Ranitomeya vanzolinii (2014.10)

 
 いいカエルだとは思いますが、隠れていてばっかで、全然見ないし、全然撮影できやしない…………<それは良いカエルなのか?

 しかしまぁ、そろそろ産卵を休めさせようかなと思い始めた時期でもあったので、先日、一念発起してビバリウムを捜索し数えてみたところ、どうやらちゃんと全個体が成長している模様…………姿が見えないのは別に死んでいたとかではなくて、やっぱ隠れていただけでしたか。いや、まぁ、いいけどさ…………餌の減り方で、そうだろうと思ってはいたし………

 地中棲タランチュラとか、アメフクラガエルとか、アコンティアスとか、ああいう連中のことを「土を飼ってる状態」みたいな表現あるじゃないですか。「何飼っているのかわからなくなる」みたいな。でも最近思うんですけど、ヤドクガエル小型種もかなりそれに近いものがある気がする…………

 ……………………とはいえ、これはけっこう観察する時間が影響するのかもしれません。タランチュラが赤い電灯で夜間に観察すれば動いているのを観察できたりするように(まぁ出てこないことも多いんですけどねw)

 というのも、管理人のところはタイマー制御で幾つかの照明を管理しているんですが、だいたい一番最初のLEDが点灯するのが八時半から九時なのです。休みの日とかのメンテナンスは午後や夕方にやることが多いし、平日は言わずもがな、夜間。点灯時間は約12時間なので、朝九時ぐらいにつけているわけです。ぐらいというのは、全体の1/4として20W蛍光灯をまずゆるやかに点灯、次に1/2のLEDと蛍光灯、さらに1/4の特に明るいLEDと時間をズラしているから。少しずつ明るくなるイメージ。まぁ、意味があるかどうか知りませんけど(苦笑)
 まー、普通に帰宅が遅いときは容赦なく部屋の電気をつけて餌をぱぱっと撒いて、ばちっと消したりとかテキトーやっていますけどね(明らかに翌日にならないと食べられないと思われる)。

 少し前に、理由は覚えていないのですが、休日だったこともあって照明がついて15-30分ぐらいの時に見に行ったんです。そうしたら、ここ数ヶ月、シェルタをどかすとかの時しか見たことがなかったバンゾリーニが、数匹出て来ていて、ビバリウムの中をちょこまかと動き回っていたのです。

 そういうものなのかな?と思ってまた次の休日に同じぐらいの時間に行ってみたところ、やっぱりちょこまかしてました。これは飼育下のことだけかもしれないし、あるいはウチだけのことかもしれませんが、あるいは明るくなった直後ぐらいの午前中に活動するタイプなのでしょうか?
 もちろん、むしろ活発に活動しているのは昼頃で、その頃には目も覚めているから、僕がケースに近づく震動などに速やかに反応して隠れているだけ、という可能性もあります。

 うーん、日中観察とか出来ないし、ちょっと録画とかして、一体何時ぐらいにもっとも活発になるのかとか知りたいな。そうすれば、見たいなぁと思ったなら、休みの日の午前中に観察できるような時間を作るとかすればよいことになりますし…………

 もっとも、当然ですが姿を見せてじっと覗き込めば、出ていていたとしても、わーっと隠れてしまいますから、あんまり観察できないところは、大差無いような気もするのですけどね。

 そういう意味では、やはり観察しやすい種類のほうが、最初に飼うのにはよいのでしょう。バンゾリーニは綺麗だし、小型種の中でも大き目になるからそのへんも魅力的ですが、臆病で隠れがちなところが、まさしく玉に瑕かもしれません。でもまぁ、好きなんですけども。