クチサケヤモリは低温にさえ気を付ければ(低温にはすごく弱いですから、冬の移動とかは要注意な気がします。かといって高温にも強いという感じもありませんが。高温どこまで平気か!とか調べる気もないですが…………でも、大丈夫な温度の幅があんまりないってなると、…なんともメンドウな話な気もするなー、と一瞬は思いましたが、考えたらアイゾメヤドクガエルとかもそんな感じですよね。普通の熱帯の生き物ってことですか)、とても飼いやすいし、動きもゆるやかで、手に乗せると指にぴた!とくっついて隠れた気になることもあるのほほん具合が、なんとも愛嬌のあるよいヤモリですよね。ただし、ホントに低温には要注意だと思っていますが(<なにかあったんか)。
もともと魅力的だとは思っていましたけど、ひとたび飼い始めたら、管理人はすっかりこのヤモリが好きになってしまいまして、種親として、もうちょっといてもいいかな、いやもうちょっといてもいいかな、となにかにつけて買い足している今日この頃です。幼体の飼育も簡単だということが分かったので、なんかもうわさわさ殖やしたい。まぁ、成長してからは、オス同士は喧嘩する傾向があるようなので、計画性をもってやらなきゃいけませんけれども………。
ところで、このヤモリ、どれぐらいラインがあるんでしょうね? もともと棲息範囲がけっこう広いからでしょうか、外見上の違いも、けっこうあるような感じじゃないですか。そうだと聞いていたし、実際自分でもちょびっと殖やして成長させてみた感じ、たしかにバリアブルで色がであるというのではなく、ラインとして大まかな色合いは血統で決まってくる感じがします。
いちおう、ラインが違うって話のものは分けてキープしており、ブリーディングもしばらくは分けてやるつもりですが、そもそもアグリコラの分布はたしか地続きですから、そこまでロカリティがあるのかどうか…………ないならば、変化はクラインな感じか、偶発的なものでしょうから、そこまで分けたりしないで、むしろ好みで選抜してしまうのでよいのでしょうか。よくわからないな。海外の人々はどう考えているんだろう。このへんはまだまだ知識が足りないですね………。
過去に管理人が殖やしたやつは薄い緑がかった黄土色っぽい色をしたラインでしたが、今回の写真のは別のラインで、濃い緑色のもの。
これは模様にメリハリがあってこけこけした感じになるやつがいて、どんなのが出てくるのか、愉しめそうです(こけこけ=苔々。とうとつにとつぜんにこのサイトに出現てきとーな新語のひとつ。用例:こけこけしたカエルだ。このヤモリは、かなりこけこけしている。ヘラオヤモリはこけこけしいったらないね! この個体は、成長したらかなりこける(苔っぽくなるの意)よ、きっと! など。ヘラオヤモリ、コケガエル、チャホウアミカドヤモリなどに、勝手にそのときの気分で使うとよいのでわ?<誰が使うかっ)
もちろん、どっちの色も好きですけども。
たぶん………このへんの模様云々は、選抜でどうこうなるという感じではなくて、たぶん色合いとかは、ある程度寄せることはできても(ベースの色合いぐらいは寄るんじゃないかな)、模様はランダムなんじゃないかって感じがするので、個体差を愉しむという事になるのだと思います。もし寄せられるなら、それはそれでかなり面白いですが………。
なんにしても、これはもう何匹いてもいいし、好みの一匹が出るまでゆるゆると追求しつづけてやろう………と今日もプラケを改造するのでした(ケースの端っこにミスティング及び排水エリアを設けた、樹上棲ヤモリ用プラケを制作中。床材全体は適度に乾燥した感じでありつつ、プラケの端っこのミスティングエリア(用土はハイドロボール)だけは水飲み場として使えるとゆーシロモノ。小鳥用の水入れやコオロギ用の水入れを入れれば、それでよいんじゃないの?というのは指摘してはいけません?)