Dendrobates tinctorius “azureus”

 
 コルクって便利ですよね。タランチュラにも使えるし、ヤモリにも使えるし、トカゲにも使えるし、ビバリウムの素材にもなります。(でも、穴やくぼみのあるやつは、カギムシとかだと潜っちゃうから使わないほうがいいです。そういうのにはペラいのがよい。ていうか、カギムシが一番好むシェルターはタッパーウェアの蓋を放置したものや、湿度保持用に濡らしたミズゴケを入れてある容器の下とかな気ががする。杉樹皮、コルク、枯葉、タッパーウェアの蓋があると、だいたいタッパーウェアの蓋の下にいる。なんでかな………折角拾ってた枯葉とかの立場がない………)

 ただ、ビバリウムのように常時水がかかる場所では、コルクはかなり水を吸収して柔らかくなってしまいます。最初は水が染みこまないような感じがするものですが、ずっと水にさらされていると、これがかなりの量を吸収しちゃうのです。
 なので、今のところ経験はないのですが、ウレタンフォームの表面にコルクを埋め込み、かつウレタンフォームの表面をパテで塗装した上でポリウレタン系シーリング材を塗った場合、染みこんだ水がコルクを通して隣接するパテに浸透し弱くしてしまうのではないか?(剥離してしまうのではないか?)というのが気になっています。

 一年以上使ってる僕のビバリウムでは問題になってませんし、大丈夫なのかな、という気はします。でも、石膏系を使ったらダメそうだし、なんとなく気になるので最近はウレタンフォームで造形する場合には、コルクは埋め込まないようにしています。別にコルク埋め込まなくても、ポリウレタン系シーリング材だと、簡単にいろいろ付着させて良い感じのが作れますし。コルクは立て掛ければそれでいいですし………。

 もっとも、ビバリウム製作では、コルクを使わないのではなく、パテを省く方がよいような気もします(苦笑)
 ただ、パテで造形したほうが硬さが出るのは確かだし、判断の難しいところ。パテ自体は、さらにエポキシ樹脂やスチロール樹脂を塗布するとそれっぽく作れるから気に入ってはいるのですが。

 余談ですが、高圧洗浄機を使うと簡単に汚れを除去できるので、コルクをウレタンフォームに埋め込む場合はよいかもしれません。まぁ、管理人は面倒であんまり高圧洗浄機は使って無くて、普段は亀の子たわしで洗って、場合によっては煮沸消毒するぐらいで使っているのですけどね(それで問題はないとは思います)。
 というのも、確かに綺麗にはなるんですが、小さくて軽いからすぐ吹き飛んじゃうので、手に持ってやるしかないから、普通に全身めちゃめちゃ濡れるので面倒なのです…………冬にやるのは実に厳しい。