オケーティ／Okeetee
Okeetee＝Locality+Select
No Photograph
Okeeteeの発音はオケッティ、オケーティ、オケーティー、オキーティなど諸説あるが、此の頁では日本語表記はオケーティとして統一しておく。まぁ好きな風に呼べばよいんでないかと思う。犬の鳴き声は、ばうばう、だろうと、わんわん、だろうと、聞こえた風に書けばいいじゃないですか。
North Carolinaから、South Carolina、North Floridaまで棲息する個体から選抜して育成された品種。当然ながら広範囲に分布する個体群であり、隔絶されていないので他地域に対して変化は諧調的で、何処から何処にいるものがこういう特徴である、という風に厳密に地域分けすることは出来ないし、その近辺にいるものがすべて同じ傾向の特徴を持っている訳ではないという。
結果、広義的な意味の単語であり、此がオケーティで、此はオケーティではない、という様な区分も明確には存在しない。外見から”オケーティっぽいもの”、というのが普遍的な意味合いで用いられることもある。
有名な棲息地としてJasper County（ジャスパー郡）が知られ、純血系統として、此の個体群のみで系統維持したとされる系統も存在する。これらはJasper County Okeeteeであるとか、Jasper County Cornと呼ばれている。
関連品種
リバースオケーティ／Reverse Okeetee
ハイホワイト・リバースオケーティ／Hi-White Reverse Okeetee
バター・リバースオケーティ／Reverse Okeetee
Jasper County＝Locality+Select
No Photograph
Jasper County（ジャスパー郡）は、Okeeteeが作出される過程に用いられた個体群の一つとされる産地の名称。此処では、同産地からのみ地域に特有の特徴を持つ個体を選び出し、品種として系統化したものを指し示す言葉として限定する。
多義的に用いられる事もあるのだが、幾人かのブリーダーが敢えてこの名称を使う場合、Jasper Countyの個体群からのみ作られた純血の系統を指し示す言葉として用いている。
Jasper County系統を重んじる個人ブリーダーの方は、Okeeteeと此を区別しているようだ。こだわりなのだろうか。
個人的には別に美しければ、どんな名前でもよいと思うし、正直、他のオケーティなどと区別が付かないならば、わざわざ言い分ける事に意義を見出せないので気にしなかったかもしれないが、内実、この名前を関している個体には、何やら美しいものが多いので無視できないというか、侮れないというか、なんというか………。
どこら辺が違うかというと、どうも、全身が橙色というよりもチェリーレッドに近いものが多いように思う。それから、色合いが均一なものが多い。とはいえ、此らは現在知られているものの特徴であって、品種の特徴でもないと思うのだが……。
Abott's Okeetee＝Okeetee+Select
Abbott'sというのは、Abbott & Costelloで凸凹コンビ、という様な意味合いがあるがその単語とは関係なく、作出者の名前に由来する。
選別交配を重ねて作出した品種で、黒い縁取りをより深く濃くして行く方向で交配が進められ、好みは分かれるかもしれないが、華やかさと明瞭な模様が醸し出す成体の風格は一目に値する。多くのブリーダーが、氏のStrainから繁殖させ、その名を冠した品種として販売している。