ハオウレイトカゲモドキ/Goniurosaurus bawanglingensis /”Bawangling FarEastGecko” juv 2011.11

ぐぐる、ぐぐり、ぐぐるとき、ぐぐれば、ぐぐれ。…………ふーむ、このへんはラ行五段活用になってるのかな。あれ、表記はググる、にすべきですか? まぁそのへんのことはググってください。

 そんな感じで、ググればすぐ出てきますが、Goniurosaurusの仲間は中国の簡体字では、
Goniurosaurus luii“凭祥睑虎”
Goniurosaurus araneus“越南睑虎”もしくは”蛛睑虎”
Goniurosaurus hainanensis“海南睑虎”てな感じになっており、
Goniurosaurus bawanglingensisはもちろん、“霸王岭睑虎”となるそうで。

 ちなみに“凭祥/憑祥(簡体字/繁体字)”も地名で、ピンシャンって感じの発音みたいですが(ぐーぐるさんが発音を教えてくれます。発音記号めんどい)、日本語で言うところの広西チワン族自治区の崇左市にある市だそうで、なんかGoogleマップでは崇左市で検索するとすぐ見つかります。お隣という言い方でいいのかは分かりませんが、すぐ近くがベトナムです。でも、ピンシャントカゲモドキというのも、なんかな、という気もしますし(でも、雲南スジオのことを、僕は会話ではユンナンスジオと発音するし、まぁカタカナ表記のときにはユンナンってしちゃうですけどね! ダブルスタンダードかっこわるい)、だとすればヒョウショウトカゲモドキですかねー。シナトカゲモドキって呼んじゃうと、これちと広範囲すぎないかねぇ、という気がするし………そもそも支那といったところで、西のほうにしかいないし……ベトナムにもいるし………そうやって区分していくとなると、まぁ、ハイナンやらそのへんがかなり小さな地域を示す言葉がついているのに対し、Goniurosaurus araneusのなんとおおらかすぎることか!と思わないでもないですが、そこらへんは、あまり気にしないでおこうと思います。いずれは、なんかこう、ばきっと決まってくるでしょうから、それまで待ってればいいや、とかテキトーに思っているのです。それまでは、ベトナムトカゲモドキって感じで。Goniurosaurus luiiにしても、憑祥にしかいないわけでもなく、そもそもいくつかの産地でいくつかのタイプが知られているわけで。それこそベトナム側にもいるわけで。もうちょっと調査されないと分からないところもあるだろうし。もう消滅して、調べられなくなっているかもしれませんが?

 このあたりはゆるゆると文献を読んでいたり寝ていたり(つまり読んでいない。っていうか未見の論文をお願いしたから、それが到着するのをのんびり待っているところだったりー)

 そんなこんなで、写真はハオウレイトカゲモドキさんです。覇王嶺蜥蜴擬。生物の名前に見えない。それにしても、よくコレ出回ったな……い~のかなー(遠い目)

 ……………………まぁ、そのあたりのことは気にせずに、ゆるゆると飼育していきましょうか………

 管理人のキョクトウトカゲモドキこーなーも、ようやく、数年前のダメージから回復して、いろいろ回復しつつあるような、ないような。いえ、最盛期を考えるとぜんぜん回復しきっていないのは明らかといいますか、ようやくとっかかりというだけで、回復しきるにはあと三年ぐらい必要でしょうけども……

 正直、キャパが限界超えている間はいなめないので、このあたりにどれぐらい力のウェイトを割けるか、悩ましいところだったのですが、ちょっとゴキさんとかやりはじめたので、かなり安定していけるかなーとか思っている今日この頃だったりします。コオロギだけだと、供給に安定性がかけるので、悩ましかったのですよね。

 現時点ではタランチュラとこのへんのゴニさんには、基本的にトルキスタンゴキブリを与えております。北の人がねー、プッシュするので、ゆるゆると乗ったら、いやー、まー、なんとなく分かってはいましたが(でなければプッシュするわけがないのだから)、やはり良いですね(苦笑) 安定しないコオロギ界隈を見て、昆虫餌は基本的に自給体制が必要かなぁと思ってやってきていたのですが、これがあると、かなり楽になるので、規模を拡張できるかなーとか。あとはカマドコオロギを軌道に乗せるだけですかね………まだまだ跳ぶんだよねぇ………

 トルキスタンさんは飼いやすいし、卵鞘なので管理も楽というところがデュビアに比べていいなと思いますが、ビバリウムに撒く気はしないから(話に聞くところによると、ヤドクビバリウムに撒くと潜り込んで中で大きくなっちゃってたいへん面倒なことになるそーです)、そのへんはやっぱりコオロギが必要なのでした。ヒルヤモリとか、マルメヤモリとか、ヘラオヤモリとか、このへんはビバリウム飼育だから………

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ときに、管理人もごく一般的な人間ですので、今年アマゾンから届いた納品書を貯めていますが、明らかに単行本になりそうな分厚さになっております。そんなごくごく一般的な皆々様にあっては、アマゾン段ボールは常に増え続ける魔法の素材として、事欠かないのではないでしょうか。

 これはシー・アイ・シーのゴキブログさんのゴキブリ用シェルタを見て、「あー、こういうのがいいのかー。でも接着とかめんどいな。割り箸余ってないしな」と思って作っていなかったのですが、ふと部屋の片隅で積み上がり、いままさに天元突破なさんとしていたアマゾン・段ボール箱をみて、「パワフルでないゴキブリ用なら、接着しなくても問題なさそうだな………」と思って、思考すること5分、制作すること5分ぐらいで作ったのが写真のです。現在、トルキスタンゴキブリさんは基本これで飼育中。

 左はシンプルで、片側を残して段ボールの表紙をさっと斬り、それを折り曲げたものが足場になっています。あとは、段ボールの波(段)のところ一列分に切れ込みを入れて、差し込めるようにするだけ。ボール紙はアマゾン箱の中に入っているやつだと切りそろえるのが楽です。これのメリットは、足の部分と立て板の部分が接触する面積が広いので、下だけで固定できることです。上にカバーになる段ボールを敷き、その上に餌でもおけば宜しい。この上蓋になるようなカバーを取り外すと、隙間にわさわさいるので、簡単に取り外せます。また、足場が斜めになっているので、糞もしっかり下に落ちるのもポイント。

 右側は、アマゾン箱の長辺にあたる部分を、立て板を固定する上下のパーツに使用しています。安定性も考えると、最低でも3から4cm幅はあったほうがよいようです。切れ込み部分で2cm、足部分で2cmって感じです。あとは、真ん中でざっと折り曲げて、テキトーなところから、段ボールの波(段)一個分に切れ目を入れ、三個分残して、一個分切れ目を入れ……を繰り返す事何回か。くの字に曲げた段ボールを上下で逆に立て板に差し込んで完成です。これのポイントは、横にもできること、でしょうか。横にすると糞がたまるし意味がないような気がするので、横にして使ってないけど。
うーん、解体が簡単というのはいいかもしれません。固定板をざっと外すと、ゴキブリを簡単に下に全部落とせるので、移動とかが楽です。新しいところに移動したら解体して、くっついているゴキブリを振り落として、さっさと捨てていく、みたいな。

 小型種ならばよいのですが、デュビアとかだと、ちょっとパワフルなので工夫が必要になるかもしれません(使ってないので、ひょっとすると大丈夫かもしれないですけれど)。でも少なくとも、下でしか固定していない左のは向かないかな。そのあたりは………固定具の部分を、ABSか、塩ビか、まぁアクリルあたりで作るといいかもしれません。いちいち切るのすら面倒なので、いずれは樹脂板でそのへん作ろうかなぁとか思っているところですし(ただし、トリマで加工しなきゃならないだろうから、やる気が………ABSやPETECにしても、分厚いとそれなりに加工があぶなさげ)。デュビアはアクリルでも登れるし。まぁ、登れない連中用には、サンドペーパかければいいだけでしょうが。

 そんな感じで、ゆるゆると再開していきたいと思います。あ、ちなみになぜ更新が停止していて、なんで再開したのかというと、あれです、性懲りもなく流れにのって、さして動的なサイトを作るつもりでもないくせに、HTML5にしようとタグいじってたら、前のエディタでは開けなくなっちゃったのでした。文字化けしちゃうのです。UTF-8に変更したから。いやぁ、まぁ十年ほど前のソフトでしたからねぇ………(遠い目)

 そんなこんなで、紆余曲折ありましたが(eclipseとかAptana Studio 3とか。BlueGriffonは最初のバージョンの頃からある、勝手に改行するバグがまだ直ってませんでしたけど、直す気があるんでしょうか。日本語とかでないと発生しないから、問題を認識していないのかな)、まぁ新しくツールを導入したので、ゆるゆると再開なのでした。まぁ、現在ツールの勉強中なので、なにも変更とかはないですけどね! そのへんもゆるゆると(<やらない気だ!)