Ebenavia inunguis WC pair

 Kindle paperwhiteが19日に届いたのですが、3Gにしときゃ良かったかなーという気が少しするようなしないような? 
 それはさておき、分かっていましたが、E-Inkは面白いですね。最初、素で「……? ……これは表示じゃなくて何か紙が貼ってあるんだよな……?」と思って剥がせるのかな?とひっかいてしまいました(いやほんとに)
 といっても、E-Inkはここ最近、劇的に進化したというわけではないですよね、たぶん。イニシャライズの速度が上がってるようだし、地道に進歩しているのでしょうが、画面自体のクオリティは、十年以上前になるでしょうか、どこが出したのか分かりませんけれど(SONYかなぁ)、ブックリーダーを見たときの感動から、劇的に変わるものではなかったです。その時点で随分と完成されていた、というべきかもしれませんけれど。液晶になれていると、やはりこれはこれで素晴らしいものですね。
 きっと、バックパネルがE-Inkのタブレットとか出るんだろうな。そうなると、好みの画像でバックパネルを飾れますね?

 もっとも、E-Inkの最大のメリット――というか、液晶とは異なるその価値は、視認性よりも電気消費量の少なさにあると思っていますが。管理人は旅行のときに単行本を数冊は持ち歩く人間でして、それが無くなるので万々歳です! 消費する航空機燃料も減ることでしょう。

 現時点では名人伝とか草枕とか、無料コーナーをさくさく落として読んでいるところ。今後、何を購入していくかはラインナップ次第ですが(はやく新刊同時配信にならないかな)、しばらくは洋書専門になりそう。ただ、海外ので一番読みたい、工作の本とか(例えば組木というのですか、木をジョイントするときのカットのやりかた集とか)って、イラストや写真が解像度が低くなりすぎてて、その上ダウンサンプリングのソフトウェア処理がダメすぎて、読むのには向かないのが残念です(わかっちゃいたけど、買ってみて改めてそう思った)。まだ端末の解像度が低いというのもありますが、単純に本を縮小しただけで、データが端末に最適化されていないというのが最大の要因かもしれません。このあたりは、端末の機能限界もありますが、電子書籍というサービスを支えるインフラ――端末を接続する無線通信回線、世界のサーバを繋げる光回線、なにより億を超えるユーザのニーズに耐えるサーバから逆算されて出てくる限界なのかもしれないですね。全体的にこのへんが変化していくことに期待しましょう………。

 それはさておき、ePubは読めなくなったらしいKindle peparwhite。となればAZW3に変換するソフトが必要です。もちろん、そういうソフトは用意されていますが、どれを使うべきか?
 なにより、HDD上で次から次へと殖えていく(誤字では無い?)書籍を如何に管理するか。AWSのクラウドは一つの答えではありますが、スキャンした本を千冊以上抱える僕のような莫迦はどうすべきか? 音楽を管理するiTunesのようなソフトウェアはいずこか?

 その答えはよく分かりませんが、先だってCalibreというソフトウェアを導入してみました。電子書籍を管理するオープンソースのソフトウェアで、Windos,MacOX, Linux版があります(ここポイント)。複数のフォーマットに対応し、相互変換が可能(ただし現状では使えるかっていうと、微妙)、電子ビューワー機能もあり、僕が使用してきた管理ソフトの中ではいまのところこれがいち押しです。
複数のパブリックドメインを含む電子書籍サイトから欲しい本があるかどうか検索する機能とかもあり、アリフィエイトリンクが表示されるので、さくっと購入できたりするようです。僕はまだ、あくまで管理ソフトとしてしか使っていないので、そのへんの機能についてはよく分かっていないのですけれど(苦笑)  また、そうしたのとは別に、ニュースサイトの記事をEPUB化したり、なんか色々な無料雑誌をダウンロード出来、またタイマにより定期ダウンロードできたりもするようで、至れり尽くせりなので、今度いじってみなくては……(いまのところ、管理ソフトとしての使用がメインでして………)。

 複数のデバイスとの連携もちゃんと考えられており、ソフトを立ち上げた状態で接続すると、Calibreから各電子書籍を送信することができるのは勿論、そのデバイスに対応するフォーマットではないファイル形式しかない場合、変換して送信することもできる(EPUB→AZW3とか。ただし実際やってみたところ、もともとテキストデータである場合は問題ないのですが、スキャンから作成したOCRのPDFやClearScanのPDFをEPUBに変換するとまず上手く行きません)

 そしてここが重要なのですが、フォーマット変換した書籍は書欄では複数ではなく、ひとつの本として登録されます。PDFもEPUBもAZW3もLDFも、同じ本のフォーマット違い、として一元管理することができるようです。

 どれも、あればいいな、というか、あったらもうこれ無いとかあり得ないだろう、というような機能ですが、それが実装されているということはかくも素晴らしい!とひしひし感じます。(アップデート機能が実装されていないのは何か理由があるのかな)

 ただ、まだビューアが日本語形式の縦書きEPUBとかには対応していない(僕がチェックしていない間に対応したかな?)らしいですが、そのあたりはCalibreの日本人利用者が増えれば対応していってくれるに違いないと信じております。さぁ、そんなわけで日本人ユーザーを増やすもくろみに填まった人はダウンロードするがよいよ!ヽ(´_`)ノ

 あ、ちなみに最近流行ったっていうことは別に無く、僕がネットを始めた頃から普通に存在してたトロイの木馬とかがあるのは今も昔も将来もそうだと思うので、安全性の確保は、ちゃんとスキャンして自分で確認してください。

 それでは、僕はこれからiTuneとCalibreを走らせる専用マシンと、データ領域になるファイルサーバ、バックアップ体制をどう組むか妄想するのに忙しいので、今日はこのへんで!