先日、デイゲッコーフードをもらいました。

………いや、違う、これ貰ったのもう去年だから、先日じゃないな(爆)

それはまぁさておき、そう、知る人ぞ知るかもしれないAVES-PHELSUMAFUTTER(Aves Phelsuma-diet)です。
(だいたいここで大半の読者が、「知らんわ!」とツッコミいれそう。しかし、こんな辺境サイトを見ている人ですから、何人かは「あー、これネットで見たことあるな」と思うはず!)

正確にはいつ頃だったかは覚えてませんが、これはけっこう古くからありましたよね。管理人がアメリカのAmazonからレパシーを購入したりしてた頃にはもうあって、どっちを購入しようかなーと悩んだような気がします(正確な時期は忘れたけど、10年とか前では……記憶違いかな??)。
しかし、昨今は転送サービスもペットフードを転送はしてくれないところがほとんどです。これは、たしか運送会社の規約でペットフードがダメになったんだったかな。テロ対策てきな理由だったような。まぁ、そのへんはもう解禁になっているのかもしれませんが、いずれにせよ、こうした貨物は動物検疫と植物防疫を通さなくてはいけないから運送会社的に面倒だとかもあったのかもしれません。

なんにせよ、そのときは欧州から入れるのが面倒で、入れなかったわけです。なので、10年越しに、今回はじめて入手したというわけ。

原材料は以下のようです。

Zusammensetzung:
Zucker, pflanzliche Eiweißextrakte, Getreide, Milch und Molkereierzeugnisse, Minersalstoffe und pflanzliche Nebenerzeugnisse.

これはなんだいグーグルさん?すると、

構成:
砂糖、植物性タンパク質抽出物、穀物、牛乳および乳製品、ミネラルおよびハーブ副産物。

…………………………なんかけっこうシンプルですね………………ハーブ副産物ってなんだろ? フレーバーですかね? だったらフレーバーって書くかなぁ……???

見た目はこんな感じ。粒子は細かめなやつですな。

レパシーと同じく、ヒルヤモリのコンプリートダイエット(完全栄養食)と書かれておりますから、植物性たんぱく質は、エンドウ豆たんぱく質あたりでしょうか。
穀物が何を意味するものなのかは分かりませんが(真っ白だし……)

使い方はレパシーとかが容積比で2倍の水なのに対し、こちらは3倍。

これは粒子が細かいものを使用しているからで、重量比にするとだいたい同じような感じです。

このへんの製品の違いを意識しないで、普段こっち使ってる人が2.5-3倍ぐらいの多めの水でレパシー作ったりしたら、水分が多すぎることになるので、フンとか緩くなるでしょうな。

そんなことあるわけないって?

いやいや、少なくとも、使用方法をちゃんと読まず、このヒルヤモリフードを2倍の水で溶いて作って、「なんかこれ固すぎない? なんじゃこれ?」と思った人がいるそうですからね? 慣れってこわいですよ? <まさか………

混ぜてみた感じで見て判断すればいいんじゃない?と思われるかもですが、このてのゲッコーフードは数分まつと粘りが出てくるように作られているものが多いので、それはあんまり有効じゃないんですよね。数分して見て、調整するとかならありですが。

あと、そもそもこのへんの要求する水分量てのは、よく霧吹きする場合とそうでない場合とか、水飲み場があるかないかとか、飼育環境で要求水分量はけっこうかわってくるというところある気がします。

端的に言えば、あまり運動できないような小さいケースで飼育していれば、必要な水分量は少ないでしょうし、広いケースで運動できるようにして飼育していれば、より水分も必要になってくるという感じですかね。広いケースで飼育するようになって、そのあたりを感じます。温度、個体の大きさ、トータルで飼育スタイルを把握していくことが肝要です。

管理人の場合、ヒルヤモリにしろラコダクにしろ、昨今は450*600*600とか450*600*450とかで飼育しています。無論一匹だけで小さいケースだと240*300*300とかですが。クチサケヤモリはそれより小さくて、320*320*300ぐらいのケースなこともありますが、いずれにせよ、これぐらい広いケースでは、けっこう水分多め(2.5倍ぐらい)で作ったフードを与えるぐらいがちょうど良いような気がします(それで普通の糞をしていますからね)。もちろんヤモリの種類や大きさ(年齢)によるであろうことは想像に難くないですし。

まぁ、これはヒルヤモリはそんなに湿度のあるケースで飼育しているわけではないからというのもあるかもしれないし、なんにせよ、飼育環境次第であって、一概に2.5倍とかで作ったゆるめの餌が悪いってわけではないでしょう(現在の管理人の飼育ケースだと、けっこう乾燥するのが早いから、意図的にちょっと水を多めにしたりすることもある)。

小さいヤモリは緩めのほうが飲みやすそうだし、ヤモリがそれを好むならそれでいいんじゃないでしょうか。ぶっちゃけ、管理人はけっこう適当に作ってますからねぇ。

この手のゲッコーフードはどれもそうなのでしょうが、これも水を加えて数分待つと、粘り?が出てきます(写真だとさっぱりわからんな(汗))。
粘る成分が入っているのか、吸水する成分によるものか、定かではないですが、いずれにせよ水をいれて書き混ぜて、かき混ぜながら様子見すると、数分後には硬すぎたり、逆にゆるすぎちゃったりするかも。

ちゃんと粘りが出るまで待ってからかき混ぜて、その塩梅を把握するのが大切ですね。混ぜた直後の粘り気でこれだな!と判断していると、数分後には固く(味はきっと濃い)なっていて、なんかヤモリあんまり舐めない…とか、食べづらそう…とかなるかもしれません。

まぁ、ちゃんと体積比で測って作れば、別にそういうのいらないんですが……(苦笑)

ただ、個体の大きさや種類によって好む粘度(水分量)が違うのは先に書いた通りですから、このへんは与えてみつつ把握して、となるでしょうか。

とくにこのヒルヤモリフードは、これは粘りっていうよりは、なんかこう、含まれているなにかの成分が、水分を吸収して膨らんで固まったてきな感じで、粘った感じは少なくて、ちょっともたっとした感じですかね。緩やかに粘りがでるのではなく、すっと固まってくる感じでした。最初はかなり水だなーという感じでしたが、膨らめば、まぁよくあるゲッコーフードな感じです。(まぁ、この情報、日本国内で必要とする人がどれだけいるんだ感あるけどw)

匂いは、なんだろう、粉の時点でそうなのですが、バニラみたいな……嗅いだことあるんだけど、なんの匂いなのかよく思い出せない……溶いたホットケーキミックスとか、クレープミックスとか、そんな感じなのですが、これ!というものが思い出せない。それらをより強くした感じというべきなのかな。

なんにせよ、商品の内容からしてそうですが、フルーツ感とかはなくて、あまり匂いもないので、最初気づいてもらうまでは気持ち少し時間がかかりましたかね。

ただ、食べないとかはなくて、好奇心旺盛なヒルヤモリはだいたい食べました。

好奇心のあんまりないやつも、少し餌抜いて与えれば食べますね(これはお腹減ったなぁと思って自発的に餌を探すようになるので、ということでしょう)。また、クチサケヤモリも口元にそっと塗って舐めさせると味を覚えて自発的にたべるようでした(ヒルヤモリにこれやろうと思ってもだいたい逃げられて終わる)。まぁ、ちゃんと食べますかね。ラコダクには与えてみてはいませんが。

ちなみにボトルサイズはこんな感じ。まぁだいたいレパシーの12ozと同じぐらいのサイズかな(中身が上まで入ってるわけでもないし。とはいえ密度が違うからこっちのほうが多めに入っているんじゃろか)。

別に悪かったわけではないですが、では、これをまた買うのかって言われると、輸入するのめんどいし、管理人はレパシーでいいかな………………別にレパシー食べない個体とかうちにはいないし、いままでそれでヒルヤモリを累代してますし……

昨今の管理人におけるヒルヤモリ飼育における大事件としては、レパシーのデイゲッコーが廃盤になっちゃったことで、すわ死活問題か!とか一瞬焦りましたが、冷静に考えたら、まぁ、ヒルヤモリはいちばん普通のクレスフードも含め、どのレパシーも食べるってのは知ってたので(普通に試したことあったので)、別に死活問題とかではなかった(<なんなの)。 クレスフードとデイゲッコーフードってフレーバー違うだけであとの中身一緒だから栄養価的には同じですしね。まぁ、それでも個人的にはデイゲッコーフードの香りが好きだったんですが……

なんにせよ、管理人はだいたいテキトーに、クレスフードも使うし、それ以外のマンゴースーパーブレンドとかグラブスアンドフルーツとか、あとクラシックとか、まぁそれを普通のクレステッドゲッコーフードに混ぜてみたりとかしております。けっこうその日の気分とかでやってしまってますが、中身はそれなりに違うようなので、よりベストな答えがあるかもしれないので、もうちょっといじってみようかなという気はしますけども。

コオロギを併用していないなら、昆虫成分が入ってるやつがいいのかなぁ………? 飼育するだけなら、それはそれでいいのですが、ベストの繁殖成果を求めるとなると、ここのところ、まだわからないところはありますよね。普通のクレスフードより、昆虫成分やら乳成分が入ってる他のだとより繁殖する!とかあるか?、みたいな。なんかドッグフード的でも子犬用と老犬用と繁殖用とあるみたいな。

ふむ、しかし、話を戻しまして、このAVES-PHELSUMAFUTTER、かなり原材料がシンプルですが、これだけで累代できる完全栄養になるんですね……………まぁ、グランディスヒルヤモリとかを累代していた頃は、レパシーのデイゲッコーをメインで使っていたわけですが、あれも原材料としては植物性のみだったけど、こちらは乳製品入ってるから、動物性たんぱく質も含んでいるといえますが。

もっとも、レパシーのデイゲッコーフードは別に昆虫成分は入ってなかったけど、それだけでグランディス、スタンディンギィ、クレンメリーとか普通に累代できてたんで、別に不思議はないといえばないとは思います。……んー、でも、あのころはたまにコオロギもあげてたしなぁ……(ちなみにほかのはまだF1止まりだから累代はしていない、ってだけで、飼えないとかではない) てか、クチサケとかだと、クラシックとかマンゴースーパーブレンド使い始めてからのほうが繁殖の成績が良いような……気のせいかもですが。

それに、ヒルヤモリの種類によっても違うとかあるかもしれない感は少しあるのですよね。

森にいるヒルヤモリと、竹林にいるヒルヤモリと、岩場にいるヒルヤモリ、果たして同じでいいんだろうか?

同じ餌でもヒルヤモリの種類によって、なんか太りやすいような気がする……とかちょっとあるような?

例えば、スタンディンギィなんかは自然下ではそれなりに過酷なところにいるぽいことが手伝うのだと思うのですが、甘いフードを食べるだけ与え続けたら、あっとう間に肥満になってしまう気がするのですよね。フードが悪いっていうんじゃなくて、それだけの量与えてしまうのがいけないのだと思います。管理人は量をちゃんと考えて与えてまして、そうしてると普通にちゃんとよい感じの体型で育ちますし(管理人は野生下であるようなスレンダーで引き締まった体型が好きなので)。

なんとなくですが、飼育したうちでは、スタンディンギィ、グランディス、ボルボニカ、ギンボー、ブレビケプスあたりは太りやすい気が少しします(なので、食べさせたあとは適度に餌を抜いて、程よく痩せたなーと思ったらまた餌やる感じにすることが多い)。栄養価とかじゃなく、食べられる時に食べておく、みたいな生き様の連中は太りやすいとかなのだろうと思うのですが(コロコロになるまで食べるので)。

じゃぁ逆にそこまで太らないのは何かっていうと……うーん、なんだろう、クレンメリー、ロベルトメルテンシィ、ヨツメ、ヘリスジあたりですかねぇ。ヒロオはちょっと太りやすい気がしなくもない。まぁ、でも配慮してやってるからなぁ……やってみたら、大差ないのかもしれませんな。

そんなこんなで、探求は続くのでした(<自作するでもなし、たんに幾つかの餌を使ってみるだけのことを探求と称するのはいかがなものか)