By: C

4月 27 2015

Category: Amphibian, PoisonDartFrog, 雑談, 飼育全般

Aperture:f/22
Focal Length:90mm
ISO:640
Shutter:1/250 sec
Camera:NIKON D800
Excidobates mysteriosus (2015.04)

 ヤドクガエルでも、他の個体の鳴き声に対抗して鳴くことがあるようだ、というのは話にはけっこう昔から聞いたことがありました。(つまり、ひとつのビバリウムで鳴くと、隣のビバリウムでも反応して鳴くようだ、というもの。経験でもそうっぽいな〜、と思ったことは何度かあります)。

 先日、友人と会ったとき、ジャングルでiPodに入れたイミテーターの鳴き声を再生すると、木々の中から反応して鳴き声を返してくる、というシーンの動画を見せてもらいました。テレビ番組だったのですが、自然下でも(録音に対してでも)実際にこうやって音を流すと反応するのか、と思ったものです。(鳥とか、他の生き物では、そうやると反応するという映像はけっこう見かけたことがあるので、するだろうなとは想像に難くはなかったですが、実際にそうやってる映像を見るとそれはそれでまた新鮮な面白さが)

 そのことがふと脳裏をよぎったので、我が家で雌雄のいるかわからない、まだ鳴いていない本種に対して、自宅でこれやったら発情を触発してくれたりしないものかな、と思って、ちょっとYoutubeやdendrobates.orgで見つけたcallingの音源をスマートフォンで流してみました。

 まぁ、これで鳴いたら面白いのですが、そう甘い話はないもので、音を流してみたところ、やや挙動不審にはなったような気がしたものの(隠れていたブロメリアから出てきたり。なにかを探すようにも見えたけれど、まぁ気の所為でしょうw)、結局、鳴いてくれたりはしなかったのでした(笑) ちょっと期待しちゃったんですけどね。

 オスいないとか、そういうことはないと思いたいところですが(もちろんありうるでしょうけど)。やはりもうちょっと、最適な乾湿の差について勉強するとか、飼育自体のノウハウを蓄積しなきゃダメですね。いえ、鳴く気分になっていれば音源に対抗することもあるんでしょうけど、やはりまぁ、もともとその気になってなければ、反応する気にもならないってことなのだろうなと。結局のところ、王道以外に道はないってことなんでしょう。当たり前な結論に落ち着いたものです(笑)