はいはい、今日も今日とて全国に十人ぐらいは興味あるひとがいるといいな話がはじまりますよ? 時間を無駄にするかもしれない心の準備はオーケイですか? 読み終わった後に「自分はなんでこんなくだらないものを読もうなんて思ってしまったんだ」と頭をぶつける為の壁は用意されていますか? ちなみに管理人の部屋は壁という壁に本棚が設置されていますので、頭を叩き付けられるのはディスプレイか姿見ぐらいです。割れて怪我するのは目に見えているのでやりません。
はてさて、キャメロンハイランドと名前が附いてますが、昨今はもうちょっと南のどっかの洞窟にもいるよーな話が出ているよーなのですが、まぁ取り敢えずキャメロンハイランドの標高の高いところあたりからは確かに黄色いものばかりになるそーなので、あまり気にせずキャメロンハイランドと呼んでいこうと思います。だってかっこいいし。キャメロンって響きが。
ところでこのキャメロンさん、殖やしてみますとまー、これがクオリティというか、色合いにけっこう差が出てくるっぽな、というのを、二年ぐらい前から、なんとなく思ってました。確信はなかったんですが………。
一番上の写真のは、管理人がキープしている中でも二、三番目に黄色いぐらいの個体になります。
うちには現在のところ、年度は違いますが合計十数匹ぐらい、キャメロンハイランドがいるんですけど、だいたい三つのグループに分かれます。上の写真のものは、かなり黄色が強い上に、胴体なかほど部分に関しても、黒が抜けることで、全体的に豪奢な雰囲気になっています。
次がこんな感じのやつで、上記のに比べると、黄色味が明らかに薄いです(あんまり光量は関係ないです。ホントは三匹一緒にして撮影するべきなのでしょうが、まぁマレースジオなのでそんなん無理です。頑張る気にもならん)。まぁ十分綺麗と言えば綺麗ですが、黒の乗りもやや強く、胴体中程の部分が、写真で見ても、黄色の上に黒が薄く、紫色っぽく乗っているのが分かるかと思います。
黄色の強弱と、黒の強弱ということで、つまり三つ目は、
このように、黄色はそんなに強くないのだけれど、黒の抜け具合が強いので、全体的に明るい印象になるもの。僕がパステル調とてきとーに呼んでいるやつです。写真に映すといまひとつなのですが、バランスよく黄色と黒が乗ると、これがなかなか綺麗で僕は好きです(写真のより、もちっと黄色が欲しいかな)。
おそらく、黄色がめっさ強いが、黒もめっさ強い、というものもいるはずなんですが、手元に残したやつにはそういうのはいないかな、と思います。強いていえば元親のオスがそうなのかな………。
ちなみに、これらの色の要素に、多少は雌雄も関係してくるのでしょうが、絶対的な要素ではないようです。なんでかってーと、一番上の黄色いやつでオスもいればメスもいるし、淡いやつにもオスもいればメスもいるからです。ただ、まぁ、そうですね、黄色云々にのみ関して言えば、メスのほうが確かに黄色の乗りは淡くなる傾向はあるかもしれません。オスのほうが黄色くて綺麗になりやすいような………いえ、なんとなくそんな気がするってだけですが?
てか、パステル調のやつもちっと綺麗な個体撮影しとけばよかったなぁと思わなくもないんですが、脱皮前だったのでねー。めんどくなったのですよ。
ここではテキトーに三つに分けましたが、これは繁殖させて二年目ぐらいのとき、やっぱこれって、個体差あるんじゃないかなー?と思ってから、幼蛇の段階でじとーっといろいろ見て、これとこれが違うな、とか思って、わざと違うようになりそうなのを残してみたりした結果です。おそらく、もっとそれぞれの中間的なのがいるでしょう。おそらく黒が強めで、黄色が薄いような、あんまり派手さのないやつもいるのだと思います。
ちなみに、北の人のやつは、黒はよくわからないけど、これは黄色が強い綺麗な個体になりそうな気がする!というものをチョイスした経緯があります(黒云々は成長してからなんで、幼蛇の段階ではよーわからんよーな。もっと写真をことことまかに撮影して見比べていけば分かるのかもですが………)。ん~、だから、ある程度までは目利きも可能なのかもですね………管理人はあんまし自信ないけど………
ちなみに、これらのタイプは、同じ親から、ばらつきを持って生まれてきます。
ただ、コーンスネークとかでも、十数匹に一匹、なんかすごい赤いのが出たりするように、綺麗なものがぽつねん、と出ますよね。それで、コーンであっても、そうやって出たすごい綺麗な個体同士で交配すると、全体的にそこから綺麗なのばかりが生まれてくるように(そして極々稀に、その中からさらに面白いものが生まれるように)、同様に概ね傾向的に遺伝するように感じます。
つまり、抜群に黄色が綺麗なもの同士の子供は、パステル調同士の子供よりも、ずっと黄色くなるのではないかと。まぁ、そりゃわざわざ考えなくても当たり前の結論かもしれませんけれども――
それをいざ実証せん!ということで、このあたり、さらなる選抜交配を来年ぐらいから始めたいなーと思って、今年最後の仕上げ中です。どんどん大きくなーれ、と、ガシガシ餌やり中。僕のお財布の中身はガシガシとなくなり中………しかし、そんなことは些細な問題です、来年は、キャメロンハイランドの新たなる幕開けになるかもしれない、それを夢見れば、今日も今日とて、ご飯がおにぎりだけでもあまり気にならないのです。
…………………………いえ、まぁ、幕が開いても、誰も見ないかもしれませんけど………(
 ̄_ ̄) ←遙か遠けき星を眺めるの図