呵成にやるので、その手前までをコツコツ並行して製作中。ただし、フレームを打ち込むのは夜中にやると近所迷惑すぎるので、日曜日にまとめて作りました。床がコンクリートぐらい硬くないとまともに打ち込めない(フローリングでやればフローリングが凹む)から、外でやるしかなく、丑の刻参りのように響きます(もちろんやるのは昼間ですが。休日は二度寝してる人もいるかもだし、未の刻ぐらいだと角が立たないですかね)。
板の貼り付けは、1日に一面とか二面とか、その程度ずつ進めています。1日の工作時間も寝る前の30分程度ですしね。工作時間のうちマスキングが7割ぐらいですが。外側はともかく内側のほうは、発泡スチロールを貼り付けてしまうわけだし、マスキングは不要である気はするのですけれど(その上、内装は基本的にポリウレタン樹脂系シーリング材で塗り固めてしまうので、ケース本体のシーリングは手前のほうだけしっかりできていれば問題ないような)、なんだかんだでしっかりマスキングしています。省略すれば倍ぐらいの速度になるのですが、でも、なんかしっかりやってしまう今日この頃。
そんなこんなで、うーん、三月までに完成するか怪しくなってきたな(汗)
ところで、ケース自体は習作があるので問題はないことはわかっていますが、目下の課題として、これを上に積んでいくときに、どういう方法をとるか、というのがあります。
わざわざ写真のようにジョイントを四方向のものとしたのは、排水口を底面に備えさせるつもりというのもありますが、やはりこれを使って接続するつもりだったからです。
いまひとつ写りが悪いので乗っかってる部分は見えづらいですが、下の部分を見ればわかりやすいように、プラスティックジョイントが脚として出ています(30mm)。写真の状態だと載せているだけなので、ちょっと押せばどんがらがっしゃんと倒れる程度には不安定です。何かでちゃんと接続する必要があります。
空間効率を重視する結果、このビバリウムは、かなり天井ぎりぎりまで設置する予定です。だからそれなりの強度を保たせたいところです。しかし、パイプフレームを打ち込んで固定してしまうと取り外せなくなってしまい、それも困ります。いちおう移動したくなったら移動できるようにしたい。そもそも、積み重ねたときかなり天井ちかくまでの高さになる予定だから、打ち込もうにもハンマーを振るうスペースがないです。
アルミのチャンネルでうまくはまるものがあれば、前後からはめ込んでネジを通して固定することも考えたのですが、残念ながら市販されているアルミチャンネルで都合のよい寸法の製品を見つけられませんでした。アルミパイプフレームの一面を切り抜くことも考えましたが、手作業では何本も作るのは大変すぎるし、機械で切断するのは危なすぎるから現実的ではありません(ジグを作ればどうにかなるでしょうけれど)。
いくつか試作しましたが、メーカーとしてはそういう使用法を推奨しないでしょうけれど、シンプルにアルミパイプフレームの内側をやすりがけして、打ち込むのではなく、嵌めるけれど抜けるようにしようかな、と考え中です。
このアルミパイプフレームは、内側の四方に一辺三箇所ほど小さな突起のラインが棒材の方向に沿って走っており、これがプラスティックジョイントに食い込むことで固定されます。したがって、細めの金ヤスリで内側を削ってしまえば、ゆるくなってしまいますが、はまります。削り過ぎればすかすかになってしまいますが。
それなりに手間ですが、切るよりは簡単だし安全でしょう。ただ、これだと嵌めるだけなので、ズレを抑える程度の効果でしかなく、縦揺れや、倒れそうになったときに、固定する力が期待できるか怪しいですから、見えない位置に穴を開けてネジを切り、ネジでジョイントを圧迫することで固定するか、ホットボンドのような何か熱可塑性のある樹脂を塗って隙間を埋めようかな、とも考え中です。外したいときはヒートガンで温めれる方向で(ただし、この手の、押し出し材をアルマイト処理したものはヒートガンで熱しすぎると微細なクラックが走るので、温める際には注意が必要ですけれど)。
いずれにせよ、設置してみた上でぐいぐいと揺らして検証しなきゃダメかな………………というか、一番下、床との接する部分をどうするかも考えなくては………
あと、加えていうと、そもそもビバリウムとビバリウムの間は何センチがベストなのか、というのもまだよくわからないのですよね。写真は隙間が60mmですが、これだと排水系は仕込めますが、さすがに熱が籠ってしまわないか心配です(このへんは、天井の何パーセントを通気エリアにするか、金網かアルミパンチングボードか、目開率はどれぐらいか、というのも関わってくるでしょうけれど)。
やはり100mmかなぁ。それはそれでありすぎそうだし、75-80mmで十分そうな気もするんですが。この辺はデータがないので、やっぱり何パターンか試作しなきゃダメかな………それは面倒そうでいやなんですけど。
うーむ…………わからんことが多すぎる…………
照明に何を使うかとか、諸条件でもいろいろ変わってきそうですしね。うちでこのスタイルだと蛍光灯を使うと暑くなりすぎるかもしれないので、照明はLEDのつもりではあります。もっとも蛍光灯を使った上で、ファンをつけたり、その排熱をコントロールして有効活用するという手もあるとは思いますが、管理人はあんまりファン好きじゃないんですよね。あれは定期的な交換が必要だし、あと(ごにょごにょ)
にしても、こういう熱とか、流れとかって、いまひとつはかりづらいですよね。非接触温度計を使ったとしても、やっぱり点しかわからないし。こういうのにも便利だと思うので、FLIR ONE、はやく国内発売してくれないかなぁ、と待っていたりします。これ、飼育にすごい便利だと思うんですよね。ニューバージョン、登場が今年末だそうですが、日本発売はいつになるのだろうか……(明らかに今回のには間に合わないから、やっぱり数パターン設置してみて調べるしかないかな………)