By: C

7月 15 2016

Category: D.I.Y., Gecko, Goniurosaurus, Tools, 飼育全般

Aperture:f/10
Focal Length:60mm
ISO:250
Shutter:1/160 sec
Camera:DMC-GH3

Goniurosaurus yingdeensis CB2015

 
 
モノクロ写真かな?

 
 

 
 

さて、まぁそんな話はさておき、このサイトで撮影されるゴニウロさんたちは、まぁケースにいるところを撮影しているだけなので、背景に謎に半透明のケースの側面が写り込んでいて、なんだありゃ、と思っておられるかたがいるかもしれません(きっとひとりぐらいはいるよ)。

上の写真のもそうですね。ではなぜこうなっているかというと、我が家ではゴニウロさんを衣装ケース的なものを改造したもので飼育しているからです。
どんなのかというと、↓こーゆーのです

case_goniurosaurus

 なんで今まであんまり出していなかったかというと、本当は、カチっと蓋が閉められるもので作らなきゃいけないだろーなーという気がして、こんなフタを乗せただけのものを出すのもどうかなと思っていたからです。
 ではなんでこういう構造のを作っているかというと、管理人はコレをアクリルで作った引き出し棚に入れていて、その引き出し棚は上にちょっと余裕あるように作ってあって、この蓋をした状態で入れることも、蓋をしない状態で入れることもできるからなんですよね。幼体の場合はフタしたり、あとWCの場合もフタしたり(棚の消毒洗浄はめんどいのです)。成体は大きいから出られない。
 まぁ、フックとゴムを使って固定することもできると思いますけど。詰んだままでも脱走はされないと思うけど、まぁあまり良くないかと(地震で落下するような状況ならプラケでもこのケースでも大差はないでしょうが)。

 ケースは小さいほうが無印良品のPPキャリーボックス小、大きいほうが岩崎工業 PP収納ボックス M クリア ST6031RNというやつです。岩崎工業のほうはL クリア ST6032RNという高さのあるものもあり、正直、アラネウスやルイーなんかの大型種はMでは手狭になるので、最終的にはLかな、という気はしますね。まぁいずれにせよ大きくなったらビバリウムとかで飼ったりしたほうが面白いでしょうが。

 プラケではなくこのケースを使っているのは、プラケースでは明らかに湿度が不足するなぁと、比較してみると思ったからです。いやまぁ、いまでもプラケで飼育しているやつは飼育しているし、飼えないわけではないんですけど、こっちのケースのほうが肌の質感とか良い感じじゃないかなぁという気がしています。スドーのウェットシェルターを使ったとしてもそれはそうで、プラケースは通気がありすぎるのでしょう。まぁ、プラケの種類にもよるかもしれませんけども。

 欠点はケースの外から見ることができないので、観察がおろそかになりがちなこと。ステンレスメッシュの間から覗くこともできなくはないですが、まぁプラケースにくらべて観察しづらいですね。もっとも、逆に言えばストレスをかけることも少ないのではと期待できるとは思いますが。

 作成方法はシンプルで、ホールソーで穴をあけるか、アクリルカッターで四角く切り抜き(いがいに危ないけど)、そこにホットボンドでステンレスメッシュを貼り付けるだけ。岩崎工業のほうは、なんか網を貼ってるエリアがすこし透明ぽくなってて中を確認できるようになっているのですが、それをちょうど切り抜く目安にしていたりします。四点をドリルで穴あけておけばまぁまぁ綺麗に仕上がるかと。
鉢底網で作ることもできますが、フタホシコオロギを入れている場合は一年ぐらいでどっかが刳り抜かれます。ステンレスメッシュの網目はいくつだったかな……Gonatodesもこのスタイルのケースで飼育しているので、鉢底網よりちょっと細いぐらいだったかな。まぁ幼体は抜けちゃうでしょうが、それは卵をちゃんと発見すればよい、ということで?