By: C

2月 28 2015

Category: Amphibian, D.I.Y., PoisonDartFrog, Tools, 飼育全般

Aperture:f/5.3
Focal Length:29mm
ISO:400
Shutter:1/20 sec
Camera:DMC-GH3

(やや見えづらいが、50mm*200mmのアクリル板を間に嚙まして、クランプで固定している)
 

さてさて、更新サボってコツコツ製作中のビバリウム、現在内装の下地が5個まで完成。夜な夜なしゃーこーしゃーこーとガラスのふちを砥石で磨いたり、ひたすらマスキング、貼り付け、マスキング、といった地味な作業を続けていると、「ああああ! なんか違うことやりたい!」という気持ちになりますね。でも、細かな作業の積み重ねが大切だからしょうがない………あと、更新サボってたのは、平行して書いていた、このアルミフレームを使ったビバリウムのページの下書きを手違いで消してしまったぽくて、ふて寝してたところはあります。1日に書くことに費やせる時間はだいたい決まってますから、何かのページの手直ししてるときって、更新しなかったりするのです(僕の中では何かしらのページを作るという作業自体は継続して行っているので)。

 それはさておき、おおよそ作業の終わりが見えてきたかな……三月になる前には終わりませんでしたが(汗)

 ぎりぎり間に合うかな。ただ、まだ決めかねている工程もあって、そこは一回組み立ててみて確認する必要がありそうだから、そこのところで追加の時間を要するかもしれませんが……

 確認する必要があるというのは何かというと、排水系のつなぎ方、今回はどうするかなーということだったりします。
 ビバリウムに排水加工を施すとき、いつも、どの方式がベストなのか悩みます。その時々で、このケースであれば設置場所を考えると、これがベストでは?と思うものを試し続けてきましたが………

 基本的には、いままでは棚に設置していましたから、そこに太めの塩ビ管で排水用配管を作り、そこへ、塩ビ管とビニルホースを組み合わせて流すというスタイルでした。

 チューブとかパイプを、配管の内部に触れないようにして(余ったアルミパンチングボードで固定したりとか、まぁそのへんは適当に)、大きい配管で作った排水管に水を落とし入れる感じですねー。このへんは好みがあると思いますけれど。

 もう何年も前からぼやぼや書いてますけど(管理人がこのスタンスになったのはもう十年は前だから、それぐらいから書いてるかもしれないですが)、僕は複数のケースの排水系を直接繋ぐのが好きではなくて、雨樋方式とか、ケースから出した配管(呼び径13の塩ビ管)を、呼び径40あたりの塩ビ管で組んだ排水経路に落とす感じで排水しています。落とすといっても水が跳ねたら意味ないので、ビニルホースも併用するわけです。(ワイルドスカイさんとかだと、塩ビパイプのソケットに、塩ビパイプを数センチに切ったのをはめ込んで、さらにその穴のところにエーハイムのチューブを突っ込んで使ってたよーな記憶がありますが、僕は近所のホームセンターの一番安いなんかのビニルホースですw でも茶色くなっちゃったりあんま綺麗じゃないから、やっぱ長くやる間には緑色のエーハイムのチューブのがよいよなーと思ったり)

 加えていうと、管理人は配管が手前にくるのがあんまり好きではないので、底面に設置するのが好きです。そりゃ工場のパイプラインとかは好きだけど、それはそれ、せっかく綺麗にビバリウムを並べてあるのになんで手前に塩ビパイプを見なければならんのか。というのもあって、昨今作っているケースは基本的に底面に排水の配管をしています。棚に排水管を仕込むのは、ケースがないうちにやってしまえば簡単ですしね。

 ですが、今回はケースそれ自体を組み立てると棚になる、というものになっているから、先に配管を設置できません。組み立てておくとしても、後から固定していかないといけない。固定するにも、隙間もあんまりないし、工作するとき、配管にチューブをはめ込むときとかの取り回しが、何かとよろしくない。そうした作業しづらいところでもやりやすいような段取りを考えてやる必要がありそうです。

 底面配管には、やっぱり人々がやらないだけの理由が数多くあるような気がしますが、この、スペースが必要になる、作業しづらい、というのもその理由のひとつなのかもしれません。何かの台の上に一個設置するだけなら問題ないですが、積み重ねるような多段にしたいと思うと、ケースとケースの間に排水系を仕込まねばなりません。照明も入れたいし、通気性も考慮しなきゃいけないし。

 そもそも底面だと、ビバリウム本体への固定の方法がめんどいというのもあります。
 塩ビエルボやパイプを塩ビ板に接着したものを作り、それをシリコンで接着する(ケース側にはカッティングシートを貼るようにすれば、何回貼り直すのも安心)という方法は、ケースの底面までしっかり排水できるのでベストです。
 でも、接着してしまうということは、ケースをそのまま置くことができない、ということでもあります。例えばスチールラックとかには置けないし(頑張って針金切断するのもありだけど)、専用の、出っ張ってる配管の部分に穴がある棚が必要です。そして穴があったとしても、そこにぴったりと設置しないといけないから、設置が大変です。端っこをひっかけて、ぐいぐいと押して棚に収めることができなくなってしまう。出っ張ってるところをドンと置いてしまったら、底面がばりんと割れて悲しいことになります。棚それ自体から作れるならば、棚板ではなく、枠のようなものにするというのは解決策の一つではありますね。

 設置してから貼り付けるという方法はひとつの解決策ではあります。使うシリコンが少量だとコーキングガンが勿体無いという問題も、バスコークとか小さいチューブの使えばいいし。ただ、今回のように設置したあとの隙間がかなり少ないとわかっている場合、しっかり接着できるのかな、という不安がありますね。壊れたときの補修が面倒そう。

 今回製作しているケースは脚がありますから、30mm(ケースの下がちょっと凹んでいるので、実質は40mm弱)ほど余裕があるので、これ以下の高さのものならば、接着しておいても問題はありません。ただ、今回は低発泡塩ビ板を使った関係で、カッティングシートが貼れません。発泡板なので平滑ではないので。まぁ、カッティングシートはあくまで何度も貼り替えるときの保険でしかないから、普通にシリコンで貼り付けちゃってもいいのですが。

 そんないくつかの方法を検討しまして、その時の気分とか、いろいろな理由あって(一番の理由は、エルボの方向を自由に動かしたかったから。ケースのしたに継手ではなく塩ビパイプを接着するのであれば、そこにエルボを差し込めばよいだけなので簡単なのですが、低発泡塩ビ板だったのでこの接着の強度が心もとなかった。やっぱ底面だけでの塩ビ板にしとくべきだったかな(苦笑) 塩ビ溶接棒を使えれば、強度に不安はないのですが、やっぱり接着だと強度がちょっと気になりますね)、今回は貼り付けではなくて既存のパーツを組み合わせる方式にしようと思っていはいます。ただ、この方式は過去にそんなにやったことがないので、なんか欠点がないだろうか、というのが確認してみないとわからないなぁ、という点なのです。

 古くから、塩ビのソケット継手(ネジになっているもの)でコンテナを改造して排水できるケースを作る方法は知られていますよね。オーバーフローの浄化槽とか、そういうやつです。というか、まぁ知らなくても塩ビパイプのパーツを見に行けば、誰でも思いつくと思いますが。

 でも、あれってパーツがどっちも数センチあるから、底面に設置したら水位が数センチあるオーバーフローになってしまいます。なるべく排水したい場合は使えません。水が必要な、コケガエルとか、アカメアマガエルとかには良い方法なのですが、ヤドクガエルにはかなり上げ底になってしまいます(循環型のビバリウムならば話は別ですが)。なので、ヤドクガエル用としては、側面、というか前の面に穴をあけて固定する方法が、古くから知られています。これも数ミリは水位が必要ですけれど、まあまあ妥協できる範疇なのでしょう。内側にやっぱり数センチ出っ張っちゃいますけど、軽石で埋めちゃえばいいわけですし。

 管理人としては底面に排水管を仕込みたい。でも、塩ビパイプのソケットだと長すぎる。横からドリルで穴を何個か開けるとか、凸のほうを根元でカットして、レンガに貼り付けたサンドペーパーに擦り付けて(鰹節を削る要領で)限界まで薄く、そして平滑に仕上げるという手もあるのですが(ソケットにねじ込んだ状態でやれば簡単です。ざらつきが気になる場合は、塩ビ用溶剤を垂らすと滑らかになります)、これは何個もやるのはたいへんです。と、いうわけで、既製品で使えそうなものがあるので、それを利用してしまいましょう。

 未来工業の電気ボックス用の配管ジョイント 2K-14S(RA)あるいは2K-10S(RA)は、それ単体でも継手として利用することができます。電気配管用ですが、専用のパッキンもありますし、水道用のパッキンを挟み込んでもよいでしょう。もちろんこれは水道用の製品ではありませんが、今回のような用途なら、たいして水圧はかかりませんから。

 て、ああ、しまった、この写真のアングルだとブッシュの部分に穴があるかどうかがわからないっ(汗)

 mirai_2k14s_02

 ので、もう一枚。
 ブッシュ部分のネジはG1/2となっているため、写真のように、一般的な呼び径13サイズの塩ビ 給水栓用ソケット(RA)にはめ込むこともできます(これらの規格はRp1/2だから)。したがって、例えばインサートなし給水栓用エルボ(RA)と組み合わせると、簡単に曲げ方向にも排水管を出すことができます。もちろん普通のソケットと組み合わせてもできますが、高さを稼げるかなと。
 他にも、思いつきはするものの使う意味をいまのところ見出せませんし、おそらく工夫が必要でしょうが、フレキ管にも接続できるんじゃないでしょうか。規格的には。

 今回管理人が作っているものは、組み合わせたときケースとケースの隙間が10cm以下ですから、できれば効率良く配管を曲げたいので、ストレート、エルボ、と接続するよりもいきなりエルボにできるこれはとても助かります。10cmあれば十分かと思われるかもですが、その10cmの隙間にはできればLED照明も入れたいわけですから、実質は35mm以下で仕上げたい。

 エルボである必要がないなら、そのまま電気ボックス用のパーツのみで利用できると思います。14Sは内径がほぼ呼び径13の塩ビバイプと同じですから、塩ビパイプに接続することが可能のようです(シールテープを巻いた塩ビパイプを打ち込めばよいかと)。10Sはそのサイズの継手の中にすぽっと入る(接続はできない。呼び径13の塩ビパイプよりも細い)太さになっています。だから、うまく設置すればそれ単体で接触させずに呼び径13で作った排水配管にセットすることもできるかもしれません。まぁ、それはちょっとシビアだし、ビニルホースを利用するほうが簡単だと思いますけど。

 ただ、残念ながら、どちらも一般的なスチールラックの棚板の針金の間を通せるほどには細くはないですね。
 これ書いていてふと思い出したのですが、そういえば、細いパーツだと、ノールマってメーカーのポリアミド製の継手(RA)だったらスチールラックの間を通るんじゃないかな。ノールマ自体は、いくつか使っていますが、そもそもうちにはサーバーを乗せてるラック以外にスチールラックがないから(飼育用には使ってないから)、試したわけではないですが。
 ただ、これはメス側(凹側)のジョイントに手頃なのが見つけられていませんが………うーん、アクリルとか何かの樹脂板に穴あけしてタップで刻んで、薄い角ナットみたいなパーツを作れば(あと継手の高さを自分で調節すれば)、できるかもしれませんが。まぁ、管理人はいまのところやってないのでよく分からないです。ノールマのパーツ自体は、もともと、コンテナにこれをつけてオーバーフローにしよう(先日のオタマジャクシ用の棚ですな)と思って買ったものなので……側面だと、いまのところタップで刻んで、シールテープ入れておけば水漏れはないかな……ああ〜、内側にだけど垂直に立てるのもできたから、まぁできるのかな。

 話を戻しますが、今回はこのパーツを使おうと思っているわけですが、何が問題かとゆーと、この方式と低発泡塩ビ板を組み合わせたことが、過去なかったように思うわけです。他の板ならば問題にならないでしょうが、発泡塩ビ板では、パッキンで抑える方式だと水漏れしちゃうんじゃないのか?という疑問があるのですね。(ここでも発泡板の問題がっ(笑))

 というのも、実際に組み立てて調べてみればわかりますが、このソケット継手のようなもので挟む方式というのは、結局のところ水が漏れないようにしているのは、パッキンの機能によるものです。

 つまり、内側にパッキンをすれば内側のところで水が漏れなくなるから、水が溜まってブッシュの穴のところに水が来たときに流れるようになります。
 ですが、写真のブッシュの内側に残る厚みは3mm。これにパッキンをしたら、5mmちかくなってしまいます。あまり水を貯める高さがあるのは好みではないので、パッキンは外側のパーツに嵌めるとします。
 このとき、ブッシュと板の隙間を塞ぐものはないから、水はちょっとずつ浸み出ます。まぁ、泥とかが目詰まりすると、あんまりそこからは流れなくなるんですが、それでもやっぱり少しずつは漏れるものです。水ですから。
 ケースの内側は、ブッシュと板の隙間には何もないので、隙間から水が浸みでますが、しかし、ケースの外側は、パッキンがあるので、浸みでた水はソケットとパッキンに抑えられて隙間からは出ず、ソケットのネジの部分へと伝わって、結局はパイプの中へと流れていく。
 つまり、防水は、パッキンがしっかり働くことが前提となっている。基本的にはパッキンは信用できるのですが、それはちゃんと新しいパッキンを使って、その接触面が油や砂などで汚れていないとか、ちゃんと組み立てた場合の話です。 

 今回は、そもそも素材である低発泡塩ビ板が平滑ではないから、パッキンを押し当てただけじゃ隙間ができちゃって、隙間から水が溢れてくるのではないか、という懸念があるわけです。ソケットとパッキンの間は問題ないけど、パッキンと板のところが問題。平滑な、例えばガラスやアクリルであれば、この心配はないでしょう。でも、発泡塩ビ板って、表面がエンボス加工したみたいな感じなんですよね〜。

 強く締めれば問題はないかもしれませんが………あるいは、そもそもケース内部のほうのブッシュと板の間にもシリコン入れて締めちゃえばいいんじゃね?ってのも、作り直すときのこと考えないならありっちゃありではありかもしれません。

 まぁ、検証用のちっこい箱とか作ってみればいいのかもですが、いまのところはめんどいので、まー、パッキンと低発泡塩ビ板の接触面にシリコンを塗って隙間を埋めてしまって(パッキンを貼り付けてしまって)、ブッシュをはめ込むことにしようかなぁ、とか考え中。ここまでやるなら、なんか、ブッシュで固定する意味があんまり無いんじゃないの? 最初から塩ビ管を接着した板を貼り付ける方式で良いのではないの?という気がしなくはないですが……

 うーん、少なくとも底面に関しては、低発泡塩ビ板ではなくて、普通の塩ビ板を使うべきだったかもしれませんね(苦笑)
 そうすれば、全面に土とか砂とか入れられるのが作れただろうし………でもまぁ、別にそういうの作りたいと思わなかったし、今回はひたすら軽さを追求したからこそでしたから、しょうがないんですけども。

 もう六個作っちゃったから、まー、とりあえず、もう1年2年使って、問題点があるか、洗い出してみるといたしましょう。次の一個ぐらいは底面を塩ビ板で作ってみようかな……重量は677gぐらい増だし……いや、でもこの数百gが現実としては厳しいのですけどねー。

 今回はなんかビバリウム製作の中で使っていますが、なんとなく、この未来工業のパーツがもっとも有用なシーンは、コンテナを使ったときじゃないかな、と思います。

 よく知られていることですが、ポリプロピレン製であるがゆえに、コンテナは接着がほぼ不可能です。ポリプロピレン容器に排水系を確実に仕込めるのは、ネジのあるソケット継手でパッキンを挟み込んで固定する方法ならではでしょう(ほぼ、というのはポリプロピレン溶接棒などを用いて、異種溶接が行える技術があるならば、また別っぽいということです。管理人はチャレンジしない予定ですけども)
 ただし、大きいコンテナはその構造上、底面には強度を増すために格子状の補強の出っ張りがあるので、パッキンを入れるのは内側にするしかない場合が多く、4ミリぶんぐらいは、水が溜まってしまうかもしれないです。だとしても、排水経路を配管できるようになるのは確かです。余談ですが、導水性のある紐をちょろっと配管の中に入れつつケースのしたに敷くと、毛細管現象で水をじわじわ排水できたりします。

 管理人はコンテナビバリウムを作ってヤドクガエルを殖やしていた時期もありましたが(それこそ十〜七年ぐらい前ですか)、今は見て楽しみたいな、ということで、見栄えのよいケースで飼育するのをよしとしています。あれはあれで、よいものではありましたけれど、メインがあれってのもなんかな、みたいな。

 でも、予想以上に繁殖が上手く行っちゃってケースが足りなくなったとか、あと何より、検疫用の簡易ビバリウムが必要だとか、そういう場合は安価で、問題が起こったときに廃棄できる安価なコンテナは実に便利ですから、コンテナはコンテナでよいものだと思います。
 あと、初めて飼育するとき、本当にヤドクガエルの飼育が楽しいかどうかわからないし、でケースにお金をかけていいか踏ん切りがつかないな……なんてときに、いちどコンテナビバリウムを作るなら、排水系にこれを使うとよいかもしれません。まー、このへんもいずれビバリウムの作り方のページにまとめたいですね………十年前の写真とか書いてた文章とかあるけど、そんなんさすがに情報古すぎなんで、撮り下ろししないといけませんな……まぁ、検疫&上陸組ストック用に、一個作ろうと思ってましたし……

 もっとも、昔は未来工業のパーツを知らなかったので、普通にコンテナに穴あけて、それを下に設置した配管で受ける、雨樋方式でやっていました。実のところ、エアチューブのジョイントや、もうちょっと太いチューブ用などの、プラスティックジョイントを、ちょうどよい穴をあけたコンテナに打ち込んで、内側に出っ張ったところでカッターでカットするのでも、似たようなことできますからね。ヤドクガエルぐらいのだと、実はこのジョイント打ち込み方式で問題なかったりします。詰まりやすいのが玉に瑕だけど、詰まったらふーっと息吹き込めば案外どうにかなるし。簡単に抜けちゃうときはホットボンドで固定しとけばどうにかなります。

 たぶん、いえ、きっと他にも、もっと色々なこうした、メーカーのひとが想定していない使い方だろうけれど、こうして飼育に使うとすごい便利だぞ!みたいな面白いパーツがあるはず。たとえば、電気ボックスのレジスタなんかは、あれそのまんま通気口として使えますからね。メッシュ貼ってあるやつとかすらありますからね。

 そんな何かを求めて、ホームセンターやインターネットを渉猟する今日この頃なのでした。