Orthriophis t. taeniurus CB2015/タイリクスジオ

ブラックレオパード(メラニスティック)*1、キャラメルハイポ*3、レオパード(メラニスティック+キャラメルハイポ)*1、ノーマル*1、ダメになった卵が1。

まぁ、ややメラニスティックの確率が悪いと言えば悪いですが、キャラメルハイポが4/7出ているので、総体的には悪くないかな。

ふーむ、真ん中のキャラメルハイポに少し、ブラックレオパードの特徴であるアベラントが影響しているかも?

もっとも、ホモ表現のブラックレオパードは、この比ではなく模様がアベラントを起こすもので、色合いも模様も何もかもが変わりますから、あくまでも気持ちそうかも?ぐらいですが。
メラニスティックがどれぐらい模様のアベラントを起こしているかは、ハイポ化したレオパード(桔梗屋さんが固定したので、桔梗屋さんがそう命名した)を見ればよくわかります。この写真の中の一番右の個体がそれで、ちょっとノーマルの個体の下に潜り込んでしまっていて見えづらいですが、ノーマル個体の右下や左のほうに見えるのがレオパードの体。スジオの名前の由来でもある下半身の模様が上塗りされて、黄色が目立たなくなっているのが面白いですね(幼体ではないですが、過去の投稿に全身写真とかあります

メラニスティックは、だいたい模様が乱れるものなのですかね。グレートプレインラットとかもそうですが……カラスヘビはどうなのかな。

この卵は、ダブルヘテロキャラメルハイポ&メラニスティック × レオパード(ダブルホモ キャラメルハイポ&メラニスティック)なので、つまり表現型でない個体もすべてがヘテロです。

キャラメルハイポの三匹は、どれもがヘテロメラニスティックでありながら、アベラントの度合いに差があるのが見て取れます。個体差レベルといいますか。もともと、メラニスティックはヘテロ状態でもやや体色を黒ずませたりするようだ……という話はありましたが、色はともかく、少なくとも模様のアベラントに関していえば、個体差が大きいようです。これが遺伝子から分離することができるものなのかどうかはわかりませんが、少なくともアベラントの度合いでメラニスティックのヘテロか否かを推測するのは無理そうだな、ということで(まぁ、前々からこのへんは桔梗屋さんからそうだって聞いてはいましたから、再確認ってだけの話ですが。ただ、黒ずむほうにしても、メラニスティックの遺伝子のヘテロ状態の表現なのか、分離できるのかは、まだ分かっていないんじゃないかな……わかってたかな。なんとなく分離できないんじゃないかな感はありますが、かといってそれで見分けられるのかどうかっていうとなおさら色合いには個体差や雌雄差ありますからねぇ)。